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三宅純・白井晃出演!劇場版『Lost Memory Theatre』記録映像上映会&Talk sessionが6/12(火)開催決定!
2018.05.14
LIVE & EVENTMEDIA INFO
非公開記録映像、待望の特別上演!!
『Lost Memory Theatre』そこは記憶の流入する劇場。
失われた記憶が流入し、劇場は様々な記憶で満たされ、
やがて劇場自体がその記憶を帯電する。
世界的な音楽家・三宅純の音楽そのものを舞台化すること、
音楽・演劇・ダンスを織り交ぜながら描き出すのは失われた記憶の劇場、
壁に塗り込められた音楽、鏡に透けるバレリーナの残像、記憶を亡くした俳優たち・・・。演劇、音楽、ダンスの官能的な交配が始まる。
白井晃の挑戦的な試みとして創作された、この幻想的な作品は、2014年8月に KAAT神奈川芸術劇場で上演された。「失われた記憶の劇場」に集結したのは実力派キャスト、山本耕史・美波・森山開次・江波杏子。三宅純率いる11名の音楽家。100人超のオーディションから選ばれたダンサー4人、個性際立つキャスト・スタッフとともに、異種交配と称される三宅の音楽から想起されるイメージを白井の透徹した美学で音楽・ダンス・演劇を交えて構成した『Lost Memory Theatre 』は、音楽と舞台芸術の新しいあり方を模索する、白井のアーティスティック・スーパーバイザー(現・芸術監督)就任第一作に相応しい挑戦であった。
それから4年、2018年11月23日に、Lost Memory Theatre <The Concert> と題した、三宅純のコンサートが劇場版の舞台となったKAATで開催される。3部作の完結編、Lost Memory Theatre act-3を完成させたばかりの三宅がどのような音楽を展開するのか、早くも期待が高まっている。
今回はそのプレイベントとして、あくまで劇場の資料として撮影された記録映像、劇場版『Lost Memory Theatre 』として特別に上映します。さらに上映後は三宅純と白井晃による、楽曲の背景や舞台制作秘話などを巡るトークで、 様々な角度からその魅力に迫ります。是非華やいでお出かけ下さい。
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劇場版『Lost Memory Theatre』記録映像上映会&Talk session
出演:三宅純 /白井晃
日程:2018年6月12日(火)
会場:代官山・晴れたら空に豆まいて
開) 18:00 演)18:30
前)3000 当)3500+1d 600
*整理番号入場
詳細:http://mameromantic.com/?p=58303
メールでのご予約:http://mameromantic.com/?p=85
電話でのご予約:http://mameromantic.com/?p=55
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『Lost Memory Theatre』
原案・音楽:三宅純
構成・演出:白井晃
テキスト:谷賢一
振付:森山開次
出演:山本耕史、美波、森山開次、白井晃、江波杏子
演奏:三宅純 (Piano, Fender Rhodes, Flugelhorn)
宮本大路 (Reeds, Flutes, Drums)
伊丹雅博/今堀恒雄(Guitar, Mandolin, Oud)
渡辺等(Bass, Mandolin)
ヤヒロトモヒロ(Percussion)
赤星智子(Violin)
青山英里香(Violin)
吉田篤樹(Viola)
関口将史(Cello)
歌手:Lisa Papineau、勝沼恭子
踊り手:伊藤さよ子、後藤いずみ、高瀬遥子、中嶋野々子
記録映像、音響調整 Philippe Avril
主催・企画製作:KAAT神奈川芸術劇場
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白井晃(構成・演出)
photo by 二石友希
演出家、俳優/KAAT芸術監督
早稲田大学卒業後、1983-2002年、遊◉機械/全自動シアター主宰。劇団活動中よりその演出力が認められ、演出家として独立後は、オペラ、ミュージカル、音楽劇からストレートプレイまで幅広く手がけている。中でもポール・オースター作『ムーン・パレス』『偶然の音楽』『幽霊たち』やフィリップ・リドリー作『ピッチフォーク・ディズニー』『宇宙でいちばん速い時計』『メルセデス・アイス』など海外の小説・戯曲を独自の美学で演出し、好評を博す。近年の演出作品に『ジャンヌ・ダルク』『天守物語』ミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』『幻蝶』『4four』『オセロ』音楽劇『ヴォイツェク』など。オペラでは『愛の白夜』『オテロ』『こうもり』など。出演作に『ア・ラ・カルト』(89~08年 青山円形劇場)『オケピ!』(00年、03年 三谷幸喜作・演出)『アンデルセン・プロジェクト』(06年 ロベール・ルパージュ作・演出)『桜姫』(09年 長塚圭史脚本・串田和美演出)『ファウストの悲劇』(10年 クリストファー・マーロウ作・蜷川幸雄演出)『国民の映画』(11年三谷幸喜作・演出)『天日坊』(12年 宮藤官九郎脚本・串田和美演出)『趣味の部屋』(13年古沢良太脚本・行定勲演出)『マクベス』(13年 長塚圭史演出)など。01、02年の演出活動にて第9回、第10回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。05年演出『偶然の音楽』にて平成17年度湯浅芳子賞(脚本部門)受賞。また12年演出のまつもと市民オペラ『魔笛』にて第10回佐川吉男音楽賞受賞。
2014年4月にKAAT神奈川芸術劇場アーティスティック・スーパーバイザーに就任。2016年よりKAAT神奈川芸術劇場 芸術監督を務める。
三宅純(原案・音楽)
photo by Jean-Paul Goude
作曲家
日野皓正に見出され、バークリー音楽大学に学び、ジャズトランぺッターとして活動開始、時代の盲点を突いたアーティスト活動の傍ら作曲家としても頭角を現し、CM、映画、アニメ、ドキュメンタリー、コンテンポラリーダンス等多くの作品に関わる。3,000作を優に超えるCM作品の中にはカンヌ国際広告映画祭, デジタルメディア・グランプリ等での受賞作も多数。ピナ・バウシュ、ヴィム・ヴェンダース、ロバート・ウィルソン、フィリップ・ドゥクフレ、オリバー・ストーン、ジャン=ポール・グード、大友克洋らの作品に参加し、異種交配を多用した個性的なサウンドは国際的賞賛を受けている。 ジャンルを超越した活動を通じてハル・ウィルナー、アート・リンゼイ、デヴィッド・バーン、グレース・ジョーンズ、アルチュール・H、ヴィニシウス・カントゥアーリア等海外音楽家とのコラボレーションも多い。’05年秋よりパリにも拠点を設け、精力的に活動中。ギャラリーラファイエット・オムの「2009年の男」に選出され、同年5月にはパリの街を三宅純のポスターが埋め尽くした。主要楽曲を提供したヴィム・ヴェンダース監督作品『ピナ/踊り続けるいのち』はEuropean film award 2011でベスト・ドキュメンタリー賞受賞。またアカデミー賞2012年ドキュメンタリー部門、および英国アカデミー賞2012年外国語映画部門にノミネートされた。アルバム「Stolen from strangers / 07年」「Lost Memory Theatre act-1/ 13年」「Lost Memory Theatre act-2/ 14年」はフランス、ドイツの音楽誌で「年間ベストアルバム」「音楽批評家大賞」などを受賞。2017年にはシリーズ三部作完結編となる「Lost Memory Theatre act-3」をリリースした。白井晃作品には『三文オペラ』『中国の不思議な役人』『ガラスの葉』『幽霊たち』『ジャンヌ・ダルク』『ヴォイツェク』『9days queen』『No.9』など参加多数。