ジャンル: BOOKSリリース情報

ISBN-978-4-907276-37-9 別冊ele-king ポストロック・バトルフィールド 「以後」と「音響」の文化誌〜A Culture Book for Post’n’Sound
2015.07.15

「ポストロック」なる音楽用語は、1994 年、UK の音楽誌「Mojo」でジャーナリスト、サイモン・レーノルズの筆によりはじめてお目見えし、同氏の『The Wire』での記事でその概念は拡張され世に広まったとされるが、諸説紛々、現在にいたるまでさま ざまに文脈を変化させてきた。

仮に、その代表格と目されるトータスの音楽になぞらえ、「複数の音楽的要素」を「テクノロジーにより折衷」し、「既存にロックの価値観への対抗軸を提示」した音楽と定義するなら、その背後にはサンプリング・カルチャーの擡頭とそれによる音楽の細分化、さらには録音技術の発展といった、90 年代的の磁場もかいまみえるにちがいない。

90 年代リヴァイヴァルの波に同調して、いままたホットな「ポストロック」。
そこに隠れている“ポストロックの三要件”の可能性。
その現在性と歴史を、2000 年代、ポスト・ポストロックとしてのオルタナティヴ・ミュージックを提示したバトルズの新作から考える!
そしてポストロックとともに90 年代音楽のもうひとつの大きな潮流だった「音響派」も取り上げ、両者の接着面から現在を炙り出しみる、“別エレ”新刊。

テーマは定義と歴史だ。

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ISBN-978-4-907276-38-6 破壊するのだ! ! ──赤塚不二夫の「バカ」に 学ぶ
2015.07.14

ひとはなぜ裸になり、ケツにローソクを刺し、ワニの真似をしたり、生産性のないことに高じるのか・・・こんな時代だからこそ「バカ」が必要なのだ!
いま語る赤塚不二夫のすごさ。

赤塚不二夫の「バカ」とはいったい何なのか?
生前お付き合いのあった、サブカルのゴッドファーザー、ジャズメン、フォーク歌手、映画監督らがいま語る赤塚不二夫のすごさ。

ただバカっつったて、ホントのバカじゃダメなんだからな。知性とパイオニア精神にあふれたバカになんなきゃいけないの。(中略)リッパなバカになるのは大変なんだ。だから、バカになる自信がなかったら、キミもごく普通のリコウな人でいたほうがいいって。まァ、これでいいのだ!!
──赤塚不二夫『人生これでいいのだ!!』より

ペーソスはいらないのだ!!──高平哲郎
書を捨て町を裸で街を歩くのだ!!──三上寛
深遠なバカなのだ!!──坂田明
クーダラナイから良いのだ!!──奧成達
やりたいことをやるのだ!!──足立正生
破壊するのだ!!──山下洋輔
いまこそ赤塚不二夫が必要なのだ!!──赤塚りえ子×三田格

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ISBN-978-4-907276-39-3 赤塚不二夫 実験マンガ集
2015.07.14

──メジャーな少年マンガ誌を舞台に、マンガ表現のいきつくところまで行き着いた赤塚不二夫の
もっともラジカルな作品群を収録。
解説あらためインタビュー取材には、石野卓球が登場。
いわく「赤塚作品とは、アシッド・ハウスなのだ! 」

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ISBN-978-4-907276-36-2 70年代シティ・ポップ・クロニクル
2015.06.12

萩原健太の『70年代シティ・ポップ・クロニクル』は、あまたあるシティ・ポップのなかから、まずは永遠のクラシックと呼びうる最重要作の15枚を選び、時代順に並べ、その15枚から派生する作品を挙げて紹介する(関連ディスクを併せると計100枚のアルバムが紹介されている)。

そして、日本のポップ史上におけるもっとも濃密な5年のあいだにいったい何が起きていたのかを、著者の経験を回想しながら言葉を選び、シティ・ポップ・ブームに沸き現代に向けて語る。それは洋楽に多大なる影響を受けながら、しかし、言葉も文化も異なる日本という国でポップ・ミュージックをやることの素晴らしき挑戦の記録でもある。

はっぴいえんど、大瀧詠一、細野晴臣、山下達郎、ユーミンなどなど……彼らはなぜ偉大なのか。名著『はっぴいえんど伝説』の著者が瑞々しい言葉で綴る「僕とシティ・ポップの70年代」。音楽の価値観が揺れている今日だからこそ、読んでいただきたい。

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ISBN-978-4-907276-35-5 マイマイ計画ブック
2015.05.29

いまを“あそびらく”プロジェクト、マイマイ計画とはなにか。

気鋭のネイチャーライターがつづる、
世界と生活を“あそびば”にするやりかた。

小・中・高に通わず、山中で自給自足を試みる一家に育ち、
大学では動物学や教育学など数々の研究室の門を叩いた著者。

現在は福岡県糸島市の住宅街の片隅で、
とってもミクロなあそびのプロジェクトを実践中。
驚きに溢れるその半生と、現在のユニークな活動の記録。

 

勉強も山菜採りも独学のMSXも、
農作業も、兄弟で撮ったケシゴム人形映画も、
すべてが遊ぶこと。ぜんぶ楽しかった──

一風変わった生育環境のもと、
生まれてからいままでずーっと“遊び”つづけてきた著者・野島智司さん。

現在はネイチャーライターとしてさまざまな執筆活動を行うとともに、
夕方には自宅ガレージを開放して過ごし、
身近な自然や、集まってくる子どもたちとのひとときを通じて、
遊びがひらき、それが生命をつなげていく瞬間を見つめ、記録しています。

マイマイ計画とは、
そうした“あそびをひらく”さまざまな活動(ワークショップやものづくりなど)や、
一連の活動の中から生まれてくる表現物などの総称。
“あそびらき”というコンセプトとともに、ひとりであそぶことからはじまった、
とってもミクロなプロジェクトです。

本書は、その「マイマイ計画」の全貌と、
野島さんのユニークすぎる半生のエピソードを追いながら、
本来“遊ぶこと”が持つ逸脱的で自由な力をつまびらかにする、
異色のノンフィクションにして哲学書。
その驚きにあふれるエピソードには、
生命と生活を輝かせるためのアイディアが詰まっています。

21世紀日本のための“遊ぶ”哲学。

さあ、のぞいてみましょう。
夕方になると、そのガレージのシャッターは、
ガラガラと音をたてて開きます──

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Mitsuru Ogawa
2015.05.18

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Tomoyoshi Date
2015.04.22

977年ブラジル・サンパウロ生まれ。3歳の時に日本へ移住。
ロック、ジャズ、ポスト・ロックなどを経て90年代後半より電子音楽を開始。
ソロ作品に加え、Opitope、ILLUHA、Melodiaとして活動するほか、中村としまる、KenIkeda、坂本龍一、TaylorDeupreeとも共作を重ね、世界各国のレーベルから作品をリリース。
西洋医学・東洋医学を併用する医師でもあり、2014年10月にアンビエント・クリニック「つゆくさ医院」を開院。

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ISBN-978-4-907276-34-8 好きなことだけ
2015.04.19

北欧旅行も買い付けもほとんど初心者、英会話も得意じゃない。
でも北欧雑貨を集めたい、お店を開いてみたい─。
これは会社勤めの普通の女子が、あるとき思い立って出かけてみた“北欧買付旅行”の道中記。
持ち物や服装から情報集めまで、著者自身のたくさんの失敗から書き起こす、
あなたのための買い付けデビュー・ガイドです。

□ 北欧雑貨が好き
□ 北欧旅行をしてみたい
□ お店が開けたらいいなあ?

2 つチェックがつけば、あなたも“買い付け人”の素質じゅうぶん!
「店主になりたい」という漠然とした夢が、はじめて同然の北欧買い付け旅行に結びつき、会社勤めをしながらも気づけば自宅兼店舗まで建築、ついには雑貨屋「Studio FIKA」をオープンするにいたった著者による、“初心者さん限定”買い付け旅行指南。

*北欧との出会い
*素人の素人による「買い付け」準備記録
*調べられる範囲での情報収集
*「買い付け」の必需品
*買い付けファッションABC !
* 1 度めの北欧渡航“失敗”記録
*北欧の基本情報、代表的なメーカー紹介

詳細な記録と失敗談に学べ!
蚤の市、アンティークショップ、フリマ。まずは首都にしぼることを推奨/地図のつくりかた/ダンボール1 枚だけはトランクに入れておいて!
/服より緩衝剤/ホテル選びの失敗/店員さんの計算はあてにならない!/割れ物は割れます/交通機関のつかいかた

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ISBN-978-4-907276-33-1 クラブ・ジャズ・ディフィニティヴ 1984-2015
2015.03.29

それはUK ではじまった。クラブ・ジャズとは、モッズの流れを汲む、英国風折衷主義のこと。
クラブ・ジャズ──合計「1000枚越え」、究極のディスクガイド登場!

レア・グルーヴ、アシッド・ジャズ、トリップ・ホップ、アブストラクト、ニュー・ジャズ/フューチャー・ジャズ……
様々なスタイルと接続しながら発展した、クラブ・ジャズ30年の歴史。
このジャンルの第一人者が書き下ろす、世界初めての「クラブ・ジャズ」ディスク・ガイド。
初版のみ電子アクセスキー付き。

アシッド・ジャズ時代からさらに遡り、UKで「ジャズで踊る」ムーヴメントが起こった頃から今日まで、
約30年間のスパンで扱うディスク・ガイドは本書が初めてだろう。

──著者「序文」より

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