ジャンル: ROCKアーティスト情報

Tara Jane O’Neil
2008.08.21

米ケンタッキー州ルイヴィルにて、スリント、バストロを受け継ぐ存在感で知られたバンド、ロダンのベーシストとして90年代初頭から活動を開始し、バンド解散後も、ソノラ・パイン、レトシンの一員として、また、シンガー・ソングライター/マルチ演奏家として独自のポジションを築き上げてきた才女、タラ・ジェイン・オニール。

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Damon & Naomi
2008.08.21

デーモン&ナオミは今年、喜ばしくもパフォーマーとして一緒に活動するようになって25 年目を迎える。そして、4年ぶりの新しい作品集『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』以上に喜ばしい気持ちを表しているものはない。瑞々しい可能性と深みを持ったアルバム、『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』では、最高のものを作り続けるアーティストの熱意と音楽のヴェテランの技術が融合している。暗く内省的な『ウィズイン・ディーズ・ウォールズ』からこれまでの年月が無駄に費やされてきたわけではない。デーモン&ナオミの最初のアルバム、『More Sad Hits』の再発、これまでのキャリアのハイライトの回顧展(『The Sub Pop Years』)、ドキュメンタリーとライヴ・パフォーマンスで構成された、ヴォリュームたっぷりのDVD『1001 Nights』、そして、おそらく最も特筆すべき、影響力絶大なギャラクシー500 の3枚のアルバムの再発と、多くの回想で費やされてきたのである。それゆえに、ノスタルジアの喜びと回想の温もりへのオード、「Walking Backwards」は『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』の最初の曲にふさわしい。楽曲は栗原道夫のエレガントなギター――厚く共鳴するサイケ・サウンドは、日本のバンド、ゴーストとのコラボレーション(2000 年の『With Ghost』)以来、デーモン&ナオミの音楽の一部となっている――そして、『Death Of A Ladies’ Man』(注:レナード・コーエンのアルバム)スタイルの女声バック・コーラスとホーンによって彩られている。
『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』は、バンドに与えられた、瞑想的なメランコリーという評価からすると、いくらか思いもよらない起源を持っている。アーティストが、オーディエンスの期待から逃れようとするプレストン・スタージェスの映画、『サリヴァンの旅』に言及した『Ants In Your Pants 2011』という仮題が付けられていたアルバムは、意外にもアップビートで声高だ。歌詞で本当の内省を描写する一方、メロディは元気が良く、広々としている。ピアノの演奏に対するナオミの新しい情熱は、星の多い夜のようにアルバムの周りを回り、プラスティック・オノ・バンドの最上の作品に見られる直接性を獲得している。もうひとつの曲「Shadow Boxing」は、人間関係の気まぐれさと、いかにして最も強い結合さえ対立するかを見る窓を開く。彼らのすべての作曲と同じく、歌詞は生に対して詩的で思慮深い見方を取っている。“闘わないでおこう/今夜は無駄なことはしないで”とナオミは歌う。彼らの最高の作品同様、それは彼らの表現において最も印象的な誠実さと必然性である。
『フォールス・ビーツ・アンド・トゥルー・ハーツ』で、デーモン&ナオミはまず第一にリスナーを音楽に向かわせるもの――感情、共感、そして美しさ――のきわめて重大なドキュメントを差し出している。

デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは、親密さの芸術の域に達した。

――グレッグ・コット(シカゴ・トリビューン紙)

デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは、ゆっくりと、着実に、こっそりと、彼ら自身を現在のシーンにおける最も一貫して興味深い文化的な巨大な存在へと仕立て上げた。

――バイロン・コーリーとサーストン・ムーア(アーサー誌)

デーモン・クルコウスキーとナオミ・ヤンは、過小評価されているアシッド・フォークの創始者である。

――キース・キャメロン(モジョ誌)

日本語公式サイト:http://www.damonandnaomi.jp/

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DAVID GRUBBS
2008.08.21

ギタリスト/シンガーソングライター。1967年生まれ。ニューヨーク在住。ジム・オルークとの「Gastr del Sol」や、「Bastro」「Squirrel Bait」などのグループの創立メンバーで、自身のレーベル「Blue Chopstick」を主宰する一方、ニューヨーク市大学ブルックリン校音楽院の助教授も務める。10枚に及ぶソロ・アルバムを発表しており、最新作は『An Optimist Notes the Dusk』 (2008)。

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GANG GANG DANCE
2008.08.21

2000 年代初頭に結成。2003 年に『Revival Of The Shittest』をCD-R で自主リリース(後にSocial Registry からLP リリース)。2004 年にはFusetron からセルフタイトルのフル・アルバムを発売。さらに翌2005 年にセカンド・アルバム『God’s Money』、EP『Hillulah』をSocial Registry からリリース。2006 年には初来日を果たす。その後も、メンバーの手がけた映像作品とオーディオ・コラージュを収めた『Retina Riddim』、EP『RAWWAR』と休みなくリリースを続け、2008 年にサード・アルバム『セイント・ディンフナ』を発表。同年8月8日にはボアダムスによる88BOADRUM のニューヨーク版で指揮を任され、世界に先駆けて日本で行われたアルバム・リリース・ツアーでも6 都市7 公演で観客を熱狂させた。2009 年4 月にはコーチェラ・フェスにも出演。
2010年に日本を除く全世界で4AD とアルバム契約。エフェクトを駆使したギターやキーボードの歪なサウンドが乱れ飛び、エレクトロニック・ビートやパーカッション、シャーマニックな女性ヴォーカルと絡み合って織り成すポリリズミックでトライバルなグルーヴのめくるめく魅力は、ますます世界中のオーディエンスを虜にしている。


– Quotes –

ギャング・ギャング・ダンスはいま俺の一番好きなグループだね。この数年間そうなんだけど。彼らのライヴは素晴らしいよ。完全にユニークなサウンドで革新的。これだけエキサイティングでアイデアに溢れた音楽を聴くことは滅多にない。彼らには最高のビートがあるし、俺を驚かせてくれるんだ。

—アレクシス・テイラー(ホット・チップ)
[NME.com 2008 年10 月15 日付の記事より抜粋]

ギャンギャンは、永遠の翼の中に潜んでいて、やがて発見されようとしている部族のサウンド。彼らはこの世のものとは思えないようなものの音と馴染みのある音をとぎれなく融合させてしまう。ネヴァー・ネヴァー・ランドの笛吹きたち。『セイント・ディンフナ』はブルジュ・ドバイ(世界一高いビル)に影を投げているのさ。

—サイモン・テイラー(クラクソンズ)
[NME.com 2008 年10 月15 日付の記事より抜粋]

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WATER-233 Public Flipper Limited 1980-1985
2008.06.06

1970年代後半から80年代にかけて活動し、05年に再結成を果たしたサンフランシスコの伝説的なパンク・バンド、フリッパー!86年にリリースしたライブ・アルバムが2CDで再発!もちろん初CD化!あのニルヴァーナの故カート・コバーンが敬愛していたことでも知られており、またジェーンズ・アディクションやヘンリー・ロリンズといった多くのバンド、アーティストにも影響を与えた正に伝説的存在!再結成後にはそのニルヴァーナのベーシストだったクリス・ノヴォセリックが加入して、若い世代にも新たな注目を集めている中での絶好のタイミングでの再発!オリジナル・リリースは1985年。フリッパーのアートワークをパクった(という疑惑の)ジョン・ライドン/パブリック・イメージ・リミテッドを揶揄したタイトルも大きな話題に!グランジ~オルタナティヴ以前のアンダーグラウンドなパンク・シーンの息吹を感じとれる壮絶なライブ・パフォーマンス、ローファイなサウンドは今聴いても全く色あせていません!

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SALVOCD-015 The Very Best Of The Move
2008.06.06

ロイ・ウッドが率い、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の前身グループとしても知られているザ・ムーブ。先日リリースされた4枚組のボックス・セットが好セールスを記録していますが、少し高額なボックスには手が出せない…なんて方のために、1枚にコンパイルしたナイス・プライスなベスト盤がリリース!とは言え、全25曲/77分を超える圧倒的なヴォリュームと、レアな写真をふんだんに織り込んだ20ページに渡るブックレットを封入とこちらも負けず劣らず豪華!M2“Blackberry Way”を始めM1、M5、M6といった全英トップ3を含む代表曲を網羅しており、M20には“Piece Of My Heart”のライブ・テイクを収録!

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PCD-93129 The Lucky Ones
2008.06.06

吼えまくるマーク・アーム! 弾きまくるスティーヴ・ターナー!マッドハニー、結成20年の節目を飾る待望のニュー・アルバム。録音期間は、オーヴァーダビングを含めてもわずか3日あまり、というバンド史上最短記録! 1曲目から「I’m Now!」とばかりにラフなガレージサウンドをこれでもかとぶつけてくる本領発揮の大傑作。

○プロデュースはビル・フリゼール、ザ・ディセンバリスツやスフィアン・スティーヴンスも手がけてきた鬼才、タッカー・マーティン。マッドハニーの本質的な魅力を見事に抽出している。

○マーク・アームが敢えてギターを弾かずにヴォーカルに徹しており、マッドハニーのライヴのアンコールを支配する驚異的なテンションがずっと持続しているような11曲。スティーヴ・ターナーがリード・ギターもリズム・ギターも全てのパートを見事に弾きたおしている。

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PCD-20024 Elliott Smith
2008.06.06

1995年7月発表。一度聴いたらサビが耳にこびりついて離れないエリオット屈指の名曲「Needle In The Hay」で幕を開けるセカンド・アルバム。

後々までエリオットの基本的なスタイルとして定着したヴォーカルとアコースティック・ギターの多重録音による独特なハーモニーを備えたサウンドが印象的。9曲目「St. Ide’s Heaven」には友人のレベッカ・ゲイツ(スピネインズ)がゲスト参加している。

エリオット・スミスがキル・ロック・スターズに残した不朽の傑作アルバム2枚を待望の国内盤化!

メジャー移籍後の作品では、ともすればポップな意匠の陰に隠れがちだった、異様なまでに生々しいエモーションと痛みは、いま聴いても十分すぎるくらい衝撃的。

彼の歌は大仰さからは程遠いものだが、聴けば聴くほど心に沁みわたってくる。

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