リリース情報

Tourist History
トゥー・ドア・シネマ・クラブ
Tourist History
TWO DOOR CINEMA CLUB
『ツーリスト・ヒストリー』
2010/02/17
CD
PCDT-8

¥2,415(税抜¥2,300)
レーベル: Kitsune
解説付 歌詞付 対訳付 ※解説:小川智宏 ※対訳:高島まゆみ ※ボーナス・トラック2曲収録

 

ブリティッシュ・アンセムズのギグも大盛況のうちに終了、英BBC SOUND OF 2010にもノミネートされ、全世界的に注目を集めるUKの新人ギター・バンド、トゥー・ドア・シネマ・クラブ待望のデビュー・アルバム!
●KITSUNE新レーベル「KITSUNE JAPON」第一弾リリース!
●新人の登竜門である英BBC SOUND OF 2010ノミネート!
●シンク゛ル「I Can Talk」PVをカニエ・ウェストがBLOGで紹介!
●ブリティッシュ・アンセムズで来日、ギグも大好評!

「突発的で衝動的、更に大暴走とくれば、ギターと男子という組み合わせに求めるものすべてを彼らは兼ね備えている。こんな奴らが出現したとなれば、ブロック・パーティーもおちおち休んでなんかいられないね。」

―『NME』

■北アイルランドのバンガー/ドナガディーを拠点に活動する、アレックス・トリンブル、ケヴ・ベアード、サム・ハリデーの3人からなるインディー・ギター・バンド、トゥー・ドア・シネマ・クラブ。
■3ピースの身軽な編成から生み出される疾走感あふれるポップなサウンドと、一聴してメロディを口ずさめるフレッシュなフックをもったキラー・シングル「I Can Talk」がUK各メディアで話題沸騰、デス・キャブ・フォー・キューティーやブロークン・ソーシャル・シーンなどとも比較されるなど、リリース前からすでに期待値マックスの大型新人!
■その「I Can Talk」(プロモ・クリップも最高にクール!)や、『Kitsune Maison Compilation 7』のトップにも抜擢された人気曲「Something Good Can Work」を含むデビュー・アルバム『ツーリスト・ヒストリー』は、収録楽曲すべてがシングル対応可、という密度の高いポップ・ソングを満載!
■こんなステキなアルバムを作った彼ら、まだ全員20歳って!

★INTERVIEW WITH TWO DOOR CINEMA CLUB★

──3人が生まれ育った北アイルランドは、古くはヴァン・モリソン、ここ最近ではアッシュだったり、スノウ・パトロールなんかを輩出していますが、現地のシーン状況は日本にあまり入ってきません。まず、3人はどういった環境で音楽を始めたんでしょうか。

アレックス
「北アイルランドのベルファストには格好いいバンドが沢山いるんだけど、そういう情報は日本までなかなか届かないだろうね。そんななか、世界中のリスナーに気づいてもらえた僕たちはラッキーだと思っているんだけど、僕たち3人は幼なじみで、15歳くらいの頃から一緒につるんでいるんだ。僕らみんな、ギターを弾いてたから自然とバンドをやることになって、サムの家のガレージに集まっては遊びに一環として曲を書くようになったんだ。最初はヒドい曲ばかり作ってたんだけど(笑)、僕ら3人にドラマーを加えた4人で始まったのが途中でドラマーが抜けて、この3人で組んだ新しいバンドがこのTwo
Door Cinema Clubなんだ」

──どんな音楽を聴いて育ったんですか?

ケヴィン 「15歳くらいの頃はアット・ザ・ドライヴインとかアイドル・ワイルドとか、ロックだったり、パンクだったりっていう激しい音楽が好きだったんだけど、そこからインディーもの、モデスト・マウスだったり、デス・キャブ・フォー・キューティーやポスタル・サーヴィスなんかを聴くようになったんだけど、そのうちに3人ともだんだん趣味が分かれていって、色んな音楽を聴くようなってるよ。だから、今は3人とも聴いてる音楽はバラバラなんだけど、過去に聴いた音楽は全て僕らの音楽の血となり肉となってるのは間違いないね」

──Two Door Cinema Clubの音楽はドラムレスの編成を打ち込みで補うことによって、エレクトロ・ポップとしても聴けるものになっていますが、ダンス・ミュージックからの影響はいかがです?

サム 「もちろんあるよ。それがこのバンドのどれくらいを占めているかは分からないけど、ジャスティスだったり、ホット・チップなんかは気に入って聴いてきたし、このバンドを始めた時、踊れる音楽を作りたいっていう意識も多少あったからね。ギターやメロディ寄りのアプローチではクラブ・ミュージック寄りの音楽を作るのは難しいと思うんだけど、僕らはドラマー不在を打ち込みで補うことによって、クラブ・ミュージック寄りのビートを作れる自由度は高いと思う」

アレックス 「ただ、僕たちは一言でくくれない音楽を作りたいんだ。つまり、完全にダンス・ミュージックとも言い切れないもの、それでいて単なるポップ・ミュージックでもなければ、ロックでも、インディーでもない音楽だよね。僕らは色んな音楽を聴いてきたし、より多くの人に気に入ってもらえるように間口を広げたいと思っているんだ。」

──曲作りに関しては?

ケヴィン 「曲によって作り方は異なるんだ。気に入ったリズム・パターンをベースに曲を作ることもあるし、メロディから作ったり、印象的なサビを思いついたら、そこに他の要素を肉付けしていくこともある。そうやって曲作りのフォーマットを固定しなければ、自分たちにとっても何が起こるか分からないという意味で曲作りの鮮度をキープ出来るし、色んな変化に対して反応出来る自由度こそがこのバンドにとっては重要なんだ。やっぱり、曲が生まれるのは3人が集まって、楽しんでいる時だからね。そういう瞬間を自然な形で曲に盛り込むには決めごとを作らないのが一番いいのさ」

サム 「ライヴに関しては、かつてはドラムレスの3人編成でやったたんだけど、ここ最近はサポート・ドラマーを入れた4人編成でやっていて、手応えという点でも見せ方という点でもレベル・アップしているから、ライヴでは今後も4人編成でやることになると思うよ」

──そして、今回の作品がリリースされる所属レーベルのKITSUNEですが、3人にとってはどんなレーベルですか?

アレックス 「レコード会社って、どういうものを期待したらいいのか、口出しされたり、厄介なことにもなる可能性がある存在だと思うんだけど、一緒に仕事をしてみて、彼らはいい音楽を世に出したいという情熱があるし、そういう思いを持った若いバンドを育成したいというバックアップの姿勢が明確にあって、レコード契約っていうビジネスを越えたところで家族や友達とやりたいことをやっているような、そんな感覚が強いかもしれないね。それに人から“どのレーベルに所属してるの?”って訊かれた時に“KITSUNEだよ”って答えると、反応がすこぶるいいんだ(笑)。ただ、彼らはそういう反応を謙虚に受け止めて、やりたいことをただやり続けるっていう姿勢にも共感を覚えるよ」

──そんな環境下で、このデビュー・アルバムは、カイザー・チーフスやブロック・パーティを手がけるプロデューサーのエリオット・ジェームス、そしてエンジニアにフェニックスを手がけるカシアスのフィリップ・ズダールという布陣でレコーディングに臨んだわけですが、その作業はいかがでしたか?

サム 「それまで外部のプロデューサーと仕事をしたことがなかったから最初はすごく緊張してたし、僕らの音楽が嫌いだったらどうしようっていう不安もあったんだけど(笑)、仕事が始まったら意気投合出来たし、エリオットには彼なりのアイディアを加えてもらったり、これ以上望めないくらいのレコーディングだったよ。フィリップに関しては、彼が過去に手がけた過去の仕事はもれなく聴いてきたから、例えば、パンチのある低音部分だったり、出して欲しい音は分かっていたし、僕らの要望に対して、それ以上の仕事で答えてくれたね」

──Two Door Cinema Clubはそれこそフィリップが手がけたフェニックスと共通するポップ・センスがあるように思ったんですが、彼らに関してはいかがですか?

ケヴィン 「恥ずかしながら、自分たちの作品レビューでフェニックスとの共通点について書かれるまで、彼らのことは知らなかったんだけど、聴いてみたら、一瞬にして彼らのファンになってしまったよ(笑)。彼らは僕たちと同じように、素晴らしいポップ・ミュージックを作りたいっていう純粋な思いがあると思うし、僕らは彼らのそういう部分に共感を覚えるし、今となっては自分たちが一番好きなバンドの一つと言えるくらい、彼らのことは尊敬しているね」

──そして、このアルバムで興味深いのは、Two Door Cinema Clubは寒かったり、曇り空のイメージがある北アイルランド出身にもかかわらず、ギターにラテンだったり、カリビアンだったりといった熱い国の音楽のニュアンスが盛り込まれていることです。そうした要素はどこからやってきたんですか?

アレックス 「はははは。確かにそうだね。僕らとしては高揚感のある、楽しげなダンス・ミュージックよりの音楽が作りたかったから、そういう要素が自然と出てきちゃったんだろうね。音楽には僕らが生きてきた人生の全てが影響するとは思うんだけど、北アイルランドの寒かったり、曇り空だったりする雰囲気は影響していないね(笑)。むしろ、そういう環境に育ったからこそ、自分たちの気分をあたたかくしてくれるような音楽を作りたくなったのかも」

──アイルランドもイギリスも一時期の好景気から一転して、経済状況が悪化していますけど、そうした世相は何かしらの形で作品に反映されていますか?

ケヴィン「そういった社会的なことをあれこれ言える立場ではないけど、楽しむことに必死なオーディエンスを前にすると、そうした人たちがお金を払って観に来てくれた現実と向き合わざるを得ないよね。そういう意味ではライヴを観に来てくれた人たちが日頃感じているイヤなことをほんの一瞬でも忘れてもらえるような楽しいパフォーマンスを心がけているつもりだよ。僕らに出来るのはそういうことだと思ってるね」

インタビュー:小野田 雄
Traffic

  • DISC 1
  • 1. Cigarettes In The Theatre
  • 2. Come Back Home
  • 3. Do You Want It All?
  • 4. This Is The Life
  • 5. Something Good Can Work
  • 6. I Can Talk
  • 7. Undercover Martyn
  • 8. What You Know
  • 9. Eat That Up, It's Good For You
  • 10. You're Not Stubborn
  • 11. Kids
  • 12. Costume Party

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