メディア: BOOKリリース情報

ISBN-978-4907276812 別冊ele-king コーネリアスのすべて
2017.06.06

特集:コーネリアスのすべて

著者:天井潤之助、磯部涼、宇野維正、小川充、小野島大、河村祐介、北沢夏音、デンシノオト、野田努、畠中実、マーティン・ロバーツ、松村正人、三田格、矢野利裕、ほか

その生い立ちから初めてザ・スミスを聴いた夜、小沢健二との出会い、フリッパース・ギター解散からコーネリスへ、そして『ファンタズマ』から新作『Mellow Waves』へ、その半生を語る超ロング・インタヴュー。初めて公開する幼少期の家族写真、中高時代など、貴重な写真も多数掲載な……、 11年ぶりの新作『Mellow Waves』をリリースするコーネリアスを大特集!

■contents
小山田圭吾ロング・インタヴュー 北沢夏音/野田努/松村正人
『Mellow Waves』クロスレヴュー 松村正人、野田努、宇野維正
対談:小山田圭吾×坂本慎太郎「求め合う音と言葉」

INTERVIEWS
瀧見憲司「狂えるスタイルとコーネリアスの関係」
辻川幸一郎「音楽に感応する映像」
中村勇吾「ロジックを絵筆にカタチをつくる」
宇川直宏「ハイテクノロジー・ブルース~90年代以降の映像と音楽の実験史」
イアン・F・マーティン「クール・ジャパンとウィアード・ジャパン」
本田ゆか「コーネリアスのユニバーサルランゲージ」
SK8THING「併走する感覚」
高橋幸宏「もしかしたら売れるかもしれない」

コラム
三田格「乾いた孤独 The90’s and Cornelius」
松村正人「キュレート・オア・エディット」
畠中実「音響作家小山田圭吾」
マーティン・ロバーツ「メロウどころじゃない 『ファンタズマ』以降のコーネリアス」
ジョシュ・マデル「コーネリアスのアザー・ミュージック」

コーネリアス ディスク・ガイド
天井潤之介/磯部涼/宇野維正/小川充/小野島大/河村祐介/杉原環樹/デンシノオト/野田努/松原裕海/松村正人/村尾泰郎/矢野利裕/吉田雅史/与田太郎/吉本秀純

BIOGRAPHY
小山田圭吾略年譜

 

【一部レコード店初回限定特典ステッカー付き!】
『コーネリアスのアナログ7インチ・シングル 「あなたがいるなら」ジャケット・アートワーク・ステッカー』(5cm×5cm)

・※特典数には限りがございます。
限定数満了次第、終了とさせていただきます。

特典対象店舗:
タワーレコード各店
ディスクユニオン各店
HMV各店
山野楽器銀座本店

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ISBN-9784907276805 HIP HOP definitive 1974 – 2017
2017.05.19

すべての音楽ファン待望の、
ヒップホップ全時代の主要アルバムが1冊でわかる唯一の本!

1979年のシュガーヒル・ギャング「Rapper’s Delight」、
あるいはアフリカ・バンバーターの『Death Mix』から──

ヒップホップの誕生、
ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、ロングアイランドから絶えまなく生まれるストリートの音楽、
そしてトミー・ボーイ、デフ・ジャム、コールド・チリンの隆盛からヒップホップ・ネイションの出現へ。
コンシャスからギャングスタへと。ハードコアからGファンクへと。
サウス/ミッドウェストが台頭するいっぽうで、ニューヨークのサグ・ラップも燃え上がる。
また、ポップスとしての地位を確立する他方ではインディ・シーンが立ち上がり、
ウェッサイのファンクが脚光を浴びたかと思えばネオ・スクールが台頭する。

つねに変化しつづけ、拡大し続けるUSヒップホップの
すべての時代にわたっての主要作品が、この1冊でわかる!
すべての音楽ファン待望の『ヒップホップ・ディフィニティヴ』、ついに刊行!

※初版のみ電子書籍へのアクセス・キーを付属。

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ISBN-9784907276799 いまモリッシーを聴くということ
2017.04.17

英紙から“国宝級”とまで呼ばれるロックスター、
その素晴らしい矛盾をいま聴くこと──

人気コラムニストがディスクガイド形式で描く、かつてないザ・スミス/モリッシー論
ブレグジット後の「いま」だからこそ響く、もうひとつのUKポップ・カルチャーと地べたの社会学

 

文学少女からスケーターまで、左翼から右翼まで、じつに幅広い層から愛されてきたモリッシー。それは、モリッシーの音楽がまさにUKという国の矛盾をそのまま体現しているからにほかならない。
そんな彼の音楽が“いま”私たちのなかに喚起するものとは何か?

「これはアンオフィシャルなブレグジットのテーマだ」
「クソ左翼のバカな見解にすぎない」

このふたつのコメントは、この歌詞がいかに正反対の解釈で読まれることが可能かということを端的に示している。左と右、上と下、グローバリズムとナショナリズム。いろんな軸が交錯し、いったい誰がどっち側の人間なのやら、従来の政治理念の枠では語りづらくなってきた英国のカオスを、モリッシーは12年前にすでに予告していた。(本文より)

人気沸騰中のコラムニスト、ブレイディみかこ待望の書き下ろし新刊!

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ISBN-978-4907276706 ロック画報読本 鈴木慶一のすべて
2017.03.10

鈴木慶一ミュージックは、
北野武映画の「ヘソ」である。
――北野 武

2011年12月にムーンライダースの活動休止を宣言した鈴木慶一。その後、北野武監督の映画「アウトレイジ・ビヨンド」や蜷川幸雄の舞台音楽を手がけるなど、ミュージシャンとしての活動はますます盛ん。バンド、ソロ、ユニット、プロデュース(原田知世、ほか)、映画音楽(アウトレイジ、座頭市、ゲゲゲの女房、ほか)、劇伴(蜷川幸雄、ほか)、CM音楽など、幅広い音楽活動を網羅し、多面的な魅力を持つ鈴木慶一の本質に迫る!!

ムーンライダーズからはちみつぱい、Controversial Spark、No Lie-sense、THE BEATNIKS、ソロ作品、映画音楽、ゲーム音楽、プロデュース作品など、テーマごとにまとめた章構成。関連ミュージシャンのインタビュー、昨年の話題作『Records and Memories』まで、過去の評論なども掲載。事務所秘蔵のポスターやオフショット、ライブ演目リスト等々、ビジュアル要素も豊富に掲載し、鈴木慶一の全仕事をアーカイヴ化したクロニクルとなっています。更に旧友であるイラストレーターの矢吹申彦(3枚組アンソロジー『Keiichi Suzuki chronicle1970-2015 謀らずも朝夕45年』のジャケ)もイラスト~文章で寄稿!!

未発表音源9曲54分収録お宝CD付き!

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ISBN-978-4907276713 あしたのあさは星の上
2017.03.10

1967年に刊行された、
漫画界の巨匠・石ノ森章太郎が生涯で手掛けた希少な児童書を、
50年の時を超えて現代へと復刻! !
太陽爆発という「世界の終わり」に直面した地球を舞台に、
黒人の “チョコレートじいや” と白人の “ぼうや” による人種の壁を超えた “絆” の物語

物語の舞台はアメリカ南部の架空の都市。黒人農夫の「チョコレートじいや」と、主人の息子である「白人のぼうや」との交流を軸に、人種差別問題や東西冷戦、原子力などの社会問題への警笛を散りばめながら、太陽の爆発による地球滅亡の危機を、UFOや宇宙人との交流を通して描く。作品を通して貫く「多様性の尊重」というメッセージが、まるで、現代を予見しているかのよう。

石ノ森章太郎
1938年宮城県登米郡石森町出身。1998年没。本名、小野寺章太郎。生地の石森を取ってペンネームとする。代表作は『サイボーグ009』『009ノ1』『リュウの道』『ジュン』『佐武と市捕物控』『さるとびエッちゃん』『ロボット刑事』『マンガ日本経済入門』『HOTEL』など。SF漫画から学習漫画まで幅広い分野で作品を量産し、「漫画の王様」「漫画の帝王」と評された。

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ISBN-978-4907276768 ヒーローズ──ベルリン時代のデヴィッド・ボウイ
2017.03.10

ハリウッドの地獄から西ドイツ・ベルリンへ、
多くの謎に包まれた1975年から1978年までのデヴィッド・ボウイを追う。
ベルリン3部作の背後に横たわる物語がいま明かされる──

 

デヴィッド・ボウイが、2016年1月10日、自らの死を想定して作られた新作『ブラックスター』をリリースした2日後に他界し、世界中に衝撃を与えたことは記憶に新しい。
さて、長いキャリアのなかで、多くの名作を残しているデヴィッド・ボウイだが、70年代のなかばアメリカに渡り、そして強度のコカイン中毒のなかで衰弱しながら、そしてベルリンへと移住して生まれることになる、通称「ベルリン3部作」──『ロウ』、『ヒーローズ』、『ロジャー』──は、ボウイのキャリアのなかのもうひとつのクライマックスとして知られる。
本書は、そのベルリン時代にスポットを当てた評伝である。じつに深い内容の、ファン待望の1冊と言える。

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ISBN-978-4907276775 FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー
2017.03.10

ペーパーバック仕様のキノコ+SF+海外文学
ようこそ、真菌(しんきん)の地へ。
ロマン・ノワールからダーク・ファンタジー、スチーム・パンクからボディ・ホラーまで。

植物よりも動物に近く、どちらともまったく異なる存在である「キノコ」。
本書は、共編者のオリン・グレイとシルヴィア・モレーノ=ガルシアが、
日本の怪奇映画『マタンゴ』の話題で意気投合し、不思議な菌類の小説を集めたアンソロジーだ。
目のくらむような、キノコの物語の森へようこそ。

■収録小説
1
菌類が匂い立つほどの粘着質な描写に戦慄する正当派ホラー
「菌 糸」ジョン・ランガン
2
奇妙なキノコ辞典から抜粋してきたようなキノコ・クロニクル
「白い手」ラヴィ・ティドハー
3
ある目的のためにキノコの潜水艦に乗った男の悲しいストーリー
「甘きトリュフの娘」カミール・アレクサ
4
スチーム・パンクと魔法とラヴクラフトをミックスしたウエスタン風の冒険活劇
「咲き残りのサルビア」アンドルー・ペン・ロマイン
5
共同幻覚体験をもたらす奇異なキノコが異世界へと誘うダーク・ファンタジー
「パルテンの巡礼者」クリストファー・ライス
6
現実と非現実が交錯する幻想的なゴシック・ロマンス
「真夜中のマッシュランプ W・H・パグマイア
7
人間をゾンビ化させる菌類が潜むメキシコの密林にある小さな村を舞台にしたスリラー
「ラウル・クム(知られざる恐怖)」スティーヴ・バーマン
8
ハードボイルド探偵小説仕立てのボディ・ホラー・ノベル
「屍口と胞子鼻」ジェフ・ヴァンダミア
9
保守的な植民村に暮らす人々の欲望の物語
「山羊嫁」リチャード・ガヴィン
10
擬人化された動物たちとずる賢い貴族たち、キノコ、そして意匠陰毛のお話
「タビー・マクマンガス、真菌デブっちょ」モリー・タンザー& ジェシー・ブリントン
11
チェコからの移民の娘が綴った心に沁み入るキノコ小説
「野生のキノコ」ジェーン・ヘルテンシュタイン

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ISBN-978-4907276737 別冊ele-king第五号 アート・リンゼイ――実験と官能の使徒
2016.12.27

アート・リンゼイは底しれない!
ブラジル音楽の官能、ノーウェイヴの雑音、アヴァン・ポップの華麗なる試み──
その偉大なる全貌をたどる、必読の1冊!

坂本龍一やオノ セイゲン、三宅純といった日本人ミュージシャンとの親交も厚く、
官能的なブラジル音楽とパンク以降のNYノイズとを繋げることができる、
唯一無二のアーティスト、アート・リンゼイ。

『別冊ele-king』第5号は、ソロ・アルバムとしては2004年の『Salt』
以来13年ぶりとなる新作『Cuidado Madame』を発表するアート・リンゼイ
の現在をあますところなく語ったロング・インタヴューを皮切りに、
その表現の核をかたちづくったアートや文学、現在の活動拠点を置く
リオでのサンバ・プロジェクトなどを詳述する、日本はおろか世界にも
類をみない、アート・リンゼイを総覧する試みです。

2017年はアート・リンゼイ再評価の年です!

【ロング・インタヴュー】
アート・リンゼイ、幼少期から現在までを語る

【特別対談】
アート・リンゼイ×カエターノ・ヴェローゾ

【合評】
13年ぶりの新作『ケアフル・マダム』クロスレヴュー
高見一樹/吉本秀純/松林弘樹

【インタヴュー】
イクエ・モリ「いつでも、自分にすごく近い音楽をやってきた」
菊地成孔「ジョイフルなのにエレガント」
今福龍太「ブラジルから広がるアメリカの地平」
オノ セイゲン「誰も聴いたことのない音楽」
三宅純「抱え込む自己矛盾の魅力」

【コメント/特別寄稿】
大友良英「アート・リンゼイのギターを語る」
ドローイング、コラージュ、テキスト:やくしまるえつこ

【論考/エッセイ】
畠中実/吉田ヨウヘイ/佐々木敦/吉田雅史/
恩田晃/ケペル木村/江利川侑介/松山晋也

※アート・リンゼイのセレクテッド・ディスク・ガイド付き

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ISBN-978-4907276720 ele-king vol.19
2016.12.20

特集:ベスト・オブ・2016
音楽は時代の占い棒である
さて、2016年のベスト・アルバムは何でしょう?

このクレイジーな時代= 2016年には、じつに称賛されたアルバム=『レモネード』/『untitled unmastered』があり、
若々しくそしてエネルギッシュなテクノ作品『スポート』があり、ハイブリッドを開拓する『ミラーズ』があり、
そのコンセプトにおいて話題となった作品=『ホープレスネス』があり、素晴らしい悪意=『ベイビーファーザー』があり、
野心的なコンセプト作品=『ザ・シップス』があり、ゲットーとオタクを往復するダンス=『オープン・ユア・アイズ』があり、
ヴェーパーウェイヴの政治的発展型=『Disruptive Muzak』があり……、
多くの興味深い作品、そして思いがけないビッグ・アルバム=『ブラックスター』がありました。
そして、2016年は、混迷する世界に抗うように、音楽が輝いた年でもあります。
情況が悪くなればなるほどアートは輝くというのは本当だったようで……。
乞うご期待、2016年ベスト・アルバム特集号です。

 

巻頭:ブライアン・イーノ
アンビエントから政治、そして好きなコメディアンまで語った2万5千字インタヴュー

2大ロング・インタヴュー
坂本慎太郎/七尾旅人

カルチャー特集:What’s going on
いま何が起きているのか/私たちにできること

特別対談
デトロイト次世代を担う、カイル・ホール×ジェイ・ダニエル

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ISBN-978-4907276744 アメリカン・グラフィティから始まった
2016.11.29

そこにはポップのすべてがあり、それは戦後アメリカの最初の陰り(=ベトナム戦争)のなかで起きた。
そしてそれは、いまだに眩しい……

古きよき時代への抑えがたいノスタルジー、アメリカという国が見せる光(文化)と闇(政治)の合奏、そして21世紀のいま、なぜ『アメリカン・グラフィティ』なのか。
ほろ苦くも心温まる、音楽エッセーです。

重版出来『ボブ・ディランは何を歌ってきたのか』、ヒット作『70年代シティ・ポップ・クロニクル』に続く萩原健太の書き下ろし新刊。『スターウォーズ』を撮る前にジョージ・ルーカスが手がけた最初の商業映画、『アメリカン・グラフィティ』の徹底解説にしてポップ・ミュージックの原点を巡る旅。それは戦後アメリカで、最初に陰り(=ベトナム戦争)が見えた時代に起きた分水嶺だった。時代の光と闇のなかで生まれた音楽、そしてその後さまざまスタイルに多様化し、世界中の多くの人たちを魅了するポップ・ミュージックのすべては『アメリカン・グラフィティ』に集約されている!

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