メディア: CDリリース情報
PCD-17852 Garrett Saracho (JAZZ IS DEAD 015)
2022.12.05
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コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第五弾が登場。シリーズもいよいよ中盤に差し掛かる第五弾となる今回は、ファースト・シリーズも含めて最も“レア・グルーヴ”なリヴィング・レジェンド、ギャレット・サラチョ!!
ジャズ界で最も謎めいた存在、ギャレット・サラチョ。ホレス・タプスコットによる伝説的なパンアフリカン・ピープルズ・アークストラによって集められた、ロサンジェルスはワッツ地区のジャズ・シーンのミュージシャンと10代の頃から交流を持ち、名門〈impulse!〉と契約。同レーベルに吹き込んだ73年のアルバム『En Medio』は、中東の石油禁輸政策を背景にしたレーベル側のコスト削減のターゲットとなり、正当なプロモーションを得られることもなく、不遇の作品となってしまうが、ジャズとファンク、そしてラテン・ロックを難なく融合させたその音楽は、極一部のレア・グルーヴのコレクターたちの間ではカルト・クラシックとして愛され続けてきた。キャリア唯一のアルバムが商業的に失敗に終わった彼は、ヴィブラフォン奏者からピアニストに転身。あのジミ・ヘンドリックスとも共演するも、その後は音楽業界から映画の裏方の仕事へと転職し、レコーディングの世界からは離れていたものの、その早すぎた音楽性を愛してやまないエイドリアン・ヤングとアリ・シャヒード・ムハンマドからの熱いラヴ・コールを受け、再びスタジオに足を踏み入れることに。本作では主役の得意とするラテン・ソウル、ファンク、そしてエイドリアンお得意のサイケデリックなジャズを融合させた楽曲が目白押し。ニューヨリカン・ソウルのようなラテンの旨味を味わわせてくれる軽快なラテン・ジャズの“Sabor del Ritmo”や“El Cambio Es Neccesario”のクオリティがずば抜けているものの、ラテンとロックとブレイクビーツを煮込んだ“Trucha”はベイブ・ルースやインクレディブル・ボンゴ・バンドを聴いてきたヒップホップ世代のエイドリアン、アリならではと言える渾身の一発で、世代を超えたコラボレーションの魅力が凝縮。穏やかなブラック・ジャズを奏でる“The Gardens”も、〈JAZZ IS DEAD〉の一連の流れを踏襲した作りで素晴らしい仕上がりで、かねてより愛聴していたコアなヴァイナル・ディガーはもちろん、最近『En Medio』を知った新しい世代のジャズ・ファンから、まだその才能に触れたことのないジャズ・リスナーをも満足させること間違いなし!!
PCD-27067 不屈のブリティッシュ・ハード
2022.12.02
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1972年、世界でたった2枚のみプレスされたブリティッシュ・ヘヴィ・サイケデリック究極のレア・アイテム! ロンドン・アンダーグラウンドの深層が露わになる瞬間、誰も聴いたことがなかった未発表トラックを加えて奇跡の大発掘!
1970年にロンドン北部イズリントンで結成されたグリットは“幻”のヘヴィ・サイケデリック・バンドだ。ギタリストのフランク“スパイダー”マルティネスを中心にライヴ活動を行ってきた彼らは1972年12月にデモ3曲を録音するが、レコード会社との契約はならず。バンドは作品を発表することがないまま、翌1973年の夏に解散している。それから長く忘れ去られてきた彼らだが、2015年にレア・サイケの世界的コレクター、ハンス・ポコラがドイツのノミの市で、2枚のみプレスされた(3枚説もあり)アセテート盤を発見。著書『7001 Record Collector Dreams』、通称“ポコラ本”で最高レア度ランキングの“6”として紹介したことで一躍話題となった。そして関係者とマニアの捜索を経てマルティネスの所在が判明。彼の所有するマスター・テープを使った本作によって、遂にその全貌が明らかになった!クリーム、ジミ・ヘンドリックス、ジョン・メイオールから影響を受けたというマルティネスのファズを効かせたヘヴィ・リフと鋭いリードが襲い、ジェフ・ボールのロバート・プラントばりのシャウトが轟くサウンドは、バンドの非凡なポテンシャルを露わにしている。アグレッシヴに押しまくる「撃ち込め杭を」(M1)、起伏に富んだプログレッシヴな展開の「子供と放浪者(ドリフター)」(M2)などは、まさに1970年代ブリティッシュ・ハードの原石の塊であり、今こそ聴かれるべき迫力の極盤だ。さらに本作には前身バンド、マーリンのリハーサル音源を収録。デンマークのバーニン・レッド・アイヴァンホー「アクロス・ザ・ウィンドウシル」のカヴァーを含む演奏はレアの一言では済まされないものだ。『Grit』はブリティッシュ・ハードの最深層へと潜行していく逸楽を与えてくれる。
PCD-94133 Reawakening
2022.12.02
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・“Tribe”の創始者であり70年代から数々の名演を残してきたサックス・プレイヤー、Wendell Harrisonが“Wenha”に続き立ち上げたレーベル、“Rebirth”から最初にリリースした1985年作品!
・“Rebirth”を冠に掲げたレーベル名に相応しく、80年代のコンテンポラリーなサウンド寄りの“Wenha”から原点回帰とも言うべきスピリチュアルな志向性を改めて示した極上のジャズアルバム!
“Rebirth”のレーベル名とともにジャズ・ミュージシャンとしての熱量を本作で改めて表現したWendell Harrison。同じくデトロイトのジャズシーンを牽引してきた盟友Harold Mckinneyの華麗なピアノが響き渡るオープニングナンバー「Winter」(M1)に始まり、Leon Thomasの暖かみのあるヴォーカルにボッサ・フレイバーをブレンドした軽快なブラジリアン・ジャズ「Love Dream」(M2)、スピリチュアルかつフリーキーにWendellが豪快にブロウする「He’s The One We All Knew」(M3)と前半からジャズの醍醐味をこれでもかと濃縮した充実の内容! 後半もその勢いは衰えることを知らず、ライトでメロウな旋律をWendellがフルートで奏でるフュージョン・ライクなタイトル曲「Reawakening」(M4)、パーカッシヴなビートとホーン・セクションが縦横無尽に絡み合うことで漆黒のファンクネスを聴かせる「Tons & Tons Of B.S.」(M5)と円熟のパフォーマンスを披露! そしてTribe時代の名盤『An Evening With The Devil』にも収録されていたWendell Harrisonの代表曲「Where Am I」をLeon Thomasのヴォーカルをフィーチャーした斬新なアレンジで聴かせるなど自身のキャリアを辿るかのような、新たなレーベル“Rebirth”の船出に相応しい名盤です!
PCD-18897 夜の出来事
2022.12.02
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さよならポニーテール、アダルトなニュー・モードに振り切った待望の9枚目ニュー・アルバム『夜の出来事』リリース決定!!
作品至上主義とも言えるその独自のスタイルで、コンスタントに音楽制作を続けてきたさよポニの最新アルバムがついに完成!
先行で配信された「クレイジーボーイ」「熱帯夜」、そして10月5日に7inchレコードでシングルカットされた「キュリアスガール」など、すっかりアダルトなニュー・モードに振り切った最新作のタイトルはズバリ『夜の出来事』!
これまでは、可愛くてポップなイメージの強かったさよポニが、詞、曲、そしてサウンドに至るまで、その全てを『夜』というコンセプトで完成させた意欲作。
アートワークも、新鋭イラストレーター・オミタによるアダルトな世界観でイメージチェンジ!!
PCD-94134 Reminiscing
2022.12.02
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・“Tribe”を象徴するアルバム『A Message From The Tribe』ほか“Tribe”関連作品へ参加し、Wendell Harrisonとともにデトロイト・ジャズシーンを牽引していたTHE REAL SHOOBEEDOOことReggie Fieldsが“Wenha”より1981年に発表した初のリーダー作!
・Sun RaやPharoah Sanders など錚々たるアーティスト達との競演から培われた漆黒のグルーヴと強靭なブラックネスを注ぎ込んだスピリチュアル・ジャズ決定盤!
70年代前後からベーシストとして多方面で活躍していたTHE REAL SHOOBEEDOOことReggie Fieldsが“Tribe”の後継レーベル、“Wenha”より1981年に発表した初のリーダー作である本作は、“Tribe”関連作品やSun Ra、Pharoah Sandersとの競演で培われた漆黒のグルーヴと強靭なブラックネスが注ぎ込まれたスピリチュアル・ジャズ作品! 唸りを上げるエレクトリック・ベースと圧倒的な存在感を示すドス黒い歌声、そしてWendell Harrisonによる荒々しいブロウで幕をあける「The Morning Sun」(M1)やウッドベースのソロから徐々にテンションを上げていく表題曲「Reminiscing」(M2)など“Tribe”の精神性が見事なまでに継承されているといっても過言ではないでしょう。また「The Wagon Walk」(M4)、「Ancient Egyptian Rhythms」(M5)でも披露する味のあるヴォーカルも一聴の価値あり!
PCD-27066 Música Popular Japonesa
2022.11.22
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先行配信曲「LADY」が好調のシンリズム!帰って来た新世代ポップマエストロ!!待望のニューアルバムはキャッチーなポップセンスでカラフルに仕立て上げた間違い無しの100%シン印!!
作詞・作曲・編曲、ギター、ベース、ドラムなどの楽器演奏、プログラミングを自身で行うシンガーソングライター(マルチプレイヤー)。大きな話題を呼んだデビュー以来、新世代ポップマエストロとして定評あるソングライティングの腕に磨きをかけた待望の新曲はMPBモード。ボサノヴァ以降、ロックなど西欧諸国の影響を受けたブラジルのポピュラーミュージック。現行アーティストに至るまで多くの作品から恵みを享受したMPBのムードを感じさせる歌モノポップスへの強い想いを込めた一作となりました。メロディ・メイカーの面目躍如、ライトなグルーヴに伸びやかな歌い口と爽やかなコーラス。美しく洗練されたつづれ織りのような調べにフックの効いた展開などコントラストの付け方も見事。口ずさみたくなるメロディ、ヴォーカル、コーラス、アレンジどれを取っても間違い無しの100%シン印。軽妙なリズム感、洒脱でキャッチーなポップセンスでカラフルに仕立て上げた傑作の誕生です!
https://youtu.be/Lmocf-Kz1C0
https://youtu.be/7Fwa-vurYEQ
PCD-26090 Connections
2022.11.22
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ジャズ版モンキー・ハウス?! 世界中のアーティストをフィーチャーした真にユニークなグローバル・コラボレーション、モダン・タイムズ・アンサンブルのデビュー・アルバム!スティーリー・ダン愛をジャズで表現した極上盤!
「スティーリー・ダンから受けたインフルエンスを、ユニークな都市型コンテンポラリー・ジャズ・ヴォーカルで表現した逸品。7管を擁するミドル・アンサンブルと、ウイーン出身の女性シンガー:ウルスラのさっぱりした歌声。ドナルド・フェイゲン「マキシン」のカヴァーに、もうトキメキが止まりません」
――金澤寿和
チューリッヒ在住のパオロ・モントローネを中心に、ニューヨーク、ウィーン、ロンドン、ペスカーラ、ロスアンジェルス、デンヴァー、パリ、ハンブルク、ローマのミュージシャンで構成されたモダン・タイムズ・アンサンブルのデビュー・アルバム。
スティーリー・ダンのコード・ワークをジャズの語法で解釈したかのようなサウンドとメロディに加えて、女性ヴォーカル、ウーズラ・ゲーストバッハのコケティッシュで気風がいい歌声がなんとも魅力的。「ラーメン・ジレンマ」なる楽曲も。
GOX-003 upper slumber
2022.11.16
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オアシスとブラーがくっついた?いつの時代も鳴り止まないギターロックと90’s music愛!
福岡を拠点に活動する5ピースロックバンド『Strobolights』が、5年ぶりに新作2ndAL「upper slumber」をリリース!
1stAL「Lush in the stardust」から5年を経てリリースされる今作は、前作で一気に全開させた90’sブリットポップ、オルタナティヴロックを引き継ぎながらも、打ち込みや弾き語り曲を盛り込むなど、楽曲の幅広さを増幅させた力作。
M1,M7は、普段から親交の深かったエンジニアのTakumi Nishimura(the perfect me)がMIXを手がけ、バラエティに富んだサウンドを楽しめる。
その中でも”オアシスが新曲を作ったら”のコンセプトで制作されたM2「shuttle way」や、ストロークスのあの人をタイトルにしたM3「Julian」、皆がシンガロングするロックンロールアンセム的ナンバーのM9「Singing loud」など、ギターロックファンなら誰もが「こういうのを待っていた!」と思わせる、現代版ギターロック的名曲がアルバムの柱となっている。
PCD-25353 Story
2022.11.16
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数多くのスーパー・ギタリストとの競演を重ねながら長きに渡り後進も育ててきたテクニカル・ギターの“伝道師”Terry Syrekが、プログレ~メタル~ジャズ~フュージョンまでをも呑み込んだ壮大なスケールと驚異的なテクニックで繰り広げるプログレッシヴ音絵巻!
超絶技巧トリオThe Aristcratsのリズム隊Marco Minnemann(drums)、Bryan Beller(bass)をサイドに従え、Karmakanicほか北欧プログレシーンで活躍する鍵盤奏者Lalle Larsson(key)、さらにはSteve Vaiに見出された天才ベーシストMohini Dey(bass)をフィーチャーした全13曲/77分に及ぶ超大作がついに日本国内盤リリース決定!
1992年にバークリー音楽大学を卒業後、ギタリスト、コンポーザー、セッションミュージシャン、そしてインストラクターして長きに渡り後進の育成を手がけ、教則本もリリースするなどテクニカル・ギターの伝道師として活躍するTerry Syrekが自身の作品としては前作『Machine Elves』から10年振りとなる4thアルバムをついに完成!変拍子の荒波の中を超高速フレーズで正確無比に弾きまくるプレイもさることながら、決してテクニカル一辺倒にはならないエモーショナルなメロディと壮大なスケールで展開していく楽曲は、プログレッシヴなサウンドを知り尽くした彼だからこそ為し得る円熟の極み!
その壮大な世界観を具現化するため集結したのが、超絶技巧トリオThe Aristcratsのリズム隊Marco Minnemann(drums)、Bryan Beller(bass)、Karmakanicほか北欧プログレシーンで活躍する鍵盤奏者Lalle Larsson(key)、東欧ルーマニアの名ヴァイオリニストFlorian Criste(aviolin)、さらにはSteve Vaiに見出され、ここ日本でもB’zのライヴサポートとして抜擢されるなどインド出身の新世代超絶ベーシストとして注目を集めるMohini Dey(bass)など、世界各地からのスーパー・プレイヤーが勢揃い!
そしてミックスとマスタリングはDream Theater、Liquid Tension Experiment, Transatlanticといったスーパー・バンドも手掛けたRich Mouserが担当し、凄まじい熱量のパフォーマンスを正確にバランスよく、かつその熱量を損なうことなく素晴らしいサウンドに仕上げている。映画『ダークナイト』でもお馴染みのハリウッド俳優、Keith Szarabajkaが要所でナレーションを務め、インストゥルメンタル作品でありながら2人のモンスターが冒険に行く“ストーリー”をコンセプトにした壮大なプログレッシヴ音絵巻がついに日本国内盤リリース決定!
Balloon Ride Over A Jigsaw Map (Official Video)
https://youtu.be/a-GrX0z6RO4
The End? (Official Video)
https://youtu.be/3wmXlD2HhzA
PCD-25352 Sylvie
2022.11.16
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Drugdealerのアルバムへの参加やWidowspeakとの競演など、USインディー・シーンで注目を集める南カリフォルニア出身のBen Schwabによるプロジェクト、SYLVIE待望の1stアルバム! 古き良きアメリカン・スタイルなフォーキーサウンドと微睡みを誘うようなサイケデリックなフレイバー、そして美しいメロディとハーモニーに包まれた柔らかなサウンドはまさに現代最高のソフトロック!
サイケデリックなフォークロックを聴かせるGolden Dazeでの活動やDrugdealerのアルバム『Raw Honey』にギター、ピアノ、バッキング・ヴォーカルとして参加するなど、USインディーシーンで着実にキャリアを積んできた南カリフォルニア出身のBen SchwabによるプロジェクトSYLVIE。Benの父親でもあるJohn Schwabが半世紀ほど前に在籍していた(残念ながらレコード契約には至らなかった)Mad Anthonyというバンドが残したデモテープからインスパイアされたというそのフィーリングは、60’sから70’sにかけての古き良きアメリカン・スタイルと現行USインディー・シーンを繋いでいくサウンドと言っても過言ではないでしょう。CarpentersやCarole Kingを彷彿させる歌声で注目を集める女性SSW、Marina Allenをヴォーカルに迎えた「Falls on Me」(M1)、「Further Down The Road」(M4)や、バンド名にも掲げたMatthews Southern Comfortのカバーでもあるフォーキーロック「Sylvie」(M2)や「Stealing Time」(M7)でヴォーカルを務める男性SSW、Sam Burtonといった近しいフィーリングを備えた同世代のシンガーをフィーチャーするとともに、「50/50」(M6)では父親John Schwabの音声を重ね、さらに「Rosaline」(M3)ではJohnにマイクを向け新たにレコーディングするなど時空を超えた普遍的なサウンドの作品に仕上がっています! 2022年4月にはWidowspeakの最新アルバム『The Jacket』に伴うツアーでも競演することでさらなる注目を集め、UKでは良質なインディー・バンドを数多く輩出しているレーベル、Full Time Hobbyからのリリースとなる本作でワールドワイドな活躍が期待されているアーティストです。
Falls on me (Official Video)
https://youtu.be/ftXdpFiY-h8
Shooting Star (Official Video)
https://youtu.be/xfbyVGwlSbs
Further Down the Road (Official Video)
https://youtu.be/eKbbHXZlbOU