メディア: CDリリース情報

PCD-28039 たよりないもののために
2017.06.08

当代きってのシンガー・ソングライター、寺尾紗穂、通算第8作となるオリジナル・アルバムが完成。聴く者をやさしく包み込む計り知れない温もりと、背筋を正される凛とした佇まいが同居した唯一無二の世界。途方もない説得力と訴求力を内包した歌、言葉、音によって紡がれるその世界に、最初の一音、一声から引き込まれる最高傑作が誕生。

■つい先日まで放映されていたNTTドコモのテレビCMの音楽でだれもがその歌声を毎日のように耳にしていたはず。2006年のデビュー 以来、多くの音楽ファンから熱烈な支持を集めてきたシンガー・ソングライター、寺尾紗穂。その最高傑作との呼び声も高い前作『楕円の夢』(2015年)、 日本各地に伝わるわらべうたや子守唄を取り上げた『わたしの好きなわらべうた』(2016年)につづく通算第8作となるオリジナル・アルバム『たよりない もののために』。自身のピアノ弾き語りと、もはやおなじみの伊賀航(b)とあだち麗三郎(ds)の緩急自在のリズム・セクションとの楽曲を基盤に、多彩なゲストを迎えて制作された全10曲を収録。
■なによりもまず、寺尾紗穂自身の歌である。ときに慈愛のにじむ、ときに世界と人間に対する鋭い視線をともなった、圧倒的な浸透力を持つ歌声。ピアノのみでの弾き語りから、バンドでの演奏をベースにエレクトロニックなアレンジを施した楽曲まで、ゲスト・ ミュージシャンによる味付けも魅力的な、ヴァラエティ豊かな音が、寺尾の歌を、静かに、そして華やかに彩った。さまざまな感情を喚起するリリックもじつに感慨深い。前作『楕円の夢』に比肩する最高傑作と断言したい。
■アルバム・タイトル曲「たよりないもののために」のミュージック・ビデオの制作、およびジャケット写真の撮影を手がけるのは写真家・大森克己。
■寺尾は文筆家の顔も持ち、近著『南洋と私』(リトルモア)、『原発労働者』(講談社現代新書)に加え、8月に集英社より『あのころのパラオをさがして』を刊行予定。

参加ミュージシャン(登場順):伊賀 航、あだち麗三郎、Linn Mori、蓮沼執太、ゴンドウトモヒコ、千葉広樹、池田若菜、橋本 歩、柴田聡子、マヒトゥ・ザ・ピーポー、吉野友加、松井一平

寺尾紗穂
1981年11月7日東京生まれ。
2007 年ピアノ弾き語りによるアルバム「御身」が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」、中村真夕監督作品「ナオトひとりっきり」など主題歌の提供も多い。2015年アルバム「楕円の夢」を発表。路上生活経験者による舞踏グループ、ソケリッサとの全国13箇所をまわる「楕円の夢ツアー」を行う他、2010年より毎年青山梅窓院にてビッグイシューを応援する音楽イベント「りんりんふぇす」を主催。昨年リリースの最新アルバム「私の好きなわらべうた」では、日本各地で消えつつあるわらべうたの名曲を発掘、独自のアレンジを試みて、「ミュージック・マガジン」誌の「ニッポンの新しいローカル・ミュージック」に選出されるなど注目された。

みちのおくの芸術祭「山形ビエンナーレ」での絵本作家荒井良二とのコラボレーション、金沢21世紀美術館企画「AIR21:カナザワ・フリンジ」でのソケリッサとの共演など、演奏の場もライブハウスを超えて広がりつつある。

活動はCM音楽制作(NTTドコモ、無印良品など多数)やナレーション、書評、エッセイやルポなど多岐にわたり、著書に「評伝 川島芳子」(文春新書)、「原発労働者」(講談社現代新書)、戦前のサイパンに暮らした人々に取材した「南洋と私」(リトルモア)。8月に集英社より「あのころのパラオをさがして」を発売予定。平凡社ウェブにて「山姥のいるところ」、本の雑誌ウェブで「私の好きなわらべうた」を連載中。その他資生堂の広報 誌「花椿」、高知新聞、北海道新聞でも連載を持つ。

www.sahoterao.com

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PCD-24583 CONFIDENCE . TRUTH
2017.06.08

エイミー・ワインハウスやアデルなどを手掛けた名プロデューサーのマーク・ロンソンをはじめ、リチャード・ボナやフランク・マッコム、ビヨンセのマネージャーがその才能を絶賛するブルガリアの歌姫ルス・コレヴァが待望のニュー・アルバムを完成!

バックにはアンダーソン・パークのバンド・メンバー、ロン・アヴァント(Keys)、ザ・インターネットのメンバーとして、またサンダーキャットの兄弟としても知られるジャミール・ブルーナー(Keys)、フライング・ロータスの作品へ参加するベーシストのジーン・コイ(Bass)、ディーゴ率いるユニット2000 Blackのカイディ・テイタム(Keys)などなど、現在の音楽シーンを引っ張る実力者達をフィーチャー!

人気のジャズ・ヴォーカリスト、ボビー・マクファーリンとのコラボや、大御所スティーヴィー・ワンダーの前でもその才能を披露してきたことが、早いうちから話題になっていた新世代のシンガー・ソングライター、ルス・コレヴァ。2012 年にはグラツィア誌のウーマン・オブ・ジ・イヤーと国営ラジオの最優秀女性シンガー賞を最年少で受賞するなど、今ではルスはブルガリアの最も有名なアーティストの一人である。自身に加え、プロデューサーにはロサンゼルを拠点とするカン・ワカンを起用し約2 年の歳月を掛け完成させた本作には、先日の来日公演時にも披露してくれた「Rob 1」、「I Don’t Know Why」を筆頭に、脇を固める敏腕達の演奏/より洗練度の増したルスの歌声を味わうことのできる珠玉のモダン・ソウルが詰め込まれている。ブルガリアの至宝から、国際的なアーティストへ変化を遂げた前作『Ruth』をも超える、更なる魅力に満ち溢れた歌姫ルス・コレヴァの最高傑作がここに完成した。

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PCD-25227 Strange Circles
2017.06.08

3度の〈グラミー賞〉受賞で知られる精鋭集団スナーキー・パピーの中心メンバーがスタートさせたワールド・ミュージック・バンド、ボカンテによる大注目のデビュー・アルバムが到着!

ロックやカリビアン~アフリカン・ミュージックなど様々なジャンルがブレンドされたハイブリッドなワールド・ミュージック・アルバム! 正にスナーキー・パピーの別名義ならではの多彩な内容!

スナーキー・パピーのマイケル・リーグ(ベース、キーボード)、ボブ・ランゼッティ(ギター)、クリス・マックイーン(ギター)を始め、シンガーのマリカ・ティロリエン、スティングやポール・サイモンのツアー・メンバーとしてもその名を轟かせるパーカッショニスト、ジェームイー・ハダド、報道ステーションのテーマソングを担当するJ-Squadのメンバーとしても活動する日本人ドラマーの小川慶太などからなるスーパー・グループ!! グアドループ出身で、スナーキー・パピーの作品「I’m Not The One」のシンガーとしても知られるマリカ・ティロリエンによるクレオール~フランス語を駆使した幻想的な歌声を軸に、卓越したミュージシャン達による熟練の演奏が交錯するその独創的な世界観/サウンドは圧巻の一言!!

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PCD-24641 LOVE・FANTASY・TEARS・REALITY -A Prayer For The Unemployed / Bonus Tracks-
2017.06.08

80年代の若者の救いがニュー・オーダーやスミスなら、僕らの世代にはファースト・ヘイトがいる!

恋人や仲間とダンスフロアで踊ったあの一夜のように淡く、情熱的なひとときをそのまま封じ込めた、あまりに儚く美しいダンス・ミュージック・・・。今世界が注目するコペンハーゲン・シーンから、最後の大物というべきシンセ・ポップ・デュオが遂にアルバム・デビュー!!

コミュニオンズ、ラスト・フォー・ユース、アイスエイジなど、才能溢れる若手アーティストが次々と台頭し、インディロックの新たな発信源として世界から熱い視線を浴びているデンマークはコペンハーゲンから、最大の期待株というべきユニットが日本デビュー! 2014年からEPリリースを重ね、その素晴らしさから長らくアルバムリリースが待たれてきたJoakim Norgaard と Anton Falck によるシンセポップ・デュオ、ファースト・ヘイトが満を持して放つデビュー・アルバムだ。青白くキラめくドリーミーなシンセサウンドとダンサブルなエレクトリックビート、そして耽美的な低音ヴォーカルと共に胸を締め付けてくる切ない美麗メロディ・・・80’s UKシンセポップ直系でありながらも、ニュー・オーダーよりもロマンティックで、ピュアな美しさと儚さに満ちた彼らの音楽は、しかしながら紛れもなく現代の若者が生み出した青春のサウンドトラックとして機能し、泣きながら踊りたくなるような儚い高揚感で聴く者を満たす。孤独への逃避を許し、義務感やルールから解放してくれる彼らの音楽は、すでに本国では最大級の人気を獲得しており、世界ブレイクも秒読みだ。

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PCD-28037 Last Picture
2017.06.08

昨年、惜しまれつつこの世を去った日本を代表するマルチリード奏者、宮本大路。40年来の盟友である三宅純のプロデュースにより、生前より温めていた“ラスト・アルバム”がここに完成。

「宮本大路は私の音楽に必要不可欠な存在だった。いつまでも存在してくれるものだと思い込んでいた。予想を痛快に裏切るアプローチで、時に共演者を震撼させ、時に微笑みを誘い、音楽に色彩感と立体感をもたらしてくれる、そんな彼はもう居ない。最後の輝きを刻印したこのアルバムを彼に捧げたい」 ―三宅純

白いバリトンサックスがトレードマークのマルチリード奏者として、80年代から現在に至るまでジャズシーンの第一線で活躍してきた宮本大路が、2年間に亘る癌との闘いの末、2016年10月11日にこの世を去った。20年間メンバーを務めた熱帯JAZZ楽団や、自身のユニットであるPINK BONGO、CROSS COUNTERなどで精力的にリリース/ライヴ活動を続けてきた宮本だが、中でももっとも強い信頼関係を築いていた音楽家といえば、三宅純に他ならない。

70年代、バークリー時代からの盟友であり、三宅のデビュー・アルバム『June Night Love』(1983)から最新作『Lost Memory Theatre -act-2-』(2014)までの全作に参加してきた宮本は、闘病の最中、自身の“ラスト・アルバム”と位置付けたソロ・アルバムのプロデュースを三宅に打診する。そうして両者は2016年から制作に着手。しかしながら宮本は、アルバムの完成を見ぬまま、志半ばで天へと旅立ったのだった…。だが、残された三宅は、宮本の念願でもあったこの作品を形にすることを決意。「両者のコラボレーションという意味で、現段階で作り得る最良のオリジナルアルバムとはどんなものか」を模索した結果、こうして本作『Last Picture』の完成に漕ぎつけた。

あくまで宮本大路本人自演であることに拘った本作は、舞台「幽霊たち」への提供曲など、これまでCDリリースされたことのない近年の音源を中心に、宮本の多彩な演奏をフィーチャーした三宅の楽曲全12篇によって構成されている。中でも本作のために書き下ろされ、生前最後のレコーディングとなった多重録音によるサキソフォンカルテット「Last Picture」は、聴く者の心を強く震わせる渾身の演奏だ。多くの音楽ファン、ミュージシャンたちに愛された宮本大路という名プレイヤーの真摯な演奏の数々を、この最後のオリジナルアルバムで存分に楽しんでいただきたい。

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PCD-25226 It Is Love
2017.06.08

金澤寿和監修<Light Mellow Searches>新作!

アース・ウィンド&ファイアーの元リード・ギタリスト兼ヴォーカリストとして今も人気を誇るシェルドン・レイノルズが満を持して放つ初リーダー作!

「80年代のアース・ウインド&ファイアー活動再開時、新加入ながらモーリス・ホワイトの右腕として多大な貢献を果たしたシェルドン・レイノルズ。EW&Fのカヴァー曲を含むリーダー作が、ここに完成」 ―金澤寿和

コモドアーズやモーリス・ホワイトのソロ作品への参加を経て、再始動後のアース・ウィンド&ファイアーに加入。モーリスの右腕としてギターに歌に作曲に…と80年代後半~90年代のバンドを支えた中心人物のひとりであるシェルドン・レイノルズが、意外にも初となるリーダー作をリリース!EW&Fマナーの華麗なオリジナルから、スウィートなバラード、シェルドンのペンによるEW&F曲のセルフカヴァー「Sunday Morning」に、バンドの大ヒット曲「Sing A Song」のカヴァーまで多彩な楽曲を収録。EW&F時代から歌声に定評のあったヴォーカリストしてのシェルドンを本作では存分に楽しめます!

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PCD-22401 JAZZHOP
2017.06.08

Ryohu (KANDYTOWN)によるラップがフィーチャーされた日本盤オンリーのスペシャル・ボーナス・トラック収録!

これぞジャズ・ヒップホップ!華麗なサンプリング、流れる様なフロウが冴え渡る!シーンの立役者ケロ・ワンが原点回帰を見せた最高にメロウな最新作を発表!その名もズバリ『JazzHop』!

ジャジーでスムースでメロウなセンス抜群のそのサウンドは輝きを増すばかり!ベイエリアのヒップホップ・クルー、HBKギャングのアズールと共に、ケロ・ワンがド・ストレートなジャズ・ヒップホップを久し振りに披露!更に日本盤の目玉として、ヒップホップ・シーンを席巻するKANDYTOWN所属の呂布によるラップをフィーチャーした極上のコラボレーション・トラックを収録!ロバート・グラスパー、ケンドリック・ラマーなどに馴染んだ耳で聴きたい”ジャズ”なヒップホップ・シリーズ「We got the JAZZ」が提唱する今聴くべきアルバムは正しくこの1枚だ!

wegotthejazz

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PCD-24640 Old Souls Carnival
2017.06.08

フランスのマッドリブ! マルチ・インストゥルメンタリストにして屈強なビート・メイカー、メドライン! 生音とファットなトラックを自在に操り生み出したファンク~レアグルーヴ・ビーツ・アルバム!

これまでのリリースはヴァイナルのみ!! 日本盤CD限定としてボーナス・トラック6曲、更に彼の十八番であるヒップホップ・クラシック、レッドマン「Soopaman Luva 3」、ビートナッツ「Ya Don’t Stop」の元ネタとしても有名なヒース・ブラザーズの大名曲「Smilin’ Billy Suite Pt II」のカヴァーを収録!

ドイツの名レーベルMelting Pot よりリリースした、ロイ・エアーズ「Everybody Loves The Sunshine」のカヴァーがファンク~ヒップホップの両DJに絶賛され一躍話題を呼んだアーティスト。2013年にリリースした前アルバム『People Make The World Go Round』では、激レア・ディープ・ファンクとして名高いJ.C. デイヴィスの「A New Day」を皮切りに、スタイリスティックス「People Make The World Go Round」、ドナルド・バード「Wind Parade」など全編名作のカヴァー曲で構築。持ち味の野太いビート、ディグ精神により磨きがかかったセンスが光る本作『Souls Carnival』は、間違いなくファンク/レアグルーヴ~ヒップホップ好きのどちらにも突き刺さるアルバムだ。

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PCD-20383 Windmills Of The Soul
2017.06.08

We got the JAZZ
ロバート・グラスパー、ケンドリック・ラマーなどに馴染んだ耳で聴きたい”ジャズ”なヒップホップ

「いまジャズがカッコイイ」という感覚が浸透してきている昨今。
ジャンルを横断した、今のシーンにマッチしたサウンドをお届けする「We got the JAZZ」シリーズ

デビュー作にしてジャズ・ヒップホップの最高傑作として名高いケロ・ワンの出世作『Windmills Of The Soul』が、新作のリリースに合わせて念願の再発!

リリースから12年経った今でも全く色褪せることのないジャズ・ヒップホップ・シーンのマスターピース・アルバム! アーマッド・ジャマルの名曲「Dolphin Dance」の美しいピアノの音色をサンプリングした「In All The Wrong Places」を筆頭に、ジャズとヒップホップのどちらの魅力も存分に引き出したサウンドがひしめき合う最高の内容!「We got the JAZZ」シリーズになくてはならない、これこそ大本命盤アルバムです!

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PCD-17764 Nothing But A House Party – The Birth Of The Philly Sound 1967-71
2017.06.08

洗練の極みを体現した、あの華麗なるフィリー・サウンド誕生の秘密を探るコンピレーション!

60年代半ばのモータウン・サウンドと同じく、70年代のフィリー・サウンドはフィラデルフィア・インターナショナル・レコードの設立とともに一夜にして突然、出現したわけではない。本コンピレーションは、1967年から71年の間にフォーカスし、いかにしてフィラデルフィア産の作品が60年代初頭の軽いキャミオ/パークウェイのサウンドから、相当に独創的で洗練されたものへと変化していったかをとらえたものである。収録曲に参加しているミュージシャンのほとんどは後のMFSBのメンバーになる面々で、1971年から76年にかけてのフィリー産ブラック・アメリカンの作品のほぼすべての音楽的なバックボーンになっている。ソングライターやプロデューサーの多くも、70年代にはるかに大きな名声を得ることになる連中だ。フィラデルフィアがいかにして20世紀のソウル・ミュージックにおける最重要都市のひとつとなったか、その秘密がここに明かされる!

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