ジャンル: JAPANESEアーティスト情報

STICKY from SCARS
2009.09.30

価値観とモラルを覆し大きな衝撃を与え、ここ数年のHIP HOPシーンの新たな流れを作り出した、最重要グループ SCRAS のメンバー。 その中でも一際クールに冷めた視点で、淡々と、世の中にツバを吐くように言葉をスピットする彼のスタイルは、特に人気が高く、現在もっともソロ・アルバムを待ち望まれているラッパーのひとりである。  今作はI-DeAがエグゼクティブ・プロデュサーとして、大半の楽曲を提供。世間の期待をはるかに越える完成度は、本年度の最高傑作としてHIPHOPシーンから衝撃と共に迎えられる事だろう。

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PCD-4611 1秒でも
2009.09.30

吠えるバラード。
一秒でも君を見つめていたい、一途な思いを込めてSing-0が吠える究極のラブソング

との春、レコチョク・クラブチャートを席巻した、SOUL・R&B・AOR・J-POPの美味しいところだけを濃縮抽出したクリアプレンドSing-O(シンゴ)待望のニューシングル!!聴くもの全てを虜にするその「吠えるバラード」がマキシマムに発揮された傑作バラード「1秒でも」を中心にした4曲入りSing-Oワールド全開盤!

『吠えるバラード』。
この言葉ほどSing-Oの魅力を表現しきった言葉はないでしょう。Sing-Oが目指し体現するR&Bとはすなわちリズム&バーラード。リスナーの全身に放射され心に響くその歌声は、時に強く、時に優しくwavyに、そして時にせつなく、増幅されリスナーの心を涙で満たし潤します。
タイトル曲「1秒でも」は、愛するものへの気持ちをストレートに表現しきったSing-O吠えるバラードの王道であり真骨頂。続くM2「sexy Lip」では一転して大人の恋の駆け引きを、印象的なアコギのフレーズと絡みつくコーラスワークで描きます。M3「女神のスマイル」は、既に
Sing-O友人の結婚披露パーティにて会場を感動の渦に巻き込み、涙で新婦のお色直しを一回増やさせた逸話を持つ、今年度No.1ウェディングソング候補楽曲。そして最後のM4は、Sing-O自身もチームに帯同渡仏し体感したり「ル・マン24」での男たちの熱い想いを込めた楽曲「PRIDE~24Limit~」。 Sing-Oの持つさまざなフェイズから「これつ!」と厳選した、聴いてしまうとアルバムへの期待がいやでも高まる超濃縮マキシシングルです。是非、お楽しみ下さい。

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XNAE-10025 COLDFEET presents “MJ THE TOUR”
2009.09.30

~Michael Jackson DANCE MUSIC COVER album~
COLDFEETが2年の歳月をかけ完成したDANCE MUSIC界総出演のカヴァーアルバム誕生!
マイケルの持つフロアー性を意識した豪華リミキサー陣によるREMIX全4曲も収録!!

★参加アーティスト
冨田ラボ / ナカムラヒロシ(i-dep) / The SunPaulo(佐藤タイジ&森俊之) / blanc. / 金原 千恵子 / 丈青(SOIL & “PIMP” SESSIONS) / RYUKYUDISKO / arvin homa aya / TOKU / 田中義人 / 今井了介 / 土屋公平 / テレシィイ / ☆Taku Takahashi(m-flo) / DAISHI DANCE / SUGIURUMN / World Sketch

はじめに。
「マイケルなら歌うよ!」2007年夏の話。札幌のプロデューサー、堀内くんからカバー・プロジェクトをやらないかと相談された時のLoriの返事だった。ご存じない方も多いかと思うが、マイケル・ジャクソンはプリンス等とならぶ「カバーの許諾を得るのが困難な アーティスト」として業界では有名な男。なのでジョークまじりに、でも生粋の80’sアメリカン・ガールである(実はムーンウォークも出来る/笑)
Loriは「純粋に大好きなアーティスト」として彼の名前を挙げた。

それから1年半過ぎた2008年の暮れ。「遂にマイケル側から OK出ました。COLDFEET単独のマイケルのカバーアルバムが作れます!」
同プロデューサーからの突然の台詞に僕らは仰天した。彼はその1年半、本国の著作権サイドとコンタクトを続け、ねばり強い交渉の果て、遂に許諾を得たというのだ。目を大きくしたまま僕らは言うしか無かった。「それは・・・や、やるしか無いね」。
戸惑いは消えなかったが、それでも2人共チャレンジするのに相応しすぎる相手であることは十二分に感じてしまっていて、僕は Loriの一言にやられた。「これくらい音楽やって来て、今本気でマイケルを、そのサウンドを勉強できる機会を得られる事は最高に幸せな事じゃない。」・・・・時を同じくし復活のツアーを行うと宣言したマイケルの応援としても絶好のタイミング、2009年の始まりと共にプロジェクトは動き始めた。

まずは選曲が予想以上に困難だった。自己満足的にリハーモナイズされたマイケル曲なんて無意味と感じた僕らは基本もうコピーで(笑)。
されどリズムやBPMに関しては、今フロアで踊れるものを目指そう、という決め事を作りデモ作り。そんな僕らに立ちふさがったのはやはりオリジナル・マイケル・ジャクソンの壁。いやぁ、何曲デモを作った事か(苦笑)思えば僕はコピーってのがずっと大嫌いだった。
でもこのアルバムは一生懸命コピーしたいと思った(笑)。参加ミュージシャンの多くにも「オリジナル・フレーズをコピーしてきて。」と伝えた。
でも録音前にコピーしたフレーズを自分のものにしてきてくださいとも伝えた。そう、同じフレーズ、同じメロディが集まっているのに、僕らのアルバムになる事が最初の目標となった。

実は僕らにとってマイケルと言ったらアルバム「オフ・ザ・ウォール」。もうこのアルバムをカバーすれば良いと思うくらい好きだったが、そうした苦行のようなプリプロダクションの果て(コピーだけではいかない楽曲もどんどん多くなり)、実際に残った曲は多岐に渡ったものとなった。沢山の入り組んだ思いの果て、次第に参加を呼びかけるゲスト・ミュージシャン/アーティストの数も爆発 (笑)
「これはいよいよマイケル・パーティだ。」そんな事を言い合って、笑っていた。
そしてそんなゲスト達のダビングを翌週からに控えた6月26日の朝。誰もが想像していなかった「あの日」が・・・・・・突然やって来た。

作りたかったのはハッピーな応援アルバム。追悼のアルバムなんて作りたくもない(まったく僕ららしくもない)。この企画は中止しよう。
なんとも重いモノを背負ってしまった自分がいた。近しいスタッフの多くも最早彼の死に便乗したようにしか見えない、この企画を進める事に反対していた。マイケルの死後何日も、何も決められない進めない自分達。。。。。。。

毎日晴れない梅雨空を見上げながら過ごす僕の、真っ白になった心のその底に少しずつ少しずつ見え隠れしてきたもの。それは沢山の友人達の死に大きく揺り動かされて来た沢山の大切な過去の思い出と、ここまで大切に作り上げて来た作品を世に伝えて行きたいというシンプルな感情。マイケルの死から一週間過ぎた日、スタッフを集め長いミーティングを行った。沢山の意見を聞いた後、僕はこう言い放っていた。「人が何と言おうと構やぁしない。人の噂なんぞせいぜい数年の話。最高の音楽は未来永劫残って繋がって行く。そしてそんな濃厚で前だけを向いたハッピーなアルバムを作りたい。勝手を言わしてもらえば、マイケルの誕生日の2日後の僕の誕生日までに仕上げて、マイケルが迎える事ができなかった51歳という年齢を、僕は最高の気持ちで迎えたい。」そんな戯言だった。昔から自分の同い年といえば「マイケル」、「プリンス」、「マドンナ」と言って笑っていたが、それは彼らの黄金期にリアルタイムに触れ、過ごせて来た充実感を言いたかった。僕らはマイケルが突然いなくなった長く暑いひと夏の間、そんな気分を共有する近しい世代のアーティストや、世代は違えどマイケルがどれほど自身のバックボーンに染み付いているかを語るアーティスト達と、スタジオで沢山の「最高のパーティ」の時間を過ごした。そしてアルバム制作の最終行程、マスタリング。僕らはいつも通り、やはりマイケルが復活のツアーの地と定め、されどたどり着けなかったロンドンへと向かった・・・・・・・ついにアルバムが完成する朝。見上げたロンドンの空は青く澄み渡っていた。悩み続けた僕にも、ようやく心の底から嬉しい気持ちが広がって行くのが分かって、少し泣きそうになった。

彼の訃報に、「ひとつの時代が終わった」みたいに言う人が沢山いた。いえいえ、そんなもん決して終りやしませんって。音楽も時代も、ずっとずっと繋がって、続いて行くだけ。なのでタイトルも「MJ THE TOUR」とした。終る事の無い旅を、ずっと繋げて続けて行こう。
これはそんな想いの僕らが「作らざる得なかった」アルバムです。

― Watusi (COLDFEET)

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PCD-18600 IONIZATION
2009.09.30

無機質極まりないハンマービートで日本全土、いや世界を揺らす準備完了、かのYMOを生んだ国、テクノ大国ニッポンのカオティックダンス天国!!

00年以降の大阪のオルタナティヴバンドと言えば、いわゆる「関西ゼロ世代」を思い起こすが、彼らヨルズインザスカイはその一群と一線を画す、つまりそういう意味でもオルタナティヴな位置のバンドである。
編成はあくまでオーソドックスな4ピースで、特に派手なアクションや衣装・メイクといった演出など無いのだが、その高い演奏力からくり出される音が、どこの誰にも似ていない唯一のものなのである。
強いて言えば、CANやNEU!などのクラウトロックに影響を受けた、80年代の英国ニューウェーヴバンド、例えばJOY DIVISIONやKILLING JOKE、P.I.L.に似た感触であろうか。
また彼らは、「ゼロ世代云々」といったくだりで全国に紹介されたのではなく、東京の随一のハードコアなレーベルLess Than TVから1stアルバムをリリースしており、その個性の強さを示す象徴なデビューの仕方だったと言える。
初期のソニックユースを彷彿させる、イレギュラーなギターのコード感、パワーミニマルとも言える人力テクノ的なリズム隊の強力な反復ビート、そしてこれこそどこの誰にも真似できない、ハイトーンボイスによる日本語詞のボーカリゼーション。
このセカンド作では更に無機質なビート、と最早ギターとは言えない、どちらかというとアナログシンセにすら聴こえる完全にオリジナルなギターサウンドで新たなゾーンに到達してしまっている。

 
今回ジャケットを含むアートワーク全般でデラシネのカザマコレヒコを起用、Less Than TVの盟友であり、双方ともどこにも属さない感性の持ち主、音とデザインとのガチンココラボを実現。
またサウンドプロデュースはpanicsmile吉田肇が担当。

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PECF-1014 STRAWBERRIES AND CREAM
2009.09.30

5月20日リリースの『BLUEBOYS DONT CRY e.p.』に続き、カジヒデキ1年ぶりの通算12枚目のオリジナル・アルバム。
昨年、映画『デトロイ卜・メタル・シティ』に楽曲提供、歌唱、出演で話題をふりまいたカジヒデキ。
昨年末のCOUNTDOWN JAPAN 08-09に初出演し、入場規制がかかるほどライブが盛り上がりました。

気になるアルバムの内容は、先行EPのリードトラック「Passion Fruits」を始め、キラキラした楽曲目白押し!!
今年5月に行われたシティボーイズ公演に提供し好評を博した「Loveis AII」もリアレンジして収録。
参加ミュージシャンは今年春、パイナップル強盗事件で話題になったスウェーデンはマルメからエッグストーンら、タンバリン・スタジオ勢が参加。
UKからも話題のグループ、セオリテイカル・ガールがゲスト参加など話題に事欠きません!!

日本人ミュージシャンでは昨年のアルバム『lollipop』リリースツアーに参加したミュージシャンを中心に、豪華ゲストが参加!レコーディングは『lollipop』をともに制作した堀江博久、橋本竜樹、ヨシエらお馴染みのミュージシャンに加え、ビートークルセイダースからゲスト・ボーカルとしてヒダカトオル氏が参加!!
以前からの交流はありましたが、07年からビート・クルセイダース主催イベント「BOYZOF SUMMER」への2年連続出演や、彼のレギュラー番組への出演などで友好を温めました。今回満を持しての参加になります!

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PCD-4214 関西空港
2009.09.30

黒人アーティスト、フレディーから生まれた新ジャンル“ エンソル”!!
聞きやすくって、ノリやすい、演歌とソウルがくっついて、“ エンソル”誕生!!それは1 人の黒人アーティスト、フレディーから生まれました。

数々の演奏経験を持つフレディーが、自身のルーツに日本の心をミックスさせ、新しいジャンルからオリジナル曲を発信。その第一弾の“ちょっと待って”は、読売テレビ『なるトモ!』でも紹介され、老若男女幅広い年齢層に親しまれています。そして遂に第二弾!!“関西空港”が完成。フレディー節に酔いしれて、ついでに体も動き出す。踊れる演歌、ご堪能あれ!!

「ナニ、湯上がり婆さんがシビレてるって?ナニ、朝風呂爺さんもってか!!
ソノ、フレディーって何者?エッ、ソウル姐チャンもタマげてるって?
オマケに演歌兄チャンもかぁ!!揚げ句の果てフレディの「エンソル」聞かされたオレは
「有り?アリ?こういうの有りなの?」と途方に暮れ、結果、コレって有りだと絶叫した!!
関係者~~~っ!!一度、奴に会わせろーーーっ!!」

― 宇崎竜童

 

「“アリガトー”を聴いたら物凄い名曲で泣いちゃった。
神戸のフレディーさん、一体どんな人なんだろう?と興味津々だった。
そしたら昭和63 年に横浜で出会っていた。実に21 年ぶりの再会でした。
しかし、フレディーさん、天才です!イイネったらイイネ!」

― 横山剣/クレイジーケンバンド

 

「ソウル・ミュージックに歌謡曲に通じるサムシングを感じるなら。
歌謡曲にソウル・ミュージックのエレメンツを求めてしまうなら。
もう、ソウルだろうが、歌謡曲だろうが…、ただただ、いい曲と出逢いたい、と思うならば。米アラバマ出身、神戸在住のフレディーが作り、
歌う「関西空港」にとり憑かれることでしょう。
ハッとするような洗練と、澱(おり)のようなエグ味。それが旨み。
10 年にひとつ。そんな言葉が似合う、名曲の誕生です。」

― 安田謙一/ロック漫筆

 

「これを聴いてなにも感じない、というひとはいないでしょう?
フレディーの“ ソウル・ミュージック”は世界共通、ちょっと泣きそうになるほど心に染みます。
ただ、このテンポ~タイム感はブラック・ミュージックを愛するものにしか出せないものかも。
すごいアーティストがいた!と興奮してます」

― 『bmr』編集長 – 小渕 晃

 

「日本語ネイティヴには絶対思いつかないであろう、言語感覚に即昇天。
異文化であるソウル・ミュージックを日本人の肌と耳にしっとりと馴染 ませた、
これぞ血と心の通ったプロフェッショナルの仕事です。
ニセモ ノをホンモノと間違え、ホンモノをキワモノと勘違いしている人は、フレディーで救われることでしょう。」

― 『ブルース&ソウル・レコーズ』編集長 濱田廣也

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PECF-1002 CUT YOUR THROAT.
2009.09.30

強烈なライヴ・パフォーマンスでハードコア・シーンのみならず、クラブ・ミュージック界隈からも大きな注目を集めているバンド、Strugglefor Pride(ストラグル・フォー・プライド/以下、S.F.P.)。
S.F.P.初のfelicity音源では、HAWKWIND "SILVER MACHINE"をカヴァー。カヒミ・カリィのヴォーカルをフィーチャーしました。
他全4曲収録。

真夜中、都会のゲリラたちは危険を承知でうごきまわる。彼らは秘密の入口を知っている。それは、支配者たちや普通の人たち、あるいは今これを読んでいるほとんどの音楽業界の人たちも知らない入口だ (これを書いている僕だって、それは正確には知らない)。そしてその先にはアナーキーな地平が広がっている。さあ、そこから先の言葉は、われわれ音楽業界で文章を書いている人たちの想像力に関わっている。この際だから、みんなで考えてみましょう。彼らが探り当てている“自由"というものの意味を。

昨年リリースされた7インチ「Change The Mood / Movies Scenes」を思い出して欲しい。この音楽は私たちの報復処置であり、この汚れた音楽を政治性から隔離しようとする凡庸なセンスに断固として抵抗しなければなりません――曲の冒頭でナレーシヨンはこんなことを言っている。都会のゲリラたちは、多くを欲しがりはしないが、自由と信念を決して譲ることもしない。彼らは誰よりもこの監視社会の抑圧を知っているけれど、それに屈することもない。SFPが奏でるイクストリーム・サウンド――そのノイズと咆哮に安っぽい微笑みはないが、それはしかし、そんな彼らの居場所を確認するジョイフル・ノイズでもある。

昨年の「Change The Mood / Movies Scenes」、あるいはDMBのコンピに収録された“falsehood”以来の新作がようやく届いた。「Cut Your Throat」はSFPの変わらぬ態度と新しい姿が聴けるシングルである。音楽的な観点で言えば新しいSFPであり、ハードコアという観点で言えば変わらぬSFPである。

タイトル曲の“Cut Your Throat”は、中原昌也からECDまでもが“天才”だと惜しみない賛辞を送るラッパ一、NIPPSをフィーチャーしている。
NIPPSのニヒルで不吉な声とシュールな言葉のドープなライム、そして場末のジャズ・クラブの演奏が終わると、情け容赦ないナイフのようなギターノイズが飛び出す。ハイスピードなプラストビートと今里の咆哮が稲妻のように走る。

2曲目の“Here Come The Night”はいわばダーティ・ノイズ・ディスコ・ハードコアである。暴風雨のようなノイズとダンサブルなビート、そして今里による遠くの叫ぴ声とのコンビネーションは、真夜中に広がる都会のゲリラたちの居場所に祝福を上げているようだ。強いて喩えるなら、『メタル・マシン・ミュージック』のハードコア・パンク・ヴァージョンといったところ。

ホークウインドによるスペース・ロックの名曲をカヴァーした“Silver Machine”は、このシングルのクライマックスだ。今里が絶対の信頼を寄せているカヒミカリィが参加したこれは、SFPのどんな曲よりもグルーヴィーに仕上がってい。そしてお聴きの通り、この曲においてもグッチンのギター・サウンドは冴え渡っている。そしてその轟音と力ヒミのハスキー・ヴォイスによって、最高のスペース・ノイズ・ロックが完成したというわけだ.ちなみにヴィプラフォン(のようなもの?)を演奏しているのは今里。

さて、“Silver Machine”が終わると、“Outro”としてスタ一バーストによる軽快なプレイクビート・サウンドが出てくる。この、地獄と天国を往復するような振幅も、SFPが好むところである。この発曲を提供しているスタ一バーストは、SFPポッセのひとりで、DJであり、トラックメイカーであり、レーベル〈セミニシュケイ〉の主宰者のひとりである。

SFP、もしくはその仲間たちは、自分たちの行為を“遊ぶ”という言葉で表現する。仲間と遊ぶ、この都会で遊ぶ、自由に遊ぶ――SFPやその仲間たちによるそうした行為が、われわれの暮らすこの社会における“自由”の境界線を探り当てていることをご存じだろうか。その意味において、SFPはこの国おけるもっともラジカルなストリート・ミュージックである(そう、たとえばMSCやブラック・スモーカーといったヒップホップの連中と同じように)。
だからこそ、SFPが開拓するこの領域について、われわれ音楽業界で文章を書いている人たちが想像力を使って考えることは、とても重要に思われるのです。そしておそらくそれは、SFPに触発された物書きにできる最善の行為ではないのでしょうか。挑戦するのなら、SFPもきっと喜んでくれるはずです。

― 野田努

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CDM-001 永遠と一日
2009.09.30

〈物語ある音楽〉をテーマに、即興演奏からなる音による〈会話〉と、暗闇・スライド映像により、あたかも〈一本の映画〉のような独特のライブパフォーマンスを行い、国内外で高い評価を集めるCINEMA dub MONKS。曽我大穂と、ガンジー西垣によるユニットの久々となるNEW ALBUM が到着!! ハナレグミ、芳垣安洋(ROVO)、BOSE(スチャダラパー)他、豪華ゲスト陣も参加し、実に4 年ぶりとなる3 作目のアルバムが完成。より豊かな色彩と情感を帯びた〈音〉と〈音のスキマ〉は真にエモーショナルかつメロディックな名曲揃い!!いまにも映像が目に浮かぶ様、シネマティックで類を見ないバンドの「永遠と一日」の物語をお楽しみください。

◆参加ミュージシャン:
ワダマコト(CaSSETTECON-LOS) / 辻コースケ / 芳垣安洋(ROVO) / BOSE(スチャダラパー) / 永積崇(ハナレグミ) / KOO(BlackBottomBrassBand) / 上運天淳市(KINGDOM☆AFROCKS)

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D.D.S
2009.09.30

沖縄の現場で活躍をする実力派ラッパー

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