リリース情報
独自の空気感~歌世界を築き上げる埋火待望の約3年振りとなるセカンド・アルバム。
見汐麻衣の純真無垢な歌に絡みつくアグレッシヴなSG(ギター)、太くて心地良く歌う須原敬三のベース、志賀の思いドラム。切れ味も艶やかに益々円熟した埋火の官能美。冒頭トラック「溺れる魚」に代表される淡い水彩画の世界は爽やかで小気味良い浮遊感を誘う。
埋火「ジオラマ」の風景
白昼14 時から15 時。夜明け前午前4 時から5 時。実家に帰省した去年の夏、壁に小さな穴が空いてるのに気付き、なんとなく覗いて見ました。その穴の先は真っ暗でなにも見えなかったのですが、この穴の先の世界になにか、別の世界があると思いこみ、再びその穴を覗いてみたら、自分にとって特別な時間帯にだけうごめくいろんなものが見えてくるような感覚が湧きそこから、曲を作っていきました。
「憧れのピース・ミュージック中村さんのスタジオで録音する運びとなり、今回のアルバムが出来上がりました。ミックスの段階で、あららあららと、自分の手元を離れ作品になっていく過程はとてもエキサイティングで興奮の連続でした。また今回友人でもあり、素晴らしいスティールパン奏者、トンチ。SSW でもあり、一緒にデュオで活動もしているmmm( ミーマイモー) にもフルートで参加してもらいました。埋火は月に一度位しかスタジオに入れない遠距離バンドでありながら、少ない時間の中でもこのアルバムができたことを嬉しく思います。余談になりますが、「菊坂ホテル」をこのアルバムに入れるか何度も中村さんとも話し合ったりしながら、マスタリングの段階に至っても最後の最後まで悩みました。どうしてもアルバムのトーンと異なるからです。だけど、これはアルバム。アルバムだからこそ収録すべきでないと思っていたのですが、最後まで通して聴いてもらえれば、その凸となる部分も意味を成すのではないか?と思い改め、収録することにしました。」
- DISC 1
- 1. 溺れる魚
- 2. ブリッジ
- 3. 菊坂ホテル
- 4. ディスタンス
- 5. 夏至
- 6. オカリナ
- 7. 森閑
- 8. テレパシー
- 9. タイムレスメロディ