リリース情報

女の子は本当にピンクが好きなのか
堀越英美
女の子は本当にピンクが好きなのか
Hidemi Horigoshi
『Think Pink』
2016/02/26
BOOK
ISBN-978-4-907276-47-8

¥2,592(税抜¥2,400)
レーベル: ele-king books
※SIZE:四六版 ※250ページ

女の子は本当に〈ピンク〉が好きなのか?

国を越えてこれほど多くの女児がピンク色を好むのは、いったいどういうわけなのでしょう。 二女の母としての素朴な疑問からはじまる、〈ピンク〉の歴史と現代女児カルチャーの考察。 玩具からアニメまで、ドメスティックな現象から海外シーンまで。 女の子が、そして男の子が、のびのびと自分を認められる社会のために──。

“ギーク母さん”こと『萌える日本文学』(幻冬舎)や『ギークマム―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア』(共訳、オライリージャパン)などの著者、堀越英美がウォッチする現代女児カルチャー事情。

欧米ではこうしたピンク攻勢に警鐘を鳴らす声も大きく活発な議論がかわされています。 本書では「ピンク・グローバリゼーション」現象を取り巻く議論をふまえ、近年社会現象となったアニメ作品や、欧米を中心に模索されているさまざまな玩具に顕著な女児たちの価値観の変遷を分析、そしてピンク色まみれの女児たちが自立した大人となる道を模索します。

もっともピンク色に溢れているように見える女児向けコンテンツの世界から、いまその窮屈さをはねのけるいきいきとしたアイディアが芽吹きはじめているようです。

Topic
イントロダクション
第一章 ピンクと女子の歴史 第ニ章 ピンクへの反抗 第三章 リケジョ化するファッションドール 第四章 ピンクカラーの罠 日本女性の社会進出が遅れる理由
第五章 イケピンクとダサピンク、あるいは「ウチ」と「私」
第六章 ピンク・フォー・ボーイズ
あとがき