ジャンル: ROCKリリース情報
PCD-93591 Candela
2012.10.24
Tweet

新生マイス・パレード! これまでとはひと味もふた味も違う、約2年ぶりとなる衝撃のニュー・アルバム! 前進&挑戦し続ける姿勢がすばらしい、始動14年目のブレイクスルー作!
「これまでのマイス・パレードは忘れてほしい。まったく違うものになる。はるかにいいものになる」
アダム・ピアース率いる不定形ユニット、マイス・パレード約2年ぶりのニュー・アルバムである。複雑なリズムや緻密なアレンジ、プロダクションはこれまで通りだが、これまでとは明らかに何かが違う。5分を超える楽曲がひとつもなく、コンパクトにまとめられている。だが、ソング・オリエンテッドになったのかというとそんなこともなく、打ち込みを導入した美しいインスト(M7)などもあったりする。ファンキーな変則リズムとジョシュア・ラリューの変態ギター、キャロラインの天駆ける歌声の絡みがなんともスリリングなM2の清冽さ。さらに、終盤、ラテン調の展開を見せるM8や、ワルツ調のM9あたりもじつに新鮮だ。全体的に、けっしてキャッチーとは言えない内容ながら、繰り返し聴きたくなる不思議な魅力にあふれているのだ。キャロランの歌声の胸キュン度もこれまで以上! ピアースの言葉通りの傑作である。
PCD-93598 Come, Now
2012.10.24
Tweet

どこまでもやさしい、小鳥のさえずりのような魔法の歌声……。グレゴリー・アンド・ザ・ホーク約2年ぶりのニュー・アルバム! あの歌声に浸り、癒されるときがまたやってきた……。
2008年末にアダム・ピアース(マイス・パレード)のプロデュースによるアルバムでファットキャットから正式デビューを果たしたニューヨークの女性シンガー・ソングライター、メレディス・ゴドルー=グレゴリー・アンド・ザ・ホーク(GATH)約2年ぶりの待望のニュー・アルバム。アダム・ピアースがドラムで参加しているM2を除き、すべて彼女自身による録音&ミックスで、楽器もすべて本人によるもの。前二作と比べてシンプルな音作りの中、キュートでチャーミングなウィスパー・ヴォイスがよりいっそうの輝きを見せる。彼女がファットキャット契約以前に自主リリースしていたアルバム『イン・ユア・ドリームズ』(2007年)にも通じる、簡素なプロダクションだからこそ際立つ個性をたっぷりと味わえるすばらしい作品に仕上がっている。質素な佇まいにえも言われぬ愛おしさがこみ上げてくる……。
FIGHT BITE
2012.10.24
Tweet
ファイト・バイトは、ジョフリー・ルイスとリャーン・マッコーマーの2 人組で2007 年、テキサス州のデントンで結成された。2 人は異なった音楽ベースを持っている。ジョフリーのベースにはポップ・ミュージックがあり、リャーンはパンク・ミュージックといったように。ある日、リャーンが書き留めたバラード楽曲が自身のパンク・プロジェクトにはフィットしなかった。そこにジョフリーが手助けしたところからファイト・バイトの結成に至った。2008 年に1st AL「Emerald Eyes」を完成した。その頃には、Ariel Pink,Dan Deacon などのオープニング・アクトを務め好評を博した。メンバー二人は、個々の活動も活発的に行っている。リャーンはNeon Indian のライヴキーボーディストを務める等話題に事欠かない。そして、2012 年2 枚目にしてバンド自身の名前をタイトルにした「Fight Bite」をリリース。
PCD-17582 Uncommon Deities
2012.10.16
Tweet

昨秋、ノルウェーで開催された冒険的即興音楽家たちのプレミア・イベント、プンクト・フェスティヴァルで展示された、福井篤の連作ペインティングとデイヴィッド・シルヴィアンのオーディオ・インスタレーションによる作品、“Uncommon Deities”。オープニングの記念公演では、詩人とミュージシャンがミックスに参加し、即興演奏も披露されたその作品を再創造。
ノルウェーの著名な詩人、ポール・ヘルゲ・ハウゲンとニルス・クリスチャン・モー・レプスタッドの作品のシルヴィアンによる朗読(英語)が、インスタレーションにも密接に関わったコラボレーター、ヤン・バングとエリック・オノレによる新しいセッティングの中に配置されている。深く感応できるトランペッター、アルヴェ・ヘンリクセンと、驚くほど自然そのもののシンガー、シッツェル・アンドレセンによる新たなパフォーマンスと、昨年のプンクトでのライヴ録音が組み合わされ、美しく幽玄な、すばらしく感動的な作品へと結晶した。
PCD-93603 Algiers
2012.10.16
Tweet

アメリカン・ロックの中心を流れる自由とロマンを唯一無二の形で捉えた奇蹟のバンド、キャレキシコが何と4年ぶりとなる新作フル・アルバムを発表!!トム・ウェイツ率いるANTI- へ移籍し、録音もニューオーリンズで行った、夢と良心と芸術性が詰まったタイムレス・クラシック。
まるでレディオヘッドが砂漠の流れ者集団に変身したかのような美しくも不思議な音像!マリアッチなどのラテン音楽との独特な融合と、ポスト・ロック黄金期を支えた浮遊感溢れるサウンドは健在。パイオニアならではの別格の存在感が多彩な表現力を更なる境地へと突き進めた渾身の一枚。
■ ロード・トリップ的でもあり、映画のサウンドトラック的でもある
砂漠に囲まれたアリゾナ州が拠点であり、世界中を旅した風景、そして今回録音地に選んだニューオーリンズという街の空気をも汲んだ、実に多国籍でユニークな音の数々。ドラマチックでありながら、どこか懐かしさを感じるメロディーはやはり王道キャレキシコ。映像もすぐ連想できる奥の深い一枚。
■ ルーツ・ミュージックでありながら斬新な手法
アメリカの音楽界の根っこにあるメロディー感覚や物語性は大事にしながらも、モダンなリズムやエフェクトを加え、ポスト・ロック以降のリスナーにも刺激を与えるサウンド。アーケイド・ファイア、ウィルコ、アイアン&ワインなどがこぞってリスペクトするその孤高の芸術性は本当に素晴らしいと実感できるアルバム。
PCD-17576 Debo Band
2012.10.16
Tweet

ワールド・ミュージック・ファンはもちろん、野外フェス好きも快哉を叫ぶこと間違いナシの未知のサウンド! ロックやクレズマーまでをも飲み込んだオルタナ・エチオ・グルーヴ集団=デボ・バンド、衝撃のデビュー!
エチオピア系の二人――リーダーでもあるサックス奏者、ダニー・メコネン、カリスマティックなヴォーカリスト、ブルック・テスフェイと9人の仲間から成る、ボストンを拠点とするバンド、デボ・バンド。日本でも大きな話題となった“エチオピーク”シリーズでおなじみ(?)のエチオピアのポップ・ミュージックやジャズの影響の下、ファンクやソウル、ロック、クレズマーやバルカン半島の音楽も取り入れたとんでもなくユニークな音を聴かせる! 本作以前にブルックリンの注目レーベル、エレクトリック・カウベルから7インチをリリースしているのも納得。シェウン・クティやティナリウェン、レーヴェン、アラマーイルマン・ヴァサラットといったアーティストのファンや、ファンク~レア・グルーヴ・ファン、ジャム・バンド好き、さらにはロック・ファンにもぜひとも耳にしてほしい! マーク・リボーの偽キューバ人たちに通じる匂いも。単なる焼き直しに終わらないオリジナリティ溢れるサウンドがなんとも刺激的だ!
PCD-17580 The Bloom And The Blight
2012.10.16
Tweet

これぞ漢気!これぞ血脈ぶち破りな飾りっ気無しピュア・ロッケンロール!男ってサイテーでサイコー!強みも弱みも全部丸裸に、感情をむき出しに歌い上げた世界中のロック野郎のためのアンセム。それをたった二人で作り上げた奇蹟のデュオ、トゥー・ガランツが5年の沈黙を破って堂々と復活!!これはヤバ過ぎます!!
盟友ブライト・アイズのような感情表現に、今やアメリカを代表するバンドになったブラック・キーズにも負けない骨太な爆音ロックを織り交ぜ、ニルヴァーナさえも彷彿とさせる殺伐とした緊張感を足したテンションぶっちぎりマックスな復活作!サマソニ出演経験もある彼らが、長い年月の充電期間を経て、遂にキャリアを決定付ける大傑作を完成!しかもATO に移籍しての第一弾の超気合い入りまくりのサウンド!ファズをかけまくったグルーヴィーなロックがあったと思えば、根にハードコア魂を置いたエモーショナルなパンクっぷりを見せ、合間には繊細で美しいアコースティックなバラードまでも披露する、実に完成度の高いアルバムに仕上がっている。二人だけとは思えない音圧と、絶妙なハーモニーも共存する、彼らならではの世界観。ガレージからアリーナまで、ロック好きなら絶対チェックすべき一枚。
PCD-17581 The North
2012.10.16
Tweet

カナダが生んだロマンティック・ポップスの帝王、スターズが二年ぶりに自信に満ちた傑作を発表!!レーベル移籍第一弾、雰囲気も音色も一気に明るく、キラキラと輝くサウンドはまさに皆が待っていたスターズ!!
今の流れでもあるエイティーズ色を強めにし、シンセをぶりぶりに効かせ、超ダンサブルなリズムまでをも取り入れたフレッシュなサウンド!そこに彼らの醍醐味である甘酸っぱく切ないメロディーを全面に出し、まさに原点回帰しつつ、しっかりと進化を見せるアルバム!キャッチーさは間違いなくスターズ史上最高地点!
かつてのファンは大喜び、そして最近のローファイでメロディックなインディーポップ好きにも堪らない音色が堂々と完成。男女の素晴らしい歌声が絡み合うスタイルには更なるメランコリーと躍動感が追加。ディスコ的なノリの良さまでも加え、カラフルに彩られたスターズ節大炸裂な一枚。ジャケのイメージ一新も素晴らしい!