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ST-PETERSBURG SKA-JAZZ REVIEW
2008.09.10
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寒々しいロシアはサンクトペテルブルク出身の熱いビッグ・バンド、サンクトペテルブルク・スカジャズ・リヴューは従来のカテゴリーでは括りきれないグループだ。スカなのか、それともジャズなのか…旨味たっぷりのファンクとジャイヴを紳士的に織り交ぜながら、聴く者全てが思わず小躍りしてしまうサウンドを奏でる、これが彼らのスカジャズなのである。
2001年に催されたセルゲイ・クリョーヒン・インターナショナル・フェスティヴァル(SKIF)において、向こう見ずなアイディアを携えたサンクトペテルブルクを代表する二組のバンドがステージを共にした。演奏開始と同時に沸いた、比較的小さなステージが設置されたレニングラード・ユース・パレスの会場が、今でこそそのドライヴと華麗なホーン・セクションで人気の、サンクトペテルブルク・スカジャズ・リヴューという新しいバンドの誕生の場所であった。
サンクトペテルブルク・スカジャズ・リヴューを形成するメンバーは、サンクトペテルブルクのスカ・パンク・バンド、SPITFIREのメンバーと、スカ・アフロの要素も取り入れたバンド、MARKSCHEIDER KUNSTのメンバーが集合したものである。その名が表わす通り、メンバーは全員がサンクトペテルブルク出身のミュージシャンである。
こういった経緯で、スカ・パンク・バンドSPITFIREと、アフロ・キューバン・バンドMARKSCHEIDER KUNSTというサンクトペテルブルクを代表する2大トップ・バンドによるジョイント・プロジェクトとして2001年に始動したこのサンクトペテルブルク・スカジャズ・リヴューは、アメリカ出身のヴォーカリスト、ジェニファー・デイヴィスの2002年の加入によって現在の形になった。
40~60年代のビッグ・バンドを手がかりにする彼らは一時的な流行には流されない。彼らの輝かしく、表現に富んだサウンドは、かつてプロフェッショナリズムとミュージシャンシップが共存した上で首尾一貫した一流のエンターテイメントとしての音楽が生み出されていた無垢な時代を回顧させる。ソニー・ロリンズ、リー・モーガン、アントニオ・カルロス・ジョビン、デズモンド・デッカー、ルイス・ジョーダン、J.B.のカヴァーを演奏してみたり、そして当然ながら御大スカタライツなどを引用したりと、彼らのレパートリーは非常に幅広く、数多くのオリジナルのインスト/ヴォーカル曲以外にもジャズ、ソウル、ファンク、スカの革新的なアレンジ、カヴァーにも非常に秀でている。ジャマイカのスカ、アメリカン・ジャズ、そしてR&Bを器用に融合させる彼らの音楽にもはや国境は存在しない。
彼らはジャンルの垣根を超える猛然かつエネルギッシュな音楽を創り出すために、音楽的にも物理的にもスウィートなハーモニと鮮烈なポリリズム、即興そしてタイトなオーケストラ・プレイ、東洋と西洋、男性らしさと女性らしさ…といったあらゆるダイナミックなコントラストを自由に往来するバンドである。このバンドはスカンクもできれば同様にスイングもできてしまう。
ロシアのフェスやクラブにおける様々な彼らの経験が、ヨーロッパや米国の大きいステージの上と小さな場所で活かされる事は間違い無い。彼らの最新アルバム『Too Good To Be True』は、2004年12月にレーベル
窓を開けて、新鮮な空気を吸い込んでみようじゃないか。これがスカジャズなんだ!
Jennifer Davis: Lead Vocals
Konstantin Limonov: Guitar, Backing Vocals
Andrey Kuraev: Bass
Ilya Rogachevsky: Keyboards
Denis Kuptsov: Drums
Sergei Egorov: Percussion, Backing Vocals
Roman Parygin: Trumpet, Backing Vocals
Grigory Zontov: Tenor Saxophone, Backing Vocals
Vladislav Alexandrov: Trombone, Backing Vocals
Alexei Kanev: Baritone Saxophone
SOGYUMO ACACIA BAND
2008.09.10
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不思議な親しみを感じさせる「小規模(ソギュモ)アカシアバンド」というバンド名は、彼らの友人であり、日本でも人気を博している韓国のハイセンスなラウンジ系ユニット、クラジクワイ・プロジェクトのヴォーカリスト、ホランの命名によるもの。
ソングライティング、プロダクションからギター演奏までを手がける才人キム・ミンホンとヴォーカルのソン・ウンジにより結成。
ライヴハウスやクラブが密集するソウルのホンデ(弘益大学)周辺を拠点に活動。少ない音数からメロディーが引き立つ静謐で美しいサウンドと緻密な音作りに確かなセンスが光るポップ・ソングの数々を収めた1集(ファースト・アルバム)を2004年にリリースして一躍注目を集める。
2005年に英語詞の曲「So Good Bye」がKBSドラマ『18・29』の挿入歌として使われる。2006年に入って、韓国で最も勢いのあるインディー・レーベル、パステル・ミュージックと契約。
同年3月には、第3回韓国大衆音楽賞で新人賞を受賞。韓国の口伝歌謡や童謡やトロット(いわゆる韓国演歌)の要素を積極的に取り入れつつ、なおもこれまでにない新しいコリアン・ポップスの形を志向した2集(セカンド・アルバム)『唇は月明かり』を9月にリリースし、その名声を確固たるものにする。2006年末のSBS歌謡大典でインディーズ・バンド賞を受賞。ライヴ活動はサポート・メンバーを加えたフル・バンド編成でコンスタントに行っており、フェス出演も多いが、2006年にはソウル、プサンなど5都市を巡る初の全国ツアーが実現している。
韓国で今後が最も期待されているグループのひとつであることは間違いない。
VINCENT DELERM
2008.09.10
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ABD AL MALIK
2008.09.09
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Roman Andren
2008.08.21
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JAMES BROWN
2008.08.21
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SIR VICTOR UWAIFO
2008.08.21
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VAD(LP)-16 Parties Fines
2008.06.06
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フランスのレア音源発掘レーベルとしてマニアを唸らせている