リリース情報
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PATTI SMITH & KEVIN SHIELDS
The Coral Sea
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パティ・スミス&ケヴィン・シールズ
『ザ・コーラル・シー』 - 2008/07/18
- CD
- PCD-17210/1
¥3,150(税抜¥3,000)- 解説付 ※楽曲への解説は付いていません
パティ・スミスとケヴィン・シールズ(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)による世紀のコラボレーションのライヴ録音が遂にリリース。CD2枚組。
エイズで夭折した写真家のロバート・メイプルソープに捧げたスミスの時に静かで時に情熱的な朗読に、シールズならではの美しいギターノイズが幾層にも折り重なっていく様は感動的。録音はスミスの近年のアルバムでもお馴染みの敏腕エンジニア、エメリー・ドビンズ(アントニー&ザ・ジョンソンズ他)、ミックスはシールズ自らが手がけている。
『ロスト・イン・トランスレーション』のサウンドトラックへの曲提供や他アーティストのプロデュース(プライマル・スクリーム、J・マスキス等)はあったが、シールズが全面参加したフル・アルバム作品は、MBVの『ラヴレス』以来17年ぶりとなる。
パティ・スミスとマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズは2008年7月、2人が設立したレーベル、PASKから、「ザ・コーラル・シー」のライヴ・パフォーマンスを記録した2枚組のアルバムをリリースする。『ザ・コーラル・シー』は、パティ・スミスが、彼女の友人で写真家のロバート・メイプルソープの亡くなった後に捧げたオマージュであり、1996年に出版された詩集のタイトルでもあった。ケヴィン・シールズがギターとエフェクトで同伴し、朗読される彼女の詩に忘れ難い背景を作り上げている。
録音は、2005年6月22日と2006年9月12日に、いずれもロンドンのクイーン・エリザベス・ホールで行われたソールド・アウト公演のものである。合わせて2時間近くにも及ぶ長さだが、それぞれの公演によってアプローチの仕方も異なっている。イギリスのガーディアン紙は、2005年の公演に5つ星の評価を付け、「マジカル」だったと書いた。
ある批評家はこの公演について次のように言っている。「この上ない緊張感に満ちたレクイエムとも呼ぶべき『ザ・コーラル・シー』は、末期の病に冒されたメイプルソープの様子を描いている。パティ・スミスが詩を朗読し、緊迫した、折り重なるエレクトロニクスが不協和音の高まるクライマックスへと押し寄せて行く。彼女の言葉は、航行する客船のようにノイズの海の上を進んで行き、白黒のヴィデオ映像が、海と客船と灰色の悲嘆に暮れる薄明を映し出す。詩は、死が訪れる前、南十字星を見るために最後の旅に出るM(メイプルソープ)の物語を語っている。」
二度にわたる公演のライヴ録音は、長らくCD化が噂されていたが、パティ・スミスとケヴィン・シールズ両人の行き届いた監修によって初めての公式リリースが実現した。2人がこのパフォーマンスを再演するかどうかはまだ決まっていない。
- DISC 1
- 1. Track 1
- 2. Track 2
- 3. Track 3
- 4. Track 4
- 5. Track 5
- 6. Track 6
- DISC 2
- 1. Track 1
- 2. Track 2
- 3. Track 3
- 4. Track 4