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笹倉慎介 with 森は生きている、7inchシングル「抱きしめたい」発売に向けて、アーティスト本人執筆よる特別コメントを公開!レコ発公演も開催!
2014.06.24 LIVE & EVENTMEDIA INFO

笹倉慎介 with 森は生きている、7inchシングル「抱きしめたい」発売に向けて、アーティスト本人執筆よる特別コメントを公開!レコ発公演も開催!

現代シーンにおいて常に至高の「うた」を紡いできたシンガーソングライター笹倉慎介と、今最も動向が注目される存在となった「純音楽楽団」森は生きているによる大注目のコラボレーション7inchアナログシングル「抱きしめたい」のリリースを控え、笹倉慎介と、森は生きているの増村和彦双方の執筆による特別コメントを公開!
双方アーティストが出会いうまでと、今回のコラボレーションついての想いを綴った、必読の文章。

 

2008年の初夏頃、淡い時は薄れ、学生という響きに諦念を隠した大学4年次に笹倉氏に出会った。「ロッキンチェア・ガール」の発売直後だった。
片田舎の小さな街の小さな部屋に出鱈目のアイデンティティを詰め込んだ高校時代、スピーカーから真理が鳴るような気がして、音楽に狂い貪るように聴き、とりわけアイデンティティと臆病な真理がリンクした気になれた、はっぴいえんどや村八分など日本語ロックに影響を受けた。卒業してやることは決まった。

大学入学を口実に意気揚々と東京に来たものの、日本語ロックという言葉すらも聞こえないまま時間が経ち、またその時間の中で田舎では出会えなかった様々なものに触れた。笹倉氏に出会った時期は、大学卒業を控え当初の目的から新しいことに意識が向かう〈分岐点〉だった。そんな時に、当初の目標を少し先輩くらいの人にやられてしまった気がして凹んだものだが、新しいことへ向かう意志があったし、猫の額ほどだった視野は凡人の額くらいにはなっていたので、悔しい気持ち程々にCDを買いライブにも足を運んだ。それは言うまでもなく笹倉氏の音楽に、淡い時間と日本語ロックに留まらない広い視野との両方を感じたからだった。

大学卒業後は専ら打楽器修業。日本、南米の巨匠のローディーをしながら全国を廻ったし、呼ばれるところすべてに出向き演奏をした。どうしてもスタートから始めないと気が済まない性格で、リズムの成り立ちから現在の形までを自分に内包したくて、日々コンプレックスを埋める作業だった。コンプレックスが猫の額程になった時急に日本語ロックを思い出し、同じタイミングで岡田に出会ったことは偶然ではなかったのかもしれない。それもまた〈分岐点〉だった。

森は生きているが始まって凡そ一年半後の2013年12月に、対バンという形で笹倉氏に再会できたことは不思議な気持ちがしたし、素直に嬉しかった。セッションの話が出たので、これまでの時間の中で無作法に散らばった視野と最も合致した「抱きしめたい」を提案した。"今ならできる"かなと。今回の7インチ発売まで話が進み、リラックスした環境と心持ちで録音できたことは、自分の中では今までの様々な時間を内包しているような気がして強く記憶に残ると思う。
B面収録の「風にあわせて」は、逆に笹倉氏が森は生きているを聴いて時間を巻き戻し再発掘したものではないかと、初めてデモを聴いた時に感じた。録音は最近行われた訳で、つまり音には時間の往復が内包されている。

今が何の〈分岐点〉なのか今はわからないし、そうではないのかもしれないけど、遠い時間が今を通して鳴っている興味深い作品になったと思う。

― 増村和彦 森は生きている

 

10年くらい前のノートを引っ張りだした。
今では、その頃のようにノートにかじりついたまま夜を明かす事は少なくなった。生活の足音がきこえて、朝の光の清々しさに喪失感を感じていた時代を思い出している。

僕はその頃も今も、ずっとバンドに憧れがある。そして20代にそれが出来なかった事を未だに引きずっている。それはもう憧れのままで、叶わなかった夢のまま一生恋をしつづけるのだろう。例えば、旧友との会話の中で不意に見ることのできた、ある日の教室。決して思い出される事の無かったであろう、光の時間。森は生きているとのセッションは、そんな記憶の扉に手をかけるようにして始まった。

A面となった「抱きしめたい」のセッションの提案を受けた時は驚いた。それは過去にCD-Rで発表していた2008年の楽曲。もう何年も歌う事はなかったし、もしかしたら二度と演奏しないかもしれなかった。
B面の「風にあわせて」は2003年頃の楽曲。B面は当初カバーをしようという予定だったのだが、録音を間近に控えたある日、ふとこの楽曲のメロディーがよぎった。心のタイマーが彼らとリンクしたかのようで嬉しかった。

僕は彼らと同い年くらいの頃、未熟さゆえに思い通りに音楽が出来ていなかった。バンドも失っていた。社会の仕組みの中で、自分では決して取り戻せないものを沢山失って、失い続けて、ちょっとした時代を駆け抜けた。何を失ったのかも、もうよく分からなくなっていた。そして今、彼らはあの頃の僕と同じくらいの年頃で、僕の目の前に現れてくれた。すこし時間がかかってしまったけれど、僕はようやくあの頃の思いに追いついたような気がしている。彼らは何を思うのだろう。

懐古的になる事を音楽は許してくれる。今を生きることから少し開放されて、昔話をしたくなった。好きな女の子がどんな子だったのか、ちょっと思い出してみたりする。不思議と今が見えてくる。そして未来を感じる。

レコード盤のトラックを駆け抜ける音には、彼らと、彼らが取り戻してくれた僕がいる。

森は生きている、ありがとう。

― 笹倉慎介

 

 

また、注目のジャケット写真も公開!
笹倉慎介自身の筆によるみずみずしい油絵作品を使用した図案となる。

【作品情報】
p76042_240

アーティスト表記:笹倉慎介 with 森は生きている
作品名「抱きしめたい」
発売日:2014/7/16
形態:45rpm、7inchアナログ
品番:P7-6042
値段:¥1,200+税
★完全初回限定生産

[トラックリスト]
side A
抱きしめたい

side B
風にあわせて

スペシャルトレイラー映像:

2008 年にファーストアルバム『Rockin' Chair Girl』でデビューし、常に本物の「うた」を紡ぎながら多くの音楽ファンから高い評価を得てきた、シンガーソングライター笹倉慎介。そして2013 年にリリースしたファーストアルバムが圧倒的評価を得て、今最も動向が注目される「純音楽楽団」森は生きているが大注目のコラボレート7inchシングルをリリース!ファンの間でリリースが熱望されていた、笹倉慎介のシンガーソングライターとしての魅力が濃密に表現されたキラーチューン「抱きしめたい」が、森は生きているによる瑞々しい演奏を纏い、ついに正式に音盤化叶う!
2013年暮れ、ライブでの共演をきっかけに交流を温めることとなった笹倉慎介と森は生きている。当日のステージでは、本作リリースの素地となるようなコラボレーション演奏も行われ好評を博し、その晩のうちには、本作のリリースやレコーディングについてのアイデアが生まれることとなった…。
録音は全て笹倉慎介自身の運営するプライベートレコーディングスタジオ兼珈琲店である、埼玉県入間市ジョンソンタウンにある旧米軍ハウス「guzuri recording house」にて敢行され、静謐な生活の中から丁寧に紡ぎだされたような、芳醇でいて涼やかな質感が、極上の作品として昇華されることとなった。ジェイムス・テイラーやニール・ヤングといったレジェンダリーなアーティスト達に連なりつつも、ゆるやかに「個」の美しさを湛える笹倉慎介のソングライティングと歌声が、森は生きているの膨よかかつ先鋭的な演奏により、至福の音楽的愉楽を誘い込む…。
side B には同じく笹倉慎介自身のソングライティングになる未発表曲「風にあわせて」を収録。豊かな土の薫りと、森は生きているが演出する仄かに湧き立つサイケデリックが融合した極上の楽曲となった。
真に音楽を愛し「うた」を愛する二組から生まれた、陶器細工のように流麗なコラボレーションが、2014 年の夏を閑かに彩っていく…。

 

 

本作のリリースを記念した、プレミアムな発売記念ライブの開催!
チケットゲットはお早めに!

下北沢440(four forty)
笹倉慎介 with 森は生きている 7inch single「抱きしめたい」発売記念公演

日程:2014年8/1(金)
会場:東京・下北沢440(four forty)
出演:笹倉慎介、森は生きている

チケット:前売/当日 ¥3000/¥3500 1order ¥600別
開場/開演 18:30/19:30

●チケット販売
ぴあ 233-507
ローソンチケット Lコード:70242
e+ ( http://eplus.jp/sys/main.jsp )
440店頭
笹倉慎介メール予約  ご予約は、笹倉慎介オフィシャルHPから →http://sasakurashinsuke.com/?post_type=live

・メール予約について
※お名前、メールアドレス、ご来場人数(お1人様につき2名まで予約可能)を明記の上、上記笹倉l慎介オフィシャルサイト予約フォームからお送り下さい。
※メール予約は、上限人数に達し次第受付終了となります。
※当日受付にて前売料金をお支払い頂きます。
※ご入場順はプレイガイド、440店頭チケットご購入者を優先となります。
※やむを得ずご来場できなくなった場合、お手数ではございますがその旨ご連絡をお願い致します。

チケット発売開始日 5/24 10:00〜  (440店頭チケットは16:00〜)

●当日ご入場順
1.各種プレイガイド整理番号順
2.440店頭チケット整理番号順
3.笹倉慎介メール予約 当日の先着順
4.ゲスト・当日券

お問い合わせ先:下北沢440(four forty) 03-3422-9440 (16:00〜)

 

 

【笹倉慎介 プロフィール】
1981年生まれ。シンガーソングライター、レコーディング・エンジニア、音楽プロデューサー、スタジオ兼カフェのオーナー、内装職人、建築・不動産マニア。
小説家の父親(直木賞作家 笹倉明氏)と、絵心のある母親と言うクリエイティブな家庭に育った笹倉慎介は姉の影響により音楽に目覚め、16歳の時 初めてギターを手にし、音楽活動をスタートさせる。
中村一義やサニーディ・サービスを入り口に、ニール・ヤング、ジェームス・テイラー、バッファロースプリングフィールドなどの70年代アメリカン・ロックや、はっぴぃえんど、細野晴臣、大瀧詠一などの日本語ポップス、そして三島由紀夫から多大なる影響を受ける。
大学中退後、サラリーマンやカフェの店員などをしながら音楽活動を続け、 2006年 埼玉県入間市にある米軍ハウス村Johnson Townに移住。ここで制作したデモ音源がきっかけで、プロデューサー鈴木惣一朗氏に出会い、2008年にアルバム「Rocking Chair Girl」で、グラウンドレコーズよりデビュー。
これまでに3枚のオリジナルアルバムと、アイリッシュグループ John John Festivalとの共作を発表している。
現在、全国各地にて精力的にライブを展開している他、NHK Eテレで放送中の「2355」(教育テレビ:総合演出 佐藤雅彦氏)では、「顕微鏡で覗く世界」「小さな恋の物語」等のヴォーカルを担当。さらに自身が内装を手がけたスタジオ兼カフェ「guzuri recording house」にて、レコーディング・エンジニア、音楽プロデューサー、
カフェのマスターとしても活躍している。

 

【森は生きている プロフィール】
柔軟な吸収力と表現力を武器に、滋味豊かでいて瑞々しい独自の音楽を生み出す「純音楽楽団」、森は生きている。
2012年、リーダーの岡田拓郎を中心に東京で活動を開始。その年の末、ファーストCD-R「日々の泡沫」を発表し、自主制作盤にもかかわらず各レコード店にて軒並みソールドアウトを記録。2013年にはP-VINE RECORDSよりファースト・アルバム『森は生きている』をリリース。音楽シーンを代表する作品として各界から高い評価を得、発売を記念して行われた各地でのリリースツアーも大盛況のうちに終える。その後もさまざまなイベントやフェスへ出演するなど活発な活動を繰り広げる中、2014年にはファースト・アルバムのアナログ盤をリリース、それに合わせバンド初となるワンマン公演を東京渋谷WWWにて大盛況のうちに開催。
カントリー、ソフトロック、サイケ、スワンプロック、アンビエント、モンド、トロピカル、ジャズ、ブルース、アフロ、クラシック、現代音楽etc…数々の音楽遺産を深く咀嚼しつつもあくまで現代的な表現として昇華する有機的且つ先鋭的なプロダクション、卓越した演奏、そして仄かに文学の匂いが薫る歌詞世界。森は生きているの奏でる音楽が、時代の心象を儚く切り取るように、そこここへ満たされていく…。

メンバー
岡田拓郎(Gt.,Cho.,etc.)
竹川悟史(Vo.,Gt.,Ba.,etc.)
谷口雄(Pf.,Org.,Cho.,etc.)
久山直道(Ba.,Gt.,Cho.,etc.)
増村和彦(Dr.,Per.)
大久保淳也(Sax,Flute,Tr.,Cl.,Cho.,etc.)

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