リリース情報
ソロ・ピアノの歴史に名品がまたひとつ。淡い筆致で心に描き出される音の風景画―“印象派”ピアニスト、Sonisky のあまりに美しきデビュー・アルバム。
「音にある種の気配を感じた 。直感でそう思った。 これはなんだろう?久しく忘れていたがCD プレーヤーという音楽再生装置がまどろっこしいとまた思い始めた。 彼の音楽の基盤とするものはなんだろう?興味がそそられる。 」
― 伊藤ゴロー(ギタリスト/作曲家)
「僕にとっての「いい音楽」の定義とは、どんなジャンルであっても、何年も何年も飽きることなく、繰り返して聴きたくなるような楽曲たちのこと。要するに中毒性のある音楽のことをいう。それらはいつも、僕の精神をどこか良いところへ連れていってくれるのだ。しっかりした旋律の中に静かに情緒を漂わせるSonisky の音楽は、間違いなくそんな楽曲であふれている。」
― 佐藤達郎(デルフォニックス代表)
サティやハロルド・バッド、ゴンザレス『ソロ・ピアノ』、そしてECM の諸作品とも共通する空気をまとったアンビエントな傑作が誕生。
スイスをはじめ、ヨーロッパでも活動する日本人ピアニスト/作曲家、Sonisky(ソニスキー)のデビュー・アルバム。そよ風に吹かれるレースのカーテンを眺めているかのような静けさと心地よさが全編を満たし、北欧とも何処ともつかない無国籍な旅情が聴き手のイマジネーションを掻き立てる。淡く有機的でありながらも、どこか凛とした気品溢れる佇まい…そして、ひとたびプレイボタンを押すと、部屋の空気を、そして心の風景を一変させてしまう確かな音の“強度”。松浦俊夫氏が自身のラジオ番組 Inter FM “TOKYO MOON” 内で本作収録の「north hours」をプレイしたところ、すぐさまネットで大反響が起こったという事実もそれを証明していると言えるだろう。初作にして既に名画のごとき味わいを湛えた末永く聴かれ続けるべき傑作ソロ・ピアノ・アルバムである。
- DISC 1
- 1. moya
- 2. Kiev
- 3. Emma
- 4. shiosai
- 5. rendezvous
- 6. Rovaniemi
- 7. north hours
- 8. pendulum
- 9. ambivalent
- 10. blue