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次松大助『喜劇“鴉片”シーヂィ・ヤーピィエン』5月16日(水)発売に向けて、著名人よりいただいたコメント第二弾を公開! ヨーロッパ企画の劇作家・上田誠、俳優・本多力のおふたりからのコメントです
2018.05.07
RELEASE
次松大助『喜劇“鴉片”シーヂィ・ヤーピィエン』(PCD-25255)5月16日(水)発売に向けて、第二弾コメント公開! 昨年、「来てけつかるべき新世界」で第61回岸田國士戯曲賞を受賞したヨーロッパ企画の頭脳にして代表をつとめる劇作家・上田誠(うえだまこと)と、映画『食べられる男』の主演俳優であり、テレビ、ラジオ、舞台で活躍する俳優・本多力(ほんだちから)のおふたりよりコメントが届きました。ここに公開させていただきます。
先に公開させていただいたコメント、映画『人のセックスを笑うな』の監督 井口奈己、『マツコの知らない世界』出演でおなじみ、文筆家の甲斐みのり、純喫茶コレクションの難波里奈、そして大学時代からの盟友・ANATAKIKOU松浦正樹とあわせてUPをさせていただきます。
ミュージック・ビデオはM-3「真夏の雪」でただいま制作中。近日公開。こちらも見逃せません! !
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いかがわしいジョニーデップに怪しくも素敵な11か国を巡る旅に連れて行かれたような気分。どの国も景色や匂いがいちいち過剰で。見たことない妖怪変化が百鬼夜行している国、やたら美しい川が流れている国、日差しと影のコントラストがおかしい国、常夏で常冬みたいな国。アルバムを聴くってそういえばこういう圧倒的な体験なんでした。楽器が言葉が音楽の系譜が生活の連なりがアジアの営みが、めくるめく和音となって襲いかかってきます。そんなマジカル分厚い名曲ぞろいツアーをありがとう。ハヴァナイストリップ。
上田誠(ヨーロッパ企画)
1曲目が始まって、「デリカテッセン」や「ロストチルドレン」みたいな世界観のミュージカルの世界に連れて行かれ、でも次の曲では小さな生活の物語、それから摩訶不思議なサーカス、胸がキュンとする青春映画、どこか懐かしさを感じる2時間ドラマ…と色んな劇世界へとお邪魔した後に、最終的にはこのアルバムと一緒に昼間の街へ出かけたくなりました。短パンはいて。
本多力(ヨーロッパ企画)
ヨーロッパ企画オフィシャルサイト
http://www.europe-kikaku.com/
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次松大助 『喜劇“鴉片”シーヂィ・ヤーピィエン』 コメント
(50音順 敬称略)
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もしも80年代の花とゆめで連載されていた森川久美の蘇州夜曲がアニメ化されたらエンディングに流れてほしい。深夜に一人で見たら泣く。
井口奈己(映画監督)
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いかがわしいジョニーデップに怪しくも素敵な11か国を巡る旅に連れて行かれたような気分。どの国も景色や匂いがいちいち過剰で。見たことない妖怪変化が百鬼夜行している国、やたら美しい川が流れている国、日差しと影のコントラストがおかしい国、常夏で常冬みたいな国。アルバムを聴くってそういえばこういう圧倒的な体験なんでした。楽器が言葉が音楽の系譜が生活の連なりがアジアの営みが、めくるめく和音となって襲いかかってきます。そんなマジカル分厚い名曲ぞろいツアーをありがとう。ハヴァナイストリップ。
上田誠(ヨーロッパ企画)
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はじめて詩や小説に触れたとき。はじめて映画の世界にひきこまれたとき。はじめて別の国を歩いたとき。今より変われるような気がしたり、途端に世界が広がったり、見えなかったものが見えるようになったり。これまで覚えたいくつもの、“はじめての胸の高鳴り”に似た歌。そうしてさらに、また新しいはじめてに出会えた。朝や昼や夜の光、湿度や寒さや暖かさ。ときや季節の流れの中を、甘やかにたゆたう言葉たち。次松くんの音楽は、耳よりも“肌で聴く”というのがしっくりくる。
甲斐みのり(文筆家)
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次松さんが紡ぎだす世界に触れると、いつも嫉妬してしまう。
それは、ふわりと耳に流れ込んでくるあまくてくすぐったいような言葉と
センチメンタルな気持ちを呼ぶ美しいメロディで満たされている場所が、
手を伸ばしても届かないところにあることに気付いて、
遠くから眺めているだけの自分を少しさみしく思ってしまうから。
うたたねをした後のような心地良さを纏って踊る音たちに導かれ、
くるくると変わる情景を旅する数十分間。
例えば、新しい季節の訪れとすれ違うように終わってしまった恋、
いつまでも続きそうな熱をもった夏の夕暮れに透けた髪の色、
誰も乗っていない古い観覧車が静かに揺れる遊園地、
当たり前のように歩いていたのに白昼夢の中にだけ存在していた川沿いの道、
音の止んだ夜の工場地帯に現れる観客のいない幻のサーカス会場…。
平凡でありきたりに思えてしまう日常を、
やさしくてあたたかい記憶に変えてくれる次松さんの魔法。
傍にあるとほっとする毛布のように、ずっと隣に置いておきたい1枚です。
難波里奈(純喫茶コレクション)
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1曲目が始まって、「デリカテッセン」や「ロストチルドレン」みたいな世界観のミュージカルの世界に連れて行かれ、でも次の曲では小さな生活の物語、それから摩訶不思議なサーカス、胸がキュンとする青春映画、どこか懐かしさを感じる2時間ドラマ…と色んな劇世界へとお邪魔した後に、最終的にはこのアルバムと一緒に昼間の街へ出かけたくなりました。短パンはいて。
本多力(ヨーロッパ企画)
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学生時代。
初対面で名曲『オンヂ製紙工場の月』のデモを耳にしたとき、
あまりの曲の素晴らしさにこわくなって、
思わずあなたの顔をそっと覗きこんだことを今でも忘れません。
あれから20年。
音源を拝聴する度に僕は、あの菅原文太みたいな凛々しい横顔を思い出します。
音楽の友、心の友、つぎやん、
大傑作アルバム、完成おめでとう!
こんなに長い付き合いなのに今も、次松大助がこわいです。
才が鬼すぎて。
松浦正樹(ANATAKIKOU)
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次松大助アーティストページ
http://p-vine.jp/artists/taisuke-tsugimatsu
オフィシャルTwitter
https://twitter.com/tsugimatsu