ジャンル: ROCKアーティスト情報
The Innocence Mission
2008.08.21
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ペンシルヴァニア州ランカスターの高校で知り合った友人同士で結成。同地のカトリック・スクールの制作による舞台劇「Godspell」のためのバンドとして初めて一緒に演奏を披露する。1989 年にA&M よりデビュー作『the innocence mission』を発表。その後も『Umbrella』(1991)、『Glow』(1995)とリリースを続けた後、ドラマーのスティーヴ・ブラウンが脱退して現在のトリオ編成となる。RCA のサブ・レーベルKneeling Elephant に移籍して『バーズ・オ ブ・マイ・ネイバーフッド』(1999)を発表するが、間もなくしてレーベルが消滅。自主リリースの音源集を経て、2003 年にサンフランシスコ(当時)のインディー・レーベル、バッドマン・レコーディングから久々のフル・アルバム『ビフレンディッド』をリリース。翌2004 年には多くのスタンダードのカヴァーも含むチャリティ・アルバム『ナウ・ザ・デイ・イズ・オーヴァー』を発表して、幅広い支持を得る。2007 年に6 枚目のオリジナル・アルバム『ウィー・ウォークト・イン・ソング』をリリース。カレンは、そのヴォーカルの素晴らしさを買われ、ジョニ・ミッチェル(『ナイト・ライド・ホーム』)、ナタリー・マーチャント(『オフェーリア』)、ジョン・ハイアット(『ストールン・モーメンツ』)など、他アーティストの重要作にも多数参加している。
Sonya Kitchell
2008.08.21
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16歳の時、あなたは何をしていただろう。我々のほとんどの場合、その10代は探求と実験、そして不安の深い霧の中で費やされたにちがいない。そんな早い時期に自らの才能について満足に認識できるほど、十分に安定し、成熟していたものは数少ないだろう。ソーニャ・キッチェルはまれな例外である–たった16歳にして彼女は文字通りにも、比喩的な意味においても、まぎれもない自らの声を見つけたのだ。
その声の持つ、まぎれもない温かみと健全さは彼女のデビュー・アルバム『キャント・ゲット・ユー・アウト・オブ・マイ・マインド』(プロデュースはショーン・コルヴィンやスザンヌ・ヴェガを手がけるスティーヴ・アダボ)にパーフェクトに表現されている。人々は多くの偉大なシンガーのきっかけを感じ取るだろう、ジョニ・ミッチェルの風通しの良いリリシズム、エラ・フィッツジェラルドのフレージング、そしてノラ・ジョーンズやナタリー・マーチャントの煙るようなロマンティシズム–しかしそれらのサウンドはキッチェル自身のものだ。それは簡素でありながら誠実であり、心をふるわせる。
キッチェルのヴォーカルの温かみ以上に人々を驚かすのは彼女がその年齢にもかかわらず、偉大なシンガー・ソングライターであることだろう。アルバム『キャント・ゲット・ユー・アウト・オブ・マイ・マインド』に収められた曲は全て彼女のオリジナルである。今日までに彼女は100曲以上を書いており、彼女が12歳で作曲を始めたことを考えると、その驚くべき偉業はたった4年間で成し遂げられたのだ。摸倣ではないのと同時に、彼女の作品はジャズからフォーク・ロック、R&B、そしてポップスまでを開拓した。あなたがそれを聴いたなら、キャロル・キングやヴァン・モリソン、そしてバート・バカラックまで(特に「Tinted Glass」に)にいたる巨人達の影を感じるだろう。しかし彼女は彼女の人生の経験を非常に個性的な何かを創造するために注いでいるのだ。例えば「Clara」はイザベル・アレンデの著作『House Of Spirits』からインスパイアーされたものだし、「Someday」は浪費に対してキッチェルが異議を唱えた内容だ。
キッチェルと弟は西マサチューセッツの田園地帯にある40エーカーの土地で育ち、今もそこに住んでいる。そこでは勢いよく植林された夏の風景が晩秋に急速に冷たく荒涼となる。自然は詩的霊感とインスピレーションの源となるが、両親を見て育ったという彼女の度胸の芯がアーティストとして成功するキャリアを切り開いた。彼女の父親は抽象画ポスターの第一人者であり、彼女の母親はグラフィック・デザイナーである。ふたりから若きキッチェルは写真や旅行、そして何よりも音楽への愛情を受け継いだ。彼等は傾倒と忍耐をもってすればいかなることも可能となるという知識を覚えこませると同時に、知らず知らずのうちに不安定な経済的成功がアーティストに何を及ぼすかを示したのだ。
キッチェルは幼少のうちから母方の祖父から譲り受けたピアノ(それはクラシックのピアニストであり、ヴェトナム戦争の通信員でもあった母方の祖父が香港で買いもとめ、長い旅路を経て彼女の家にたどり着いた)をいじくりまわすことによってミュージシャンとして早いスタートをきった。彼女は8歳という感受性の鋭い年齢で、彼女の父親の義母のピアノ・リサイタルの中で歌う、という初めてのパフォーマンスを経験している。もちろん彼女の才能は生まれついてのものだが、彼女はミュージシャンとして成長するため常に努力をおこたらなかった。10歳の時彼女はジャズ・シンガーであるシーラ・ジョーダンとレベッカ・パリスによるヴォーカル・レッスンを受け始め、11歳の時には楽理の勉強も始めた。1999年に北カリフォルニアで行なわれたスペシャル・オリンピックで彼女は最初の大きなステージを経験した。もっと最近では彼女の作曲した「Romance」という曲が2003年のダウンビート・スチューデント・ミュージック・アワーズの“ジャズ・ヴォーカル”と“ベスト・オリジナル・ソング”部門で受賞した。加えて彼女はケネディ・センターにある、ベニー・カーター・ジャズ・アヘッド・プログラムにおいて、世界中の30歳以下の作曲家の中からわずか40人しか選ばれないというジャズ作曲の週間プログラムにも選ばれている。
2004年は若きソーニャ・キッチェルにとって極めて重要な一年であった。先行EP『コールド・デイ』のリリースはもちろん、彼女は自身のバンド(すでに3年共に活動している)と共に、タジ・マハール、タック&パティ、ショーン・コルヴィンといった世界的アーティストとの共演を果たした。彼女の才芸はその年齢にしては数多いにもかかわらず、もしあなたがキッチェルに質問したとしても、彼女が自身の年齢について口を開くのは一番最後だ。彼女にとってのゴールは全ての世代の、全ての世代のための、たぐいまれなヴォーカリスト、ソングライター、そして楽器奏者になることなのだ。
アーティスト公式サイト:http://www.sonyakitchell.com/
DAVID GRUBBS
2008.08.21
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ギタリスト/シンガーソングライター。1967年生まれ。ニューヨーク在住。ジム・オルークとの「Gastr del Sol」や、「Bastro」「Squirrel Bait」などのグループの創立メンバーで、自身のレーベル「Blue Chopstick」を主宰する一方、ニューヨーク市大学ブルックリン校音楽院の助教授も務める。10枚に及ぶソロ・アルバムを発表しており、最新作は『An Optimist Notes the Dusk』 (2008)。
GANG GANG DANCE
2008.08.21
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2000 年代初頭に結成。2003 年に『Revival Of The Shittest』をCD-R で自主リリース(後にSocial Registry からLP リリース)。2004 年にはFusetron からセルフタイトルのフル・アルバムを発売。さらに翌2005 年にセカンド・アルバム『God’s Money』、EP『Hillulah』をSocial Registry からリリース。2006 年には初来日を果たす。その後も、メンバーの手がけた映像作品とオーディオ・コラージュを収めた『Retina Riddim』、EP『RAWWAR』と休みなくリリースを続け、2008 年にサード・アルバム『セイント・ディンフナ』を発表。同年8月8日にはボアダムスによる88BOADRUM のニューヨーク版で指揮を任され、世界に先駆けて日本で行われたアルバム・リリース・ツアーでも6 都市7 公演で観客を熱狂させた。2009 年4 月にはコーチェラ・フェスにも出演。
2010年に日本を除く全世界で4AD とアルバム契約。エフェクトを駆使したギターやキーボードの歪なサウンドが乱れ飛び、エレクトロニック・ビートやパーカッション、シャーマニックな女性ヴォーカルと絡み合って織り成すポリリズミックでトライバルなグルーヴのめくるめく魅力は、ますます世界中のオーディエンスを虜にしている。
– Quotes –
ギャング・ギャング・ダンスはいま俺の一番好きなグループだね。この数年間そうなんだけど。彼らのライヴは素晴らしいよ。完全にユニークなサウンドで革新的。これだけエキサイティングでアイデアに溢れた音楽を聴くことは滅多にない。彼らには最高のビートがあるし、俺を驚かせてくれるんだ。
[NME.com 2008 年10 月15 日付の記事より抜粋]
ギャンギャンは、永遠の翼の中に潜んでいて、やがて発見されようとしている部族のサウンド。彼らはこの世のものとは思えないようなものの音と馴染みのある音をとぎれなく融合させてしまう。ネヴァー・ネヴァー・ランドの笛吹きたち。『セイント・ディンフナ』はブルジュ・ドバイ(世界一高いビル)に影を投げているのさ。
[NME.com 2008 年10 月15 日付の記事より抜粋]
SC-113 The Lake
2008.06.06
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PCD-23973 Blue Rain
2008.06.06
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PCD-93063 Alles Wieder Offen
2008.06.06
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最新スタジオ・アルバム! 27年にも及ぶバンドの過去に様々な形で自己言及しつつも、単なる焼き直しには終わらず、同じ所に留まることを良しとしない彼らの意思がはっきりと表れた傑作。
インダストリアルやノイズ・ミュージックの偉大なる先駆者といったノイバウテンの画一的なイメージからは想像もつかない多様な音楽性と緻密で大胆な音響設計が実に新鮮に感じられる。
ノイバウテンを知らなかった若い世代にこそ、先入観なしに聴いてみて欲しいアルバム。
ベース、ピアノ、ヴォーカル、 パーカッション、ギター、ストリングスが順に折り重なり、次第に高まっていく冒頭の「Die Wellen」、アレキサンダー・ハッケのメロディアスなベースのフレーズが冴え渡る「Nagorny Karabach」、特徴的なメタル・パーカッションの音が鳴り響く「Weil Weil Weil」、中国の北京から現れた注目のエクスペリメンタル・ユニット、White の紅一点Shenngy(日本でも有名なガールズ・パンク・バンド、Hang On The Box の元ドラマー!)をゲスト・ヴォーカルに迎えた「Ich Hatte Ein Wort」等々、捨て曲は一切なし!
PCD-20015 Total Magique
2008.06.06
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ちょっぴりおバカでダンサブル! !!!やラプチャーに通じるダンス感覚と、スーサイドやクリニックを彷彿させるシニカルさがタップリのユーモアとともに同居したモントリオールのトリオ、ウィ・アー・ウルヴス! ジャスティスやデジタリズムあたりのファンにもオススメ!
Alexander Ortiz(vo, b, g)、Vincent Levesque(key, drum machine, vo, perc)、Antonin Marquis(ds, vo, perc)のモントリオールのトリオ、ウィ・アー・ウルヴス日本上陸!
05年にファット・ポッサムからアルバム、『Non-Stop Je Te Plie en Deux』でデビューした彼らの本邦初登場となる2ndアルバム、『トータル・マジック』! ワイルドなドラムとチープなキーボードを前面にフィーチャーしたそのサウンド(曲によってはボコーダーも!)はじっつにダンサブルでキャッチー!
とはいえ、ただ能天気なわけではなく、ポスト・パンク的なクールなカッコ良さを兼ね備え、バンドならではのダイナミズム溢れるそのサウンドに誰もが踊りだしたくなること請け合い!
フロア仕様のワイルドなダンサブル”ロック・バンド”、ウィ・アー・ウルヴスに大きな注目を!
いやあ、これはヤられるよ、きっと!
アナタもボクも、みんな楽しくウルヴス中毒!!
PCD-20021 Apple O’
2008.06.06
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クリス・コーエン(ザ・カーテンズ)の加入により4人編成となったディアフーフによる最初のアルバム。
サトミが発するハイトーン・ヴォイスは、子供の鼻歌のようにさりげなくも感動的。
ベイエリア屈指の個性派ギタリスト、ジョンとクリスのツイン・ギターが繰り出す創意あふれるフレーズは時に性急で凶暴、時にスロウで美しい。
そこにバンドの要となるグレッグの自在なドラミングが噛みあって、激烈にポップで、夢と現実の間を絶えまなく行き来するような緊張感に溢れた、唯一無二のディアフーフ(鹿のひづめ)・サウンドが生まれる。
病み付きになること請け合いのこの魅力は聴かなければ分からない!
「ハイ・アートとロウ・アート、そしてアウトサイダー・アートの世界がぶつかり合い、いつになく自然に溶け合う今こそ、ディアフーフの時代なのかもしれない」














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