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ヘレナ・エスプヴァル(Sweden)&馬頭将器ジャパン・ツアーの情報をUP!
2008.11.21 LIVE & EVENT

昨年5月、ポルトガルの首都リスボンで意気投合した二人が結成したHelena Espvall & Masaki Batoh。
初となる国内ツアーを京都・大阪・東京で行います!

『Helena Espvall & Masaki Batoh Japan Tour』
開催日:
2008年11月23日(日) / 京都 UrBANGUILD
2008年11月25日(火) / 大阪 難波BEARS
2008年11月27日(木) / 東京 吉祥寺 MANDA-LA2

【京都公演】
開催日:2008年11月23日(日)
open / start:18:30 / 19:30
at:京都 UrBANGUILD
出演:ヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器 / とうめいロボ+黒田誠二郎
チケット:¥2,000 / 前売 ¥2,500 / 当日 ※ドリンク代別
チケット販売:Tel 075-212-1125 / UrBANGUILD
詳細:http://www.urbanguild.net/live/live.frame.html

【大阪公演】
開催日:2008年11月25日(火)
open / start:19:00 / 19:30
at:大阪 難波BEARS
出演:ヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器 / JOJO広重
チケット:¥2,000 / 前売 ¥2,500 / 当日 ※ドリンク代別
チケット販売:Tel 06-6649-5564 / BEARS
詳細:http://home.att.ne.jp/orange/bears/info.html

【東京公演】
開催日:2008年11月27日(木)
open / start:18:30 / 19:30
at:東京 吉祥寺 MANDA-LA2
出演:ヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器 / 朝生愛
チケット:¥2,500 / 前売 ¥3,000 / 当日 ※ドリンク代別
チケット販売:Tel 0422-42-1579 / MANDA-LA2
詳細:http://www.mandala.gr.jp/man2.html

昨年5月、ポルトガルの首都リスボンで意気投合した二人が結成。ヨーロッパ圏でインプロビゼーション、現代音楽のフィールド畑を活躍したスウェーデン人女性チェリスト、ヘレナ・エスプヴァルは、近年、アメリカのフィラデルフィアに活動を移した機にエスパーズを初め、様々なアメリカのアンダーグラウンド・シーンに接触し、深く関わってきた。また、ヴァシュティ・バニヤンのツアー・メンバーやバート・ヤンシュ、デヴェンドラ・バンハートといったサイケデリック系、トラッド・フォークの大御所とも関わりを深めて純度の高い作品を残してきた。80年代初頭より、その特異的存在によりあらゆる音楽シーンにじわじわとその名を知られてきたゴーストは馬頭のリーダー・バンドである。彼らは今や伝説となった寺院や廃墟でのコンサート、イリーガルな政治的ハプニングに代表されるアグレッシヴな活動でその名を知られていたが、米ドラッグ・シティから96年に発表された欧米でのデビュー盤“Lama RabiRabi”により一躍、世界的カルト・バンドに押し上げられた。
 
今年7月に同じくドラッグ・シティから発表された“Helena Espvall and Masaki Batoh”では、馬頭の祖父の友人で同郷の偉人、南方熊楠のドローイングをアルバム表紙に配して唯一無比のマジカルな音楽性を打ち出すことに成功した。今回の選曲にあたっては、ヘレナが幼少の頃から馴れ親しんだスウェーデン民謡を数曲、それはアシッド色を強く帯び、透明度の高いフォーク・チューンとして産まれ変わった。加えて、東西の中世音楽、クラシカルなアプローチを残した即興曲や特徴のある民俗楽器(ハーディーガーディー、バンジョー、ティンパニ、仏教楽器の数々、等)を使って、密教的おどろしさを秘める多層的な世界を見せつつ、反面、牧歌的にアコースティックな楽曲も数多く見受けられる。
 
今回、初となるヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器の国内ツアーは、今夏行なわれた米ツアーに続く一貫の活動であるが、国内ツアー直後にレコーディングに入る彼らの新譜制作への布石でもある。彼らの錬金術を窺い知る絶好の機会である事は間違いないだろう。

http://www.dragcity.com/bands/helenabatoh.html
 

―Yuko Collins