ジャンル: JAZZリリース情報
PLP-7925 Cruisin’
2023.03.08
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・Wendel Harrisonが80年代に入り“Wenha”から世に送り出したデトロイトの男性ソウル・シンガー、William Odell Hughesが残したメガ・レア盤が遂に世界初リイシュー!
・メロウなヴォーカルで聴かせるソウルナンバーから、シンセをフィーチャーした80’sファンク、そしてディスコ~ブギーなサウンドまで取り込んだ80’sフレイバーたっぷりの極上盤!
“Tribe”から“Wenha”へと時代とともにスタイルを進化させていったWendel Harrisonが地元デトロイトで見出した男性ソウル・シンガーWilliam Odell Hughesの1stアルバム(1981年作品)である本作は、レア度と内容の素晴らしさも相まって長きに渡ってリイシューが期待されていたディガー垂涎盤! ハイトーンから腰の入った低域まで見事なまでに歌い上げる伸びのあるヴォーカルで、メロウなソウルナンバー「Where Am I」(M3)から、シンセをフィーチャーした粘っこい80’sファンク「Super-Funk-A-Ga-La-Listic-Freak」(M4)、そして本作のハイライトと言うべきディスコ~ブギーなキラーチューン「Cruisin’」(M1)と80年代初頭のオイシイところを濃縮したフロア・ライクなサウンド満載! もちろん“Wendel Harrison”もエグゼクティヴ・プロデューサーとして、そしてソングラインティングからサックス、フルート、コーラスといった幅広いパートとで参加するなど全面バックアップ! 40年の時を経て熟成されたメガ・レア盤が遂に世界初リイシューです!
PCD-94147 The Time Is Now!
2023.03.02
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伝説のJAZZレーベル“TRIBE”をWendell Harrisonとともに立ち上げた創始者の一人であり、デトロイトのジャズシーンに多大な影響を与えてきたトロンボーン奏者Phil Ranelinによる1974年作品!緊張感に溢れたインプロヴィゼーションやソウルフルでグルーヴィなジャズなど70年代前半の空気感と強靭なブラックネスに満ち溢れたスピリチュアル・ジャズ名盤が最新リマスタリングを施しリイシュー決定!
Wendell Harrisonとともに伝説のジャズレーベル“TRIBE”を立ち上げ、70年代初頭のデトロイトのジャズシーンにおける重要人物として存在感を示していたトロンボーン奏者Phil Ranelinによる、ソロ名義としては自身初のリーダー作となる『The Time Is Now!』(1974年)。緊張感に満ち溢れたインプロヴィゼーション「The Time Is Now For Change」(M1)で幕を開けフリーキーかつアブストラクトな「Time Is Running Out」(M2)でさらなる熱量を高めながらも、モーダルな響きを備えたソウル・ジャズ「Of Times Gone By」(M3)や強靭なブラックネスを放つジャズ・ファンク「Black Destiny」(M4)と極上のグルーヴも聴かせてくれます。そして哀愁漂うトロンボーンの旋律に心震わされる「13th And Senate」(M5)とオリジナル盤のラスト・ナンバーとなる「He, The One We All Knew, Pt.1」(M6)まで、スピリチュアル・ジャズ名盤の名に相応しい1枚!アウトテイク、オルタネイト・ヴァージョンを追加収録した全9曲、LPは2枚組スペシャルエディションでの最新リイシューです!
PLP-7628 LONNIE LISTON SMITH (JAZZ IS DEAD 017)
2023.02.28
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コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第七弾が登場! いよいよシリーズも大詰めを迎える第七弾では、70年代にアフロ・チューチャリスティックなジャズ・ファンクの名曲を残した伝説のキーボーディスト、ロニー・リストン・スミスが登場!
キーボーディストとして、50年以上のキャリアを誇るロニー・リストン・スミスは、ファラオ・サンダースやマイルス・デイヴィスといったジャズの巨人たちのサイドマンを経験したのち、70年代に入ってからは自身のバンド、ザ・コズミック・エコーズを結成。セシル・マクビーやジェイムス・エムトゥーメイらが参加したそのバンドを従え、〈Flying Dutchman〉から数々の名作をリリース。代表曲の一つである“Cosmic Funk”の曲名通り、コズミック(宇宙のような)・サウンドをその特徴とし、ステツァソニックが“Talkin’All That Jazz”でサンプリングし、またレア・グルーヴ~アシッズ・ジャズ・ムーヴメントに多大な影響を与えた究極の一曲“Expansions”を筆頭に、今なおヒップホップのサンプリング・ソースやダンス・フロアーを盛り上げる起爆剤となっている数々のジャズ・ファンク・クラシックを生み出した。2020年2月に〈JAZZ IS DEAD〉が主催したイヴェント「Black History Month」シリーズではヘッドライナーを務めたロニー・リストン・スミスが、このたび〈JAZZ IS DEAD〉と待望の再会!!70年代のザ・コズミック・エコーズではロニーの兄弟のドナルド・スミスがヴォーカルを担当していたように、この作品では〈JAZZ IS DEAD〉お抱えのシンガー、ローレン・オーデンが9曲中4曲でヴォーカルを担当。セカンド・シリーズの第一弾コンピレーション『JAZZ IS DEAD 011』に先行収録された“Love Bring Happiness”に始まり、アルバムのクローサーとなるメロウ・ジャズ・ファンク“A New Spring”まで、ヴォーカル曲はどれも、エイドリアン・ヤングが「自分にとってのマーヴィン・ゲイ」だと高く評価するローレンの美しいテナーが最も映えるスウィートな曲調で、コズミック・ファンクとはまた異なるロニーの魅力を最大限に引き出した秀逸な仕上がりに。ロニーのファラオ・サンダースとの共演を思い起こさせる軽快なジャズ・グルーヴで思わず踊りだしたくなる“Gratitude”、エイドリアンのサイケデリック趣味がさく裂した“Fete”、そして主役の本領発揮とも言える、〈Flying Dutchman〉時代の名作から抜粋したようなサウンドの“Kaleidoscope”に、ローズ・ピアノが宇宙遊泳する“What May Come”と、コズミック・ファンクだけでなく、多彩なアプローチでロニーの音楽性の広さを紹介した、70年代の名作と並べても遜色ないインスタント・クラシックが誕生!!
PLP-7627 LONNIE LISTON SMITH (JAZZ IS DEAD 017)
2023.02.28
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コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第七弾が登場! いよいよシリーズも大詰めを迎える第七弾では、70年代にアフロ・チューチャリスティックなジャズ・ファンクの名曲を残した伝説のキーボーディスト、ロニー・リストン・スミスが登場!
キーボーディストとして、50年以上のキャリアを誇るロニー・リストン・スミスは、ファラオ・サンダースやマイルス・デイヴィスといったジャズの巨人たちのサイドマンを経験したのち、70年代に入ってからは自身のバンド、ザ・コズミック・エコーズを結成。セシル・マクビーやジェイムス・エムトゥーメイらが参加したそのバンドを従え、〈Flying Dutchman〉から数々の名作をリリース。代表曲の一つである“Cosmic Funk”の曲名通り、コズミック(宇宙のような)・サウンドをその特徴とし、ステツァソニックが“Talkin’All That Jazz”でサンプリングし、またレア・グルーヴ~アシッズ・ジャズ・ムーヴメントに多大な影響を与えた究極の一曲“Expansions”を筆頭に、今なおヒップホップのサンプリング・ソースやダンス・フロアーを盛り上げる起爆剤となっている数々のジャズ・ファンク・クラシックを生み出した。2020年2月に〈JAZZ IS DEAD〉が主催したイヴェント「Black History Month」シリーズではヘッドライナーを務めたロニー・リストン・スミスが、このたび〈JAZZ IS DEAD〉と待望の再会!!70年代のザ・コズミック・エコーズではロニーの兄弟のドナルド・スミスがヴォーカルを担当していたように、この作品では〈JAZZ IS DEAD〉お抱えのシンガー、ローレン・オーデンが9曲中4曲でヴォーカルを担当。セカンド・シリーズの第一弾コンピレーション『JAZZ IS DEAD 011』に先行収録された“Love Bring Happiness”に始まり、アルバムのクローサーとなるメロウ・ジャズ・ファンク“A New Spring”まで、ヴォーカル曲はどれも、エイドリアン・ヤングが「自分にとってのマーヴィン・ゲイ」だと高く評価するローレンの美しいテナーが最も映えるスウィートな曲調で、コズミック・ファンクとはまた異なるロニーの魅力を最大限に引き出した秀逸な仕上がりに。ロニーのファラオ・サンダースとの共演を思い起こさせる軽快なジャズ・グルーヴで思わず踊りだしたくなる“Gratitude”、エイドリアンのサイケデリック趣味がさく裂した“Fete”、そして主役の本領発揮とも言える、〈Flying Dutchman〉時代の名作から抜粋したようなサウンドの“Kaleidoscope”に、ローズ・ピアノが宇宙遊泳する“What May Come”と、コズミック・ファンクだけでなく、多彩なアプローチでロニーの音楽性の広さを紹介した、70年代の名作と並べても遜色ないインスタント・クラシックが誕生!!
PCD-17854 LONNIE LISTON SMITH (JAZZ IS DEAD 017)
2023.02.28
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コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第七弾が登場! いよいよシリーズも大詰めを迎える第七弾では、70年代にアフロ・チューチャリスティックなジャズ・ファンクの名曲を残した伝説のキーボーディスト、ロニー・リストン・スミスが登場!
キーボーディストとして、50年以上のキャリアを誇るロニー・リストン・スミスは、ファラオ・サンダースやマイルス・デイヴィスといったジャズの巨人たちのサイドマンを経験したのち、70年代に入ってからは自身のバンド、ザ・コズミック・エコーズを結成。セシル・マクビーやジェイムス・エムトゥーメイらが参加したそのバンドを従え、〈Flying Dutchman〉から数々の名作をリリース。代表曲の一つである“Cosmic Funk”の曲名通り、コズミック(宇宙のような)・サウンドをその特徴とし、ステツァソニックが“Talkin’All That Jazz”でサンプリングし、またレア・グルーヴ~アシッズ・ジャズ・ムーヴメントに多大な影響を与えた究極の一曲“Expansions”を筆頭に、今なおヒップホップのサンプリング・ソースやダンス・フロアーを盛り上げる起爆剤となっている数々のジャズ・ファンク・クラシックを生み出した。2020年2月に〈JAZZ IS DEAD〉が主催したイヴェント「Black History Month」シリーズではヘッドライナーを務めたロニー・リストン・スミスが、このたび〈JAZZ IS DEAD〉と待望の再会!!70年代のザ・コズミック・エコーズではロニーの兄弟のドナルド・スミスがヴォーカルを担当していたように、この作品では〈JAZZ IS DEAD〉お抱えのシンガー、ローレン・オーデンが9曲中4曲でヴォーカルを担当。セカンド・シリーズの第一弾コンピレーション『JAZZ IS DEAD 011』に先行収録された“Love Bring Happiness”に始まり、アルバムのクローサーとなるメロウ・ジャズ・ファンク“A New Spring”まで、ヴォーカル曲はどれも、エイドリアン・ヤングが「自分にとってのマーヴィン・ゲイ」だと高く評価するローレンの美しいテナーが最も映えるスウィートな曲調で、コズミック・ファンクとはまた異なるロニーの魅力を最大限に引き出した秀逸な仕上がりに。ロニーのファラオ・サンダースとの共演を思い起こさせる軽快なジャズ・グルーヴで思わず踊りだしたくなる“Gratitude”、エイドリアンのサイケデリック趣味がさく裂した“Fete”、そして主役の本領発揮とも言える、〈Flying Dutchman〉時代の名作から抜粋したようなサウンドの“Kaleidoscope”に、ローズ・ピアノが宇宙遊泳する“What May Come”と、コズミック・ファンクだけでなく、多彩なアプローチでロニーの音楽性の広さを紹介した、70年代の名作と並べても遜色ないインスタント・クラシックが誕生!!
PLP-7854 When Sonny Blows Blue
2023.02.22
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ソニー・スティットがアーマッド・ジャマルのレーベルに吹き込んだ超レア盤が2020年代に復刻! ハンコック、ロン・カーターなどがゲスト参加し、グルーヴィにキメた「Sunny」のカヴァーで即死間違いなしなキラー・ジャズ・ファンク盤!
ジャズ界きっての多作家で知られるソニー・スティットのリーダー作の中でも随一のレア度を誇る異色盤! ピアニスト、アーマッド・ジャマルが運営していたレーベルJamalに残されたこのアルバムにはハービー・ハンコック(p, key)、ロン・カーター(b)、グラディ・テイト(ds)、ジーン・ベルトンチーニ(g)、バッキー・ピザレリ(g)など驚くべき大物アーティストが参加し、その間違いないミュージシャン達と共にクオリティの高い演奏を披露。ソニーが好調なブロウを聴かせる4ビートも良いですが、やはり聴き所は1970年という録音時期にふさわしい最高のジャズ・ファンク・ナンバー。「Out Of This World」「Summertime」などのスタンダードが驚きのジャズ・グルーヴ的解釈でカヴァーされているほか、5分以上にわたって繰り広げられる「Sunny」高速カヴァーがたまりません!容赦無く叩きまくるグラディ・テイトのドラムに熱いものがこみあげます。アレンジ担当デイヴ・ワード作のファンク「Opus 1」も素晴らしい仕上がりに!
PLP-7918 HENRY FRANKLIN (JAZZ IS DEAD 014)
2023.02.15
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〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズ第四弾!! コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第四弾が登場。第一弾のお披露目コンピレーションから始まり、早くも第四弾となる今回は、第二弾でフィーチャーされたジーン・カーンと同じく70年代に〈Black Jazz〉レーベルにて活躍した、スキッパーの異名を取る名ベーシスト、ヘンリー・フランクリン!!!
マニュアル・アーツ・ハイ・スクール在学中に、ロイ・エアーズのラテン・ジャズ・カルテットのメンバーとしてプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後、彼のプレイを目にしたヒュー・マサケラにその才能を見初められ、マセケラの大ヒット曲“Grazing in the Grass”に参加することで人気プレイヤーとしての地位を確立し、これまでにスティーヴィー・ワンダーからフレディ・ハバード、アル・ジャロウなど数々の著名なミュージシャンに起用されてきたヘンリー・フランクリン。72年には〈Black Jazz〉から初のリーダー作であり、自身の異名を冠にした『The Skipper』と、その二年後に『The Skipper at Home』をリリースし、同時に〈Black Jazz〉の数々の名盤にも参加し、同レーベルを支えた功労者として、レア・グルーヴ〜ブラック・ジャズ界隈からその名前が信頼される存在に。
『The Skipper at Home』収録の“Soft Spirit”はア・トライブ・コールド・クエストの“The Hop”でサンプリングされていたこともあり、アリ・シャヒード・ムハンマドとの邂逅は必然的でもあるといえる今回のコラボレーション。アルバムのオープナーとなる“Karibu”は、ゆったりとした立ち上がりからダブル・タイムへと突入する曲調で、開幕早々胸が熱くなる1曲。“People’s Revolution” は、〈Black Jazz〉や〈Strata East〉のような王道のブラック・ジャズの雰囲気を踏襲した曲調ではあるもの、ここから終盤にかけては主役の多彩さが際立つ展開に。チック・コリアの不朽の名盤『Return to Forever』のサウンドをアップデートしたような“Feedback”、チャールズ・ミンガスが愛情を注いだラテンとジャズのフュージョンを想起させる“Cafe Negro”、そしてユゼフ・ラティーフのように西アフリカのリズムを取り入れた白熱の“African Sun”と、ジャズの偉人たちのこれまでの挑戦の歴史をなぞるような、マエストロのジャズマンとしてのアグレッシヴさが前面に出た、驚きと感動に満ち溢れた一枚に仕上がっています。
https://youtu.be/0Q-JoHLMW_I
https://youtu.be/UPXNtNkkLPA
PLP-7919CB HENRY FRANKLIN (JAZZ IS DEAD 014)(Color Vinyl)
2023.02.15
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〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズ第四弾!! コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第四弾が登場。第一弾のお披露目コンピレーションから始まり、早くも第四弾となる今回は、第二弾でフィーチャーされたジーン・カーンと同じく70年代に〈Black Jazz〉レーベルにて活躍した、スキッパーの異名を取る名ベーシスト、ヘンリー・フランクリン!!!
マニュアル・アーツ・ハイ・スクール在学中に、ロイ・エアーズのラテン・ジャズ・カルテットのメンバーとしてプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後、彼のプレイを目にしたヒュー・マサケラにその才能を見初められ、マセケラの大ヒット曲“Grazing in the Grass”に参加することで人気プレイヤーとしての地位を確立し、これまでにスティーヴィー・ワンダーからフレディ・ハバード、アル・ジャロウなど数々の著名なミュージシャンに起用されてきたヘンリー・フランクリン。72年には〈Black Jazz〉から初のリーダー作であり、自身の異名を冠にした『The Skipper』と、その二年後に『The Skipper at Home』をリリースし、同時に〈Black Jazz〉の数々の名盤にも参加し、同レーベルを支えた功労者として、レア・グルーヴ〜ブラック・ジャズ界隈からその名前が信頼される存在に。
『The Skipper at Home』収録の“Soft Spirit”はア・トライブ・コールド・クエストの“The Hop”でサンプリングされていたこともあり、アリ・シャヒード・ムハンマドとの邂逅は必然的でもあるといえる今回のコラボレーション。アルバムのオープナーとなる“Karibu”は、ゆったりとした立ち上がりからダブル・タイムへと突入する曲調で、開幕早々胸が熱くなる1曲。“People’s Revolution” は、〈Black Jazz〉や〈Strata East〉のような王道のブラック・ジャズの雰囲気を踏襲した曲調ではあるもの、ここから終盤にかけては主役の多彩さが際立つ展開に。チック・コリアの不朽の名盤『Return to Forever』のサウンドをアップデートしたような“Feedback”、チャールズ・ミンガスが愛情を注いだラテンとジャズのフュージョンを想起させる“Cafe Negro”、そしてユゼフ・ラティーフのように西アフリカのリズムを取り入れた白熱の“African Sun”と、ジャズの偉人たちのこれまでの挑戦の歴史をなぞるような、マエストロのジャズマンとしてのアグレッシヴさが前面に出た、驚きと感動に満ち溢れた一枚に仕上がっています。
https://youtu.be/0Q-JoHLMW_I
https://youtu.be/UPXNtNkkLPA
PLP-7952 Garrett Saracho (JAZZ IS DEAD 015)
2023.02.15
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コロナ禍の中、レーベルの原点でもあるライヴ・イヴェントが開催できない苦しい状況においても無事に完走したファースト・シリーズ全10作品により、LAアンダーグラウンドやジャズの界隈でいま最も衆目を集める存在となった〈JAZZ IS DEAD〉、セカンド・シリーズの第五弾が登場。シリーズもいよいよ中盤に差し掛かる第五弾となる今回は、ファースト・シリーズも含めて最も“レア・グルーヴ”なリヴィング・レジェンド、ギャレット・サラチョ!!
ジャズ界で最も謎めいた存在、ギャレット・サラチョ。ホレス・タプスコットによる伝説的なパンアフリカン・ピープルズ・アークストラによって集められた、ロサンジェルスはワッツ地区のジャズ・シーンのミュージシャンと10代の頃から交流を持ち、名門〈impulse!〉と契約。同レーベルに吹き込んだ73年のアルバム『En Medio』は、中東の石油禁輸政策を背景にしたレーベル側のコスト削減のターゲットとなり、正当なプロモーションを得られることもなく、不遇の作品となってしまうが、ジャズとファンク、そしてラテン・ロックを難なく融合させたその音楽は、極一部のレア・グルーヴのコレクターたちの間ではカルト・クラシックとして愛され続けてきた。キャリア唯一のアルバムが商業的に失敗に終わった彼は、ヴィブラフォン奏者からピアニストに転身。あのジミ・ヘンドリックスとも共演するも、その後は音楽業界から映画の裏方の仕事へと転職し、レコーディングの世界からは離れていたものの、その早すぎた音楽性を愛してやまないエイドリアン・ヤングとアリ・シャヒード・ムハンマドからの熱いラヴ・コールを受け、再びスタジオに足を踏み入れることに。本作では主役の得意とするラテン・ソウル、ファンク、そしてエイドリアンお得意のサイケデリックなジャズを融合させた楽曲が目白押し。ニューヨリカン・ソウルのようなラテンの旨味を味わわせてくれる軽快なラテン・ジャズの“Sabor del Ritmo”や“El Cambio Es Neccesario”のクオリティがずば抜けているものの、ラテンとロックとブレイクビーツを煮込んだ“Trucha”はベイブ・ルースやインクレディブル・ボンゴ・バンドを聴いてきたヒップホップ世代のエイドリアン、アリならではと言える渾身の一発で、世代を超えたコラボレーションの魅力が凝縮。穏やかなブラック・ジャズを奏でる“The Gardens”も、〈JAZZ IS DEAD〉の一連の流れを踏襲した作りで素晴らしい仕上がりで、かねてより愛聴していたコアなヴァイナル・ディガーはもちろん、最近『En Medio』を知った新しい世代のジャズ・ファンから、まだその才能に触れたことのないジャズ・リスナーをも満足させること間違いなし!!
Time Capsule ep
2023.02.15
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70年代のジャズ、クロスオーヴァー・シーンでは異端な存在として知られ、90年代以降、モス・デフやQ-TIPを筆頭にNYCのヒップホップ・アーティスト達も彼を師と仰ぎ敬愛するなど、その存在が神のように崇められた伝説のピアニスト/コンポーザーのウェルドン・アーヴィン。彼のソロ活動2枚目の作品であり、レア・70’sジャズの金字塔、「Time Capsule」収録の重要曲が10インチ盤でカット!
ウェルドンの最高傑作とも言われる「Time Capsule」の重要な楽曲を10インチEPでアナログ・カット! A面には竹村延和氏のプロジェクトSPIRITUAL VIBESもカヴァーしたレアグルーヴ・クラシックの極み、「Deja Vu」をオリジナル・ヴァージョン、ショート・ヴァージョンの2ヴァージョンで収録。まるで宇宙を想起させるような音色のエレピやトリッキーなソロ回しの演奏は、ウェルドンの哲学的で内省的な歌詞や、朴訥としたヴォーカルと見事にシンクロ。かなりぶっ飛んだ曲であるものの、絶妙なバランスが天才的で、彼の作品の中でもダントツにポピュラリティのある曲になっています。また今回限りのショート・ヴァージョンはヴォーカル、エレピのソロ、ドラムブレイクを残して約5分にエディットしよりDJユースな仕上がりに。こちらは特別にダウンロード・コードを封入します。B1の「Feelin’ Mellow」はFATBACK BANDのジョニー・キングと共作、共演した上質なソウル・ナンバー。全体通してハート・ウォームな楽曲で、作詞を担当したウェルドンの奇抜な側面ではなく、穏やかで愛に満ちた気持ちを反映させた名曲。B2の「Watergate—Don’t Bug Me!は7分以上に及ぶフリーキーなファンクで、ウェルドンはメロディカを狂ったように演奏し、後半に進むにつれ激しさを増していくジャム・セッション的楽曲です。60年代後半からニーナ・シモンの専属ピアニストとして活躍し、のちにNYCのャズ・シーンで頭角を表すも、その前衛的なクリエイションゆえ、借金をしながら自主制作を余儀なくされた「TimeCapsule」。その後メジャーに傑作3枚を残しつつも、そのアザーサイドであり、異端の象徴として名高い本盤の独創的な世界は、まるでCANやVelvet Undergroundのような70年代のオルタナティヴでアヴァンギャルドな同じ匂いを彷彿させるヤバさを秘めたワン・アンド・オンリーな作品。中でも彼の再評価のきっかけにもなったこの「Deja Vu」、「Feelin’ Mellow」、「Watergate—Don’t Bug Me!」を是非10インチで!
オリジナルTシャツとのセットは↓こちらから。
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