メディア: BOOKリリース情報

ISBN-978-4-907276-25-6 ジロキチ・オン・マイ・マインド
2014.09.10

1975年2月、東京の小さな街高円寺に誕生した小さなライブハウスJIROKICHI。
以来40年、ジャンルを超えて、時代を超えて、今日まで愛され続けています。
ディジュリドゥ奏者としても活躍した稀代のマスター荒井誠による「次郎吉物語」に大幅加筆。30人あまりのミュージシャン、関係者へのインタビュー、40年間のスケジュールとともに、1970年代から現在までの日本のロックシーンが鮮やかに浮かび上がります。

ライブの現場。それは音楽だけでなく文化を生み出す場所。
そして人と人とが出会い人生と社会を形づくる場所。
ライブハウスの役割って?
音楽に関わり続けるとはどういうこと?
ライブハウスが乱立する今、小さな店の物語がノスタルジーを超えて音楽の本質を垣間見せてくれます。

■ インタビュー、コメントに登場する主なミュージシャン・関係者(順不同)
山下洋輔、峰厚介、Char、甲本ヒロト、小室等、こむろゆい、本田珠也、有山じゅんじ、山岸潤史、近藤房之助、Dr.kyOn、白崎映美、永井ホトケ隆、妹尾隆一郎、吾妻光良、梅津和時、Kotez、沼澤尚、小川美潮、大西ユカリ、ハーモニカクリームズ、モアリズム、ズクナシ、加藤エレナ、浜田真理子、Miss Lee、tamamix、大久保初夏、テリー(京都・拾得)、水島博範(京都・磔磔)ほか

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ISBN-978-4-907276-26-3 ザ・レフト
2014.09.05

保育士として“ゴシップ記者”として、かあちゃんとして音楽好きとして、英国のいまを見つめる大人気社会派ライター、ブレイディ・みかこによる待望の新刊!

Mrビーン、映画監督ケン・ローチやダニー・ボイル、元ハッピー・マンデーズのベズ、元スミスのモリッシー、ビリー・ブラッグ等々……
英国大衆文化はかくも「左翼」がお好き。しかし、では、何故に?

更新のたびに大反響を呼ぶweb版『ele-king』の連載「アナキズム・イン・ザ・UK」、Yahoo!ニュースなどへの記事執筆でもおなじみのUK 在住ライター・ブレイディみかこが、12人の英国人セレブの人生を通して、政治リセットの現代に「左翼の意味を問う」書き下ろし痛快エッセイ!

■目次
1945年のスピリットを現代に伝える映画界の大御所──ケン・ローチ(映画監督)
モリッシー、ザ・クラッシュ&ハリー・ポッター──J・K・ローリング(作家)
言論の自由とMrビーン──ローワン・アトキンソン(コメディアン・俳優)
マラカスとリアリティー党──ベス(元ハッピー・マンデーズ)
LGBT界のゆるキャラ大御所──イアン・マッケラン(俳優)
セックス、ドラッグ&ポリティクスを地で行く革命のアジテーター─ラッセル・ブランド(コメディアン・俳優)
左右にゆれるポリティカル系炎上セレブ──モリッシー(ミュージシャン)
地域コミュニティーのパワーを信じるジャズ・ウォリアー──コートニー・パイン(ミュージシャン)
神父になりたかった映画監督──ダニー・ボイル(映画監督)
大人のナショナリズムの必要性を説くシンガー・ソングライター・アクティヴィスト──ビリー・ブラッグ(ミュージシャン)
チャヴ愛に燃える女性パンク・ライター──ジュリー・バーチル(作家/批評家)
黒人であることとゲイであること。そしてフットボール選手でもあること──ジャスティン・ファシャヌ(元フットボーラー)

■ブレイディみかこ  Brady Mikako
1965年、福岡県福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。一児の母、保育士、ライター。2013年に刊行された著書『アナキズム・イン・ザ・UK ──壊れた英国とパンク保育』は話題を呼び、ロングセラーに。

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ISBN-978-4-907276-19-5 音楽談義
2014.08.17

保坂和志──小説家。1956年10月15日山梨県生まれ。湯浅学──音楽評論家。1957年1月4日神奈川県生まれ。同学年のふたりは、にちに保坂氏が鎌倉に移ることで同じ時代にそう遠くない場所で育つことになります。

小説と音楽批評、ちがう分野を生業としながらもふたりの仕事はよく似ています。音や風景、あるいは記憶や歴史といったものが、ほかでもない「私」をなぜこのような気持ちにさせるのか、因習や慣例や方法論によらず、その原理までも考え抜く姿勢で重なりあうと思うのです。

本書は雑誌『ele-king』に好評連載中の同名タイトル対談をベースにして、掲載時に紙幅の都合で割愛せざるをえなかった部分を大幅に増補し、さらに本書のための特別対談を収録した決定版です!

中学生だった70年代のフォーク・ブーム、ロックと出会い、ジャズに耳を傾けた十代後半から現在まで、大瀧詠一もいればギル・エヴァンスもいる、ボブ・ディランに頭をひねるのみならず、ラジオやレコードのへ偏愛を述べ、語りのなかで当時の風景をたちあげる、音楽誌や文芸誌では絶対読めない対話の数々。

枠のない音楽のように自由な、それでいながら底流にはしっかりした共有の視座をもつ自由奔放な音楽談義をたっぷりお送りします。

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ISBN-978-4-907276-24-9 つながった世界─僕のじゃがたら物語
2014.08.15

80年代の日本を疾駆した、伝説のバンド、じゃがたら……。そのリアルかつ予見的な言葉と態度、圧倒的なパフォーマンスでバンドを導いた江戸アケミ亡き後も、音楽はいまだ若い世代にも聴き継がれ、デモに繰り出す人たちのなかに、都会でもんもんと暮らしている人たちに語り継がれている。

じゃがたらは、音楽的には、アフロビート、ファンク、ダブの異種交配に特徴を持っている。その音楽面において重要な役割を果たしていたのは、ギタリストのOTOだった。彼がバンドのダブのセンスを注ぎ、ワールド・ミュージック的ヴィジョンをもたらしたとも言えるだろう。

本書は、OTOが赤裸々に語る、彼の自叙伝であり、じゃがたらの物語であり、そして、じゃがたらを経て、元ゼルダのヴォーカリスト、サヨコとのサヨコオトナラでの活動、東京を離れ、熊本の山で、農作業をやりながらほぼ自給自足の暮らしている彼からのメッセージだ。

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ISBN-978-4-907276-23-2 てなもんやSUN RA伝
2014.07.30

1914年アラバマ州バーミングハム。ハーマン・プール・ブラントとして生を受けた少年は長じてジャズを学び、ル・ソニール・ラー、略称「サン・ラー」を名乗ることになります。フレッチャー・ヘンダーソン、デューク・エリントンに範をとり、ハード・バップからフリー・ジャズを俎上に乗せ、エキゾチックかつコズミックに味つけしたサン・ラーの音楽は1993年5月30日に没してからも、いまにいたるまで彼の楽団であるアーケストラに受け継がれ(今年7月にも来日公演を行ったばかりです)、その独自性ゆえ欧米を中心にその評価は衰えるどころか、稀少性の高いオリジナルのレコード盤にマニアの垂涎は止まず、未発表音源の発掘はひきもきらず、おりからのジャズ・リヴァイヴァルに後押しされるかのように若いリスナーを中心に注目は増すばかりです。

圧倒的なスウィングとアンサンブルと即興、そのオリジナリティはなにものにもかえがたく、知ったら最後、深みにはまらずにはいられません。およそ21年前、サン・ラーの手になる純粋な新作は望めなくなったにもかかわらず。いやむしろ、サン・ラーの膨大な音楽と思想はいまようやく全貌がつかめるようになったといえるのかもしれません。

サン・ラーが地球に降りたって100年を数えるいまこそ!

本書はサン・ラー生誕100年を記念する2014年、満を持して刊行する音楽書です。

「蜃気楼を見たらサン・ラーを思う」との書き出しで、『ミュージック・マガジン』2001年1月号よりはじまった「てなもんや三裸笠」はこれまでに発表された数多くの音盤を手がかりにこの稀代の音楽家の足跡を辿り、その筆の運びから著者畢竟の名作の呼び声も高い連載でした。足かけ4年、46回に渡った連載終了時からおよそ10年、本書は新たに判明したサン・ラーがサン・ラーになるまでの前史を加え、没後なおも続く発掘音源を精査した圧巻の惑星間音楽批評です!

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ISBN-978-4-907276-21-8 ele-king vol.14
2014.07.20

■特集:エイフェックス・ツイン
この1 年で、ますます顕著になった「エイフェックス・ツイン待望論」。
OPN だけでは満足できない。ダフト・パンクが見失ったものもそこにはある。90 年代テクノのもっとも煌めいた瞬間も。
今こそ、特集すべきは「エイフェックス・ツイン」でしょう!
さらに、ここ1 年テクノ・ミュージック/ダンス・ミュージックにおける新しい潮流があります。その名も「コールド」。
エレクトロニカ+ジャングル+テクノの三位一体。ブリアル、ポーティスヘッド、90 年代のエイフェックス・ツインのドリルンベースが混ざったような音楽がUK を中心にものすごい勢いで拡大しているのです。
コールド・ステップ、コールド・ミニマル……そんなわけで、エイフェックス・ツイン論、OPN 対AFX、ベッドルームで世界は変わるか……?
詳細なディスク・ガイドとシーンを一望できるガイドラインもあり。
久しぶりの紙エレキングは、デザインも一新して、エイフェックス・ツインとテクノの最新モードを大特集します! !

【掲載インタヴュー予定】
リチャード・D・ジェイムス/アクトレス/ミリー&アンドレア/アコード/インガ・コープランド

■第二特集:ナショナリズムとグローバリゼーション
今、日本はどこに向かっているのでしょう……という大きなテーマを音楽誌の立場から考えてみました。
朝出社して、上司のインド人に挨拶しながら、フィリピン人の友だちと昼食に行く……
というライフスタイルに向かっているのか……ヘイトスピーチから集団的自衛権、安倍内閣の将来的な移民政策など、大きく揺れる日本で暮らしながら、まずは考え方のおさらいから。
対談:ブレイディみかこ×水越真紀「英国で起きてしまったこと/日本でこれから起こるであろうこと」
映画や音楽に学ぶ、ナショナリズムとグローバリゼーションの問題ほか

■特別寄稿:現地取材による、シカゴ・フットワーク/ジューク・レポート!
D.J. Fultono とD.J. April のふたりによる、シカゴ現地のジューク・レポートです。日本人DJ が、本場シカゴに行って大量の写真とともにシカゴのシーン、DJ、音楽を紹介します!

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ISBN-978-4-907276-20-1 別冊ele-king プログレッシヴ・ジャズソウル
2014.07.07

いま欧米のストリートで、ダンス・カルチャーで、エレクトロニック・ミュージックのシーンで、もっともクールなトレンドが「ジャズ」。ロンドンのレコード店に入れば大音量で「ジャズ」が鳴り、ラジオをつければジャズが流れる。DJカルチャーはジャズを堀り、インディ・リスナーはアヴァンギャルドを探求する。テクノにもダブステップにもヒップホップにもジャズが大量に注がれはじめている。

周知のように、ロバート・グラスパーのグラミー賞受賞をきっかけに、ソウル~R&B~ヒップホップのなかでジャズが再解釈されている。が、現在の「ジャズ」には、さらにもっと自由な風が吹いている!

プログレッシヴ・ロックのアフリカ・ヴァージョンとも呼べるジャズの新局面。シュギー・オーティスの流れを引く俗称「プログ&B」(プログレ+R&Bの略)。デトロイト新世代のカイル・ホールがうながすブロークン・ビーツ・リヴァイヴァル、サン・ラー生誕100周年で再燃するコズミック・ジャズ、デリック・ベイリー再評価のなか広がるアヴァンギャルドへの情熱、そして大友良英の上昇、シカゴ音響派の再評価、ワールド・ミュージックとしてのジャズ、吉田ヨウヘイgroupなど日本の新世代に見るジャズへの偏愛……

活況あるジャズの現状を分類しながら、新旧交えて「いま聴くべき」ディスク・カタログ100枚も収録。

表紙&カバーストーリーは、近々待望の新作リリースが噂されるフライング・ロータス!

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ISBN-978-4-907276-16-4 ギンガ
2014.05.30

奇才山本精一衝撃の初エッセイ集『ギンガ』甦る!今年発売の『ゆん』は初版売り切れ、『ゆん』よりも笑激度ははるかに高い。

分けのわからない想い出波止場、羅針盤、ボア、、、の中心人物狂気の山本精一がますます分からなくなる凶器本!この人物はタダゴトではない!
復刻です。

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ISBN-978-4-907276-15-7 イマユラ
2014.05.30

あのギターを持った幸田露伴、山本精一がまたもや君臨。名著『ギンガ』『ゆん』に続く最新刊『イマユラ』では異才を放つイラスト/写真も大判にてたっぷり掲載。
音楽や日常日々の洞察/観察/妄想力は、最早超人級、アルバムと同時発売で山本精一が一段と深まる。

 

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ISBN-978-4-907276-17-1 クラウトロック大全
2014.05.12

ロック史における謎、壮絶な実験、
クラウトロックとノイエ・ドイチェヴェレの大カタログ、ついに刊行!

今世紀に入ってから、ますます影響力を発揮しているクラウトロック──レディオヘッドからデトロイト・テクノにまで絶大な影響を与えた1970年代のドイツ・ロック。いまだ根強い人気を誇り、いまだ再発盤のリリースが絶えず、プログレッシヴ・ロック世代から、オウガ・ユー・アスホールに代表される若い世代にまで、幅広く聴かれ続けている。70年代末からはじまるノイエ・ドイチェ・ヴェレも、パレ・シャンブルグの再結成ライヴが大盛況だったように、いまだにカルト的な人気が高い。『クラウトロック大全』は、60年代末クラウトロック黎明期から80年代初頭のノイエ・ドイチェ・ヴェレまでの主要作品、700枚以上を紹介。ポストパンク/テクノを通過した視点で捉え直す待望の1冊!

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