
シカゴで最もタフでパワフルなギタリストとして伝説的な存在だったのが、このバイザー・スミスだ。オーティス・ラッシュやマジック・サムたちと皆が20 代の頃にギターの腕を競い合い、そして独自の太くスウィングするギター・スタイルを築き上げたのだが、レコーディング・アーティストとしては彼らと比べて随分と不遇の時代を過ごしている。その長年の鬱積を見事なブルース爆発にして示して見せたのが、90 年代に入ってのデルマーク・レコードでのアルバムで、本作はそのブルース・ギターの限りないエナジーを破裂させた新名盤となった。
[通常盤:PCD-23677 / 05.08.19 発売]
