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ISBN-978-4-909483-11-9 別冊ele-king フライング・ロータスとLAビートの革命
2018.11.09

ブレインフィーダー10周年!
ヒップホップ、ジャズ、テクノを横断する稀代のレーベルの全貌

ケンドリック・ラマーとのコラボも記憶に新しい
フライング・ロータス、サンダーキャット、ジョージ・クリントン
の3大インタヴュー掲載!

つねに革新的な音楽を作り続けるフライング・ロータスの舵取りのもと、
オープンマインドな姿勢でヒップホップ、ジャズ、テクノを横断し、
多くの個性的な作品を送り出してきたLAのレーベルの足跡を徹底的に紐解く!!

ドリアン・コンセプト×ジェイムスズー、ジョージア・アン・マルドロウ
のインタヴューも掲載、充実のディスクガイドにコラム、貴重な写真も多数収録。

映画『KUSO』&『ブレードランナー』特別座談会:
渡辺信一郎(『マクロスプラス』『カウボーイビバップ』『サムライチャンプルー』)×
佐藤大(『カウボーイビバップ』『攻殻機動隊』『交響詩篇エウレカセブン』)×
山岡晃(『サイレントヒル』『BEAT MANIA』『LET IT DIE』)

特別インタヴュー:
TREKKIE TRAX(Masayoshi Iimori & Seimei)――新世代から見たLAの魅力

【執筆陣】
天野龍太郎、大前至、小川充、小熊俊哉、河村祐介、木津毅、小林拓音、
小渕晃、野田努、原雅明、バルーチャ・ハシム廣太郎、三田格、吉田雅史

“contents

Flying Lotus

preface ジャズにクソを投げろ!――フライング・ロータスに捧げる (吉田雅史)
interview フライング・ロータス (三田格/染谷和美/小原泰広)
column 音楽の細分化に抗って――フライング・ロータス小史 (原雅明)
Flying Lotus Selected Discography (小林拓音、三田格、吉田雅史)
column ドーナツの輪をめぐる旅――フライング・ロータスとJ・ディラ (吉田雅史/大前至)
column 崩壊したLAの心象風景――フライング・ロータスの映画『KUSO』が描きだすもの (三田格)
interview 渡辺信一郎×佐藤大×山岡晃 健康なクソをめぐる特別座談会 (小林拓音)

Brainfeeder 10th Anniversary

column ブレインフィーダーはどこから来て、どこへと向かうのか――レーベル前史とこれまでの歩み (三田格)
my favorite 私の好きなブレインフィーダー (大前至、小熊俊哉、河村祐介、天野龍太郎、吉田雅史、小川充、木津毅、小林拓音、三田格、野田努)
interview ジョージ・クリントン (野田努/染谷和美/小原泰広)
interview サンダーキャット (小川充/萩原麻里/小原泰広)
column ブレインフィーダーに影響を与えた音楽――ジャズ/フュージョンを中心に (小川充)
interview ドリアン・コンセプト×ジェイムスズー (小林拓音/川原真理子/小原泰広)
interview ジョージア・アン・マルドロウ (吉田雅史/バルーチャ・ハシム廣太郎)
Brainfeeder Selected Discography (小川充、小林拓音、野田努、三田格)

LA Beat

interview TREKKIE TRAX (Masayoshi Iimori & Seimei) (小林拓音/小原泰広)
correlation chart LAビート・シーン人物相関図 (吉田雅史)
column 世界を変えたムーヴメント――ロウ・エンド・セオリー盛衰記 (バルーチャ・ハシム廣太郎)
column LAビート・シーンの立役者――ストーンズ・スロウの物語 (大前至)
Stones Throw Selected Discography (大前至)
column ギャングスタ・ラップからLAが学んだもの――西海岸サウンドの系譜 (小渕晃)
LA Beat Selected Discography (大前至、小林拓音、野田努、三田格、吉田雅史)”

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ISBN-978-4-909483-08-9 人生が「楽」になる達人サウナ術
2018.10.23

“サウナの効き目とは――?
疲れがとれる●冷え性が治る●美肌になる●夜よく眠れる●うつ症状が改善する●恍惚を味わう●自然と一体になる●芸術を感じる●地域文化に触れる……まだまだあります!

いま何度めかの大流行を見せるサウナ。しかし、意外とその「入り方」に着目されることは多くありません。単に「暑さをガマンして汗をかく」だけがサウナではないのです。

本書では、数々のサウナの通人・粋人たちにサウナに入る目的や効果、サウナでの過ごし方(入っている分数、姿勢、温冷の回数、考えていることなど)、好きなサウナの種類、サウナのある生活、お薦めのサウナ施設など、サウナのノウハウやライフスタイルに迫ります。

さらには日本サウナスパ協会への監修による標準的な入り方と健康効果、サウナでできるヨガエクササイズ、最新トレンドのフィンランド式野外サウナなども紹介。自分に合ったサウナとの接し方を探す助けとなる一冊です。

【登場するサウナーたち】
まんしゅうきつこ(マンガ家)、宮本和知(元プロ野球選手)、笹野美紀恵(株式会社ワンブロウ代表取締役/モデル)、サウナーヨモギダ(プロサウナー)、池田晶紀(写真家)、原田郁子(クラムボン)、久志尚太郎(TABI LABO)”

“■目次
はじめに
癒楽の祭典『日本サウナ祭り2018』の風景
Seminar~知るほどに楽しさ広がるサウナのアレコレ
#01 サウナの基本的な入り方
#02 三つの入浴法とサウナ効果
#03 サウナ×ヨガ入門
#04 「キャンプでサウナ」の楽しみ
#05 メトスが作るサウナとサウナ文化
My Sauna File~通人たちのサウナ術
#01 まんしゅうきつこ(マンガ家)
#02 宮本和知(スポーツキャスター/タレント)
#03 原田郁子(ミュージシャン)
#04 久志尚太郎(株式会社TABI LABO代表取締役)
#05 笹野美紀恵(株式会社ワンブロウ代表取締役/モデル)
#06 池田晶紀(写真家)
#07 サウナーヨモギダ(プロサウナー)
イラストで見るサウナの風景(蟹めんま)
サウナ室の風景
水風呂の風景
休憩中の風景
おわりに”

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ISBN-978-4-909483-10-2 ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと脆さ
2018.10.16

ネットは政治を動かせるのか……?

アラブの春、香港雨傘運動、オキュパイ・ウォールストリート……、21世紀になって世界の注目を集めた政治運動の多くはSNSがその盛り上がりに大きく影響したことでも知られています。
ところがそのほとんどが、当初の勢いを維持することができずに終わってしまったように見えるのはいったいなぜなのか。

本書ではプログラマーであり社会学者であり、世界中を飛び回るアクティビストでもある著者が、ネットやテクノロジーと現代の政治運動についての結びつきを様々な角度で調査し分析しています。

自身の経験や取材を通した様々な政治運動の生き生きとした姿、そしてフェイスブックやツイッターをはじめとしたソーシャルメディアの特性を分析することで明らかにされる拡散力とそれを妨害する力。その多くは驚くほど日本にもそのまま当てはまります。

ネット時代において政治を動かす力とはどのようなものなのか。ジャーナリスティックな読み物としての面白さと、現代日本にとっても重要なヒントを併せ持った一冊です。

■プロフィール
ゼイナップ・トゥフェックチー(著)
テクノ社会学者(Techno-sociologist)、著述家、学者、プログラマー。非常勤オピニオンライターとして「ニューヨーク・タイムズ」紙などに寄稿。ノースカロライナ大学情報図書館学准教授。ハーバード大学バークマン・センター准教員(faculty associate)。テクノロジーが社会に及ぼす影響について研究を行う。

毛利嘉孝(監修)
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。専門は社会学・文化研究。特に音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成やポピュラー文化をテーマに批評活動を行う。最近は路上演劇の演出も手がける。主著に『ストリートの思想』(日本放送出版協会、2009年)、『文化=政治』(月曜社、2003年)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房、2012年)。共編著に『アフターミュージッキング: 実践する音楽』(東京藝術大学出版会、2017年)など。

中林敦子(訳)
大阪大学文学部卒、カリフォルニア州立大学大学院・言語学MA。フリーランス翻訳者として、主に医療、製薬、医療機器、化粧品の分野で、企業HPやパンフレット、学会資料などの実務翻訳。市役所で外国籍市民の生活相談を受けている。好きなものは、フィリピンのスイーツ「ブコ・サラダ」と、東大寺法華堂の不空羂索観音と、ハリネズミと、民主主義。

■目次

はじめに
序章
第一部 運動を作り出す
第一章  ネットワーク化された人々
第二章  検閲と注目
第三章  リーダー不在をリードする
第四章  運動の文化第八章  シグナルの力と力へのシグナル

第二部  抗議者たちのツール
第五章  テクノロジーと人々
第六章  プラットフォームとアルゴリズム
第七章  名前と結びつき
第三部  抗議の後に
第八章  シグナルの力と力へのシグナル
第九章  政府の逆襲
おわりに
緒言
解説(毛利嘉孝)
注釈

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ISBN-978-4-909483-07-2 勝新図鑑[復刻版]――絵になる男・勝新太郎のすべて
2018.10.16

故川勝正幸渾身のあの幻の勝新図鑑が間もなく本当に君臨!

めくる度にめくるめく 脳内麻薬が出まくる 痛快・合法的ドラッグの書!
斬りまくり殴りまくり翔びまくり愛しまくり笑いまくり歌いまくる勝新太郎。
『座頭市』、『悪名』、『兵隊やくざ』から鬼レアな映画ポスター、ロビーカード、レコード等お宝図版をめいっぱい収録!

2003年に出版されるも諸事情?により廃刊、現在入手困難でバカ高い値で取引されている勝新の永遠なる決定的図鑑が目出度く復刊!! しかも微料に安くなって、故勝新太郎関係者各位の熱い協力の下、遂に再び陽の目を見ることに。

勝新が突然入れられた “別荘” で描いた「仏陀が見えた部屋」、デニス・ホッパーによる序文「宇宙船因果号の邂逅」があり、勝新ディナーショーの魅力を語りつくした、横山剣(クレージーケンバンド)による「モミアゲハンサムワールド」や、漫画家やまだないと氏による絵と文「ろくでなしの男」、勝新フィギュアの制作者である高杉涼氏の談話、また、かつての「オリーブ少女」にはたまらない仲瀬朝子氏による『悪名』シリーズはかわいいなどの素敵な文章に、勝新映画のビジュアルが盛りだくさん!

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ISBN-978-4-909483-09-6 80年代 日本のポップス・クロニクル
2018.09.27

“厳選12枚+72枚のレコード・レヴューで綴るターニング・ポイント。
バブル前夜、日本のポップスほどクリエイティヴなものはなかった!

その後のシティ・ポップ、80年代の展開。
好評『70年代シティ・ポップ・クロニクル』の続編いよいよ刊行!

もともと異端であった、はっぴいえんど、山下達郎、サザンオールスターズらが80年代にいかにしてメインストリームとなっていったか──。佐野元春『Back To The Street』、沢田研二『G.S.I LOVE YOU』、オフコース『over』、RCサクセション『EPLP』、そして大滝詠一『A LONG VACATION』、山下達郎『FOR YOU』へ。
シティ・ポップの流れが松田聖子とYMOへと向かうなかリリースされた名盤たちを追いつつ物語る、80年代のJ-POP。”

“CONTENTS

まえがき
BACK TO THE STREET / 佐野元春
カメレオン / ザ・べンチャーズ
G.S.I LOVE YOU / 沢田研二
A LONG VACATION / 大滝詠一
EPLP / RCサクセション
over / オフコース
FOR YOU / 山下達郎
Pineapple / 松田聖子
虜―TORIKO― / 甲斐バンド
浮気なぼくら / イエロー・マジック・オーケストラ
9.5カラット / 井上陽水
KAMAKURA / サザン・オールスターズ
あとがき”

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ISBN-978-4-909483-05-8 Art Sex Music
2018.09.10

“ぐにゃりとうなだれた性交後のCOUMのペニスから、屹立し準備万端・完全に勃起したスロッビング・グリッスルへ。
一丸になったときのわたしたちは妥協なしのあなどれない力だったし、誰にも止められない、はち切れんばかりに充電されたドクドク脈打つエネルギーの塊だった。 (本書より)”

“伝説のバンド、スロッビング・グリッスルはいかにして生まれ、どのように倒錯し、なにゆえに死に絶えたのか……、ピッチフォークの2017年度年間ベスト音楽本にも選定された、TGの創設メンバーによる、その内側からの衝撃のレポート

コージー・ファニ・トゥッティは、まさに自分の人生で起きたことすべてを晒しながら、彼女にとっての「自由」「インダストリアル」「セックス産業」の意味を紐解いていく。

ノイズ/インダストリアル・ミュージックのファン、およびクリス&コージーとスロッビング・グリッスルのファンにとってのマスト・アイテムであり、また、ひとりの女性の型破りな人生譚としても非情に興味深いものとなっている。

1960年代~1970年代のもっとも過激なUKアンダーグラウンドを駆け抜けていった、労働者階級出身の彼女の「アーティスト」としての生き様は、読む者に深い余韻を残すだろう。

俺はコージー・ファニ・トゥッティに惚れている。それだけのことだ。 (ニック・ケイヴ)

「Far Out(型破り/斬新な)」というのはかつて視覚・音楽芸術双方における前衛を呼ぶ際に使われたタームだった。わたしの覚えている限り、コージーはそもそも初めからファー・アウトな人だった。限界に向かって押し進めていくアーティストたちも中にはいる──だがコージーのアートは許容されるぎりぎり限界の地点から始まっている。 (ロバート・ワイアット)

わたしたちのアプローチは、ディスコとポップ・ミュージック、排他性のカルチャー、過去もしくは現在起きている残虐行為や「不快な」犯罪を隠蔽する「臭いものにはフタ」の傾向、ストライキの数々が生み出すカオスで人々の日常に影響していた当時の政治的な動乱、操業中の工場・鋸・機械群・地下鉄・公園で遊ぶ子供たちの声といった自分たちのスタジオの周りに常に存在していた周辺音といったものに対する反撃であり、リアクションだった。わたしたちは自分たちにとっての現実、その欠点/汚点も含めた一切合切のサウンドトラックをクリエイトしていた。中途半端な妥協はあり得なかった。 (本書より)

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isbn-978-4-909483-04-1 文明の恐怖に直面したら読む本
2018.08.28

“さよなら文明、ようこそ自然

気鋭の政治学者とフランス文学者がおくる、痛快ポリティカル・トーク

2011年の原発の爆発は、文明のひとつの帰結である。それはわたしたちの人生の問題に深くかかわっている。だからこそ、文明にたいする態度決定なしにわたしたちの人生はやっていけない。そして、文明について考えるには、ここ十年や百年の動きだけでなく、十万年におよぶ人類史全体を見すえておく必要がある――

『ele-king』に掲載された過去2回の対談が好評を博したふたりの異才、『村に火をつけ、白痴になれ』がいまなおロング・セラーを続ける政治学者・栗原康と、浩瀚な知識および独創的な切り口でさまざまなジャンルを横断するフランス文学者・白石嘉治による語り下ろしの対談がついに書籍化!

念仏、マゾヒズム、大学、小説=ロマン、映画=シネマ、孤独な夜の歌……さまざまな「遊び」の実例をとおして「自然」への回路を切りひらき、「文明」による統治から抜けだすためのヒントを伝授する!

「われわれはとりとめのない想像をかかえつづけている。カミであれヒトであれモノであれ、それらを中心とした文明による表象の強制によってぼろぼろになりながらも、それぞれの想像の切れ端みたいなものを手放したりはしない。そうした想像は、アスファルトのすきまから生えている雑草のようになくならない」(本文より)。

栗原 康 (くりはら・やすし)
1979年生。東北芸術工科大学非常勤講師。アナキズム研究。著書に『はたらかないで、たらふく食べたい』(タバブックス)、『村に火をつけ、白痴になれ』(岩波書店)など。

白石 嘉治 (しらいし・よしはる)
1961年生。上智大学ほか非常勤講師。フランス文学。著書に『ネオリベ現代生活批判序説』(新評論)、『不純なる教養』(青土社)など。”

“目次

はじめに (栗原康)

第一部
(1) ちがう自分になるための準備
・魔界転生のすすめ
・島原の乱に学ぼう
・石牟礼道子の想像力
・リベラルはフェティシズム
(2) 文明とはなにか
・湧きあがる江戸ノスタルジー
・古代はカミ、近代はヒト、現代はモノ
・江戸はヒューマニズムの完成型
(3) 縄文がおしえてくれる
・縄文人はカバだった?
・縄文の事実
・おしゃべり、だいじ
・文明の恐怖に直面したら

第二部
(1) 中世とはなにか
・三階建て以上の建物は邪悪である
・中世はどこにでもある
(2) 空也とプルースト
・空也が登場してきた時代
・動物と一体化しよう
・プルーストと中世
・ピクチャーという提案
(3) 鎌倉仏教とフィクション
・法然の教え
・親鸞の教え
・一遍の教え
・マゾヒズムの勇気
・フィクションから出発する
(4) 遊びと大学
・大学は学校じゃない
・大学は遊ぶところ
・大学はタダでなければならない
・ストライキという自然

第三部
(1) 自然はなんども回帰する
・フットボールは暴動である
・小説は歴史を逆なでする
・無根拠なことをやろう
・いま死ぬつもりで生きてみる
・われ歌う、ゆえにわれあり
・永遠回帰の意味
(2) ユートピアはいつもそこに
・現代の狩猟採集民
・マルクスとマルクス主義
・「やりがい」に惑わされるな
・革命か反逆か
・未来は生成された過去である
・ユートピアはいつもそこに
(3) ゼロ人生宣言
・「もうどうでもいい」と開きなおること
・街角でネコと目があったら
・さよなら文明、ようこそ自然

あとがきにかえて (白石嘉治)”

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isbn-978-4-909483-06-5 大音海
2018.08.27

“湯浅音楽道の精髄!

1997年刊行の著者2冊目の単行本『音海』の増補改定版として数年前に企画が立ち上がるも、諸般の事情で刊行がのびのびになっていた畢竟の大作が遂に完成!
お待たせした分、増補分は増えに増え、気づけば紙幅は816ページに!
もはや古今東西の音楽書に類例のない、圧倒的なボリュームに仕上がりました。

ビートルズ、ローリング・ストーンズといった大看板から裸のラリーズやLAFMSなどのカルトの王まで、洋楽と邦楽のせせこましい線引きばかりか、ロックもジャズもニューオーリンズもソウルもR&Bもラップもノイズも大韓民国をも混淆させ、遠藤賢司、勝新太郎、ザッパ、グレイトフル・デッド、サン・ラーにプリンス、音楽通が一家言もつアーティストを、著者でしかありえない観点できりとっています。

表紙は世界の五木田智央描き下ろし!”

“目次

まえがき

あ行
愛一郎、艾敬、アイク&ティナ・ターナー、アイス・キューブ、アイス‐T、青江三奈、あがた森魚、阿久悠、アスワド、渥美マリ、阿部薫、アモン・デュール、荒井由実、アレステッド・ディペロップメント、アロウ、アン・ドラム・ミュジカル・アンスタンタネ、アンセイン、アンビシャス・ラヴァーズ、イ・チョンウ、李博士、イ・ベクマン、忌野清志郎、ロマ・イラマ、メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ、ハンク・ウィリアムス、ヴードゥー・グロウ・スカルズ、ボビー・ウーマック、植木等、ポール・ウェラー、ヴェルヴェット・モンキーズ、ウォー、梅津和時、ジェームス・ブラッド・ウルマー、エアロスミス、MC5、遠藤賢司、オ・ウンジュ、大竹伸朗、オールマン・ブラザーズ・バンド(グレッグ・オールマン)、岡村靖幸、沖雅也

か行
ミッキー・カーティス、チャカ・カーン、海道はじめ、勝新太郎、かまやつひろし、河内家菊水丸、CAN、姜泰煥、ガンズ・アンド・ローゼズ、ギターウルフ、キッス、金石出、金大煥、金大禮、木村松太郎、ジョニー・キャッシュ、キャプテン・ビーフハート、キャメオ、キャロライナー、キング・クリムゾン、キンクス、筋肉少女帯、金髪のジョージ、アリス・クーパー、クラフトワーク、クリーム(エリック・クラプトン)、ジミー・クリフ、オーティス・クレイ、ロバート・クレイ、グレイトフル・デッド(ジェリー・ガルシア、ネッド・ラジン、フィル・レッシュ)、クレイマー、ゲイシャ・ガールズ、Koji 1200、エルヴィス・コステロ、ブーツィー・コリンズ、ジョン・コルトレーン

さ行
13th フロア・エレヴェーターズ(ロッキー・エリクソン)、斉藤徹、サイプレス・ヒル、ジョン・サイモン、スカイ・サクソン、フランク・ザッパ(ワイルドマン・フィッシャー、Z、サンディ・ハーヴィッツ)、サニーデイ・サービス、サヌリム、スティーヴィー・サラス、サン・ラー、サンタナ、ZZトップ(ムーヴィング・サイドウォークス)、ジェファーソン・エアプレイン、シブがき隊、シミー・ディスク、じゃがたら、ジャネット・ジャクソン、マイケル・ジャクソン、ジャックス(早川義夫)、シャンプー、城ヶ崎一也、城卓也、キザイア・ジョーンズ、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(ボス・ホッグ)、申重鉉、スイサイダル・テンデンシーズ、スーサイド(マーティン・レヴ)、ギル・スコット=ヘロン、スター・クラブ、スターリン、ストゥージズ(イギー・ポップ)、砂川捨丸、頭脳警察、フィル・スペクター(チェックメイツ・リミテッド)、パティ・スミス、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、スレイヤー、ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ、赤痢、セックス・ピストルズ(ジョン・ライドン)、セッちゃんとぼく、セント・ミカエル、ソウル・チルドレン(J・ブラックフット)、ソウルⅡソウル、ジョン・ゾーン、ソテジ ワ アイドル、ソニック・ユース

た行
ターボ、ダイナソー・Jr.(J・マスキス)、高木完、高田渡、モーリン・タッカー、ちあきなおみ、ボビー・チャールズ、チャコとアップリーズ、崔健、津山篤、マイルス・デイヴィス、DEVO、ディスチャージ、マヌ・ディバンゴ、ディム・スターズ、ボブ・ディラン、ディック・デイル、デヴィアンツ、デストロイ・オール・モンスターズ、鉄人28号、デフ・レパード、デ・ラ・ソウル、鄧麗君、10cc(ゴドレイ&クレーム)、テンプル・シティ・カズー・オーケストラ、ドアーズ、アラン・トゥーサン、東京キューバン・ボーイズ、東京ビートルズ、ドクター・ジョン、ドラッグ・シティ、ドロマイト

な行
仲井戸麗市、中島みゆき、ロジャー・ニコルス、ニューエスト・モデル、テッド・ニュージェント、ネヴィル・ブラザーズ、ネーネーズ、ノー・ネック・ブルース・バンド

は行
バーニング・フレイムス、ハーフ・ジャパニーズ、パール・ジャム、萩原健一、バケットヘッド、裸のラリーズ、ティム・バックリィ、ジェフ・バックリィ、バッド・ブレインズ、はっぴいえんど、ハッピーエンド、ハナタラシ、パブリック・エネミー、パンゴ、パンテラ、ザ・バンパイヤ、ピーター、ビーチ・ボーイズ、ビートルズ(ジョン・レノン、ジョージ・ハリソン、オノ・ヨーコ)、ビーバー、Pファンク、HIS、ピチカート・ファイヴ、一節太郎、トゥーツ・ヒバート、ピンク・フロイド、ファウスト、ファット・ポッサム、ファン・シネ・バンド、アントン・フィア、フィッシュボーン、フードゥー・フシミ、フールズ、49アメリカンズ、ブギ・ダウン・プロダクションズ、藤本卓也、ジェームス・ブラウン、ボビー・ブラウン、プリンス、ブルー・チアー、ブルータス・トゥルース、フレーミング・リップス、ジャン=ポール・ブレリー、フレンチ、フリス、カイザー、トンプソン、プロフェッサー・ロングヘア、ベック、トム・ペティ、チャック・ベリー、リー・スクラッチ・ペリー、ペル・ユビュ、リチャード・へル、ベンチャーズ、ジミ・ヘンドリックス、ボ・ガンボス、ボアダムス、暴力温泉芸者、ホール、ポップ・グループ、ほぶらきん

ま行
マーキュリー・レヴ、ボブ・マーリー、マイガールズ、マルコム・マクラーレン、町田康+グローリー、ヴァン・マッコイ、マッドハニー、松野浩司、マドンナ、マリア四郎、マルコムX、ハービー・マン、チャールズ・マンソン、マンモス(マンモス楽団)、ミーターズ、三上寛、美川憲一、三木鶏郎、三波春夫、南正人、ミミ、宮崎一男とI・O・N、ミュート・ビート、ミラクル・ヴォイス、メイズ、カーティス・メイフィールド、メルヴィンズ、セルジオ・メンデス、某某人、モーターヘッド、モダン・ジャズ・クァルテット、森高千里、モンキーズ

や行
ヤードバーズ、矢野顕子、山口冨士夫、 山瀬まみ、ニール・ヤング、ユートピア、吉田美奈子

ら行
ラスト・ポエッツ、オーティス・ラッシュ、レオン・ラッセル、スパイク・リー、リヴィング・カラー、ジョナサン・リッチマン、リトル・フィート、ルシャス・ジャクソン、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レインコーツ、レーナード・スキナード、レッド・クレイオラ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ニック・ロウ、ローリング・ストーンズ(キース・リチャーズ、ビル・ワイマン、ブライアン・ジョーンズ)、ロサンゼルス・フリー・ミュージック・ソサエティ、ロジャー、ロリンズ・バンド

わ行
マイク・ワット、ジョニー・ギター・ワトソン、スティーヴィー・ワンダー

論考
第1節 ロック
ロック時代における南部幻想覚え書き/私のとってのThe Roots of Rock/UKサイケデリック・ロック10選/黒く飛べ~ブラック・サイケデリック
第2節 ソウル、R&B、ファンク
ファンクとは正統派のブルース・マナーの最も総合的でラジカルな意志のスタイルである/ニューオーリンズ/The History Of Black Culture/ソウルの最左翼として登場したファンク
第3節 ラップ、テクノ
ラップだっ。100選(抜粋)/ラップは、もともとニューヨークのローカルな民族音楽だった/ニュー・スクール以後のラップの動向/テクノの発生、テクノの進化
第4節 大韓民国
弔いの場で発する歌舞伎曲の効能について/韓国の音楽とヴェトナム戦争/今こそ“大韓復古調”の臓腑を抉る
第5節 地域
ニューヨークって前傾姿勢で楽しめるところだ/ニューヨークで考えさせられてしまった

目録と選出
ニッポンのクリスマスはいかにして過ごすか、ということについてのちょっとした提案/大汗音楽で暑気払い(洋楽、邦楽編)/イキっぱなしのファズの花/硬派な音楽/身体の芯にくる音楽/人情20選/電妄ベスト10/私が選んだライヴ・ベスト・ファイヴ(70年代)/プログレ・ベスト10/私が愛聴した25年間の25枚(1969~93年)/年間ベスト・アルバム 1987~2017

連載
ニッポン うたう地図(関東編、中部編)
音盤からエロス

あとがき”

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ISBN-978-4-909483-03-4 「小説家」の二〇年 「小説」の一〇〇〇年/ササキアツシによるフルカワヒデオ
2018.07.24

“小説家は何を考え、どのように前に進むのか

二〇年にわたり小説という怪物に全身で挑み続け、数々の超大作を送り出してきた作家・古川日出男
そしてそれを見守り、時には「作家・批評家」の枠を超えて並走してきた批評家・佐々木敦

対話を重ね、ときに赤裸々に苦しみをさらけ出しながら、創作の根源と小説の原理に迫るドキュメント!”

“■著者プロフィール

古川日出男
小説家。1966年福島県生まれ。

佐々木敦
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。小説、音楽、映画、舞台芸術、アートなど、複数ジャンルを貫通する批評活動を行う。
『「批評」とは何か』『「4分33秒」論』『批評時空間』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』『即興の解体/懐胎』『ニッポンの思想』『テクノイズ・マテリアリズム』『ゴダール・レッスン』など著書多数。

■目次

小説家の、苛烈なる饒舌 ―まえがきにかえて― 佐々木敦

第一章 ルーツなき作家の誕生と再生の記録 二〇〇七年
第二章 朗読をめぐって 二〇〇八年
第三章 『聖家族』をめぐって 二〇〇八年
第四章 「対談」という「未知との遭遇」 二〇〇九年
第五章 全部小説のためにやっている 二〇一〇年
第六章 不可逆的な出来事の後に 二〇一三年
第七章 歴史を物語る声 二〇一四年
第八章 「三」をめぐる三時間 二〇一五年
第九章 エクストリームなミライへ 二〇一八年

あとがきにかえて

古川日出男 略年譜

作品紹介

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ISBN-978-4-909483-01-0 21世紀ブラジル音楽ガイド
2018.07.23

“ブラジル音楽の新世代と現在進行形の決定版、600作以上を紹介!

リオのインディー・ポップ/ノヴォス・コンポジトーレスとサンパウロ・シーン/ミナス新世代/MPB/Samba Soul/Hip Hop/インスト/各地の音楽……ほか

今世紀に入りブラジル音楽が以前にも増して多様化、
並行してブラジル音楽に興味を持つ他ジャンルのリスナーも増えていることを受け、
今世紀に入って頭角を現してきた新世代を中心に、
現在進行形のブラジル音楽を、間口を広げて紹介。

誰もが待ち望んでいた21世紀のブラジル音楽ガイド、ついに登場!

【執筆陣】
伊藤亮介、江利川侑介、KTa☆brasil、佐々木俊広、宿口豪、高木慶太、橋本徹、花田勝暁、堀内隆志、村田匠”

“CONTENTS

序文
本書の見方・表記について
ブラジル地図

◆CHAPTER 01
+2とリオのインディー・ポップ

+2(モレーノ、ドメニコ、カシン)
+2ファミリー
Los Hermanos とメンバーのソロ作
Rio-Bahia connection
+2周辺の次世代
+2の弟世代
女性
男性
男性、BAND

[コラム] 音楽の都リオ~ドメニコ・ランセロッチに見る21世紀のリズムの継承と革新 KTa☆brasil(ケイタブラジル)

◆CHAPTER 02
ノヴォス・コンポジトーレスとサンパウロ・シーン

ダニ・グルジェルと周辺
シンコ・ア・セコとメンバーのソロ
ノヴォス・コンポジトーレス
タチアナ・パーハ
サンパウロ・シーン/女性
サンパウロ・シーン/男性
エクスペリ・サンバ

◆CHAPTER 03
ミナス新世代

アントニオ・ロウレイロ
ハファエル・マルチニ
男性
ヘシークロ・ジェラル世代
グラヴェオーラほか
女性
インストゥルメンタル
新世代の先輩

[コラム] クルビ・ダ・エスキーナ名曲集 中原仁

◆CHAPTER 04
MPB

アナ・カロリーナ
ヴァネッサ・ダ・マタ
マリア・ヒタ
ホベルタ・サー
女性
女性/モニカ・サルマーゾ
女性
男性
セルソ・フォンセカ
ボサノヴァ

[コラム] アントニオ・カルロス・ジョビン作品集 中原仁

◆CHAPTER 05
Samba Soul / Funky Groove / Urban

セウ・ジョルジ
セウ・ジョルジの仲間
リオ・グルーヴ
サンパウロ・グルーヴ
バンド、ユニット(サンパウロ)
バンド(サンパウロ、リオ、ミナス)
女性シンガー
アーバン

◆CHAPTER 06
Hip Hop / Funk / Drum’n Bass / Electro / Reggae / Street Beat

Hip Hop
Funk(ファンキ)
Drum’n Bass & Electronica
Reggae
Street Beat

[コラム] 21世紀のバツカーダに見る“ボサ・ノーヴァ”! KTa☆brasil(ケイタブラジル)

◆CHAPTER 07
Bahia(バイーア)

イヴェッチ・サンガーロ
Axé(アシェー)
Samba & Áfro Bahia
Áfro Bahia
Pagodão(パゴダォン)

[コラム] アフロ・ブラジレイロの新潮流とカエターノ・ヴェローゾ『Livro』の遺伝子 橋本徹

◆CHAPTER 08
Nordeste & Norte
ノルデスチ(北東部)とノルチ(北部)

Nordeste(北東部)
Norte(北部)

◆CHAPTER 09
Rock / Folk & Country

Rock
Folk & Country (Sertanejo)

◆CHAPTER 10
Samba

テレーザ・クチスチーナと Lapa 新世代
Samba Novo
Pagode(パゴーヂ)
Gafieira(ガフィエイラ)

◆CHAPTER 11
Instrumental

アンドレ・メマーリ
アミルトン・ヂ・オランダ
ヤマンドゥ・コスタ
Choro
Jazz
Jazz / New Age
New Age
Large Ensemble

◆CHAPTER 12
90’s 世代

90’s 世代
Collaboration

[コラム] ブラジル音楽のプロデューサーと、ブラジルで眠りについた2人の外国人 中原仁

◆CHAPTER 13
Maestro, Legend

MPB
Samba
Bahia, Nordeste, Norte
Instrumental etc.
Bossa Nova Age

◆CHAPTER 14
International

Argentina, Uruguay
Argentina, Cuba, USA
USA, Italia
Portugal, Spain
France, UK, Áftica
Nordeste International
Special Project
アート・リンゼイ

[コラム] NYの名門レーベル Adventure Music が示す21世紀ブラジル音楽の“粋” 橋本徹

索引
筆者プロフィール”

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