ジャンル: BOOKSリリース情報

ISBN-978-4-909483-48-5 血とエロスはいとこ同士 エモーショナル・ムーヴィ宣言
2019.12.16

グッとくる映画、あります

「映画の力」、それはストーリーだけではない――
わけがわからないのに気になる映画
淡々とした描写の中に人生に似た何かが立ち現れる映画
厭な要素ばかりなのについつい見てしまう映画
独自すぎる理屈で構成されていて観る者を激しく選ぶ映画

――なぜか心動かされ、惹きつけられてしまう映画の秘密をひもとく、気鋭の批評家による精選エッセイ集!
目次より
第一章不可解な映画に魔がひそむ
第二章暴力・情念・死
第三章日本モンド映画静謐/狂乱
第四章日本モンド映画エロス+流血
第五章ロマンポルノ二五選
著者について
真魚 八重子(まな やえこ)
愛知県出身。映写技師や派遣社員を経て、現在は「映画秘宝」「朝日新聞」「キネマ旬報」などのほか、パンフレットやDVDでも執筆。著書に『映画系女子がゆく!』『映画なしでは生きられない』『バッドエンドの誘惑』。

read more

ISBN-978-4-909483-43-0 くたばれインターネット
2019.11.27

ビヨンセもレディー・ガガも
マーク・ザッカーバーグも
スティーヴ・ジョブスもだいきらい!
21世紀にもっともやってはいけない
唯一の大罪を犯してしまったアラフォー女子一名、
ツイッターで自衛し、
ツイッターで攻撃を仕掛けるが……

ツイッター時代のヴォネガット

──『ザ・タイムス』

文化的な診断による怒りのコメディ!

──『ガーディアン』

本を読む人種こそはこのネット社会が生み出した地獄絵図に抗う術を手にしている唯一の存在だぞ。本を読む人種だけがネットに対しても多少なりとも興味深い反論を試みることができるのだ。

──本書より

インターネットという地獄絵のなかで我々一般庶民はいったい何をさせられているのか。
アメリカのウエルベック、現代のヴォネガットなどと評され、現代アメリカ文学において唯一読むに値するとまで言われたネット時代を痛快なまでに風刺する問題作。

自費出版からスタートして、『ニューヨーク・タイムス』や『ガーディアン』などで賞賛され、いまのところ12か国で刊行されている異形の国際的ベストセラー、ついに本邦上陸!

ジャレット・コベック (Jarett Kobek)
トルコ系の在米移民の子孫で、カリフォルニア在住の小説家。本書『くたばれインターネット(I Hate the Internet)』は国際的なベストセラーで、9つの言語に翻訳され、12カ国で刊行されている。最新作にラッパーのXXXテンタシオンについて書いた『DO EVERY THING WRONG』と『ONLY AMERICANS BURN IN HELL (=地獄で灼かれるのはアメリカ人だけ)』がある。

浅倉卓弥
作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター、団体職員等を経て作家へ。著書に『四日間の奇蹟』『君の名残を』『向日葵の迷路』『黄蝶舞う』ほか、訳書に『安アパートのディスコクイーン──トレイシー・ソーン自伝』(トレイシー・ソーン著)『父と僕の終わらない歌』(サイモン・マクダーモット著)『天才作家の妻』(メグ・ウォリッツァー著)などがある。

read more

ISBN-978-4-909483-44-7 河内音頭
2019.11.20

たくましいエネルギーに満ちた
西洋の模倣ではない“音楽”がこの国にはある!

誇り高き独創的音楽としての“河内音頭”、
その歴史と背景を説きながら解いていく
斬新かつ情熱的な、比類なき河内本

江戸時代、大阪の河内で生まれたそれは、日本のあらゆる郷土芸能、民謡とは一線を画す。
大阪以外の場所でも人気を博し、いまやあらゆる音楽ファンのあいだで話題にされている。
40年ものあいだこの音楽を研究し続けてきた著者によるまさに待望の書き下ろし。

※表紙絵:五木田智央

鷲巣功
1954年静岡市生まれ。ライター、ラジオDJ、イベント制作、CDのプロデュースなどなど。80年代はランキン・タクシーのマネージャー、またほぼ同時期に河内音頭の研究と普及活動もはじめる。現在は首都圏河内音頭推進協議会の議長を務める。高校時代に静岡ロックンロール組合を結成、1973年に発表した自主制作盤『永久保存盤』は2008年に再発されている。

河内音頭は、明治以降わたし達が故意に切り捨てた庶民音楽の本質が、呼吸を続けている事を証明していた。しかも、古い題材を扱おうとも同時代的で、常に新しくなっている。毎年生まれ変わって生き続けている。

──本書より

ラジオの盟友鷲巣功を 長年の縛りから解放したという河内音頭、 そのわけを記した一冊です

──ピーター・バラカン

目次

序にかえて「遅れて来た、真面目で本気な河内音頭」

第一章 音頭場から実況中継
第二章 河内音頭の現況と実態
第三章 河内音頭圏
第四章 河内史
第五章 河内のことば
第六章 現代河内音頭の構造
第七章 音頭師一代 鉄砲光三郎
第八章 音頭の師匠という人生
第九章 河内音頭という音楽
第十章 踊る人々
第十一章 外題十八番
第十二章 かえりみすれば河内音頭 朝倉喬司

あとがき「なぜ河内音頭なのか」

read more

ISBN-978-4-909483-45-4 ゴシック・カルチャー入門
2019.11.20

「ゴシック」から「ゴス」へ――暗黒美学の全貌!

人はなぜ闇を求めるのか──

建築にはじまり、文学、美術、映画、ファッション、そして音楽と、さまざまな分野で多大な影響を与え続ける暗黒美学の全貌!

目次

暗黒批評宣言──ゴシック・インフェルノの黒い炎

第一章 「読む/見る」ゴシック──暗黒小説の黒色研究
啓蒙主義と暗黒小説―呪われた親子のドラマツルギー/感傷主義──「黒い快楽」の萌芽/感傷主義から風景へ──「崇高美」の発見/益荒男ぶりとしての「ピクチャレスク」/テラーとホラー/迷宮としての世界──あるいは「テクストという牢獄」/回収される闇の断片──暗黒小説から推理小説へ/「騙り」の構造──不可視の文学/不気味な文学──内/家なる怪物/下部構造的な背景──娯楽小説の誕生/闇の同種療法/早すぎたポストモダン文学/早すぎたシュルレアリスム──フラグメンツ左派

第二章 「殺る」ゴシック──暗黒小説から暗黒映画へ
暗黒小説の通メロドラマ俗化/パルプ・マガジンの隆盛/暗黒小説から暗黒映画へ/「不気味なもの」をめぐって①──シュルレアリスムの影の下に/「不気味なもの」をめぐって②──カリガリからノワールへ/迷宮としての世界/暗黒色彩学/「アクア・ゴシック」試論──ノワールにおける「水」の表象/LAゴシックの誕生/ケネス・アンガー『ハリウッド・バビロン』の衝撃/LAゴシックの現在形──「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」/「ポスト」ノワールの無感覚へ

第三章 「聴く」ゴシック──暗黒音楽の暗黒考古学
クラシック / 現代音楽におけるゴシック趣味/ゴスロックの始まり──スクリーミン・ジェイ・ホーキンス/ドアーズ──「ゴス」の扉が開かれる……/ブラック・サバス──「我が名はルシファー」/ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとその周辺/レナード・コーエン──暗黒の吟遊詩人/補足:ジ・アンダーテイカーズ──早すぎたゴスの仇花/グラム・ロックとの関係/ 倒錯の偶像──デヴィッド・ボウイ/アリス・クーパーのグラン・ギニョル精神/ダムドのB級感覚/デスロック、サイコビリー、ゴサビリー──US版ゴスロック/バットケイヴ──地下世界のダンディーたち/バットケイヴで演奏したバンドたち/バットケイヴ独裁からゴスクラブ百花繚乱へ/ゴスファッションの傍流からゴスの本質へ/「リベットヘッド」とインダストリアル、およびそれらのゴスとの関係/ゴスのメタル嫌悪──「リトマス紙」としてのマリリン・マンソン

第四章 「啜すする」ゴシック──吸血鬼からゾンビへ
「隠喩の王」としてのドラキュラ/モダン・ヴァンパイの肖像/廃墟の街としてのデトロイト/共鳴伝導体としての廃墟/惑星の夜のドライヴ・ミュージック/ヴァンパイア・キャピタリズムの終焉/ロック吸血鬼はタンジェの夢を見るか?/歌う / 歌わない吸血鬼/ 墓碑銘

第五章 「鄙る」ゴシック──民衆と三つ又
グラント・ウッド『アメリカン・ゴシック』の受容史/アメリカン・ゴシックと田吾作―『ヒルビリー・エレジー』の衝撃/田吾作音楽の政治学/田吾作 / スラッシャー / トランプの三頭政治/スラッシャー映画のフォークロア/「ファースト・ガール」の詩学

第六章 「蘇る」ゴシック──GIYの精神史~ラスキンからスチームパンクまで(+反ゴス論)
ラスキンでいこう──唯美派マルクス/美的革命の精神史──ラスキン~モリス~小野二郎~澁澤龍彦/蒸気的人間のGIY精神/【アンチテーゼ】インダストリアル・ノイズの考古学──ゴシック的「崇高」を越えて

第七章 「装う」ゴシック──衣裳哲学の地下世界
ハリウッド・ゴシックからの影響/BDSMカルチャーからの影響/モヒカン──戦争からアートへ/ダーク・キャバレー/お洒落な第三帝国/ヴァンプのアイコン①──セダ・バラ/ヴァンプのアイコン②──ルイーザ・カザーティ/ヴァンプのアイコン③──キャロル・ボーランド/ヴァンプのアイコン④──マイラ・ヌルミ「ヴァンパイラ」/黒い皮と黒い眼鏡──ゴシック・サイドを歩け/ダンディの黒色研究/ゴス娘とヴィクトリア朝娘のファッション比較/ホット・トピック──ゴス・ファッションのユニクロ化/キャンディー・ゴス / パーキー・ゴスの色彩地獄/サイバーゴス―ゴスミシン台におけるレイヴとSFの出会い?/エモはゴスい、ゴスはエモい/オートゴス──ゴスのハイファッション化/たかがファッション、されどファッション──ポスト・アポカリプス時代の衣裳哲学へ

第八章 「聳びえる」ゴシック──摩天楼からダークエコロジーへ
モダニズム異論──オカルティストの影の下に/ヒュー・フェリスの「ゴシック・マニエリスム」/商業のカテドラル──「コマーシャル・ゴシック」としてのウールワース・ビル/発芽生長するゴシック―田吾作の禿頭は世界樹のアデランス的苗床である/WTCのゴシシズム①──隠しこまれた樹木/WTCのゴシシズム②──双子の解剖学/WTCの「反」ゴシシズム──「凍れる音楽」から「崩れる音楽」へ/「ダークエコロジー」としてのゴス

墓碑──ゴシック・インフェルノの余燼

著者
後藤 護 (ごとう まもる)
1988年山形県生まれ。(暗黒批評系)映画・音楽ライター、翻訳家。『金枝篇』(国書刊行会)の訳文校正を担当中。また「高山宏の恐るべき子供たち」をコンセプトに掲げる「超」批評誌『機関精神史』の編集主幹を務める。黒眼鏡を着用。

read more

ISBN-978-4-909483-41-6 レディオヘッド/OKコンピューター
2019.10.18

レディオヘッドの代表作『OKコンピューター』を徹底分析!

UKロックの巨星、レディオヘッド、そして彼らを世界のトップへと押し上げた『OKコンピューター』──彼らの代表作であるこのアルバムを徹底的に分析し考察した一冊がついに刊行!

■プロフィール
著者
ダイ・グリフィス
オックスフォード・ブルックス大学専任講師。大学で30 年以上ポピュラー・ミュージックの研究を続けている。活字となった最初の記事でブルース・スプリングスティーンの『ザ・リバー』を、その後はロレイン・フェザーの「The girl with the lazy eye」などを取り上げてきた。これまでずっと歌を中心テーマとしてきたが、歌詞への興味はさらに強まり、2003 年発表の「From lyric to anti-lyric: analysing the words in popular song」は多くの方面から注目を集めた。著作としてはレディオヘッドのアルバム『OKコンピューター』、エルヴィス・コステロについての2冊が出版されている。1990年以降オックスフォード・ブルックス大学の学部および大学院でポピュラー・ミュージックについての講義を持つ。大学院生の研究テーマはジャズの歴史、映画音楽、新聞ジャーナリズム、分野の垣根を超えたアートなど、多岐に及ぶ。雑誌『Music Analysis』に「The high analysis of low music」、「After relativism」の2本を寄稿。他にもジョン・ケイルを含めウェールズのポピュラー・ミュージックについての論考がある。雑誌『Popular Music』の書評欄の編集を担当。

訳者
島田陽子
早稲田大学第一文学部英文学科、イースト・アングリア大学大学院翻訳学科卒。(株)ロッキング・オン勤務などを経て、現在フリー翻訳者として様々なジャンルで活動。『レディオヘッド/キッドA』(ele-king books)、『プリーズ・キル・ミー』『ブラック・メタルの血塗られた歴史』(以上メディア総合研究所)、『ブラック・メタル サタニック・カルトの30年史』(DUブックス)、『フレディ・マーキュリーと私』(以上ロッキング・オン)他、訳書多数。
レディオヘッド/OKコンピューター
ダイ・グリフィス(著)

■目次
序──Introduction
第一章『OKコンピューター』──OK Computer in the Recorded Past
第二章『OKコンピューター』を聴く──Listening to OK Computer
第三章『OKコンピューター』の未来──OK Computer in the future
最後に──Final thoughts
付録・参考文献──Appendix

read more

ISBN-978-4-909483-42-3 別冊ele-king Warp 30
2019.10.18

エレクトロニック・ミュージックの時代を予見し、
大衆音楽に変革をもたらした、
イギリスの地方都市発祥のインディペンデント・レーベル、
その30年の軌跡

歴史的インタヴューを多数発掘、一挙アーカイヴした愛蔵版

エイフェックス・ツイン
オウテカ
ボーズ・オブ・カナダ
ザ・ブラック・ドッグ
プラッド
LFO
ナイトメアズ・オン・ワックス
スクエアプッシャー
トゥ・ローン・スウォーズメン
ミラ・カリックス
プレフューズ73
チック・チック・チック
レイラ
クラーク
フライング・ロータス
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
ブライアン・イーノ

いつもより大幅増量の272ページ!

【寄稿】
河村祐介、木津毅、小林拓音、佐々木渉、佐藤大、杉田元一、髙橋勇人、野田努、三田格、吉田雅史、渡辺健吾
■ intro
Warp 30

〈Warp〉30周年──そのはじまりを振り返る (小林拓音)
スタッフ・インタヴュー1:ジェームス・バートン
スタッフ・インタヴュー2:スティーヴン・クリスティアン

■ txt1
コラム1

1992年の〈Warp〉 (野田努)
1995年11月〈Warp Night〉の思い出 (渡辺健吾)
インターネットとその向こう側──〈Warp〉から学んだこと (佐々木渉)
選ばなかった道、これから選ぶ道──21世紀の〈Warp〉 (河村祐介)
〈Warp〉に見るエレクトロニック・ワールド・ミュージックの系譜 (三田格)
電子音楽だからこそ──ハイレゾと〈Warp〉 (杉田元一)

■ forgotten
隠れ名盤30 (河村祐介、小林拓音、野田努、三田格、渡辺健吾)

■ txt2
コラム2

アンチ商業主義と四角い箱の夢──〈Warp〉のヴィジュアル面について (佐藤大)
自由を思い出すために──〈Warp〉のロックが体現するもの (木津毅)
偽りのインテリジェンス──〈Warp〉流ヒップホップとは? (吉田雅史)
帰ってきた〈Arcola〉の軌跡と展望 (髙橋勇人)

■ memories
アーティスト・インタヴュー集

ele-king 1995年4月/5月号 エイフェックス・ツイン
ele-king 1995年1月号 ザ・ブラック・ドッグ
ele-king 1996年2月/3月号 LFO
ele-king 1996年2月/3月号 プラッド
ele-king 1996年11月/12月号 エイフェックス・ツイン
ele-king 1997年8月/9月号 スクエアプッシャー
ele-king 1998年8月/9月号 Warp 100
(レッド・スナッパー、スティーヴ・ベケット、ナイトメアズ・オン・ワックス、ミラ・カリックス、デザイナーズ・リパブリック、スクエアプッシャー、ジミ・テナー、プラッド)
ele-king 1998年10月/11月号 トゥ・ローン・スウォーズメン
STUDIO VOICE 1999年2月号 エイフェックス・ツイン
ele-king 1999年12月/2000年1月号 オウテカ
ele-king 1999年12月/2000年1月号 プラッド
ele-king 1999年12月/2000年1月号 スティーヴ・ベケット
remix 2002年4月号 ボーズ・オブ・カナダ
remix 2002年10月号 ナイトメアズ・オン・ワックス
remix 2003年1月号 ボーズ・オブ・カナダ
remix 2003年5月号 オウテカ
remix 2003年5月号 ミラ・カリックス
remix 2003年6月号 プレフューズ73
remix 2003年10月号 LFO
remix 2004年7月号 !!!
remix 2004年12月号 スティーヴ・ベケット
remix 2005年5月号 オウテカ
remix 2007年2月号 !!!
remix 2007年11月号 プレフューズ73
remix 2008年4月号 オウテカ
remix 2008年10月号 レイラ
remix 2008年10月号 フライング・ロータス
remix 2008年12月号 スクエアプッシャー
remix 2009年7月号 クラーク
ele-king 2013年秋号 ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
ele-king 2017年冬号 ブライアン・イーノ

■ discography
Warp Records Discography 1989-2019

read more

ISBN-978-4-909483-40-9 ガール・コード プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話
2019.09.24

「タンポン・ラン」――このゲームを作ったことですべては始まった
生理タブーに挑戦!
『女の子は本当にピンクが好きなのか』の堀越英美訳で送る、ギークでパンクでフェミニストな女の子たちの痛快サクセスストーリー

極度のあがり症だったソフィーと親からのプレッシャーに悩むアンディ、二人は女子高生向けのプログラミング講座で出会う。最終課題として制作した生理タブー風刺ゲーム『タンポン・ラン』によって、二人はIT業界に温かく迎え入れられた。さまざまな経験を積み、今をときめく女性起業家たちに出会う中で、二人は少しずつ成長していく──

ニューヨーク公共図書館 ベストブック2017、米国児童図書評議会の高校生以下向けベストSTEM図書に選出

【訳者略歴】
堀越英美 ほりこし・ひでみ
1973年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社、IT系企業勤務を経てライターに。 二児の母。 主な著書は『女の子は本当にピンクが好きなのか』(Pヴァイン)、『不道徳お母さん講座』(河出書房新社)など。 訳書に『世界と科学を変えた52人の女性たち』(青土社)、『ギークマム』(オライリー・ジャパン、共訳)。
【目次】
献辞
まえがき
第一章 引っ込み思案の女の子、ITに出会う――ソフィーの場合
第二章 性別も人種も関係ない世界へ――アンディの場合
第三章 ガールズ、コードを書く
第四章 大人だってクール!
第五章 フェミニズムで「私」を見つける
第六章 血まみれのお楽しみ
第七章 『タンポン・ラン』作りは大混乱
第八章 恐怖のプレゼンテーション
第九章 本当の願いがかなうということ
第十章 生理への愛を世界に伝える
第十一章 シリコンバレーに行かなくちゃ
第十二章 サクリファイス・シティ 成功を取るか人生を取るか
第十三章 ピボタル・ラボで人生の転機
第十四章 世界を回してるのは誰?(ガールズ!)
第十五章 これが私の生きる道
第十六章 さよならコンプレックス

タイムマシンがあったら過去の私たちに教えてあげたいいくつかのこと

謝辞
訳者あとがき

付録・コーディングを体験しよう

read more

ISBN-978-4-909483-39-3 和レアリック・ディスクガイド
2019.09.24

魅惑的和モノの世界!

海外ディガーをも虜にする魅惑の国産音源たち。
イージーリスニング、ムード音楽、ニューエイジ、アンビエント、歌謡曲、ポップス、ディスコ、ニューウェイブ。
あまりにも雑多かつ陶酔的な「和レアリック」の世界。
和モノブームの一歩先を行くなら、これです!

執筆:AZ、Chee Shimizu、Flatic (Cos/Mes)、Gokaine、Rockdown、Willie、浦元海成、松本真伍、吉村和弥

イージーリスニング/ムード音楽
ニューエイジ/エレクトロニクス
サイケデリック/アヴァンギャルド
歌謡/ロック/ポップス
ディスコとフュージョン
ニューウェイブ
サントラ/アニメ
CD_era
疑似和レアリック
海外DJ/ディガーがセレクトする和モノ

read more

ISBN-978-4-909483-37-9 This searing light, the sun and everything else: Joy Division: The Oral History
2019.08.27

マンチェスターで結成された伝説のロック・バンドの
かくも魂をゆさぶる物語

英国音楽ジャーナリズムの巨匠の手によって
メンバー及び関係者の証言のみで構成された
ジョイ・ディヴィジョン・ヒストリーの決定版

写真も多数掲載!
■主な登場人物
バーナード・サムナー ──ジョイ・ディヴィジョン
ピーター・フック ──ジョイ・ディヴィジョン
スティーヴン・モリス ──ジョイ・ディヴィジョン
デボラ・カーティス ──イアン・カーティスの配偶者、証人
トニー・ウィルソン ──グラナダ・テレヴィジョンのプレゼンター、〈ファクトリー〉の共同創設者
ピーター・サヴィル ──〈ファクトリー〉共同創設者兼アート・ディレクター
ポール・モーリー ──『New Musical Express』紙ライター
イアン・カーティス ──ジョイ・ディヴィジョン
マーク・リーダー ──〈ファクトリー〉ドイツ部
マーティン・ハネット ──〈ファクトリー・レコーズ〉プロデューサー兼取締役
ほか多数

read more

ISBN-978-4-909483-36-2 別冊ele-king 続コーネリアスのすべて
2019.07.26

『コーネリアスのすべて』の続編が登場!

再発される『The First Question Award』と『Point』にフォーカスした
ファン必読のロング・インタヴュー
および秘蔵写真
そしてコレクターズアイテム
などなど

細野晴臣や砂原良徳との対談、
メンバーの取材などを交えながら、
コーネリアス・ワールドをお楽しみください!

■目次

PHOTO STORY
写真=濱田晋

LONG INTERVIEW CHAPTER 1
ファースト・アルバムにしていまのところ唯一のポップ・アルバム
まずは『The First Question Award』について

LONG INTERVIEW CHAPTER 2
いかにして音は削ぎ落され、独自のサウンドが構築されたか
そして『Point』について

CROSS TALK
細野晴臣×小山田圭吾「エッセンスとデザイン、日本と海外、水平と垂直 ふたりの類似点と相違点」
砂原良徳×小山田圭吾「いちど全部捨てたところから『LOVEBEAT』も『Point』も生まれた」

INTERVIEWS
堀江博久「1990年代前半は数ヶ月ごとになにかが動いていた」
大野由美子「コーネリアスはクセナキスに近い!?」
あらきゆうこ「コーネリアスというホーム」
辻川幸一郎「認識としての映像」杉原環樹
大西景太「映像による『聞こえ』の手ざわり」
中村勇吾「デジタルの宿命を超える表現」

CRITIQUE, COLUMN
大久保祐子「25年目の『The First Question Award』を聴きながら」
草彅洋平「僕の90年代」
野田努「コーネリアス私論、および『Point』について」
イアン・F・マーティン「ポストモダンを背に~『Point』におけるポイント、視点、論点、そして音の点をめぐる考察」
松村正人「音のひとのことば」
畠中実「もうひとつのディメンション~コーネリアスにおけるヴィジュアル・ミュージックとしての映像表現」

ARCHIVES
「『The First Question Award』コレクション」ばるぼら/siloppi
資料「英米音楽メディアはコーネリアスと『Point』をどのように受け止めたのか?」

read more