メディア: CDリリース情報
PCD-24836 Dance Party Album
2019.04.25
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シカゴ・ハウスの原点がここに!!ハウス・ミュージック前夜のダンス・パーティー・ミュージックの貴重な記録が遂に世界初CD化!
世界で最初のハウスレコードです!
世界で最初のハウス・ミュージックが奇跡のCD化
ディスコからハウスへと変わる瞬間がコレだ!――野田努(ele-king)
オリジナル・アナログ盤は入手困難!シカゴ・ハウス・フリークは言うまでもなく、ニュー・ウェイヴや、エレクトロ、ディスコ好きにもオススメの、正しく”ダンス・ミュージック”な大傑作!
シカゴ・ハウスのオリジネーター、ジェシー・サンダースと、名門レーベルTrax Recordsにも作品を残すヴィンス・ローレンスによるプロジェクト、Z・ファクターが、アナログ盤のみで1984年に500枚プレスでリリースした名盤『Dance Party Album』が35年の時を経て遂にCD化が決定!808によるエレクトロなリズムトラック~イタロ・ディスコ/ニュー・ウェイヴなシンセ、303を巧みに操ったベースラインなど、様々なジャンルの音楽からの影響を感じさせつつも、そのどれとも違う“オリジナル”なもの作り出した~シカゴ・ハウス誕生前夜の記録が記された1枚であり、世界中で愛され続けるダンス・ミュージックの原点、そして魅力が詰まった歴史的名盤だ!
PCD-27040 Rock & Roll Fantasy
2019.04.24
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デヴュー・アルバムが『ブルース&ソウル・レコーズ』誌のベスト盤に輝いたW.C.カラスが、スライド・ドブロ・ギターの名手Chihana(チハナ)と組んだロックファンにも衝撃となるバンドWILD CHILLUN(ワイルドチルン)『Rock & Roll Fantasy』の登場だ!!
ヤサグレたカラスにChihanaの繊細なギターが絶妙に絡みつく。メーターも振り切った血湧き肉踊るハード・スワンプ・ロックン・ロール・アルバム! 支えるのは岡本雅彦(元アンジー、現G.D.FLICKERSなど)+宮坂哲生(夜のストレンジャーズ)の極太のリズムセクション。サザンROCK・SOULファン、アメリカーナ、JAMバンドファンにも嵌ること間違いなし、日本人によるアメリカン・ルーツ・ミュージックの金字塔! 大音量で聴くべし!
■WILD CHILLUN
★W.C.カラス(Vo.Gt) ★Chihana(Gt.Vo)
★ 岡本雅彦(Ba.):元アンジー。現在はWILD CHILLUNのほかG.D.フリッカーズ、高樹町ミサイルズ、ARBサポートなど
★ 宮坂哲生(Dr.):WILD CHILLUNのほか夜のストレンジャーズ
カラスの夜鳴き──
WILD CHILLUN(ワイルドチルン)はW.C.カラスのパーマネントバンドとして結成、以前よりツアーを共にすることも多い盟友Chihanaに加えロックンロール畑のひとといってよい岡本雅彦(ex.アンジー)、宮坂哲生(夜のストレンジャーズ)を迎え入れた。
カラスはブルース歌手のイメージが強いようだが実際は枠に収まり落ち着くのを好まず、常々新しい方向性を模索している。此度のアルバムはカラス流ロックンロールを標榜した。
冒頭、「Rock & Roll Fantasy」 はアルバムリード曲として渾身である。狂的に始まりやさしいブリティッシュロック風味のBメロからカントリーフレイバーのあるギターソロそしてスライドギター、最後はオルタナソウル、カラスの全力シャウトでバンドの得意技をぶちこんだ。
歌詞の世界観もカラスの美意識を強く押し出したものとなっている。
オルタナ色を意識的に加えてあるが全体をみればロックンロールアルバムといってまず差し支えない内容になった。
強いサウンドの中にもペーソスが必ず含まれていてカラスのこれまでのソングライティングのやり方はその部分において踏襲されている。
またバンドの特徴としてChihanaの女声コーラスを強く押し出しポップ味を加えてある。
最後、Chihanaの「Marvelous」はカラスとのコーラスも実に美しく感動的なfinishとなった。
インディペンデントであっても斬新で真に良いものを創れば何かが巻き起こると信じ、時間と手間をかけ全身全霊を傾けて制作したアルバムである。
PCD-17801 Hallelujah – The Songs Of Leonard Cohen
2019.04.16
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大人気の英エイスのソングライター・シリーズの最新作は、その死が大いに惜しまれるカナダの桂冠詩人、レナード・コーエン編! 彼自身は録音しなかった2曲を含む、選りすぐりのレナード・コーエン・カヴァー作品集!
「自分の曲が誰かにカヴァーされること以上に光栄なことはありません。私には所有権という感覚がないのです。それは、おそらく楽曲というものは解釈を通じて風格が備わっていくと理解されているフォークシンガーとしてやってきたことに由来しています。カヴァーされるということは、その楽曲が優れているしるしと感じています」と、かつてレナード・コーエンは語っていた。ジェフ・バックリィによる「ハレルヤ」の崇高なカヴァーで幕を開け、コーエンの弟子ニック・ケイヴによるラディカルな「雪崩」の改訂版で幕を閉じる。コーエンの楽曲をはじめて録音したアーティストとなる、フォークの女王ジュディ・コリンズによる1967年の「さよならは言わないで」から、2007年のマリッサ・ナドラーの「フェイマス・ブルー・レインコート」の魅力的なカヴァーまで、コーエン作品のすばらしさを、50年に亘る多種多様なアーティストによる18のカヴァーを通じて堪能できるコンピレーション。
PCD-24827 You Can Fly On My Aeroplane
2019.04.16
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“シティ・ソウル”最新ストレート・リイシュー! オハイオ産極上メロウ・ソウル大名盤が紙ジャケット仕様で装いも新たにリイシュー決定!そのメロウなサウンドはもちろんのこと、秀逸なジャケットデザインは発売から40年を超えても色あせることない永遠のマスターピース!
「米国はオハイオ州のローカル・グループ、ウィーが、1977年に地元のインディ・レーベルから人知れずリリースしていた唯一のアルバム。人種混成の5人組によるクロスオーヴァーなポップ・ソウルは、2008年に初めてリイシューされると世界中で話題の的に。リーダー格のノーマン・ウェストサイドは甘茶ソウル・グループ、フォー・ミンツのアルバム制作に携わっていたこともあり、スウィート・ソウルはもちろん、AOR/フュージョン・ファンまでをも唸らせました。モダンなソングライトと、インディ作品ならではのガレージ・サウンド、そして素晴らしいデザインのジャケットにも魅了される、あまりに早すぎたシティ・ソウルの名盤をいま、再び!」
──小渕晃(元bmr編集長/City Soul)
PCD-24831 Maraca Soul
2019.04.16
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真冬も常夏へ変えてしまう最高にご機嫌な1枚! スティーヴィー・ワンダーによる「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」のカヴァーを筆頭に、総勢15名からなるメンバー達が放つキャッチーかつ豪快な激パーティー・チューン・ジャズ~スカ・アルバム!
スティーヴィー・ワンダーによる誰もが知る「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」、を筆頭に、レイ・バレットによるラテン・ファンク・クラシック「Soul Drummers」、ザ・スカタライツでお馴染みの「Hot Cargo」、そしてニューオーリンズの代表的なフォークソングとして知られる「Iko Iko」などのカヴァーを収録!
PCD-24828 Straight Ahead
2019.04.16
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AOR、シンセウェイブ、ブギー、バレアリック…様々なスタイルのハイブリッドかつ超ハイクオリティの音楽性と世界的な再評価も著しいニュー・エイジ~アンビエント的世界が融合!極上ライト・メロウ meets ニュー・エイジ~バレアリック至宝盤がついに世界初CD化!
どこまでも伸びやかな女声ボーカルをフィーチャーしたオーストリアのライトメロウ・ユニットZenitが1986年に地元SPRAY RECORDSから発表した3rdアルバムで、近年に至るまでは隠れ名盤としてオリジナルLP盤が高値で取引されるコレクターズ・アイテムであったところYouTubeのオートプレイによるレコメンドをきっかけに幅広い世代や嗜好のリスナーから注目を集めた現代の潮流における決定的存在とも言える1枚!
激ヤバキラーなニュー・エイジ・ファンクM8「Waitin’」をはじめ、Future Funkファン感涙のスーパーシャイニーなM1「Colours In My Head」、M2「Different World」、シティポップ~フュージョン・リスナー狂喜必死なM6「Come On And Try」など、アルバム全編に渡ってため息モノの超絶クオリティ…! AOR~ライトメロウ・ファンにもドンズバ的内容であることはもちろん、〈Vaporwave以降〉 の“今”の音楽を求める全てのファンに捧ぐ超注目盤!
PCD-24830 Tasmania
2019.04.16
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“テーム・インパラの兄弟バンド”=ポンドのポップ化ここに極まれり!盟友ケヴィン・パーカー(テーム・インパラ)のプロデュースにより、またも大傑作を完成!
超ドリーミーなモダン・サイケデリアと洒脱なメロウネスが溶け合うバンド史上もっともキャッチーなサウンド! もはや“豪州版フレーミング・リップス”といっても過言ではないスケールのバンドへと進化した!
元テーム・インパラのニック・オールブルックを中心とした豪州パースのサイケデリック・バンド=ポンド。ケヴィン・パーカーもかつて在籍し、今もメンバー同士の活発な相互サポートがあることから“テーム・インパラの兄弟バンド”としてもお馴染みの彼らが、通算8作目となるニュー・アルバムをリリース! コートニー・バーネットなどを要するUKの大注目レーベル〈Marathon Artists〉に移籍しての2作目となる本作は、ポップに大化けした前作『The Weather』の路線をさらに突き詰めたバンド史上最高に軽やかでキラキラでキャッチーな大傑作! 今回もケヴィン・パーカーがプロデュースを手掛けたことでテーム・インパラ『Currents』と共通するムードを大いに感じさせながら、ポンドならではのキッチュなユーモアや人懐こさ、カラフルな祝祭感が過去最高に楽しめます! 初期の“カルトな轟音サイケバンド”のイメージとはまったく異なる地平に到達した彼らは、まるでフレーミング・リップスの歩みを見ているかのようで・・・嗚呼、愛おしい!
https://www.youtube.com/watch?v=Ap2gStsDZZo
https://www.youtube.com/watch?v=7dtptXFjjB0
PCD-24832 Passport
2019.04.16
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その卓越したテクニックはスナーキー・パピーのようであり、その重厚なサウンドはヒプノティック・ブラス・アンサンブルに匹敵する! N.Y.ブルックリンの音楽シーンを席巻している気鋭プレイヤーが集結した話題のジャズ・ブラス・バンド=ハンタートーンズ新作!
ジョン・バティステやリオーネル・ルエケが賞賛し、バンダ・マグダのマグダ・ヤナクゥがプロデュースした大注目作!
抜群のミクスチャー感覚、卓越したテクニックが冴えに冴え渡る新世代ジャズバンド! ジョン・バティステ&ステイ・ヒューマンの一員としても活動するトランペット&スーザフォン奏者ジョン・ランプリーを核にオハイオ州で結成、現在はN.Y.ブルックリンを拠点に活動する6人組ジャズ~ブラスバンド、ハンタートーンズ。グラミー賞の受賞でもお馴染みのスナーキー・パピーのメンバー、ジャスティン・スタントン、バンダ・マグダの小川慶太などをゲストプレイヤーとして迎えた本作は、何層にも重なる野太いホーン、グルーヴ感満点のリズムを武器に、実に作り込まれたサウンドが披露された文句なしの内容!
PCD-18030 サンキュー・マイ・フレンド・アンド・マイ・ファミリー
2019.04.10
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ストレートな歌詞に直情的なロック・サウンド!FUJI ROCK FESTIVAL’18「 ROOKIE A GO-GO」を揺るがし、eastern youth、KING BROTHERS、GEZAN、My Hair is Badなど日本のロックシーンを牽引してきた幅広い世代のバンド達とも競演し、全国各地のライヴハウスで毎日の様に掻き鳴らす東京インディー・シーンの爆弾ボーイズ“突然少年”1stフル・アルバムがついに発売決定!
「僕たちはひとりだし、ひとりじゃない。肩なら貸すし、寄り添うし。はがゆさも涙も怒りもぜんぶまとめて。」
ロックが友だち、ロック・バンドで友だちづくり! おっさん、おばさん、ヤンキーにもギャルにも、お茶の間までに響かせる2019年の決定盤! ワクワクとドキドキ、ゾクゾクまでもが混在する。溢れ出る笑顔と流れる汗、湧きまくる興奮。西東京のソウルフルな若者4人組ロック・バンド、ライヴ・モンスター突然少年、挨拶代わりのフル・アルバム。2010年代オーラス、平成最後のロック・バンド突然少年です。
PCD-26072 mikazuki
2019.04.08
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クールでスタイリッシュな佇まいのなかからこぼれ落ちてくるたっぷりのメランコリーとロマンティシズム。叙情と高揚感が同居した、真にエモーショナルな唯一無二のインストゥルメンタルを奏でるバンド、GROUP、じつに15年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『mikazuki』!
■日本のポストロックの先駆者の一組にも数えられるインスト・バンド、GROUP。しかし、彼らが奏でる音楽はポストロックとは言いがたい。彼らが奏でるのは、途方もなく感動的な“ただの”インストゥルメンタルである。現在のメンバーは、タケヒサ(g)、イゲ(g)、イシカワ(b)、テツロウ(ds)、ハンチョー(tp)、ケンジー(ss)の6人。本作は、歌心あふれるエモーショナルな音楽で多くのファンを魅了してきた彼らの、じつに15年ぶりとなるニュー・アルバム(通算第3作)である。
■メンバーの脱退~交代などもあり、前作『Before Turning Off the Light』(2004年)から15年もの歳月が流れてしまったが、さまざまな感情を喚起する起伏に満ちた音楽は健在。有機的に絡み合う、情感あふれる2本のギター、ときに清々しい表情を見せる、むせび泣く2本の管、繊細かつダイナミックに躍動するドラム&ベース……。計り知れない訴求力をもって迫ってくる、ひたすらにすばらしい傑作が誕生。ふたたびあの音に酔い、泣き、笑い、感動に打ち震えるときがやってきたのだ。なんと美しく、優しく、切なく、狂おしく、雄弁なインスト音楽だろう。名状しがたい感動が押し寄せてくる……。
■録音&ミックスは、skillkillsや幾何学模様などを手がける君島結(ツバメスタジオ)。ヴィヴィッドかつアナログの温もりあふれるサウンドにも注目してほしい。
■前作『Before Turning Off the Light』につづき、鬼才映像作家、大月壮がカヴァー・アートを担当。ノスタルジックかつ新鮮な、なんとも味わい深いデザインに仕上がっている。
15年前っていうとiPodを持ち歩いてた頃だ。ずっと前のような気もするし、つい最近のような気もするなぁ~って思いながら新作を聴かせてもらってたらジーンとココロに来るものがありました♡。ずっと聴いてられるけど…次も15年後とは言わず、早めに夜露詩句デス!!!
會田茂一
ニューアルバム、おめでとうございます!私もいつかこんな洗練された、すごく調和のとれたバンドをやりたいです。あとはギャルバンもやりたいです。還暦過ぎた頃かな。お手本にさせていただきます!
石橋英子
音楽の事をよく知らないままこんなところまで来てしまった。
知り合いだから言うわけじゃないよ。
この15年ぶりに嫉妬してる。
進んでく音が……俺には聞こえる。
KILLER-BONG
GROUPが聞ける幸せ。叙情、侘び寂び、気品と紳士的ジェントルな佇まい、メロディ、ハーモニー、テンポ、グルーヴ、それら全てが日々の生活と年月、時代との調和の中でより味わい深く彩られているようだ。柔らかで軽やかな詩情の音楽達。なんども、なんどでも、くりかえし、くりかえし、、、
COMPUMA
15年ぶりの新作完成、おめでとうございます!GROUP以前からの活動もありながら、ここまで来ること自体、今の自分を振り返っても思うことではあるが、普通の感覚では、無理!と感じてしまう。持って生まれた好き心と出会いは止むものではない、ということなのか。いや、正体はベールに包まれているようではあるが、マゾヒストに違いない。真物であるがゆえの瘴気が行間から立ち上り、こちらの不能を嘲笑い、マゾヒストが変態であるとか何とかいうより、実に確かな営みの肌触りが伝わる。そんな素晴らしい音楽!勝手なことを言ってすみません!!
佐藤ビンゴ(VICE JAPAN, 54-71)
GROUPの演奏を聴いた夜に悪い夜はない。
その夜だけは、悲しみも些細な出来事も、あらゆるものが輝いて。
曽我部恵一
俺がGROUPを知ったのは18歳の多感な時だったと思う。その頃はPOSTROCKというジャンルが流行っていたのもあって購入した。一瞬で感情を掻きむしられるサウンドに魅了された。そして気がつけば毎日のサウンドトラックになっていった。曲をかけては色んな所に行き、当時好きだった女の事を思った。LIVEにも行った、そしていつかこんな大人達のように音楽に向き合い、素晴らしい曲を作りたいと思った。もはや言葉ない人生観にすらなった。それから十数年の時が流れ、GROUPのメンバーのケンさんと内田さんとは同じバンドのメンバーになった。GROUPとも対バンした。メンバーのBARにも酒を呑みにいった。
今思い返すと彼らの音楽に不思議な魔法がかけられていたんだと思う。それが俺に、今のお前は腐ってないか、クソな大人になっていないかと、音楽を愛してるかと問いかけていたからだ。
時は流れる、確実に。誰も止められない。誰にも本当に止められない。俺も成長し、変わって行った。
それでも事ある毎にGROUPのCDだけは聴き続けた。もう盤面も傷だらけで最近聴いたら記憶のようにSKIPして飛んでいた。
新しいCDを買おうと思っていた矢先のこの出来事だった。正直聴くのが怖くもあった。
まるでtrainspotting2が良くなかったらどうしようと思ったように。
でもそれは間違いだった。俺は進まなくちゃ行けないし、聴かなくちゃいけない。
一曲目で久々に音楽で涙が出ました。何も言う事なんてないです。これが聴きたかった。
先輩方、これからもまたずっと聴きます。そして応援してますし、LIVEに行きます。REALファンより
田我流
ニニロッソ的な夕焼けの海を思わせながらも、実は強烈にアーバン。そんな不思議な光景が、このアルバムを聴いていると、ウニウニと浮かんできます!
中原昌也(Hair Stylistics)
誰もいない冬の海、遠くに不気味にそびえるガスタンクのシルエット、国道沿いの夕暮れ。記憶の奥底に張り付いたまま、いつどこで見たのかも思い出せない風景みたいに、瞬間と永遠が同居した美しい演奏。
15年前の前作も改めて聴き返してみたらまったく色あせていなくて最高ですが(「LINE」が本当に好きです)、今作もきっとそうなると確信しました。うっとりしながらリピートします。
VIDEOTAPEMUSIC
ハイハット4つ半で景色が変わり 悪魔がアルペジオを重ねハーメルンの笛吹きが旋律を奏でる頃から ご先祖様の重低音が聴こえてくる。心を乱す為だけのアンサンブル。どうか 君達の耳で確かめて欲しい。
柚木隆一郎
GROUPの楽曲には独特のcoda・終結部分がある。バンドの音が一旦鳴り止んだあと、圏さんのギターだけが残ってリフレインしているところへ、石川くんのベース、ハンチョーとケンジーの管楽器が静々と入ってくる。あの時間を超越したテープループのような残響と反復が鬱々とした日常をリセットしていく瞬間、私は不覚にも「Yeah!」などと絶叫してしまう。素晴らしい!GROUPには歌手がいない――客演することはある――のだが、このバンドの音を聴いていると(たったいま新譜を拝聴している!)歌に対する熱意が込上げてくる。メンバーのケンジーが本作のレコーディングに入る直前、フレッドニールのレコードを小脇に抱えて飲み屋に入ってきたことと、このGROUPの新作の質感(=歌手不在の歌)には何かしらの因果関係があるに違いない。Yeah!
渡邊琢磨(音楽家)