メディア: CDリリース情報
PCD-93477 1973
2011.12.20
Tweet

1973 年発表の第二作「1973」は前作「ボール・オブ・アイズ」のコンセプトを昇華させ、より複雑なコンストラクチャーを持つプログレッシヴ・ジャズ・アルバムに仕上げたムーラン・サウンド全開の名盤だ。
電化マイルスやウェザー・リポートら、本家クロスオーヴァー・ミュージシャン達よりはるかに進んだエレクトリック・ジャズは、混沌とした中に秩序が見え隠れするムーランのアグレッシヴなアレンジが魅力。
M3 の「ファレーネ」は神々しい響きホーンの中に漂うムーランのローズがたまらない! M4「バレク」ではシンセ・ベースの攻撃的なサウンドに乗ったファンキーでメロディアスなホーン・セクションが切れまくっている。プラシーボの集中力は時にスピリチュアルなほどだ。
M5「ポーク」はファンキーなギターのカッティングとグルーヴィなムーランのエレピ、そしてループされるビートがたまらないプラシーボ・サウンド。ソリッドかつスリリングなムーランのコンセプトが色濃く反映され、その後のテレックスにもつながる傑作だ!
PCD-93478 PLACEBO
2011.12.20
Tweet

1974 年発表の第三作はバンド名をそのままアルバムタイトルに持ってきた自信作!
ジャンゴの再来と言われたギタリスト、フィリップ・カテリーンの参加が光るプラシーボ最終作は、より雑多な音楽性とアブストラクトな世界が広がるが特に M3「ボッソ」はプラシーボ・スタイル・ミーツ・ブラジリアン・ミュージックと言った体裁で、高速ボッサ・ビートに泣きのギターと哀愁プラシーボ・サウンドはまさにキラー・トラック。
M4「ダグ・マダム・メルシー」はモーダルなハーモニーとファンキーなビート、ホーン・セクションが重なり合うレイジーなサウンドと、ムーランの巧みなシンセ・リードが魅力。M7「ストンプ」の重厚なシンセ・ベースとホーンの華やかさ、何よりミニマル・サウンドの導入は、ムーランが後年結成する TELEX の土台とも言える完成度!
M8「S.U.S」での淡々とした中に映える情熱の炎。トランペットのワウワウ・ソロや、漂うローズの上にホーン・リフが絡む瞬間のエクスタシーはプラシーボならでは!
PCD-93481 Brazilian Dorian Dream
2011.12.20
Tweet

<MANFREDOFEST>
クロスオーヴァー系DJ 達のマスト・アイテム、マンフレッド・フェスト黄金の1970 年代ブラジリアン・フュージュン・クラシック作品3 アイテムついに初CD 化!電化ボッサ「アフター・アワーズ」やクロスオーヴァー系DJ のマスト・アイテム「ブラジリアン・ドリアン・ドリーム」「マニフェステイションズ」の至宝が今再び蘇る!特にイザベル・アンテナもカバーした「ブラジリアン・ドリアン・ドリーム」は今世紀最大のブラジリアン・フュージョン作品として知られているが、元々プライヴェート盤だったためもちろん入手困難。P- VINE だからこそ叶ったリイシュー企画!!
ボッサ・ジャズ黄金時代にマンフレッド・フェスト・トリオを率い名門RGE から多くの名盤を発表してきた盲目のピアニスト、マンフレッド・フェスト。1960 年代をサンパウロのボッサ・ジャズ・シーンの中心人物として一時代を築いた後、セルジオ・メンデスに招かれ渡米、そこでセルジオ・メンデス& ブラジルの弟分的バンド”ボッサ・リオ”を結成し、共にツアーをまわる。1970 年に行われた大坂万博にも来日し、しばらくポップ・チャートをベースにした活動を行う。その後マンフレッド・フェスト名義でブラジリアン・フュージョン・クラシックとなる作品を制作し、1980 年代以降はアメリカベースのジャズ・ピアニストとして活動、パキート・デリヴェラやバディ・ディフランコ、ベラ・フラックらと共演した他、自身のボッサ・ジャズ・グループを率いコンスタントにアルバムを発表しボッサ・ジャズ・オリジネイターとして人気を博していたが、1999 年惜しまれつつこの世を去った。
本作「ブラジリアン・ドリアン・ドリーム」はクロスオーヴァー系DJ 達のマスト・アイテムとなり、同名リード曲は数多くのカバー作品も生み出されている(イザベル・アンテナのカバーはPCD-20099 に収録済)。しかしオリジナル作品は本人のプライヴェート・レーベルからのリリースとあって現在も入手困難、激レア盤の中でも極激レアの部類に入るアルバムだ。極太シンセ・ベースのビートにリード・シンセとユニゾンで奏でられる女性スキャット、そしてメロウなフェンダー・ローズ。1970 年代クロスオーヴァーの金字塔的作品として今後も永遠に愛され続ける名盤中の大名盤!もちろん激初CD 化!1976 年リリース
PCD-93476 BALL OF EYES
2011.12.20
Tweet

1971 年発表の第一作にしてプラシーボ・サウンドを決定づけた代表作。同時期のUS 勢にはない独特のクールなアレンジとループ感丸出しのグルーヴィなサウンドはレア・グルーヴの鏡!
本家マーヴィン・ゲイとひと味違った艶っぽさのM1「インナー・シティ・ブルース」からプラシーボ・ワールドが展開され、M3 サム・アンド・デイヴのヒット曲「ユー・ゴッタ・ミー・ハミン」では当時流行したブラス・ロック風のホーン・アレンジを取り入れた重厚なサウンドに仕立てたファンキー・トラック、M4「ハンプティ・ダンプティ」はJ.Dillaはじめヒップホップ・クラシックのネタ元として数々サンプリングされたプラシーボの代表曲で、M5「アリア」は新主流派の流れを汲むモーダルで深いハーモニーの中からホーンのメロディと共に次々展開して行くプログレッシヴ・ジャズの素晴らしき極地!と実に様々な表情を魅せるプラシーボ。
ボトムを支えるグルーヴィなループ的極太ビート、クールなハーモニーの中を複雑に絡み合うホーン・アンサンブル、それらが混じり合った極上サウンドこそプラシーボ・スタイルだ!このレア・グルーヴ最強列伝最重要作品、オリジナルLP 復刻仕様でついにリイシュー!
PCD-7317 鬱と躁
2011.12.20
Tweet
PCD-93475 Funky As Usual
2011.12.20
Tweet

ここまでヒップホップへの愛があふれた作品があっただろうか?
ラージ・プロフェッサー、ダイアモンドD、サダトX などのレジェンドから、ギフト・オブ・ギャブ(ブラッカリシャス)、スピーチ・デフェクト、アンディC(アグリー・ダックリング)などアンダーグラウンドで人気のアーティストまでをフィーチャー!フランス出身のヒップホップ・ジャンキーズ、ザ・ファンク・リーグの傑作デビュー・アルバムが遂に誕生!!
◆ヒップホップ好きのヒップホップ好きによるヒップホップ好きのためのアルバム!
フランス出身のヒューゴとソウルブラザー・サスペクトの二人からなるザ・ファンク・リーグ。ヒップホップの文化にドップリとはまり、レコード蒐集、DJ だけでは飽きたらず数年前から制作も開始。どうせやるなら自分たちの憧れのMC と曲を作ろうと考えブランド・ヌビアンのサダトX をフィーチャーした「On & On」でデビュー。もともとレアグルーヴのコレクターだけあって、ファンク、ジャズに大きな影響を受けたプロダクションは往年の名MC をフィーチャーしても全く違和感が無く、世界各地で話題に!!
◆トラックリストを見るだけでもワクワクするようなラインアップ!!
デビュー作の好評を受け、その後にリリースした7インチではラージ・プロフェッサーをゲストに。続く12 インチではダイアモンドD やアグリー・ダックリングのアンディーC をゲストに迎え、ますますその知名度を世界各地のヒップホップ・ヘッズにアピール!そして遂に待望のフル・アルバムが完成!!すでにアナログでリリースされている曲に加え、未発表曲を多数追加!往年のレジェンドだけでなく、スピーチ・デフェクトやブラッカリシャスのギフト・オブ・ギャブなど日本でも人気のアーティストを多数フィーチャー!