たった3日間でレコーディングされたというローリング・ストーンズ11年ぶりのアルバム『ブルー＆ロンサム』。完全ブルース・カヴァー・アルバムとなるその作品のなかで、Pヴァインのカタログから3曲が取り上げられております。

まずは32歳で夭折したモダン・シカゴ・ブルースの革命児、マジック・サムが1957年に録音した、彼の記念すべきデビュー曲であり、1967年 の決定的名盤『ウェスト・サイド・ソウル』でも取り上げている「All Of Your Love」（＝「All Your Love」）。

そして、ローリング・ストーンズ版ではエリック・クラプトンがゲスト参加している、70年代モダン・ブルース・シンガーの至宝、リトル・ジョニー・テイラーの1971年の大ヒット曲「Everybody Knows About My Good Thing」。

さらに、こちらもローリング・ストーンズ版ではエリック・クラプトンがゲスト参加、モダン・ブルース・ファンにとって“絶対”の存在となる巨人、オーティス・ラッシュ、1956年のデビュー曲にして彼の代表曲「I Can’t Quit You Baby」。

ストーンズが愛したブルース、そのオリジナル版をぜひチェックしてみてください！

《各収録アルバム》

  ●マジック・サム
「All Your Love」
MAGIC SAM: Out Of Bad Luck-The Cobra, Chief & Crash Sessions 1957-1966
マジック・サム／アウト・オブ・バッド・ラック – ザ・コブラ、チーフ＆クラッシュ・セッションズ 1957-66
PCD-24324
http://p-vine.jp/music/pcd-24324

「All Of Your Love」
MAGIC SAM: West Side Soul
マジック・サム／ウェスト・サイド・ソウル
PCD-93388
http://p-vine.jp/music/pcd-93388

●リトル・ジョニー・テイラー「Everybody Knows About My Good Thing」

LITTLE JOHNNY TAYLOR: Everybody Knows About My Good Thing
リトル・ジョニー・テイラー／エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング
PCD-23984
http://p-vine.jp/music/pcd-23984

●オーティス・ラッシュ「I Can’t Quit You Baby」

OTIS RUSH: I Can’t Quit You Baby – The Cobra Sessions 1956-1958
オーティス・ラッシュ／アイ・キャント・クィット・ユー・ベイビー～ザ・コブラ・セッションズ 1956-58
PCD-24038
http://p-vine.jp/music/pcd-24038