ジャンル: BLUESリリース情報

PLP-7694 King Of The Jungle
2024.02.21

オーティス・ラッシュ、マジック・サム、バディ・ガイらに続く、正しく“シカゴ・ウェスト・サイド派”の一人となるシンガー/ギタリスト、エディ・C・キャンベル。弱冠12歳にしてマディ・ウォーターズと共演し、リトル・ウォルターやハウリン・ウルフ、リトル・ジョニー・テイラー、ジミー・リード、ココ・テイラー、マジック・サムら、そうそうたるアーティストと演奏を共にし、なかでも、隣人だったというマジック・サムには大きな影響を受けたというキャンベルが、評論家/プロデューサーのスティーヴ・ウィズナーのレーベル、ミスター・ブルースから1977年に発表した遅咲きデビュー・アルバム。キャリー・ベル(hca)、ラファイエット・リーク(p)、ボブ・ストロージャー(b)、クリフトン・ジェイムズ(ds)ら、手練れメンバーが繰り出す強力なサウンドをバックに、スモーキーかつ溌剌とした歌と、紫のジャズマスターを駆り、リヴァーブを効かせた独創的なギターを聴かせる。キャンベルの代表作であり、この時代のシカゴ・ブルースの隠れた名盤。LPでは初復刻となる、インパクト絶大の珍しい“ジャングルの王”オリジナル盤アートワークも傑作。

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PLP-7693 Mean Ol’ Frisco
2024.02.21

エルヴィス・プレスリーのデビュー曲「ザッツ・オール・ライト」のオリジネイターで、エルヴィスが「リアル・ロウダウン・ミシシッピ・シンガー」と敬愛したブルースマン、アーサー“ビッグ・ボーイ”クルーダップ。
南部魂全開!!の歌とギターでブルースの嵐を巻き起こすクルーダップの、ボビー・ロビンスンのプロデュースによる、1962年ニューヨーク録音のファイア盤。表題曲ほか、「ザッツ・オール・ライト」、同じくエルヴィスがカヴァーした「ソー・グラッド・ユー・アー・マイン」、「ケイティ・メイ」など過去の代表曲の再演が中心で、クルーダップのトレードマークかつ最大の魅力となる甲高い歌声は健在ながらも、どの曲もオリジナルとは一味違う渋みにあふれている。当時57歳で円熟味をきわめていたクルーダップを味わい尽くす名盤だ。原盤はかなり珍しい本作を、オリジナル・アートワーク、逆貼りジャケット仕様でLP再発!

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PLP-7687 Blue Lightnin’
2024.02.07

偉大なるテキサス・ブルースマン、ライトニン・ホプキンス。1959年に“再発見”されて以降、数多くの録音を残したライトニンが、ルイジアナ州シュリーヴポートの名門ジュウェル・レコードから発表した3枚のアルバムの第一弾をLP再発! 1965年、地元テキサスにおける録音で、エルモア・ニクスンのピアノとベース&ドラムというバンド編成に、ギラつくライトニン節が炸裂! ライトニンのダーディ・ブルースの美学を捉えた、かねて名盤として評価の高い一枚だ。それを、広く出回っている本人のカラー写真を使用したジャケット・デザインではなく、今やかなり“見ない”、ライトニンの別の写真をあしらい、全面ブルーに加工したデザインの珍しい別ジャケ仕様でお届けする。こうしたちょっとした違いを楽しむというのもまた、ヴァイナル道の醍醐味のひとつなのだ。

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BS10-02 Blues Heritage II: Buster Benton – Spider In My Stew
2024.01.25

ブルースの魅力はやはり感情の唸りのヴォーカルだ!と、誰をも納得させる70年代シカゴ・ブルース絶対の名作「スパイダー・イン・マイ・ステュー」、これで決まりだ。プロデューサーのウィリー・ディクスンの下、キャリー・ベルとビッグ・ウォルターの二大ハーモニカ奏者もフィーチャーして、むしろ60年代よりも濃厚にそして創造性あるシカゴ・ブルース・サウンドを創り上げている。すべて70年代前半にシングル盤として発表され、地元シカゴ及び南部一帯で評判となった、まさに伝統美溢れる時代のブルースである。これまで殆ど話題にならなかった、現代ではファンク/レア・グルーヴ・ファンにも注目されているダンス・ナンバー「ザ・フットボール」、そしてシカゴ・ソウルともなるバラード「ディス・イズ・ザ・リーズン」もPヴァインによってオリジナル・マスター・テープが発見され、極上のサウンドでビニールに刻みました。

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BS10-01 Blues Heritage I: Earl Hooker – Calling All Blues
2024.01.25

1959年代末からシカゴ最高のギタリストとなって、その歌い上げるプレイで時にはシンガーよりも雄弁にブルースを呼び起こした名手がアール・フッカーだ。ここでは1960年から63年にかけてシカゴ・ブルースを先導したインディペンデント・レーベル、チーフ/エイジ/メル・ロンで発表した作品群を厳選し、このあとオーティス・ラッシュらが取り上げてブルース・ギター・インスト名作となった「ブルー・ギター」や、共演も多かったジュニア・ウェルズのハープも参加したロックするブルース・インスト「ユニヴァーサル・ロック」、そしてヴォーカルの伴奏達人でもあった腕を見せつけるA.C.リードの「ディス・リトル・ヴォイス」も収録。これぞブルースを歌うギター!である。

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PLP-7673 Sings the Blues
2024.01.24

頑固一徹にブルースを生きた狼ハウリン・ウルフ。その1951、52年にモダン系列のRPMに吹き込んだ作品をまとめ、1962年に同じくモダン系列のクラウン・レコードから発表されたアルバムをLP再発。ウィリー・ジョンスンによる、プリミティヴなデルタ・ブルースとファンシーなジャズのコードをミックスした掟破りのギター、ドラムのウィリー・スティールと正体不明のミュージシャンたちが繰り出す強力無比のバッキング、アイク・ターナーの躍動感あふれるピアノに乗り、ウェスト・メンフィスで荒々しくタフなブルースを吠えまくったウルフ。ピアノの調律が狂っていたり、ギターのチューニングが合っていなかったり、ハーモニカのキーもズレていたりと、ドサクサでありながらも美しい――これ以上の衝撃はない。キャリアの最初期、40歳をすぎてレコーディング・デビューしたブルースの狼の暴れぶりに圧倒されること間違いなし。相棒ヒューバート・サムリンのギターが宙を舞うその後のシカゴ録音(チェス)もすばらしいが、とことんワイルドなこのメンフィス時代のウルフの魅力には何物にも代えがたいものがある。クラウン名物の“美女ジャケット”仕様でお届けする(※注:中身は純度100%の荒くれサザン・ブルースです。取り扱いには十分にご注意ください)。

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PLP-7665 Feel Like Going Home
2024.01.19

永井“ホトケ”隆×沼澤尚×中條卓×KOTEZ=日本屈指のブルーズ・コンボ、ブルーズ・ザ・ブッチャー、記念すべき通算第10作『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』、お待たせしました!のLPリリース!

永井のブルーズの原点ともなるシカゴ・バンド・ブルーズの生みの親、マディ・ウォーターズのナンバーにがっぷり四つで取り組んだ、ほぼ全編マディ・ナンバーによる気概のアルバム。さらに、マディのバンド・スタイルの完成に欠かせない存在だったブルーズ・ハーモニカの革新者リトル・ウォルターの名曲をKOTEZがカヴァー。マディの重厚な楽曲からリトル・ウォルターのキャッチーなナンバーまで、すべてに新たな息吹をもたらしている。節目となる通算第10作を飾るにふさわしい、まさに原点回帰と言える、ブルーズに対する愛情とリスペクトがたっぷりとつまった意欲作。CDには未収録の楽曲を2曲収録(逆にCDでしか聴けない楽曲もアリ)。

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PLP-7662 Blowin’ Smoke
2023.12.20

名門モダン/ケント・レコードが1977年に傘下のビッグ・タウンから放った強烈にファンキーな傑作モダン・ブルース・アルバムをLP再発! 西海岸を拠点に活動した、とことんタフでガッツあふれるシンガー/ギタリスト、スモーキー・ウィルスンのファースト・アルバム!ハウリン・ウルフとエルモア・ジェイムズを混ぜ合わせたかのようなワイルドなダミ声ヴォーカルと、ハチャメチャなファンキー・ブルース・ビートのグルーヴ。ファンク・ブルースからシャッフル、スロー・ブルースまで、その勢いと歯切れの良さにブッ飛ばされること間違いなし!猪突猛進的なエネルギーが爽快ですらある名盤。

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PCD-18908/9 Live In London
2023.12.20

ブルースの歴史に新たなるライヴ・アルバムの傑作が誕生! 今最もエキサイティングなギタリスト クリストーン“キングフィッシュ”イングラム、エネルギーと興奮に満ち溢れたプレイを熱量そのままにパッケージングした『ライヴ・イン・ロンドン』が堂々完成! 2曲の新曲も初収録!

前作『662』でグラミー賞を受賞、今最もエキサイティングなブルース・ギタリストと各方面から絶賛の嵐を受けるクリストーン“キングフィッシュ”イングラムが、2023年6月6日にUKの有名クラブ、ザ・ガレージで汗だくになりながら録音したのが本作『ライヴ・イン・ロンドン』だ。オープニングの「She Calls Me Kingfish」やマイケル・“アイアンマン”・バークスの「Empty Promises」の鮮烈なヴァージョン、ファンクにインスパイアされた「Hard Times」など、熱気溢れるギターとソウルフルなヴォーカルを全編にわたって聴かせるライブとなっている。更に2曲の強力なオリジナル新曲『Midnight Heat』と『Mississippi Night』も初収録。

世界中のキングフィッシュ・ファンが待ち望んでいた初のライブ作品。マディ・ウォーターズの『At Newport 1960』、B.B.キングの『Live In Cook County Jail』、アルバート・キングの『Live Wire/Blues Power』などに比肩する、ブルース・ライブ・アルバムの新たな傑作がここに完成した。

NPR Music、ローリング・ストーンをはじめ各方面から絶賛の嵐!

「イングラムは、ドラマチックな灼熱のトーンで確かな権威を携えてギターを弾くが、それはスタジオでの話だ ? ライヴは更に恐ろしい」――NPR Music
「筋骨隆々なギターとゴージャスなヴォーカル…イングラムの歌とソロには激しく転がるようなメロディズムがある」――AllMusic
「クリストーン“キングフィッシュ”イングラムはすでに世界最高の、そして間違いなく今最もエキサイティングなブルース・ギタリストの一人としてその名を轟かせている」――ギター・ワールド
「キングフィッシュは、B.B.キング、ジミ・ヘンドリックス、プリンスを包括するサウンドを持つ、ここ数年で最もエキサイティングな若手ギタリストの一人である」――ローリング・ストーン

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PLP-8095 Great Blues Works and Hits
2023.11.27

ブルースの王様B.B.キング。そのキャリアの最初期にして絶頂期、1950年から65年のモダン/ケント時代の膨大な録音のなかから、Pヴァイン創業者、日暮泰文がセレクトしたこだわりのベスト・アルバム!

1949 年のデビュー以来、2015年に逝去するまでつねにトップに君臨し続けたブルースの王様、否、もはやブルースの神様と言うべき絶対的存在B.B.キング。ローリング・ストーン誌恒例のベスト企画ギタリスト編の最新版“史上最も偉大なギタリスト250人”でも堂々の8位に選出された革新的なギター・プレイと洗練されたスタイルでモダン・ブルースに革命を起こし、クラプトンやレイ・ヴォーンなど後のギタリストたちに多大な影響を与えたのはすでに歴史の常識。魂の底からブルースを絞り出すスクィーズ・ギター! メリスマを効かせた雄大なヴォーカル! この唯一無二のブルース世界=B.B.を聴かずしてブルースは語れない。そんなB.B.の絶頂期、モダン/ケント時代の録音から、アメリカの老舗ブルース雑誌、Living Bluesのベスト・アルバムで、批評家選と読者選のダブル受賞を獲得した『ザ・コンプリート・RPM/ケント・レコーディング・ボックス 1950~1965』の監修者、日暮泰文の選曲によるベスト・アルバム。

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