メディア: LPリリース情報

KHGLP-001 タンデム
2021.07.28

ゆれ、彷徨いながらも、あなたと私は希望へと手をのばす――。
寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎からなるバンド「冬にわかれて」。高い評価を得た初作以来2年半ぶりとなる待望のセカンド・アルバム『タンデム』が完成。より紐帯を強めたアンサンブルと「個」のきらめきが、それぞれの道行きを照らし出す。

無二のシンガーソングライターとして研ぎ澄まされた歌世界を切り拓き続け、昨年2020年にリリースしたオリジナル・アルバム『北へ向かう』、わらべうた/守子歌カヴァー集『わたしの好きなわらべうた2』でも高い評価を得たシンガーソングライター、寺尾紗穂。細野晴臣や星野源を始め、数多くのミュージシャンから絶対的信頼を置かれる稀代のベーシスト、伊賀航。そして、自身名義での幅広い創作から、片想いなど様々なバンド/プロジェクトでその類まれなセンスを発揮している鬼才ドラマー/音楽家、あだち麗三郎。これらのアーティストたちが才能を持ち寄り、じっくりとバンド・サウンドを練り、奏でてきたのが、「冬にわかれて」だ。2018年にリリースした初作『なんにもいらない』で聴かせた有機的配合から更に大きな一歩を進め、まさに本バンドにとっての決定的作品というべきセカンド・アルバム『タンデム』が完成した。
鮮やかな街の景色の中へ優しさが溶け込んでいくグルーヴ・ポップ「揺れる」、どこかシュルレアリスティックなリリックが印象的なワルツ「高度200m」、そぼ降る雨の風景と心の揺らぎを見事に音像化する「もうすぐ雨は」、軽やかな歌がそれぞれの決心を後押しする「彷徨い」……。寺尾紗穂が持ち寄ったこれら楽曲が作品全体を柔らかに包み込みながら、伊賀、あだちによるソングライティング面での貢献度が上昇したのも、本作の特長だろう。抑制的なベース・プレイとシンセサイザーのフューチャリスティックな響きが特有の浮遊感を醸す「rain song」、ストリックな美意識を感じさせるスロー「静かな夜明け」、静謐なピアノ・アンビエント「tandem」が伊賀作。あだちが寄せた、ブラジルはミナス産音楽へも通じるハーモニー感覚とリズムが瑞々しい「山のミルトン」、ガットギターの響きが寺尾のヴォーカルと絶妙なコンビネーションを聴かせる「星の生誕祭」とあわせて、冬にわかれてというトライアングルが今もっとも充実した相互的関係にあることを知らせてくれる。
おぼろげな行く末にゆらぎながら身を浸し、歩む私達。しかし、この彷徨いゆえに、新たな希望がそっと肌に触れることもあるのかもしれない。冬に分かれての三人は、それが儚いものであろうとも、いや、儚いものだからこそ、音楽を奏でることをやめはしない。これは、あなたと私が描き出す、道行きの音楽だ。

――柴崎祐二(音楽ディレクター/評論家)

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PLP-7139 なんにもいらない
2021.07.21

冬にわかれて 私の春を生きなければならない――作家・尾崎翠の詩のタイトルを冠した、寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎によるトリオ・バンド、冬にわかれて。2017年に寺尾紗穂の8thアルバム『たよりないもののために』とほぼ同時にリリースされたデビュー・7インチ・シングル「耳をすまして」とカップリングの「優しさの毛布でわたしは眠る」の2曲のニュー・ミックスを含むファースト・アルバムを待望のLP化。三者の稀有な才能が交錯して生まれた新境地ともいうべき楽曲から、躍動感あふれるポップ・ソングまで、ヴァラエティに富みつつも一冊の詩集のような余韻を残す、滋味深い名盤。

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PLP-7158 Piece is. EP
2021.07.20

MILES WORDとのユニット、BLAHRMYとしての活動でも知られるMoss Villageが生んだ生粋のリリシスト、SHEEF THE 3RDがBLAHRMYのセカンド・アルバムから間髪入れずにEP『Piece is. EP』リリース! 客演にはMSP、calimshot、Fortune D、プロデュースにはNAGMATICに16FLIP、MASS-HOLE、LAF、i.lo、DJ 岩本、DJ GQが参加!

MILES WORDとのユニット、BLAHRMYとして傑作『A REPORT OF THE BIRDSTRIKE』などのリリースや数々のライブイベントでのパフォーマンスで広くシーン内でその名が知られ、自己名義としても2018年にはファースト・ソロ・アルバム『MY SLANG BE HIGH RANGE MOSS VILLAGE』をリリースし、またRHYME BOYAやDJ BUNTAとのジョイント作品をリリースしてきたMoss Villageが誇る生粋のリリシスト、SHEEF THE 3RD(シーフ・ザ・サード)! そのBLAHRMYとしての実に9年ぶりとなるセカンド・アルバム『TWO MEN』のリリースから間髪入れずにソロEP『Piece is. EP』をリリース!

客演にはDLiP RECORDSの同胞であるDINARY DELTA FORCEからMSPやcalimshot、そしてFortune Dが参加し、プロデュースにはNAGMATICに16FLIP、MASS-HOLE、LAF、i.lo、DJ 岩本、DJ GQが参加! また完全限定プレスのアナログ盤にのみボーナストラックとしてNAGMATICのプロデュースによる”It’s All Good”を収録!

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PLP-7144 Somethin’Right
2021.07.14

80年代に西海岸のマイナーレーベルからひっそりとリリースされ、そのパーフェクトな都会的AORサウンドに透明感に溢れた歌声! そしてプライベート盤にもかかわらずペイジズのリチャード・ペイジとスティーブ・ジョージ他、AORリスナーには堪らないメンバーの参加!
隠れ名盤としてAOR好きは勿論、オリジナルのレアさも相まってレア・グルーヴ・コレクターをも虜にしてきた名盤が遂に初LPリイシュー!

1983年にUSカリフォルニアのEmerald Recordsよりリリースされた本作はCCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)系AORの名盤として高い評価を得ていましたが、それもそのはずプロデュースとアレンジを手がけたテリー・ウィンチによるハイセンスなプロダクションはもちろんのこと、ペイジズのリチャード・ペイジとスティーブ・ジョージのコーラス参加やシーウインドのボブ・ウィルソンやロビー・デュークによる楽曲提供などAORリスナーには堪らない充実のサウンド!

これぞAOR!とも言うべき爽快感溢れる「Love Has Taken It All Away」(A1)に始まり、ピアノのバッキングが心地よい「Somethin’ Right」(A2)、「Within His Joy」(A4)といったミディアムナンバー、優しい歌声に癒されるしかないバラード「The Person That I Really Want To Be」(A5)、さらにはラストを飾るディスコ・チューン「Destiny」(B5)と聴きどころ満載の1枚!

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PLBX-1 THE COMPLETE WORKS OF YOSHIKO SAI
2021.07.07

佐井好子、70年代の名作が待望の復刻&『タクラマカン』の初アナログ化!
ファン垂涎の新曲7INCHと直筆サイン、ブックレットを封入したBOXを限定発売!

BOX商品内容
① 今回発売のLP5枚
『タクラマカン』、『萬花鏡』、『密航』、『胎児の夢』、『蝶の住む部屋』
② 7inch record
A面:「日本一小さな村」(山本精一が監修 / コラボした新曲です)
B面:「暗い旅」(書籍『 青いガラス玉 』にのみ付けられたCDから日活映画『少女地獄』(1977年)挿入歌のフルヴァージョン。バックはコスモス・ファクトリー)
③ ブックレット(B5判24~30Pを予定)
秘蔵写真や本人による詩、イラストそしてJOJO広重による「佐井好子ストーリー」をまとめたもの
④ 7inchとブックレットを投げ込んだ直筆サイン入りの白ジャケット(直筆ナンバリング付き)

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PLP-7126 Chou no Sumu Heya
2021.07.07

山本剛トリオをバックにした極めてジャズ色の強いアルバム。内なる精神世界から外の世界へ出口を見出したかのようなシュールでダイナミズムな世界。
この78年のアルバムの後、佐井は「自分が気に入る曲が書けなくなった」と世界に旅に出る、、、、

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PLP-7125 Taiji no Yume
2021.07.07

1枚目に続き大野雄二がアレンジャーとして参加しより音楽的要素を支えた夢野久作的怪奇性極まる佐井ワールド。タイトルの「胎児」が示すようにより内なる精神世界への旅。佐井好子弱冠24歳、詩人で画家で歌手としての孤高なる存在。ジャケも傑作。

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PLP-7124 Mikkou
2021.07.07

「密航」をテーマにシルクロードあたりの異国情緒溢れる佐井好子幻想ワールドが炸裂する傑作アルバム。まさに女性にしか描けない世界、、聞くものをゆるやかにインナートリップさせる。眠れぬ夜の脳内に彷徨うシルクロード。

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PLP-7123 Mangekyo
2021.07.07

極めて耽美幻想的歌手=佐井好子1975年衝撃のデヴュー・アルバム。
日本的な土着性~民謡的歌唱が幽玄な空想世界へ誘う名作のアナログLPが限定復刻。大野雄二のアレンジも冴えわたる。

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PLP-7122 Takla Makan
2021.07.07

夢野久作/谷崎潤一郎/つげ義春の世界観が! 独自の幻想ワールドでファンを魅了する佐井好子30年振りの新作! 1978年の4枚目を最後に「自分の気に入った歌が出来るまでは」と休止宣言をして、、30年。やっと完成しました。その幻想魅惑の世界をサポートするのは山本精一、早川岳春、芳垣安洋、JOJO広重、片山広明、プロデュースは吉森信。更に渚にての柴山伸二も参加!より熟成し妖艶な佐井好子の世界が堪能できる! ジャケは勿論本人によるイラスト!

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