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今世紀で最も重要な思想家の原点にしてすべて──マーク・フィッシャー『K-PUNK 夢想のメソッド──本・映画・ドラマ』本日9月26日発売
2023.09.26 INFORMATIONRELEASE

マーク・フィッシャーの『K-PUNK』ブログは一世代の必読書だった。
──『ガーディアン』

『資本主義リアリズム』で知られる今世紀で最も重要な思想家
マーク・フィッシャーの原点にしてすべて

ポピュラー・ミュージックや映画、大衆文学を出発点として独自の思考を練り上げるイギリスのマーク・フィッシャーは、文化批評の観点から資本主義の失敗を鋭く分析した唯一無二の知性であり、多くの若者に読まれ、音楽家にまで影響を与えている、21世紀で最も重要な思想家です。

その原点にしてすべてともいえるのが彼による伝説のブログ『K-PUNK』であり、それは文化批評が何をすべきかというひとつの模範でした。

このたび同ブログから精選された文章を全三冊に分け、翻訳刊行を開始します。第一弾は「文学/映画/ドラマ編」。

●本書に登場する作家や作品など
カフカ、W・S・バロウズ、J・G・バラード、スティーヴン・キング、マーガレット・アトウッド、パトリシア・ハイスミス、デイヴィッド・ピース、トニ・モリスン、カズオ・イシグロ、リチャード・マシスン、ヒッチコック、クリストファー・ノーラン、デヴィッド・クローネンバーグ、『スター・ウォーズ』、『シャイニング』、『ブレイキング・バッド』、『トイ・ストーリー』、『ウォーリー』、『バットマン』、『ターミネーター』、『アバター』、『ハンガー・ゲーム』、ブライアン・フェリー、ジョイ・ディヴィジョン、ほか多数

書名:K-PUNK 夢想のメソッド──本・映画・ドラマ
著者:マーク・フィッシャー
編者:ダレン・アンブローズ
序文:サイモン・レイノルズ
訳者:坂本麻里子+髙橋勇人
発行:株式会社Pヴァイン
発売:日販アイ・ピー・エス株式会社
発売日:2023/9/26
判型:四六判並製
ページ数:416頁
定価:本体2,980円+税
ISBN:978-4-910511-57-3
公式HP:https://www.ele-king.net/books/009508/

[著者プロフィール]
マーク・フィッシャー(Mark Fisher)
1968年生まれ。ハル大学で哲学の修士課程、ウォーリック大学で博士課程修了。ゴールドスミス大学で教鞭をとりながら自身のブログ「K-PUNK」で音楽論、文化論、社会批評を展開する。『ガーディアン』や『ワイアー』に寄稿しながら、2009年に『資本主義リアリズム』を発表。2014年に『わが人生の幽霊たち』を、2016年に『奇妙なものとぞっとするもの』を上梓。2017年1月、48歳のときに自殺。邦訳にはほかに講義録『ポスト資本主義の欲望』がある。

[訳者プロフィール]
坂本麻里子(さかもと・まりこ)
1970年東京生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。ライター/通訳/翻訳者として活動。訳書に『バンドやめようぜ!』『アート セックス ミュージック』『エイフェックス・ツイン、自分だけのチルアウト・ルーム』『この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも』『レイヴ・カルチャー』『ザ・レインコーツ』『ヴァイナルの時代』『自転車と女たちの世紀』ほか。ロンドン在住。