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クリスチャン・フェネス、じつに6年ぶりのニュー・アルバム『ベーチュ』、いよいよ4月28日リリース!小山田圭吾、坂本龍一、デイヴィッド・シルヴィアン、高橋幸宏、各氏からコメントをいただきました!
2014.04.24
MEDIA INFO
クリスチャン、アルバム完成おめでとう。
美しいノイズのシャワーがいい気持ち!
小山田圭吾
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ロマンティックやなあ!
坂本龍一
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クリスチャン・フェネスの新しいアルバムには圧倒的な美しさが あ る。『エンドレス・サマー』の残響がこだまする、陽光が降り注ぐようなオープニング曲「Static King」、容赦なく無慈悲な「The Liar」、すばらしく壮大な「Liminality」、この3曲だけを取っても、『ベーチュ』はクリスチャンのこれまででもっとも力強い作品だといえる。
クリスチャンの作品は、うらやましいほど幅広い層に届いているようだ。そのラディカルな音の実験ゆえに、もしくは、それとは裏腹に、 彼が手がけるほぼすべての作品における、パワフルに感情をかき立てる高潔さに魅了されるオーディエンスは増えるばかりだ。彼が用いるしばしば対立的な音の 間の表面上の二分は寛容な心と結びつき、彼がソロやその他の作品の制作過程で取り除く感情の激しさについて何の弁解もせずに、彼をその先駆的な美的感覚に多様なコンテクストを見出すことのできる無二のアーティストたらしめている。まさに、彼の信奉者の多くが映画やダンス、演劇、ソフトウェア・デザイン、そしてもちろん、オーディオといった、横断的な芸術分野に存在しているように。
個人としては、クリスチャンは謙虚で物静かだがユーモアがあり、心の広い人間である。 表現者としての彼は、刺激的にダイナミックで、リスクをいとわない。彼の作品に通底する誠実さはもちろん、彼自身の中に存在するものなのだ。
デイヴィッド・シルヴィアン
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フェネスを知ったのは、教授と彼との一連の仕事からだったと思う。しかしその音自体はYMOのライヴでの共演時に初めて、「あ、これがフェネスの音なんだ」と実感するまでよくわかっていなかったかもしれない。ただ実験的な音をだすギタリストと言ってしまうとかなりイメージが違うだろう。その複雑で静かな激しさと繊細さ等々…は、本当に彼独自のものだと思う。
このフェネスの新譜は、そんな音達がひっそりとしかし力強く溢れる、まさにアーティスト、フェネスの世界。
あのプレイ中の長身のたたずまい、愁い顔とよくマッチするなぁ…。(これは余談ですけどね…)
高橋幸宏
*コメントの無断転用を禁止します。
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ついにクリスチャン・フェネス、2008年の『ブラック・シー』以来となるニュー・アルバム! フェネスの名を決定的なものにしたあのエポックメイキング作『エンドレス・サマー』(2001年)の流れを汲む、かつ同作をもしのぐあまりにも感動的な大傑作!!
FENNESZ: Bécs
フェネス/ベーチュ
PCD-25166 ¥2,500 + tax 14.04.28 in stores
●解説付 ●日本盤のみのボーナス・トラック1曲収録
Tracklist:
1. Static Kings
2. The Liar
3. Liminality
4. Pallas Athene
5. Bécs
6. Sav
7. Paroles
8. Around The World*
*Bonus Track