メディア: LPリリース情報
PLP-7938 Grit
2023.05.24
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1972年、世界でたった2枚のみプレスされたブリティッシュ・ヘヴィ・サイケデリック究極のレア・アイテム! ロンドン・アンダーグラウンドの深層が露わになる瞬間、誰も聴いたことがなかった未発表トラックを加えて奇跡の大発掘!
1970年にロンドン北部イズリントンで結成されたグリットは“幻”のヘヴィ・サイケデリック・バンドだ。ギタリストのフランク“スパイダー”マルティネスを中心にライヴ活動を行ってきた彼らは1972年12月にデモ3曲を録音するが、レコード会社との契約はならず。バンドは作品を発表することがないまま、翌1973年の夏に解散している。それから長く忘れ去られてきた彼らだが、2015年にレア・サイケの世界的コレクター、ハンス・ポコラがドイツのノミの市で、2枚のみプレスされた(3枚説もあり)アセテート盤を発見。著書『7001 Record Collector Dreams』、通称“ポコラ本”で最高レア度ランキングの“6”として紹介したことで一躍話題となった。そして関係者とマニアの捜索を経てマルティネスの所在が判明。彼の所有するマスター・テープを使った本作によって、遂にその全貌が明らかになった!クリーム、ジミ・ヘンドリックス、ジョン・メイオールから影響を受けたというマルティネスのファズを効かせたヘヴィ・リフと鋭いリードが襲い、ジェフ・ボールのロバート・プラントばりのシャウトが轟くサウンドは、バンドの非凡なポテンシャルを露わにしている。アグレッシヴに押しまくる「撃ち込め杭を」(A1)、起伏に富んだプログレッシヴな展開の「子供と放浪者(ドリフター)」(A2)などは、まさに1970年代ブリティッシュ・ハードの原石の塊であり、今こそ聴かれるべき迫力の極盤だ。
PLP-7979 ADK
2023.05.24
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PLP-7956 June Night Love
2023.05.24
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アンディ・ウォーホル出演のTV-CMに使用されたことで一世を風靡した「Could it be real?」「I knew I was」他を収録。日野元彦、清水靖晃、村上秀一、宮本大路など国内のトップ・プレイヤーを迎え、モダンなジャズからフュージョンへと変遷する当時の時代背景を見事なまでに切り取った1983年作品!
音楽家として知られる三宅純が音楽を手がけたビデオ/カセットテープのCMは名作として今でも語り継がれている映像である。それらCM使用楽曲を収録した三宅純の1stアルバム『June Night Love』(1983)がついにリイシュー決定!三宅純のフリューゲルホルンと清水靖晃によるテナー・サックスの二管にエレクトリックなベースやシンセサウンドが絡み合う「I knew I was」(B1)や澄み切ったピアノと華麗なストリングスで美しいメロディを奏でる「Could it be real?」(A2)といった上述のCMで使用された80年代初頭ならではの楽曲はもちろんのこと、恩師でもある日野皓正に捧げた「You would smile so」(A4)やニューヨーク在住時にマサチューセッツ州のコンクールで作曲賞を受賞した「Scorpio」(B2)といったアコースティックなジャズも収録、錚々たるミュージシャン達と卓越したパフォーマンスを繰り広げるプレイヤーとしてのみならず、1stアルバムにして多様なスタイルを披露した作編曲家としての才能が導き出された作品!オリジナルのレコードに封入されていた三宅純、日野皓正両氏による対談記事も復刻し、可能な限りオリジナルに忠実な形で再現した世界初リイシューです!
■参加ミュージシャン
日野元彦(Drums)/ 清水靖晃(Tenor Sax)/ 宮本大路(Soprano & Tenor Sax)/ 村上秀一(Drums)/高水健司(Electric Bass)/ 内田浩誠(Acoustic & Electric Piano)/ 秋山一将(Electric Guitar)/ 河原秀夫(Acoustic Bass)/ 野力奏一(Keyboards)/ 北島健二(Electric Guitar)/ 是方博邦(Electric Guitar)/ イヴ(Chorus)ほか
PLP-7957 Especially Sexy
2023.05.24
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ロン・カーター、アル・フォスターを迎えたストレートなジャズ・バラードやマイケル・ブレッカー、デヴィッド・サンボーンなどフュージョン・シーンのトップ・プレイヤーが参加した楽曲など、ストレートなジャズからエレクトリックなサウンドにブラック・コンテンポラリーのフィーリングをも取り入れた1984年作品!
前作『June Night Love』(1983)でその卓越したパフォーマンスと作編曲家としてのスキルを思う存分に見せつけ、日本のジャズシーンに新たな風を吹き込んだ三宅純がアメリカのトップ・プレイヤー達と取り組んだ2ndアルバム『Especially Sexy』がついにリイシュー決定!デヴィッド・サンボーンと共にアーバンでスムースな調べを奏でる「June Night Love」(A1)を皮切りに、マイケル・ブレッカーと共にエレクトリックなビートに切れ味鋭いフレイジングで魅せる「Twist To Open」(A2)、「JFK Express」(B1)といったフュージョン・ライクな楽曲はもちろんのこと、バークリー時代の盟友ボビー・ブルームがヴォーカルをとる「Wish」(A3)、ウェザーリポートに在籍中だった盟友ヴィクター・ベイリーが自在に鼓舞する「Crossing」(A4)、マイルス・デイヴィス・バンドへの参加で注目を浴びていたダリル・ジョーンズがグルーブを支える「Sea-born Mind」(B2)といったライト・メロウな楽曲まで、80年代中頃のフィーリングを凝縮したサウンドを中心に、ロン・カーター、アル・フォスター、ローランド・ハナという豪華トリオをバックにしっとりと吹き込んだアコースティックなジャズ・バラード「Becoming To You」(B4)も収録。ジャズ・プレイヤーとしての矜持も感じさせられる全曲粒ぞろいの作品!オリジナルのレコードに封入されていた当時のライナーノーツやレコーディングの模様を記したブックレットも復刻し、可能な限りオリジナルに忠実な形で再現した世界初リイシューです!
■参加ミュージシャン
ロン・カーター(Bass)/ アル・フォスター(Drums)/ ローランド・ハナ(Piano)/ ボビー・ブルーム(Guitar/Vocal)/ マイケル・ブレッカー(Tenor Sax)/ デヴィッド・サンボーン(Alto Sax)/ ダリル・ジョーンズ(Bass)/ ヴィクター・ベイリー(Bass)/ マイク・スターン(Guitar)ほか
PLP-7950 Connected
2023.05.24
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台湾出身のヴィブラフォン奏者、Chien Chien LuとAlicia Keysのバンド参加経験もあるアフリカン・アメリカンのベーシスト、Richie Goodsによるアイデンティティーを超えたジャズアルバムが完成! BIGYUKIもゲスト参加!!
台湾出身、現在はジャズの本場NYCの第一線で活躍中のヴィブラフォン界の新星、Chien Chien Luと彼女のデビューアルバム『The Path』のプロデューサーでもあり、Alicia KeysやCommonのバンドメンバーとしてもプレイ経験のあるベーシスト、Richie Goodsによるコラボアルバムが完成した。『CONNECTED』という作品はChien Chien LuとRichie Goodsの2人がロックダウン最中にお互いのルーツのコトを交えながらBLMやアジア人に対してのヘイトクライムといった話題の意見交換をしていくうちに制作がスタートした作品。アフリカン・アメリカンであるRichieとアジア人であるChien Chienがそれぞれのコミュニティーの間にステレオタイプとして存在する溝のことを2人で考え、それをアイデンティティが異なる人たちが一致団結して埋めていきたいというラヴ&ピースの思想をコンセプトにした2人のフレンドシップが作り上げたアルバムだ。アルバムは同じくNYCを拠点に活動中のR&Bシンガー、Sy Smithをゲストに迎えた「Water/H20」でスタートする。7分を超える幕開けとなるこの曲ではソウルフルで多幸感生み出しているSy Smithのヴォーカルと優しさに溢れたヴィブラフォンのサウンドが桃源郷へと連れて行ってくれる。3曲目「Embrace the Now」には純アジア人としてNYCのジャズシーンの最前線で戦っているという意味ではChien Chien Luと同じ立場で活躍を続ける日本のキーボード奏者、BIGYUKIをゲストに迎えている。特に楽曲後半のヴィブラフォン、ベース、ドラムだけのパートに徐々に入ってくるBIGYUKIのスペイシーでサイケデリックな空間を作り出すシンセのサウンドには意識を持っていかれる。今作はもちろんジャズを楽しむのに間違いない作品だし、雨の日の定番曲として愛される5曲目「Rain」のカヴァーなども本当に心穏やかにさせられるのだが、ジャズ喫茶風の緩いジャズサウンドに乗せて2人がアジア人へのヘイトクライムを話題に会話している内容が録音された「2021 Interlude」や今作を作るキッカケを同じく優しいBGMに乗せて語っている「Rain Interlude」など大事な大事なメッセージが詰まっている曲もこの作品の特徴であり、何より心に残る。
PLP-7907 Together
2023.05.24
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あのジャクソン・シスターズやサウンズ・オブ・ザ・シティ・エクスペリアンスのリリースでも名を馳せ、TAX SCAMレーベルの最高峰としても名高い“Tiger Lily Records”からリリースされたウルトラ・レアソウル盤が奇跡の世界初リイシュー! ジャクソン 5、ジャクソン・シスターズにも通じる70’sグルーヴィー・キッズ・ソウルのメガ・レア盤の全貌が遂に明らかになる!
ショッキング・ピンクのベースカラーにバンドロゴ一つのジャケット、クレジットは曲名と作曲者名にTiger Lily Recordsのレーベル名のみ、と謎に包まれながらもジャクソン 5、ジャクソン・シスターズにも通じるキッズ・ソウルのウルトラ・レア盤としてディスクガイド本でも取り上げられていた『Together』。1975年にウッドストック・フェスティバル創始者の一人であり名うてのプロデューサーとしても活躍していたマイケル・ラングの目に留まり、メジャーレコード会社との契約、そしてリリースを目前に控えるもリード・シンガーの声変わりにより撤退を余儀なくされたという不遇のヒストリー、さらに当時のレコーディング音源が巡り巡ってTiger Lily Recordsからリリースされるという数奇な運命を辿ったアルバムの全貌が遂に明らかになる! もちろん注目すべきはアルバムの背景だけでなく内容も素晴らしく、愛らしいヴォーカル&ハーモニーでキャッチーなメロディーとダンサブルなバンドサウンドを聴かせるオープニングナンバー「One Kiss And Then」(A1)から、スウィートなバラード「Can I Be The Woman」(A5)、そしてバンド名を掲げたファンキー・ソウル「We’re Together」(B6)と70’sソウルの醍醐味をたっぷりと詰め込んだ極上の1枚!
PLP-7966 へたジャズ!昭和戦前インチキバンド1929-1936
2023.05.17
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SP音源を復刻する「ぐらもくらぶ」の大ベストセラーが遂にアナログLPで!!
これはヒドい!
ジャズ100年記念によみがえる昭和初期のインチキジャズレコード大博覧会!昭和初期に夜店で売られていた怪しきインチキレコードたち。その中でも選りすぐりの『ベスト・オブ・下手』なジャズ音楽が80年の時を超えて最新デジタルマスタリングで甦る!CD化された「アラビアの唄」「私の青空」「ダイナ」「上海リル」をはじめとしたヒットナンバーを含む珠玉の23曲の中から選りすぐった12曲!
フローレンス・フォスター・ジェンキンスもビックリ!?な泥酔者の迷唱あり、ジャズマンによる難曲へのチャレンジあり、パクリあり、演奏や歌唱だけでなく聴く者の顔面まで崩壊、抱腹絶倒な傑作音源ばかりの大博覧会! だがしかし、これは昭和戦前ジャズバンドの生々しい貴重な記録音源でもあるのです!
■ユニークな切り口で、歴史の中に埋もれている社会や文化そして世相を戦前?戦中?戦後のSP音源をCDで紹介するこだわりのレーベル「ぐらもくらぶ」。その労作アルバム(CD)の数は45枚にも及ぶ。Pヴァインではその中から時空を超えてより聞きやすく、アナログLPにもふさわしいリマスタリングでLP化していきます。
■貴重なSPレコード(SP盤)が勢ぞろいした大阪・中之島図書館、東京・読売新聞東京本社での展覧会(2022年)が好評を博し、来年も新たな構成による展覧会を準備中。また、それに合わせPヴァインとぐらもくらぶによる今までにない新たなプロジェクトが進行中、乞うご期待!
PLP-7926 The Next Movement
2023.05.17
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シカゴの強力ヴォーカル・グループ、ネクスト・ムーヴメント、1980年発表の唯一のアルバムを世界初LP再発! ダンサー、ファンク、スロー、すべて文句なしの大充実作!
1982年にプレリュードにもシングルを残しているシカゴの超本格派ヴォーカル・グループ、ネクスト・ムーヴメント。彼らがシカゴの名物プロデューサー、クラレンス・ジョンスンのレーベル、GECから1980年に発表した傑作。甘く、切なく迫るスローもさることながら、ファンク~ダンス・ナンバーで見せる華麗なハーモニー・ワークは絶品。これは他のヴォーカル・グループには求めえないと言ってもいい。とりわけ、ガラージ的なノリを持つダンサー「Crazy ’Bout Your Lovin’」は超強力。80年前後のダンス・サウンド好きには間違いのない一枚。
PLP-7927 Upward Bound
2023.05.17
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数々のレア・グルーヴ・コンピに収録されている極上メロウ・グルーヴ「Body Fusion」が人気のシカゴのファンク・バンド、スターヴューが1980年に発表した傑作モダン・ソウル・アルバムをLP再発!
オリジナル盤は高値で取引される、シカゴの大型ファンク・バンド、スターヴューが1980年に発表した唯一のアルバム。2021年にリリースした7インチ・シングルも好評のメロウ・グルーヴ「BodyFusion」はもちろん、スピード感あふれるファンク~ディスコ/ブギーからスローまで、EW&Fを意識したと思しき洗練されたサウンドとスウィートなヴォーカル&ハーモニーがじつにすばらしい。先の7インチのカップリング曲にしたミディアム「Put The BS Aside」も絶品。謎のジャケット・デザインからはとても想像がつかない、きわめて高水準のファンク/ディスコ・アルバム。
PLP-7943 Sweet Surrender
2023.05.17
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70年代サザン・ソウル、ピカイチの名盤! オリー・ナイチンゲイル、1973年発表の傑作『スウィート・サレンダー』、世界初LP再発!
スタックスに残した唯一のアルバム(1969年)もすばらしいヴォーカル・グループ、オリー&ザ・ナイチンゲイルズのリード・シンガー、オリー・ナイチンゲイルが1973年にMGM傘下のプライドに残した傑作『スウィート・サレンダー』。ゴールドワックスやスタックス、ハイ等での仕事でおなじみのジーン“ボウレッグス”ミラーによるプロデュースで、ボウレッグスとウィリー・ミッチェルの弟ジェイムス・ミッチェルの二人がストリングスのアレンジを担当。O.V.ライトと比較されることも多い、しかしO.V.とは異なる味わいのあるハイトーン・ヴォイスが胸を締め付ける号泣必至のバラード群はまさに圧巻! ブルージーな楽曲やテンポのついた楽曲での歌い回しも文句なしにすばらしく、まったくもって非の打ち所がない。この時期のサザン・ソウルを代表するピカイチの名盤である。