メディア: CDリリース情報
PCD-24564 Trilogy In Funk
2017.02.01
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ベース・ミュージックの進化は止まらない!グルーヴ感満点のブラジリアン・トラックから、ウネリの効いたPファンク・サウンド、もちろんドープな本家グライムまで!越国境的なサウンドとデザインが描き出す一大絵巻が今作『Trilogy In Funk』だ。
グライム/ベース・ミュージック・シーンが誇る若きマエストロ、スウィンドルが、世界中を飛び回るツアーの中で受けたインスピレーションを反映させた入魂のニュー・アルバムが完成!
ブラジルのサンパウロ、アメリカのロサンゼルス、そしてイギリスのロンドンで収録された3部作「Connecta」、「Funk & Grime」、「Purple Walls」をまとめ上げたのが本アルバム。マーラ主宰のDeep Medi Musikからのヒット・アルバム『Long Live The Jazz』や、あのジャイルス・ピーターソン主宰の名レーベルBrownswood Recordingsから放った傑作シングル「Walter’s Call」で見せつけてくれた生楽器を効果的に配したブラジリアン/ラテン・トラックから、前作『Peace, Love & Music』でも大々的に披露していたPファンク・サウンド、そして原点に立ち返った緊張感溢れるグライム・トラックまでと、これまでのスウィンドル・サウンドの全てが網羅されている濃密極まりない集大成アルバムだ。
PCD-17761 Home: One Special Night at the Kimmel Center
2017.02.01
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ロバート・グラスパーが総監督!ネオ・フィリーの名トロンボーン奏者が超豪華ゲストを迎えた至福のライヴ!極上スタジオ新曲も収録!
<参加アーティスト>
マーシャ・アンブロージアス/エリック・ロバーソン/トゥイート/ビラル/ケニー・ラティモア/テイク6/ブラック・ソート(ザ・ルーツ)/トロンボーン・ショーティ/ウィル・ダウニング/キム・バレル/ナジー etc..
マイケル・ジャクソン、アース・ウィンド&ファイアー、ジェイ・Z、エリカ・バドゥ、ジル・スコットなど名立たるアーティストのホーンズを彩り、ネオ・フィリー界隈を中心に活躍してきた名トロンボーン奏者、ジェフ・ブラッドショウのShanachie 移籍第1 弾アルバムを日本盤化!地元フィラデルフィアの格調高いキメル・センターで2014 年5 月28 日に行われた夢の超豪華ライヴの模様を実況録音した作品で、ジェフ自身の楽曲はもちろん、ボビー・コールドウェル「Open Your Eyes」、ミュージック・ソウルチャイルド「Love」、ザ・ルーツ「Break You Off」、デバージ「All This Love」、ウォー「The World Is a Ghetto」といった名曲カヴァーも披露。ジェフの人望の厚さを証明するかのように上記オールスターが入れ替わり立ち替わり登場し、メロウに、スムースに、ファンキーに、ゴージャスに、各人の持ち味を発揮した快演を連発する至福のパフォーマンスが味わえます!本作のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたロバート・グラスパーがエレピを弾くネオ・フィリーな「All Time Love」のスタジオ録音ヴァージョンも必聴!
なお、2016 年12 月現在、ジェフは保険適用外である深刻な憩室炎を患い入院中。その高額な治療費をクラウドファンディングで募っており、本作のリリースがその一助となることを願うばかりです。
PCD-24591 Breaking The Rule
2017.02.01
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HOT, HOT, HOT, RHYTHM AND SOUL!!!!!
ココ・ジャン・デイヴィスのダイナマイト・ヴォイスにノックアウトされること間違いなし!! ヨーロッパ・ナンバー・ワンとの呼び声も高い、現行R&B/ソウル・シーンの最注目バンド、ジ・エキサイトメンツ!
パワフルきわまりない女性シンガー、ココ・ジャン・デイヴィスを擁するスペインのバンド、ジ・エキサイトメンツ。2010年のデビュー以来、50年代末から60年代のR&B/ソウル・スタイルの音楽でじわじわと注目を集め、フェス出演やツアーでヨーロッパ各国を巡業してきた彼らのサード・アルバム。ニューオーリンズR&Bスタイルのアルバム・オープナーにしてリード・トラック「The Mojo Train」や、初期アイク&ティナ・ターナーを彷彿させる(ココは見た目も若き日のティナ・ターナーのようだ)「Everything Is Better Since You’ve Gone」等々、ワイルド&フランティックなリズム&ソウルがぎっしり! ガレージ好きやモッズも必聴!
TUGR-029 Abysma
2017.01.26
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LA が誇る稀代のビートメイカーBaths によるアンビエント・ミュージックに、よりフォーカスしたプロジェクト=Geotic( ジオティック)。日本でも絶大の人気を誇るあのTycho を擁するGhostly Internationalより遂にオフィシャルパッケージリリースが決定!!
アンビエント・ミュージックの概念を拡張させ、音楽史を塗り替える“アンビエント・ダンス・ミュージック”が誕生!
Geotic ことWill Wiesenfeld(ウィル・ウィーゼンフェルド)の持ち味でもある、余りにも美しいファルセット・ヴォイスに心躍るビートを効かせたM2″Actually Smiling”, ここまで美しく心を打つ音楽には滅多に出逢うことはないM4″Billionth Remnant” など、2017 年を象徴する楽曲群。
PCD-17759 Elwan
2017.01.26
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<砂漠のブルース>の伝道師=ティナリウェン、世界待望3年ぶりのニュー・アルバム!!
なんとカート・ヴァイルをはじめとするUS インディ・シーンの良心たちも参加!不変の魅力を放つ骨太ティナリウェン節と幻想的な音響美が完璧に調和した砂漠のブルース最新章!
トム・ヨークやサンタナ、ロバート・プラント、ブライアン・イーノにボノまでをも虜にし、2012 年にはグラミーも受賞。トゥアレグ族の誇りを胸に<砂漠のブルース>を世界に知らしめた闘争のカリスマ=ティナリウェンが、ド迫力の名作ライヴ盤『不屈の魂~ライヴ・イン・パリ』のリリースを挟み、2014 年の前作『エンマー~灼熱の風~』以来3 年ぶりとなるスタジオ・アルバムを完成!前作ではジョシュ・クリングホッファー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)の参加が話題を呼んだが、今回のゲストもまた実に気の利いた人選。カート・ヴァイル(Tr. 1 & 11)、マット・スウィーニー(Tr. 1 & 8)、アラン・ヨハネス(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジなど:Tr.8)がギターで、さらにマーク・ラネガン(クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジなど:Tr.11)がヴォーカルで参加している。米ルーツミュージックの郷愁と流浪の民の寂寥を優れたセンスで描き出してきた彼らとティナリウェン・サウンドの相性が悪いはずがなく、実に聴きごたえのあるコラボとなった。本作のレコーディングはモロッコ、フランス、そしてアメリカの3 ヶ所で行われ、ライヴ盤で異彩を放っていた「Tiwayyen」のスタジオ録音版も初収録。砂塵が舞うように強靭なグルーヴが渦巻く楽曲と、心に静かに沁み渡る牧歌的な楽曲というお馴染みのティナリウェン節の魅力はそのままに、グッと立体感を増した豊かな音像から立ち上る幻想的なムードがティナリウェンのサウンドをますます孤高たらしめている。<砂漠のブルース>の圧倒的最高峰は、本作によってまたしても他の追随を決して許さない高みへと到達した!
PCD-25216 NEO TOKAI ON THE LINE
2017.01.20
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tha BOSS(ILL-BOSSTINO)やDJ RYOWらとのコラボで、その名をさらに幅広い層に広めているNEO TOKAI / TOKAI DOPENESSを代表するラッパー、YUKSTA-ILLの約5年ぶりとなる待望のセカンド・アルバム『NEO TOKAI ON THE LINE』! CAMPANELLAやSOCKS、PUNPEEらが参加!
◆ C.O.S.A.やCAMPANELLA、そして本陣であるクルー、RC SLUM / SLUM RCのリリースでにわかに注目を集めている東海シーンから、そのRC SLUM / SLUM RCの中心メンバーでもあるラッパー、YUKSTA-ILL(ユークスタ・イル)の実に約5年ぶりとセカンド・アルバム、その名も『NEO TOKAI ON THE LINE』がついにリリース!!
◆ 2011年リリースのファースト『questionable thought』から東京のビートメイカーとコラボしたEP『Tokyo Ill Method』(13年)、本作への前哨戦となるミックス作品『MINORITY POLICY』とコンスタントに作品をリリースしながら、CAMPANELLAやMIKUMARIら同胞たちの作品を始め、tha BOSS(ILL-BOSSTINO / THA BLUE HERB)やDJ RYOWらの作品へも参加し、その名を確実に広めていき、2015/16年はSLUM RCとして『WHO WANNA RAP』、『WHO WANNA RAP 2』を発表。またISSUGIやMASS-HOLEが中心となって結成されたコレクティヴ、1982sにも名を連ね、着実にYUKSTA-ILLの名が全国区に広まっていく中での正に待望なリリースとなる!
◆ アルバムにはそのCAMPANELLA、そして同じ東海地区の看板を背負い、活動するラッパー、SOCKSが参加。またPUNPEEを筆頭にRAMZA、MASS-HOLE、OLIVE OIL、OWL BEATS、DJ SEIJIといった日本のシーン屈指のビートメイカーが集結!
◆ Olive Oilのプロデュースによる本作からの先行カットとなる“KNOCKIN’ QRAZY”を筆頭に名刺代わりとも言えるMASS-HOLEのプロデュースの“STILL T”、振り幅広めにメロウなトラックも流麗に乗りこなしたPENTAXX.B.Fのプロデュースによるグッド・メロウ“OVERNIGHT DREAMER”、某NBAプレイヤーのセリフを引用したPUNPEE x SOCKSとのジョイント“LET’S GET DIRTY”、MCバトル・ブームに一石を投じる“GIFT & CURSE”等々、YUKSTA-ILLのMCとしてのセンス/スキルを駆使した全15曲(+α?)を収録!!
https://youtu.be/Otmi7ajlJA0
https://youtu.be/dgU2_fgKdDs
< REVIEW >
YUKSTA-ILLのラップを聴いたら分かることがある。ラップが産まれた幾つかの理由とYUKSTA-ILLが見ている世界の断片。RAWで固いどこかと地続きの短編。紙とペンがない時代に石版に刻まれた言葉の理由。三重の鈴鹿という街の景色。一人のラッパーの歴史と未来。TYRANT / SLUM RC所属、NEO TOKAI DOPENESSを代表するMCであり、そのラップはインダストリアルなエリアに希望の光を照らす。自身の葛藤と取り巻く環境をHIP HOPという共通言語を使いHOODにTOKAIにそして世界に届け続ける。
TOKAIの鈴鹿で産まれたグループB-ZIKから始まったキャリアの中で決して少なく無い数の作品をリリース。TYRANTとしての「KARMA」、ATOSONEとの「ADDICTIONARY」のリリースと幾つかの苦難と勝利を経て、1stアルバム「QUESTIONABLE THOUGHT」をRCSRECS. / WDsoundsよりリリース。そのRAPはYUKSTA-ILLという存在と彼の見る世界を広げて行く。その後WDsoundsよりPUNPEE、16FLIP、GRADIS NICE、ONE-LAW、KID FRESINO、BUSHMINDをトラックメーカーに迎えたEP「TOKYO ILL METHOD」のリリースやtha BOSS (THA BLUE HERB)をはじめ数多くのアーティストの作品への参加を経て、P-VINEより2ndアルバム「NEO TOKAI ON THE LINE」を2017年2月2日リリース。
YUKSTA-ILLという存在は日々のストラグルも小さなトピックも新たな色に輝かせる。アスファルトの街を鮮やかに塗り替えながら今日もYUKSTA-ILLはスピット&ランを続ける。
—– COTTON DOPE
< LINERNOTES >
TYRANT、SLUM RC、そしてSOLO WORKS。
NEO TOKAI/TOKAI DOPENESSを掲げてやり続けてきたことが、一つの形としてここに結実。
リアルなHIPHOPの背後にはリアルな街とCULTUREがある。
YUKSTA-ILLという一人のラッパーを形成してきた街とCULTUREの叙事詩的ストーリー・アルバム。
東海HIPHOPの真実の姿。
何がNEOであり、何がFUTUREであり、何が現在なのかという問いに対するアンサーを知りたければ、このアルバムは避けて通れない。
純度100%のHIPHOPが、音楽としての密度と強度を手に入れた重要作品。
YUKSTA-ILLのラップは、コートを舞うアレン・アイバーソンのように、NEO TOKAI ON THE LINEを疾走する。
—– TRASMUNDO 浜崎
PCD-24590 Tomorrow 2 Yesterday
2017.01.20
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このアルバムこそインディ・ソウル人気の火付け役として知られる伝説の1枚!!インディ・ソウル史上最も「歌える」グループながら、CD入手困難、デジタル未流通とファンを泣かせてきた世界的レア盤が、リイシュー決定!!
その名の通り良質なインディーズ産のソウル/R&B を指す「インディ・ソウル」というサブ・ジャンルが今でこそ広く浸透している中、インディ・ソウルの過去をさかのぼれば、必ずや名前の挙がる伝説の1 枚が、このレイテッド・R『Tomorrow 2 Yesterday』!!「 インディ・ソウル」という言葉自体が陳腐に思えるほどに、メジャー作をも凌駕する歌力真っ向勝負で挑んだ好盤ながら、CD は世界的に入手困難で常に高額取引の常連、しかもデジタルも未流通と、数え切れないR&B 愛好家達が涙をのんできた幻の1 枚。しかし、この度アーティストとの正式契約の元、待望のリイシュー!! 全国のR&B リスナーの皆様、大変お待たせ致しました、やっと聴けます!!
90 年代のR&B グループは、ジョデシィ、ブラックストリート、ボーズⅡメンだけではなかった!! ソウル/R&B の聖地オハイオが生んだ奇跡のR&B トリオ!!
米オハイオ州に縁を持つグループと言えば、オハイオ・プレイヤーズ、アイズレー・ブラザーズ、ザップ、リヴァートなど、ソウル/R&B グループの聖地とも呼べる伝説のグループを数々産んだ土地として知られますが、そのオハイオが生んだもう1 つの奇跡が、このレイテッド・R!! アポロシアターの出場歴を持ち、ソロ・デビューを果たしたスムースなテナー・ヴォイスの持ち主JT を中心に結成。アルバム全編を通じてスロウ・ジャムをメインとした構成は、ヴォーカルとコーラス・ワークに自信があるからこそ成せる、歌を聴かせる小細工無しの直球勝負!!リヴァートを思わせるアーバン・ジャム“Natural Thang”、表題曲となったバラード“Tomorrow 2 Yesterday”、ザップ顔負けのオハイオ・ファンク“Fun Me”など、高値を裏付ける高品質なサウンドが凝縮された1 枚!!
PCD-24586 The Stone Skipper
2017.01.20
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天才の進化は止まらない!イスラエル・ジャズ・シーンを牽引する人気ピアニスト、シャイ・マエストロが放つ陶酔と覚醒のニュー・アルバム!!
グレッチェン・パーラトやセオ・ブレックマンもゲスト参加。美しき詩情と実験性の融合はさらなる高みへ――。エレクトロニクスも駆使し、ピアノ・トリオの可能性をさらに押し広げてみせた傑作4th アルバム!
今やジャズ・シーンの新潮流としてすっかり定着したイスラエル・ジャズ。その中心人物である天才ピアニスト、シャイ・マエストロが待望のニュー・アルバムを放つ! 10 代でマーク・ジュリアナと共にベース奏者アヴィシャイ・コーエンのバンドに参加して頭角を現し、2011 年に自らのトリオを結成。本作『The Stone Skipper』は、今もロングセラーを続ける前作『Untold Stories』(2015) に続く、約1 年半ぶりの4th アルバムとなる。巨匠キース・ジャレットも絶賛するその独創的なピアノプレイのみならず、本作ではシャイのコンポーザーとしての底知れぬイマジネーションも全編で炸裂している。グレッチェン・パーラトの歌声が涼風のように吹き抜ける「Without Words」と「The One You Seek Is You」、雄大な風景画のごとき「From One Soul to Another」、ビートを探究した実験精神あふれる「The Stone Skipper」、異世界トリップ必至のエキゾチックな「Kunda Kuchka」、詩情に満ちたピアノソロ「Mirrors」など、1 曲ごとに表情を変える多彩な楽曲たち。1 ~ 2 分の小品も挟んだ全14 曲のコンセプチュアルな大作に仕上がった本作からは、進化し続けるシャイ・マエストロ及びトリオの“今”を存分に感じ取ることができる。
<パーソネル>
Shai Maestro (p, keys, perc), Jorge Roeder (b, fx), Ziv Ravitz (ds, fx)
guest: Gretchen Parlato (vo), Neil Andreeva (vo), Kalina Andreeva (vo), Theo Bleckmann (vo)
PCD-24588 街の色
2017.01.16
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話題のバンド、阿佐ヶ谷ロマンティクスによるファースト・フルアルバム遂に登場。
グルーヴィー大人びていて、なのにどこかノスタルジックな切なさを孕んだ、ナイアガラ、ティンパンアレー、ニューミュージック、渋谷系、シティポップに連なる、豊かな音楽の空気をまとった正統派ポップス、ここに完成。
ロックステディ~レゲエをニューミュージック・歌謡曲に落とし込んだ音楽性で、結成当初からシーンで注目を集めていた男女混成6人組バンド、阿佐ヶ谷ロマン ティクス。Yogee New WavesやTaiko Super Kicksといった同世代バンドと共に早くからミュージック・ラヴァーたちの間で名前が知れ渡り、とりわけヴォーカル・有坂朋恵による、吉田美奈子、金延 幸子、小谷美紗子を彷彿とさせる、憂いを帯びた歌声と、ギター・貴志朋矢による洗練されたソングライティング、そして中南米音楽という出自のリズムセク ションに裏打ちされたバンド・アンサンブルで注目を集める。ゆったりとしたバックビートに乗せて歌われる、胸を締めつけるようなビタースウィートな歌声。 平均年齢23歳、大人へと踏み出した若者たちが、夕焼けたなびく街からまだ見ぬあなたへ綴った音の便り。
Yogee New Waves やTaiko Super Kicks といった同世代バンドと共に早くからミュージック・ラヴァーたちの間で名前が知れ渡り、とりわけヴォーカル・有坂朋恵による、吉田美奈子、金延幸子、小谷 美紗子を彷彿とさせる、憂いを帯びた歌声と、ギター・貴志朋矢による洗練されたソングライティング、そして中南米音楽という出自のリズムセクションに裏打 ちされたバンド・アンサンブルで注目を集めている。グルーヴィーで大人びていて、なのにどこかノスタルジックな切なさを孕んだ、ナイアガラ~渋谷系~シ ティポップに連なる、豊かな音楽の空気をまとった正統派ポップスの登場です。
阿佐ヶ谷ロマンティクスは、貴志朋矢(Gt)、小倉裕矢 (Ba)、有坂朋恵(Vo)、荊木敦志(Gt)、古谷理恵(Dr)、堀智史(Key)の6 人組バンド。早稲田大学は中南米研究会で2014 年春に結成。同年には結成して間もなくにも関わらず、りんご音楽祭に出演、TSUTAYAO-EAST で行われた学生バンドによるコンペ< Sound Youth 2 >に出演し、優勝。2015 年7 月1日には、両A 面の1st シングル『春は遠く夕焼けに / 後ろ姿』をリリースし、同年にCINRA 主催イベント< exPOP >、< BAYCAMP >といったイベントに出演。結成3 年弱ながら注目を集めていた彼らによる初の全国流通アルバムとなる今作では、心地よいリズム隊と共に力強い管がアルバムの幕開けを盛り上げるM1″ 所縁”、ピアノベースに厚みを持たせたツインボーカルが誘う、はじまりの予感がたまらないM2″ 後ろ姿”、吐息まじりな歌声が染みわたる一風変わったヴァレンタイン・ソングM3″ チョコレート”、ダブ処理を施した音響変化が気持ち良いレゲエ成分高めなM4″ 道路灯”、海岸線に向かって走り出すようなサマーチューン、M7″ コバルトブルー”、哀愁を感じさせるギターとフルートの音色、三連符の入りから繰り返し歌われるタイトルが情景と相まって胸を打つM9″ 春は遠く夕焼けに”、とコンパクトながら、アルバムの中に四季と日常の移ろいがあり、その中で心揺れる情感を思い出させるような、聴き応え十分の全9 曲を収録。このアルバムは、「阿佐ヶ谷」という街名を冠した、ある市井に生きる若者たちから、まだ見ぬ街のあなたに送られた便りである。
PCD-20376 We got the JAZZ
2017.01.10
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ロバート・グラスパー、ケンドリック・ラマーなどに馴染んだ耳で聴きたい”ジャズ”なヒップホップ: 一回りした、日本独自のセンスによる「ゼロ年代クラシック」を提案する新シリーズ「We got the JAZZ」!
「いまジャズがカッコイイ」という感覚が浸透してきている昨今。ジャンルを横断した、今のシーンにマッチした「JAZZ meets HIPHOP+α」を提案したコンピレーション・アルバム第一弾!
「Jazz The New Chapter」~ロバート・グラスパーに代表される新世代ジャズの潮流、またはケンドリック・ラマーなどサンプリング・ヒップホップの復権、飛ぶ鳥を落 とす勢いでシーンを沸かしているバッドバッドノットグッドの躍進など、様々な方面からの動きで、ようやく「いまジャズがカッコイイ」という感覚が浸透して きている昨今。しかしド・ジャズはなかなか敷居が高く、ヒップホップ要素をはらんだものが今のジャズとして再び大きな支持を得ている。こういった一回りし たシーンの流れの中で、かつて一世を風靡した「Jazzy Hiphop」を新たな角度から捉えなおし、かつ現在進行形の音まで、ジャンルを横断して、「JAZZ meets HIPHOP +α」なコンピを提案!