ビョーク「It’s In Our Hands」、トゥ・ロココ・ロット「Die Dinge Des Lebens」、そしてヌジャベス「Latitude」のネタとしても有名過ぎる名曲「Clouds」を収録したイタリア・ヴェネチア出身のジジ・マシン ‎による最高傑作！

1989年にベルギーの名門レーベルSub Rosaからリリースされるも未CD化、未リイシューのまま27年…。世界のレコード処「Discogs」でも一度も見たことのないレア中のレア・アルバム。
最後の秘境、念願の世界初CD化です！

オランダのMusic From Memory監修によるベスト盤『Talk To The Sea』のリリースを皮切りに、ファースト・アルバム『Wind』や『The Wind Collector』が立て続けに再発されるなど再評価高まるイタリアの音楽家ジジ・マシン‎。またクラブ系レーベルHell Yeahから、同国イタリアの気鋭ハウス・ユニット、テンペルホーフとの共作シングル「Hoshi」をリリースするなど現在も精力的に活動を続ける生けるレジェンド。その彼が1989年に発表するも、これまで一度もCD化されたことがなかった作品が奇跡の再発。その美しいピアノの音色が心に染みるアンビエント／ニューエイジから現代のバレアリック／エレクトロニカ・ファンまでを魅了するそのサウンドスケープをご堪能あれ！

【アルバム詳細】
Gigi Masin / Charles Hayward　『Les Nouvelles Musiques De Chambre Volume 2』
ジジ・マシン／チャールズ・ヘイワード
『レ・ヌーヴェル・ミュージック・ドゥ・シャンブル・ヴォリューム２』

発売日：6月15日
価格：￥2,400+税
品番：PCD-24520
[※解説付 ※世界初CD化　※日本先行発売　※解説：Chee Shimizu]

＜トラックリスト＞
1. Gigi Masin – Waterland
2. Gigi Masin – Clouds
3. Gigi Masin – La Giara Di Gesturi
4. Gigi Masin – Three Bridges
5. Gigi Masin – The Song Of The Masked Man
6. Gigi Masin – Underwords
7. Gigi Masin – First Time Ruth Saw The Sea
8. Gigi Masin – Goodbye Kisses
9. Charles Hayward – Thames Water Authority

＜Gigi Masin：プロフィール＞
ジジ・マシンは７０年代からイタリアのＦＭラジオ局でＤＪとして音楽の仕事に携わるかたわら、ターンテーブルやテープ・ループを駆使した「ターンテーブリスト」としてライヴ・パフォーマンスを行っていたローカル・アーティストだった。７０年代中後期よりブライアン・イーノが提唱したアンビエント・ミュージックにいち早く反応し、それらをイタリアのラジオで紹介した先駆的存在となる。１９８６年に初のソロ・アルバム『Wind』を自主レーベルから発表したものの、商業主義にまみれた音楽業界を嫌い既存のマーケットへ流通させることはなかったため、その傑作は時間とともに深い闇のなかへ。１９９１年にアレッサンドロ・モンティとの共作によるセカンド・アルバム『The Wind Collector』をヴェネチアのマイナー・レーベルから発表したのち、マシンはしばらくのあいだ音楽の世界から姿を消す。マシンの名がようやく世間に知られるようになったのは２０００年代からで、ドイツのポスト・ロック・バンド、トゥ・ロココ・ロットが１９９９年に発表したアルバム『The Amateur View』のなかで、本作『Les Nouvelles Musiques De Chambre Volume 2』に収録の「Clouds」をほぼ原曲のままサンプリング・ソースとして使用したことを皮切りに、２００２年にはビヨークが、２００３年にはヌジャベスが同曲をサンプリングし、一躍その名を轟かせることとなる。（＊ライナーノーツより一部抜粋）