ジャンル: ROCKアーティスト情報

CHASE THE SUN
2008.11.10

Jan Rynsaardt(ヤン・ラインサード): Guitar, Vocal

Ryan Van Gennip(ライアン・ヴァン・ゲニップ):Bass

Jon Howell(ジョン・ハウウェル):Drums

デビュー・アルバムがここ日本でも大絶賛され、ブルース・ロック界に新たな命を吹き込んだ鉄壁のトリオ。

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JEFF HANSON
2008.11.10

1978年生まれ。マーニー・スターンと並び、近年デモのみでKRSとの契約に至った希少なアーティストのひとり。4才の時からギターを弾きはじめ、13才の時に自身のバンドM.I.J.を結成 (2000年にデビュー・アルバムを発表)。日本でもロングセラーとなったデビュー作『サン』(2003)、より深化しスケールアップしたサウンドを聞かせたセカンド・アルバム『ジェフ・ハンソン』(2005) の2作をKRSから発表後、2006年2月に初来日を果たし、トクマルシューゴを伴って全国ツアー。その唯一無二の美声を披露して観客を魅了した。

ジェフ・ハンソンのように歌うのは彼の他には絶対に誰もいないし、その唯一性には代償もつきまとう。これは、ジェフ・ハンソンが長年にわたって受け入れてこなければならなかった事実だ。「この世のものでないような」とは、「待てよ、これは本当に男が歌っているのか?」という怠惰でずっと通りいっぺんな見方よりは好ましい形容だと言えるだろう。リスナーにとっての秘訣、あるいは難問となるのは、このうっとりさせるような飾り文句が、音楽そのものに宿っている緻密なポップさと見事なソングライティングの技巧の影を薄くしてしまわないようにすることだ。

ジェフ・ハンソンが受けた影響として語られるものは大体において見当違いだ。すでにベテランの域に達しているこのソングライターは、キル・ロック・スターズからリリースされる自らの3枚目のフル・アルバム『マダム・アウル』についてこう語っている。「僕はこの作品をジェフ・ハンソンのレコードと言えるものにしたかったんだ。」新しいアーティストを説明しようとするときにつきまとう、誰と誰の掛け合わせといったような分かりやすい修辞を免れることを望んでいるかのように、このアルバムで彼は全く独自のサウンドを作り上げた。とはいえ、本作が、これまでの2枚のアルバムにおけるジェフ・ハンソンからかけ離れたものになっているというわけではなく、本質的な要素は変わらず残っている。ただ、デビュー作『サン』のむき出しのアコースティック・サウンドの美しさも、セカンド『ジェフ・ハンソン』の手芸品を作っているような器用なポップ職人ぶりも、ここではさらに推し進められているのだ。 

これまでの場合、彼の歌声は、比較的乏しいアレンジが残す隙間を埋めていくことが多かった。これに対して、『マダム・アウル(ふくろう婦人)』(結局使われなかった曲タイトルに由来している)では、バロック的な志向性によって、ジェフのヴォーカルが楽器の役割を補完するものというよりは、楽器のアンサンブルの中に見事に調和する位置を占めることを可能にしている。

その非凡な歌声と並んでジェフが名声を得るきっかけになった特徴は、その一貫した密度の高さである。これまでの2作同様、このアルバムはポップ・ミュージック・シンフォニーの集合体になっているが、そのひとつひとつがシングルになってもおかしくないように感じられるのだ。

13才の時に、ハンソンは、ウィスコンシンの驚くほど激しいエモ・インディー・バンドM.I.Jで音楽活動を始めた。このバンドはコールフィールド・レコードから数枚のレコードをリリースしてちょっとした話題になったが、ジェフがフルタイムで自らのソロ活動に移行しようと決めた時には、バンド結成からすでに7年の歳月が経っていた。

ジェフは、20代前半にしてキル・ロック・スターズとの契約も果たした(レーベルに送ったデモがきっかけという珍しいケースで)。こうした経験の全てが、ジェフが30才にして真のヴェテランのような落ち着きを示すことができる理由となっている。これこそが、『マダム・アウル』をかくも独特な作品たらしめている特質である。これは、自らを証明しようと躍起になって無理が過ぎた若いアーティストによるレコードではなく、10年以上のキャリアの中における最新の試みとして、自身のユニークな才能のエッセンスを抽出した力作なのである。

ジェフ・ハンソンさんは不慮の事故のため、2009年6月5日金曜にミネソタ州セントポールの自宅で亡くなりました。享年31歳という若さでした。

Pヴァイン・レコード一同、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

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PCD-93155 Sweet Misery
2008.11.06

ザ・フュームズもひざまづくほどの背筋がぞっとする黒い衝動!! 熱きぶっ壊れブルースと大炎上ロックンロールの見事な融合!

●ホワイト・ストライプス、フュームズ、ブラック・キーズのファンは卒倒! そしてそれをも上回るパワフルなヴォーカルも魅力!
フュームズ、マーシャル&ザ・フロー、そしてジェフ・ラングによって、いよいよここ日本でも本格的に注目が集まり始めたオーストラリアの熱きルーツ音楽シーンから、またしても驚異の新人登場! 何よりも、このヴォーカルにやられてください! 渋さ100%、でもかっこよさ500%の、煙たく吠えるソウルフル・サウンドは圧巻!!

●壊れかけの熱きブルース! 大炎上のロックンロール!!
ファズを効かしまくったギターがAC/DCばりのロッキンなリフを爆発させたと思いきや、スモーキーでブルージーなギターが空気を一気にサイケデリックなグルーヴへと変える。そして、畳み掛けるようなドライヴ感溢れるドラムと合体し、このぶっ壊れた、迫力満点のブルース・ロックが誕生!
フュームズのスティーヴ・メリーがゲストで1曲参加!

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SSAP-009 Skin Deep
2008.11.05

レック、茂木恵美子(ex. BOYS BOYS)、シュルツハルナ、チコ・ヒゲのラインナップによる、フリクション82年発表の2ndアルバム『スキン・ディープ』と、同じラインナップによる84年の8月のローマにおけるライヴ・アルバム『Live at "Ex Mattatoio" in Roma』(85年発表)を同時リイシュー!

新たな“軋轢”へ向けて変転し、通過し続ける未完の現在。リリース当時、各方面に物議をよんだ歴史的問題作、フリクション第二作。
またたくように不連続で、互いに合図を送り合っては否定を繰り返す撞着語の夥しい群れが、ひたすら理不尽に、密集する虚空の中を反響し続ける。これが、1982年9月に発表されたフリクションのセカンド・アルバム『SKIN DEEP』の「新たなる戦慄」なのだ。
 

―河添剛(ライナーノーツより)

 

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SSAP-010 Live at “Ex Mattatoio” in Roma
2008.11.05

レック、茂木恵美子(ex. BOYS BOYS)、シュルツハルナ、チコ・ヒゲのラインナップによる、フリクション82年発表の2ndアルバム『スキン・ディープ』と、同じラインナップによる84年の8月のローマにおけるライヴ・アルバム『Live at "Ex Mattatoio" in Roma』(85年発表)を同時リイシュー!

東京ロッカーズから遠く離れて──1984年夏にローマで実現したフリクションの伝説のライヴは、パンクでもニュー・ウェイヴでもない未曾有の瑞々しさで聴衆を圧倒!
パンクのようにあらあらしく、ジャズのように自由で、ボサノヴァのように風通しが良く、何ぴとも揺るがしえないフリクションの威厳が、生々しく、自由で、セクシャルな訴求力をもってよみがえる!
CD化が待たれて久しかった伝説のドキュメントを、望みうる最良の音質で遂にCD化!

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SSAP-001/2 ’79 Live
2008.11.05

’80年に私家盤として発表された、FRICTIONのベスト・パフォーマンスを捉えたものとして名高い『ed ’79 Live』を、今回新たに発見されたテープをもとに初CD化! さらに、ジェファーソンという映像作家が制作した一曲分(約4分)の映像と、当時のライヴ映像(残念ながら無音)を収めたボーナスDVD付!

ジャパニーズ・パンク史に燦然と輝く傑作、1stアルバム『軋轢』をリリースする4ヶ月前の1979年12月、京都・磔磔におけるFRICTIONのライヴ・パフォーマンスを捉えた『ed ’79 Live』。カセット・テープでの録音で、80年に私家盤10インチLPとしてリリースされ、一部流通していたものだが、自ら「奇跡の演奏」(Reck)というこの伝説のライヴを、新たに発見されたテープを使用し、メンバー自らの監修・編集によってついに初CD化! 『軋轢』に未収録の「Pistol」、「Kagayaki」を収録。『軋轢』リリースの数ヶ月前、頂点を迎えつつあったFRICTIONのテンションの高い演奏が聴ける。特にReckのヴォーカルは、全編を通して凄まじいばかりの迫力。ポスト・パンクだのノー・ウェイヴだの騒がれている今こそ、耳にしてほしい!

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SSAP-013/4 Maniacs
2008.11.04

日本のロック史に燦然とその名を刻む、レック=フリクションの変遷を辿った初のベスト・アルバム!

ビギナーはもちろん、ハードコア・フリクション・フリークも絶対に満足させます!
誰も追いつけないビート、誰も追いつけない言葉──変遷し、進化し続ける不世出のバンド、フリクションの歴史を辿るベスト・アルバム。オリジナル・アルバム収録曲はもちろん、いくつかのコンピレーション提供曲も網羅したスタジオ録音作品で構成されたディスク1、未発表を含むライヴ録音で構成されたディスク2の2枚組仕様です。
レック=フリクションが日本のロック・シーンにおいていかに傑出した存在であるか、パッケージ、ブックレット共々、絶対の自信をもってお届けする、これからのフリクションを知る意味でもマストな一枚でしょう!

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SSAP-008 GUNJOGACRAYON
2008.11.04

グンジョーガクレヨンの音楽は、いわゆる「音楽」の持つシステマティックな「流れ」からとても自由だという感じがする。ロックでもないしジャズでもない。しかもその音の流れの断ち切りかたがシャープで、従来のグループになかった新しさをみることができる。特に、ギタリストの組原君のプレイのユニークさ、彼こそ、ジャマイカのレゲエ・シーンも産みだすことのできなかったリアルタイム・ダブ・ギタリストといってかもしれない。もちろんダブといっても、レゲエのそれとも違うグンジョー・スタイルのオリジナルなものだ。

―坂本龍一

先ごろリイシューされ、話題を呼んでいる坂本龍一の『B-2 Unit』でも独自の音世界を刻んでいたギタリスト組原正を中心としたユニット、グンジョーガクレヨン。1980年リリースの12インチ・ミニ・アルバム(うち一曲のダブ・ミックスを坂本龍一が担当)に、激必聴の未発表曲を大量に追加収録してCD化!

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SSAP-007 成り立つかな?
2008.11.04

世界を震撼させた、非ボサノバ的『イパネマの娘』!
静謐なアコギ・サウンドに実験的なテープ編集を配した、これぞオンリー・ワンの乾いた諧謔。

蔦木栄一(vo)、俊二(g)兄弟を中心に77年に結成された突然段ボール。
80年にシングル「ホワイト・マン」(『PASS NO PAST~EP&シングルズ』に収録)でデビュー。
得体のしれない奇天烈ワールドで話題を呼ぶ。
81年リリースの記念すべき突段初のフル・アルバムに、珠玉の名曲「夏はかげろう」他を追加収録してCD化! 
彼等のオンリー・ワンなそのサウンドは海外でも話題を呼び、ロル・コックスヒル、フレッド・フリス(ex.ヘンリー・カウ)といったアーティストとの共演につながっていく。

03年8月25日、兄・蔦木栄一が惜しくもこの世を去るが、弟・俊二を中心に、現在も精力的に活動中。
 

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SSAP-006 Phew
2008.11.04

四半世紀ぶりに実現した世界初の完全・決定盤!新生PASSより登場。

1981年、独ケルン郊外、今は無きクラウト・ロックの歴史的スタジオConny Plank のスタジオにて制作。
参加メンバー:
Jaki Liebezeit   ( CAN )
Holger Czukay ( CAN )
Conny Plank

あくまでも暫定的なDomestic Version であった81年版のPASS作品。
その事実とともに、四半世紀ぶりに本来発売されるはずだった姿で甦る。
オリジナル・テイク、曲順により、オミットされた未発表曲『 kodomo 』 も収録。

ブックレットに、在りし日の Conny’s Studio や、ホルガーの伝説的エディティング工房であるCzukay Lab などの貴重写真満載。

 

 

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