メディア: CDリリース情報
PCD-20352 FILLMORE Presents WESTAHOLIC RECORDS ALL HIT SONGS
2014.12.04
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ジャパニーズ・ヒップホップ・シーンのトップを走るDJ /プロデューサー、FILLMORE の率いる今、もっともアツいレーベル、WESTAHOLIC RECORDS の初となるレーベル・ベスト!!
JOYSTICKK、KOWICHI、KUTS DA COYOTE、MUROZO、SiSY などなど、シーンを沸かす人気アーティストの所属しているFILLMORE 率いるレーベル、WESTAHOLIC RECORDS!2013年にはKUTS DA COYOTE の“ラブホなう” feat. T.O.P.、2014年にはKOWICHI“BoyFriend #2” feat. pukkey & DJ TY-KOH(そのリミックスも!)、JOYSTICKK “LOLLIPOP” feat. KOHH といったヒット曲を放っているWESTAHOLIC の、これまでの活動をまとめたベスト・セレクションがリリース決定!
◆ 2011年に横浜の老舗ショップ、INDOOR のサポートの元、FILLMORE がスタートさせたレーベル、WESTAHOLIC RECORODS。その後、FILLMORE の作品を中心に彼やINDOORに集った同じ志を持つアーティストの作品をリリースし、翌年にはそのレーベル名を冠した初となるFILLMORE 名義のプロデュース・アルバム『Westaholic Records vol. 1』を発表。その名をシーンに知らしめた!
◆ その後、古くからともに活動をし、ユニット、81TC を率いていたEXTRIDE が『LAMP』を、レーベルの若き筆頭ラッパーであるMUROZO がデビュー・アルバム『DREAM or REAL』を発表。2013年にはEMERALD などで活躍していたKUTS DA COYOTE のデビュー・アルバム『Escape To Paradise』をリリースし、収録曲の“ラブホなう” feat. T.O.P. がロング・ヒットを記録。WESTAHOLIC の名がさらに広く知られることに!
◆ 14年にはh.g.p. 時代から活動をともにしていたKOWICHI、JOYSTICKK が立て続けにWESTAHOLIC のサポートの元、アルバムをリリース!KOWICHI は“BoyFriend #2”feat. pukkey & DJ TY-KOH(そのリミックスとなる“BoyFriend #2 (Remix)” feat. YOUNG HASTLE, KOHH & DJ TY-KOH、JOYSTICKK は“LOLLIPOP” feat. KOHH、“PANORAMA”feat. AK-69 とヒットを連発したことも記憶に新しい、今もっともシーン内で注目を集めているレーベル、それがWESTAHOLIC RECORDS !!
◆ 初となるレーベル・ベストには当然それらのヒット・チューンをバッチリ網羅!他にもDJ PMX とWESTAHOLIC の戦士たちがガッチリ組んだWESTAHOLIC ARMIEZ 名義の“ARMIEZ”やFILLMORE が仕切ってAK-69をゲストに迎えた“Ur Life”、GIPPER やDESTINOらもまじえてのレーベル初期を代表する“we are MEISTER”などなど、はたまたデビュー・アルバムのリリースが待たれているSiSY やES-PLANT といったネクストブレイカー(すでにブレイクしておりますが!)の楽曲も収録予定!
◆ WESTAHOLIC RECORDS を知ったフリ出来る最高のセレクションでお届け!
PCD-93866 Give Me Your Love
2014.12.04
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ロイ・エアーズ関連作最高峰の名盤初・紙ジャケ仕様リイシュー!
ノーマン・コナーズ率いるアクエリアン・ドリーム所属後、ロイ・エアーズが指揮するエイティーズ・レディースのヴォーカリストとして活躍したシルヴィア・ストリプリンが’83年、当時ロイが主宰していた[Uno Melodic] から発表した唯一のソロ・アルバム。
ジュニア・マフィア f/ ビギー“Get Money”でのキュートなイントロ部分のモロ使いで一躍知られた“You Can’t Turn Away”、アーマンド・ヴァン・ヘルデン f/ コモンの“Full Moon”がハウス/ ヒップホップ双方のリスナーからウケまくった“Give Me Your Love”という2 大クラシックを擁し、オリジナル・ヴァイナルは当然のこと、’90年代半ばに初CD化されて以来も権利者事情で市場に安定供給されず高値で取引される、珠玉の1 枚を遂にシリーズに加えることができました!上記に挙げた2曲とニューヨリカンな雰囲気のジャケだけでも十分に「買い」ですが、ステファニー・ミルズ“Never Knew Love Like This Before”を彷彿させるメロウ・ディスコ“Look Toward The Sky”、“Give Me ~”路線のブギー・グルーヴ“Toy Box”、ストリングスの効いたフィリー調“All Alone”、アルバム中唯一の艶々しいスロウ“Will We Ever Pass This Way Away”、最もファンキーな“Searchin’”、“You Can’t ~”路線でミニー・リパートンのようなハイトーンを披露する“You Said”と、実は全曲イケてるアルバムです!
PCD-24391 Summoning Suns
2014.12.04
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現代音楽シーンにおける至高の12弦ギター奏者ジェームス・ブラックショウが、自身の歌心に美しく迫った極上のSSW 作品をリリース!ここ日本にもゆかりの深い彼ならではの参加メンバー(森は生きている、野田薫)もゲストに迎えながら、静謐で暖かなアレンジとメロディーが交錯する至上の音楽をここに…。さらに日本盤には、2011年にアナログオンリーでリリースされて現在は入手困難となっているEP をスペシャルボーナストラックとして収録!
● 1981年ロンドンに生まれた、現代至高の12弦ギター奏者との呼び声をほしいままにする音楽家、ジェームス・ブラックショウ。Spin Magazine におおて歴史上最も偉大なギタリストの一人に選ばれ、PichforkやRolling Stone といったメディアからも大絶賛を受けるなど、ミニマル、フォーク、ドローンなどのシーンからポップフィールドまで、幅広く支持を受けている彼が、その素晴らしい歌声をきかせる作品「サモニング・サンズ」をリリース!ジェームス本人による膨よかでいて静謐なメロディーやアレンジに加え、スロウダイヴのサイモン・スコット(Dr.)、あのハリー・ニルソンの娘でもあるアーニー・ニルソン(Cho.) ら、そして更には、かつての来日ツアーなどを通じここ日本にもゆかり深い彼ならではの日本人ゲストミュージシャン( インディーシーンで話題を集める「森は生きている」や野田薫) も参加している。野田薫は収録曲「Towa No Yume」の作詞を担当、日本語詩によるジェームスとの至福のデュエットを聴かせる。60 ~ 70年代に制作されたポップでオーケストラルなシンガーソングライター作品の名作のような肌触りと、ジェームス自身のジェントルなボーカルが一体となった、至上の作品の登場。さらに日本盤には、2011年にアナログオンリーでリリースされて現在は入手困難となっているEP をスペシャルボーナストラックとして収録する。
PCD-17702 Electric Monkey Sessions
2014.12.04
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Tokyo Jazz Festival, Fuji Rock, Bluenote と錚々たるビッグフェスや名門ライブハウスにて日本のオーディエンスを踊り狂わせてきた、オランダが誇るダンス・ジャズ・コンボ、ニュー・クール・コレクティヴによる、ラテン・モード全開な新作アルバムが完成!!
◆オランダが誇るダンス・ジャズ・コンボ、ニュー・クール・コレクティヴ(NCC)、通算14作目となる新作が完成!
ヨーロッパはもちろん、ここ日本でも素晴らしい実績を築き上げてきた欧州随一のダンス・ジャズ・コンボ、ニュー・クール・コレクティヴ。彼らの熱狂的でダンサブルなライヴを日本で体験したリスナーも多いことでしょう。意欲的に作品を制作し、ツアーで世界中をまわるNCC による通算14作目となるアルバムが完成!新たな制作環境を手に入れて作られたこのアルバムは、ラテン・モード全開なアダルトでクールな仕上がりに!ソロ作も人気のサックス奏者ベンジャミン・ハーマン(海外版のGQ にも取り上げられるくらいのイケてる伊達男)を筆頭に、凄腕ミュージシャンが繰り広げるオトナなラテン・ジャズ・セッション!!
PCD-93869 You Are The Waves
2014.12.04
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フランス、日本、ドイツの血を引くキュートでハイセンスな新時代の才女SSW、マイア・ヴィダル待望のニュー・アルバム!M4“TheBed We Made”は名曲!
キラキラと輝くモダンなエレクトロ・サウンド×可憐でナチュラルなシンガー・ソングライターの佇まい―ヤエル・ナイムからSIA、フアナ・モリーナのファンまで必聴の<無国籍ポップ>な大傑作アルバム!
フランス人の父と日本/ドイツ人ハーフの母親を持ち、祖母は日本人芸術家Kumi Korf。アメリカに生まれ、モントリオールで音楽を学び、現在はNY とパリ、バルセロナを拠点に活動するという、まさに世界を股に掛ける才女、マイア・ヴィダル。2012年のZAZ(ザーズ)来日公演でサポート・アクトを務めるなど、日本との縁も深い彼女から届けられた待望の3rdアルバムは、真にコスモポリタンな彼女の<無国籍ポップ>と言うべき魅力が全面開花した最高傑作!キュートなルックスそのままの可憐な歌声に導かれるメロディアスなポップ・ソングの数々を包み込むのは、キラキラと幻想的な輝きを放つエレクトロ・サウンド。メルヘンチックなトリップ感とミステリアスな知性が渾然一体となり、リスナーを恍惚の境地へと誘います……。
共同プロデュースは、ブロンド・レッドヘッドやマシュー・ディアー、グラッサーなどを手掛けたスウェーデンの鬼才ヴァン・リヴァース!アルバム中でも一際ポップなM4 “The Bed We Made”は天を駆けるような感動の名曲!
PCD-24387 Robin Goodie
2014.12.04
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驚愕の豪華メンツ!今もっとも聴かれるべき真に刺激的なジャズはこれだ!
テイラー・アイグスティ(p)!アンブローズ・アキンムシーレ(tp)!ラリー・グレナディア(b)!ティム・ルフェーヴル(b)!エリック・ハーランド(dr) !泣く子も黙るこの現代最強プレイヤーを束ねるのは大注目の気鋭サックス奏者ジェニア・ストリガレフ!! これぞ至高の競演!
聴く度に驚きと発見の連続! これほど刺激的なストレート・ジャズ作品にはなかなかお目に掛かれない!ロシア出身、現在はロンドンを拠点に活動する気鋭サックス奏者、ジェニア・ストリガレフ。これほどの男がなぜこれまで大きな話題にならなかったのか?! そう思わずにはいられない素晴らしき傑作ニュー・アルバムを発表!新世代ジャズ・シーンを象徴するピアニスト=テイラー・アイグスティ、BLUE NOTE の革新派トランペッター=アンブローズ・アキンムシーレ、ブラッド・メルドーの右腕=ラリー・グレナディア、クリス・ボッティ等のサポートもこなすトップ・ベーシスト=ティム・ルフェーヴル、さらにはブライアン・ブレイドやクリス・デイヴと並ぶ現代屈指のドラマー=エリック・ハーランド。そして、そんな彼らのスーパープレイをバックに最前面で存在感を発揮しまくる主役ジェニアの強烈なブロウ!超高速シーツ・オブ・サウンド状態の疾走曲から、メロディアスなスローまで表情豊かにこなしつつ、猛者たちとの交感を楽しむそのスキル、まったくもって只者ではない! 全プレイヤーの全プレイが聴きどころといえる必聴作!
PCD-22383 もたれないワールド
2014.12.04
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P-VINE RECORDS が送り出す、プリミティブロックンロールミュージック最後の希望!!
2015年にして、最もロックンロールの魔法に満ちた3人組『ぐっとクルー』。
初めてライブを見た時「私はこの人から学ぶことが沢山ある」と直感で思いました。当初の私は「判りやすい経歴」を作ることに必死で、音楽そのものから遠ざかっていましたが、彼はとても自由で、音楽に近い所にいるように見えました。
―島崎智子(岡沢じゅんHP より抜粋)
3.11以降、住まいを持たず日本中を歌い旅をしていたSSWの岡沢じゅんが2013年に結成したグループ『ぐっとクルー』。
音楽前夜社からライブ限定EPをリリースし、これまでに倉内太・ジャポニカソングサンバンチ・タテタカコ・王舟らと共演。
ボーカル/ ギターを担当する岡沢のチャーミングなキャラクターと自由すぎるステージング、心を撃ち抜く歌詞・メロディーは、” ロックンロール最後の妖精” と呼んでも過言ではない才能です。あたたかなテープエコーに乗せて紡がれる本作は、8トラックカセットテープMTRにて一ヶ月かけて録音され、レコーディング・ミックス・ジャケットデザインに至るまで岡沢じゅん自身が担当。
マスタリングは中村宗一郎。
2015年最初のロックンロールの魔法をぜひ!!
PCD-22382 STONER LIFE THE MIXTAPE
2014.11.28
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2014年を代表するクラブ&ギャル・アンセム“BoyFriend #2(Remix)”や記憶に新しい最新ヒット“LYNE”がちまたでバズりまくっているKOWICHIとDJ TY-KOHのふたりによる最強のストリート産オフィシャル・ミックスCD!!
2014年を代表するビッグ・チューン“BoyFriend #2” feat. pukkey & DJ TY-KOHでストリートやクラブでブレイク中なK-TOWN代表のラッパー、KOWICHIがそのTY-KOHとのタッグで送るストリート・マナーなオフィシャル・ミックスCD!KOHH、YOUNG HASTLEが新たに参加した“Boy Friend #2(Remix)”、話題の新曲”LYNE”とiTunesヒップホップ・シングル・チャート1位を獲得した話題の新録音源も収録の鬼ヤバなヤツ!リリリ、リッスーン!
◆ WESTAHOLICからのリリースとなったセカンド・ソロ『THE DINER』を昨年3月にリリースしたK-TOWN(川崎)を代表するラッパー、KOWICHI!MoNaをフィーチャーした“FLOWER”やDJ PMXが手掛けた“1st Time”(feat. JOYSTICKK & GIPPER)などの話題曲を収録し、今年のベストなストリート産ヒップホップ・アルバムとの呼び声高い同作から“BoyFriend #2”feat. pukkey & DJ TY-KOHがスマッシュ・ヒットを記録!シーンのレジェンド、DS455のニュー・アルバムへも客演として招集されており、今もっともホットなラッパーと言っても過言ナシ!!
◆ SOUTH SIDE OF KAWASAKI CITYをHOODとするMr. K-TOWNことDJ TY-KOHは、これまでにもSIMON、Y‘Sと共に放った“TEQUILA,GIN OR HENNY”を筆頭に、YOUNG HASTLE“V-NECK T(V-MIX)” feat. DJ TY-KOH, Y’S, OHLI-DAY, YUKI a.k.a.JUTO, JAYSMAN & BIG-TやTRIGA FINGA“Gyal Is Everything (Remix)”feat. DJ TY-KOH, Y’S,TOPなどのストリート/クラブ・アンセムを発表!SCARSとの『SCRAS THE MIX』やA-THUGとの『YEEEAH THUG』などのオフィシャル・ミックス作品も手掛けているシーン最重要なDJ!
◆ まずは前述“BoyFriend #2”へKOHHとYOUNG HASTLEを新たにフィーチャーしたリミックスが先行配信リリースされ、解禁直後に瞬殺でiTunesヒップホップ・シングル・チャートの1位を獲得!直後に公開されたミュージック・ビデオもバズりまくり、オリジナルともども今年を代表するクラブ&ギャル・アンセム入り!さらには本作からの先行として発表された新曲“LYNE”もリリース直後にiTunesヒップホップ・シングル・チャートの1位を早々とゲットし、注目度は高まりまくりな中でのリリースとなるKOWICHI & DJ TY-KOHのタッグによるストリート仕様のミックスCD!
◆ 他にもYOUNG HASTLEも参加したタイトル・トラック“Stoner Life”、T.O.P.が新たに参加した“そのキャッシュ”のリミックス・ヴァージョン、TRIGA FINGA、RUEEDが新たに参加した前述“BoyFriend #2”のレゲエ・ヴァージョン、KOWICHIに加えてGIPPERも参加したYOUNG HASTLEのK-TOWNアンセム“K-Town Sunday (Remix)”などのホットな新録音源を収録!またNiyke Rovinzの3月にリリース予定のデビュー・アルバムから“Let’s Talk About Me”を先行収録!
◆ そしてその以外にも『THE DINER』収録曲やKOWICHIが客演したDS455“It’s Going Down”、さらには同じくTY-KOHとのタッグで放った今でも人気衰えぬクラシック“何をGET(Remix)”を始め、これまで発表してきた人気楽曲もピック!今もっともアツいラッパー、KOWICHIを知ったフリ出来る最強のミックスとなるはず!リリリ、リッスーン!!
PCD-24384 was here
2014.11.21
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国も時代も超越した、豊潤かつ芳醇なインストゥルメンタル・ミュージックを奏でる4人組、NRQ。その楽曲や演奏はもちろん、録音からアートワークにいたるまで、あらゆる面で最高傑作と断言できる3年ぶりのニュー・アルバム『ワズ ヒア』(通算第3作)。ニュー・レジデンシャル・クォーターズ(新興住宅地)=NRQは、飄々と聴こえるかもしれないその音楽とは裏腹に、貪欲に新興音楽地を切り拓いているのだ。これはかつて“ここにいた”、しかしどこにもいなかった音楽である。
■前野健太やツジコノリコ等の作品にも参加している吉田悠樹(二胡)、湯浅湾のメンバーでもあり、片想い等の作品にも参加している牧野琢磨(ギター)、cero やエミ・マイヤー等の作品にも参加している服部将典(コントラバス)、ストラーダや真夜中ミュージック、浜野謙太とのバンド、Newday でも活動する元コンポステラの中尾勘二(アルト・サックス、クラリネット、ドラム、トロンボーン)の4人から成るインストゥルメンタル・バンド、NRQ。2010年の1stアルバム『オールド・ゴースト・タウン』がつつましやかに話題となり、2012年の2ndアルバム『のーまんずらんど』がトクマルシューゴや髙城晶平(cero)らに絶賛されるなど着実に信奉者、中毒者を増やしてきた。そんな彼らの3rdアルバム『ワズ ヒア』。
■ブルースやラグタイム、オールドタイミーなジャズや世界中のフォーク音楽、ニューオーリンズのセカンド・ライン・ビート、ラテンやサンバにアフロ・キューバン、さらにはポスト・ロックやノイズ/エクスペリメンタル・ミュージックまでをも内包した、これまで以上にヴァラエティに富んだ豊饒な楽曲がまずすばらしい。それを、いつどこで鳴っていてもおかしくない、しかし、いつどこで鳴っていてもふさわしくない、不思議な魅力にあふれた音楽に仕立て上げている4人の有機的な演奏も見事だ。その音色ゆえにいやおうなく大陸的な響きを帯びるところもある吉田の二胡、時にスリリングな、小気味よく機知に富んだ牧野の完全フィンガーピッキングによるギター、バンドに安定感と躍動感をもたらす服部のコントラバス、ドラムにおいては絶妙なタイム感で全体をグルーヴィに、管楽器においては吉田の二胡と寄り添い、彩を添える中尾(「slope」では、他のメンバーも驚愕のクラリネット&ドラム同時演奏も披露)。さらに、3人のゲスト・ミュージシャン――前作に続いての参加となるスティールパンとトランペットのMC.sirafu (ザ・なつやすみバンド、片想い、うつくしきひかり等)、そして、キーボードのエマーソン北村(キセル等、元JAGATARA、元ミュート・ビート。中尾との音盤上の共演は篠田昌已ユニット『コンポステラ』以来24年ぶり)とパーカッションのokyon(ZOOCO、hiro:n等)――が参加し、NRQの唯一無二の音楽をよりいっそう華やかで滋味豊かなものにしている。
■アナログ・テープ・レコーディングによる、間違いなくこれまでで最高のサウンド・クオリティにも注目してほしい。温もりあふれる極上のサウンドがなんとも心地好い。
■坂本慎太郎やジム・オルークのアルバム・ジャケットの写真も手がける、アクの強い(失礼!)作風で熱狂的なファンを持つ写真家、塩田正幸の摩訶不思議な作品を、ceroやエマーソン北村のアルバム・ジャケットのデザインも手がける惣田紗希がポップに仕上げたアートワークもじつに秀逸。
■楽しく、心地好く、切なく、スリリングなNRQの3rdアルバム『ワズ ヒア』。あきらかな最高傑作。
PCD-24389 Groove Or Die
2014.11.21
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ハービー・ハンコック~ザ・ヘッドハンターズを支えたレジェンダリー・ベーシスト=ポール・ジャクソン御大の“死ぬほどグルーヴィ”な9年ぶり新作!!
どうやったらこんなグルーヴが出せるんだ?! 誰にも真似できない世界一うねるベースは今もって大健在!ザントーネ・ブラックのエレピ&ヴォーカルをフィーチャーした楽曲も驚くほど洒脱な会心作!
歴史的名盤『ヘッドハンターズ』での名演をはじめとする70 年代ファンク期のハービー・ハンコック~ザ・ヘッドハンターズの鉄壁グルーヴを支え、数々のセッションにもその名を残してきたスーパー・ベーシスト、ポール・ジャクソン。世界でもっともグルーヴィなベースを弾く男としてリスペクトされ続ける御大の久々の新録リーダー作が完成!ジャイルス・ピーターソンも賞賛したUK ジャズ~ソウルの才人ザントーネ・ブラックを鍵盤&ヴォーカルに、クロスオーバー・シーンの人気プレイヤー、トニー・マッチをドラマーに従えたトリオ編成の本作。御年67 歳というのがとても信じられないほど強靭にうねる御大のベース・グルーヴに、自身のコクのある歌声ももちろん披露。エレピがしなやかに駆ける都会的なサウンドは驚くほどに洒脱で、プレイヤーとしてのみならず圧倒的な現役感を見せつける!「グルーヴ・マスター此処に在り」なこの掛け値なしの大傑作、まずはM8“Tiptoe Through The Ghetto”の格好良さにシビれてほしい。