Damon & Naomi デーモン&ナオミ

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デーモン&ナオミ(Damon & Naomi)

デーモン&ナオミは今年、喜ばしくもパフォーマーとして一緒に活動するようになって25 年目を迎える。そして、4年ぶりの新しい作品集『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』以上に喜ばしい気持ちを表しているものはない。瑞々しい可能性と深みを持ったアルバム、『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』では、最高のものを作り続けるアーティストの熱意と音楽のヴェテランの技術が融合している。暗く内省的な『ウィズイン・ディーズ・ウォールズ』からこれまでの年月が無駄に費やされてきたわけではない。デーモン&ナオミの最初のアルバム、『More Sad Hits』の再発、これまでのキャリアのハイライトの回顧展(『The Sub Pop Years』)、ドキュメンタリーとライヴ・パフォーマンスで構成された、ヴォリュームたっぷりのDVD『1001 Nights』、そして、おそらく最も特筆すべき、影響力絶大なギャラクシー500 の3枚のアルバムの再発と、多くの回想で費やされてきたのである。それゆえに、ノスタルジアの喜びと回想の温もりへのオード、「Walking Backwards」は『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』の最初の曲にふさわしい。楽曲は栗原道夫のエレガントなギター――厚く共鳴するサイケ・サウンドは、日本のバンド、ゴーストとのコラボレーション(2000 年の『With Ghost』)以来、デーモン&ナオミの音楽の一部となっている――そして、『Death Of A Ladies’ Man』(注:レナード・コーエンのアルバム)スタイルの女声バック・コーラスとホーンによって彩られている。
『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』は、バンドに与えられた、瞑想的なメランコリーという評価からすると、いくらか思いもよらない起源を持っている。アーティストが、オーディエンスの期待から逃れようとするプレストン・スタージェスの映画、『サリヴァンの旅』に言及した『Ants In Your Pants 2011』という仮題が付けられていたアルバムは、意外にもアップビートで声高だ。歌詞で本当の内省を描写する一方、メロディは元気が良く、広々としている。ピアノの演奏に対するナオミの新しい情熱は、星の多い夜のようにアルバムの周りを回り、プラスティック・オノ・バンドの最上の作品に見られる直接性を獲得している。もうひとつの曲「Shadow Boxing」は、人間関係の気まぐれさと、いかにして最も強い結合さえ対立するかを見る窓を開く。彼らのすべての作曲と同じく、歌詞は生に対して詩的で思慮深い見方を取っている。“闘わないでおこう/今夜は無駄なことはしないで”とナオミは歌う。彼らの最高の作品同様、それは彼らの表現において最も印象的な誠実さと必然性である。
『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』で、デーモン&ナオミはまず第一にリスナーを音楽に向かわせるもの――感情、共感、そして美しさ――のきわめて重大なドキュメントを差し出している。

デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは、親密さの芸術の域に達した。

――グレッグ・コット(シカゴ・トリビューン紙)

デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは、ゆっくりと、着実に、こっそりと、彼ら自身を現在のシーンにおける最も一貫して興味深い文化的な巨大な存在へと仕立て上げた。

――バイロン・コーリーとサーストン・ムーア(アーサー誌)

デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは、過小評価されているアシッド・フォークの創始者である。

――キース・キャメロン(モジョ誌)

日本語公式サイト:http://www.damonandnaomi.jp/

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