リリース情報
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KONDO FUSANOSUKE
黒くなれ
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近藤房之助
『Painted Black』 - 2011/04/20
- CD
- ZCL-024
¥2,500(税抜¥2,381)- レーベル: Being
- 解説付 ※解説:SWING-O a.k.a.45
日本を代表する超弩級にディープなブルース・シンガー、近藤房之助が、日本のクラブ・ミュージック・シーンきっての鬼才プロデューサー/キーボーディスト、SWING-O a.k.a.45とタッグを組み、現在、シーンの第一線で活躍する若手ミュージシャンたちとのコラボレーションによって作り上げた灼熱のファンク&ソウル・カヴァー・アルバム!
この歌を聴け! このグルーヴを聴け!
長年の近藤房之助ファンには、日本にもこんなにも気骨あふれる若手ミュージシャンがいるのだということを、参加アーティストたちのファンには、日本にもこんなにもディープなシンガーがいるのだということを知らしめる、すべての世代に訴えるドス黒いカヴァー・アルバム!ド直球のファンク/ソウル・ナンバーから、ちょっとひねった変化球的楽曲まで、世代を超えた黒人音楽愛が激突!凡百の企画盤とは一線を画す、一枚のアルバムとしてすばらしいと断言できる充実した作品となった!プロデューサーのSWING-O a.k.a.45とエンジニアの福田聡によるこだわりの録音&ミックスも秀逸。
本プロジェクトの発案者であり、録音&ミックスを担当した福田聡、福田の提案に大きな意義を感じ、プロデュースを引き受けたSWING-O a.k.a.45、二人の申し出に応じた近藤房之助、SWING-O a.k.a.45の呼びかけに誇りと意気を感じ、参加したミュージシャンたち、その他スタッフ全員の情熱がこの一枚に詰まっている。
【FROM 近藤房之助】
最初はこの企画に飛びついたんだけど、ハードルが高いぞって思って、去年いっぱいは自信がなかったね。SWING-Oにとってのぼくの良さ、つまらなさと自分が思うものは違うわけで、そこが面白かったね。細かいうっとうしいことは全部SWING-Oがやってくれたんで、ホントはもうちょっといい歌唄わないといけないんだけど(笑)、勉強になりました。若い子たちがすごく良かったんで。各バンドのサウンドがすごく新鮮だったね。ぼくらの世代と明らかにアプローチも違ってて。いろんないいバンドを見て驚いたね。ああいうシーンにいられるっていうのはうらやましくもあったね。ぼくらの世代よりもどっぷりファンクとか黒人音楽に入り込んでて、びっくりさせられたし、いい刺激になったね。SWING-Oが触媒になってくれて、ぼくのキャリアにとってもすごく意味のあるものになったと思う。死ぬ時に思い出すんじゃないかな(笑)。俺たちの頃はブルース演奏するっていうのは金のためじゃなくてね。そういった気持ちの若い世代がいっぱいいるっていうことが心強かったしさ。本来、音楽って自分を解放させるためのものなわけで、本当にリスキーだと思うんだけど、これだけの人たちがいるってことが大発見だったね。
【FROM SWING-O a.k.a.45】
最初のきっかけは、房之助さんの最近のレコーディングをやってるエンジニアの福田くん。房之助さんがソウルやファンクを歌う、今の人たちと絡むアルバムができたらいいと思うんだけどって彼が言ってきて、それ絶対やってみたいって思って、ぼくが具体化しました。少ないコネクションを駆使して(笑)。全体の面倒を見たり、アレンジなり選曲なりの土台を作ったりはするけど、房之助さん本人とバンドからもらったアイデアをうまくまとめてこんなアルバムになりました。結果は、聴き直して感動してるんですけど、どのバンドのメンバーも感動してるっていうのがなによりの証拠だし、いいマジックが全曲に散りばめられたかなと。最初から絶対に意味のある企画だと思ってたけど、実際すばらしいものになったと思うし、こういう世代間交流って日本ではなかなかないんじゃないかな。日本を代表する黒い若手と先輩がひとつになりましたみたいなね。どっちの世代にも驚きがあると思うんで。