ジャンル: ROCKリリース情報

PCD-93291 The Visitor
2009.08.05

ついにジム・オルーク、2001年の『インシグニフィカンス』以来となる、じつに8年ぶりの純オリジナル・アルバム完成! その底知れぬ才能をあらためて見せつける、あまりにもすばらしすぎる超特大の感動作!!

◆やっぱりジム・オルークはすごかった!
久々の新作で、しかも全一曲のインスト・アルバムという本人からの前情報に、いったいどういう作品かと、期待と不安を抱きつつ待っていたところ……。これがもう、待った甲斐大ありのとんでもなくすばらしいものだった! あの傑作インスト・アルバム、『バッド・タイミング』(1997年)と関係があるという本作は、楽曲からアレンジ、演奏、録音、ミックスにいたるまで、ジム・オルーク以外の誰にも作り得ない圧倒的な完成度。アコースティック・ギターの爪弾きに始まり、さまざまな楽器を取り入れ、静と動を織り交ぜて展開していく、なんとも感動的な作品だ。しかも、ギターやベース、ピアノはもちろん、ドラムや管弦楽器にいたるまで、すべての楽器がオルーク自身によって演奏されているのだ。さらに、編集は一切なく、すべてがリアルタイムの演奏によるものだというから驚きだ。やはり、この男はタダ者ではなかった! イントロからエンディングまで、じっくりと耳を傾けずにはいられない至福の40分間……。これはちょっとすごい。ちなみに、アルバム・タイトルの『ザ・ヴィジター』とは、『バッド~』を含むドラッグ・シティ/Pヴァインからの前3作同様、オルークが敬愛する英国の映画監督ニコラス・ローグの作品から取られている。が、作品名そのものではないことにご留意を(それがなにかはご想像におまかせします)。

『インシグニフィカンス』以降のジム・オルーク
なんといっても、ソニック・ユース加入(そして、友好的脱退)というのが最大のトピックだろうか。さらに、現代アメリカを代表するバンド、ウィルコの3枚のアルバム(2004年の『ア・ゴースト・イズ・ボーン』はグラミー受賞)制作に関与していることはあまりにも有名。その他、ベス・オートンやジュディ・シル(!)、ジョアンナ・ニューサム、カヒミ・カリィといったアーティストの作品も手がけている。自身としては、ウィルコのジェフ・トゥイーディとグレン・コッチとのルース・ファーでアルバムを2枚、坂田明とのコラボレーション・アルバム、ダリン・グレイ、クリス・コルサーノ(ビョーク『ヴォルタ』)との恐山などのプロジェクトで作品をリリースし、若松孝二監督の映画『実録・連合赤軍』(2008年)のサウンドトラックなどを制作している。ジャック・ブラック主演の映画『スクール・オブ・ロック』(2003年)の音楽コンサルタントを務めたことも大きな話題となった。今後の活動としては、復活したフェノバーグ(クリスチャン・フェネス、ジム・オルーク、ピーター・レーバーグのトリオ)の日本ツアー&アルバム制作に加え、早くも次のソロ・アルバムの制作に取り掛かっているという。

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PVCP-8259 BETWEEN MY HEAD AND THE SKY
2009.08.04

前衛的なサウンドが基盤にありながらも、ショーン・レノンと、コーネリアス・グループによるポップ・センスの注入により、見事なまでのポップネス・アルバムが完成!
ヨーコの 芸術的 意思を明確にするようなこのアルバムの録音は、ニューヨークの Sear Sound で行われた。ここではかつて、当時ジョン・レノンとの共作であるダブル・ファンタジーのレコーディングも行われたところで、ショーン・レノンはヨーコと共にこのアルバムのプロデューサーとして参加しており、日本のアバンギャルドなポップミュージシャン達とマンハッタンのアドリブ演奏家達をまとめる音楽的リーダーとしての役割を果たしている。とりわけ日本人メンバーは、チボマットの本田ユカ、コーネリアスの小山田圭吾、あらきゆうこ、清水ひろたか(以上、コーネリアスグループ)。
ヨーコは、今年1月に行った東京のライブで、彼らのパフォーマンスをとても気に入り、ニューヨークに招いてレコーディングを敢行した。

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PVCP-8616 Manafon
2009.07.31

SHM-CD※SHM及びSHM-CDロゴは、ユニバーサルミュージック合同会社と日本ビクター株式会社の登録商標です。

ヴォーカルはもとより、作詞・作曲、プロデュース、演奏を手がけ、音楽を表現媒体としてアーティストとしての道を歩んできたデイヴィッド・シルヴィアン約6年ぶりのニュー・アルバム! あくなき音の探究を続けるシルヴィアンが、また新たな音楽の領域を切り開く!

●元JAPANのデイヴィッド・シルヴィアンが、自身の作品や、コラボレーターでもある実弟のスティーヴ・ジャンセンの作品、その他、彼らがプロデュースするアルバムをリリースするために設立したレーベル、サマディ・サウンドより放つソロ・アルバム第二作。

●即興音楽界の巨人ギタリスト、故デレク・ベイリーと、坂本龍一とのコラボレーションでも知られる、いま最も注目されるラップトップ・アーティスト、クリスチャン・フェネスの二人のゲスト参加も大きな話題となったエポック作、『ブレミッシュ』(03年)に続く約6年ぶりのニュー・アルバム。

●前作に続いての参加となるクリスチャン・フェネスに加え、アヴァン音楽集団AMMのジョン・ティルバリー、デレク・ベイリーの盟友エヴァン・パーカーが参加。そして、日本を代表する即興音楽家たち、大友良英、中村としまる、Sachiko M、秋山徹次が参加! これらのアーティストたちによる即興演奏と、デイヴィッド・シルヴィアンの限りない温もりと包容力あふれる歌声が緊張感たっぷりに絶妙に絡み合い、美しいとしか喩えようのない音世界を構築している。

●音に対するこだわりの強い日本のデイヴィッド・シルヴィアン・ファンに向け、SHM-CD仕様にてお届けする。

●ルード・ヴァン・エンペル、福井 篤(ポートレート)によるアートワークを使用し、クリス・ビッグのデザインによるデジパック仕様。

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PCD-20047 Automatons
2009.07.27

ポスタル・サーヴィスも真っ青のサワヤカ切ない青春エレクトロ・ポップ! デビュー・アルバム(輸入盤)が都内某レコード店で4桁越えのセールスを記録したロシア人アーティスト、スヴォイ激待望の2nd アルバム!! 前作をはるかに上回る特大の感動作!!

●とにかくキャッチーなメロディとサウンド!
1st アルバムがポスタル・サーヴィスをはじめ、ソフトライツやエイフェックス・ツイン、コーネリアス、さらにはマルーン5 等を引き合いに絶賛されたのも納得! キラキラと眩しく疾走するエレクトロ・サウンド、耳に残る甘酸っぱく親しみやすいメロディ、そしてソウルフルな歌声がすばらしい!

●名曲の連続! 捨て曲一切ナシ!
ゆったりとしたテンポの「Over You」でおごそかに幕を開け、アゲアゲのタイトル・トラック(M2)、前作で一番の人気曲「Driving Away」路線のドラムンベース的なビートに激キャチーなメロが乗るキラー・チューン「Beautiful Thing」(M3)、同じくDnB 的なビートのM5「25AM」、感動的なバラード、M10「Immature」、哀感あふれるメロと複雑なビートが心地好すぎのラスト「Lonely Days」まで一気に聴かせる! 傑作!

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PCD-17296 No Head
2009.07.27

「御大アンディ・ウェザーウォールも大プッシュするハミ出まくりの逸材!」

■アンディ・ウェザーウォールやキース・テニスウッドもこぞってプッシュ、キツネ、エド・バンガー以前から仏エレクトロの中核を形成してきた老舗<KILL THE DJ>を主宰する奇才DJイヴァン・スマッグが全面プロデュースするUKエレクト・ロック・バンド<バタント>デビュー!

■キツネのブレイクに端を発するここ数年のエレクトロ/ロックのクロスオーバー・ムーヴメント、その影の主役は、例えばポール・エプワース(フューチャーヘッズ、ブロック・パーティー)だったり、ジェームス・フォード(シミアン・モバイル?、クラクソンズ)だったり、或いはエロル・アルカン(Late Of The Pier)だったりと、実はダンス・ミュージック上がりのプロデューサーだったりする。

■そんな最近のクラブ系プロデューサーの手がけるロック・バンドの中でも、完全に孤高の存在として突出しているのがこのバタント。

■デカダンで、ダークで、エレクトロで、正直、他にたとえられる存在が、ない。ウェザーウォールも、そこに惚れこんだのか?UKお披露目となる「ファブリック」でのギグも満員御礼!現在、全欧州的に、ハイプ状態!

■ちなみにデビュー曲「Jump Up」(本作には未収)をプロデュースしたのはデス・イン・ヴェガスのティム・ホルムス。

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PCD-93275 フーロ・コルッコ~消えた冒険家
2009.07.27

すでに10年を超えるキャリアを誇るフィンランドの超絶音楽集団、アラマーイルマン・ヴァサラットによる最高傑作4thアルバム!

ジャンル分け不可能! 地球上のすべての民族の喜怒哀楽を受け止める「架空世界のワールドミュージック」!!

ヴァサラットの音楽は聴くものすべてを吹き飛ばす強烈なインパクトがあるが、果たしてそれを言葉で表現しようとすると不可能に近い。クレズマーのような、北欧トラッドのような、中近東音楽のような、ジャズのような、パンクのような、ヘヴィ・メタルのような摩訶不思議なサウンドなのである。哀愁のポルカや叙情系ワルツがあるかと思えば、疾走する高速ブラスは、かなりジプシー/バルカン風である。ラジカル・トラッド、エスニック・ブラス・パンクと呼ぶ人もいるらしい。
ホーンセクションにチェロ2台、ドラム、キーボードという一見意味不明な編成から、これ以外はないだろうと思わせてしまうような斬新かつ求心力の塊のような世界を構築。驚天動地、抱腹絶倒のライヴは、彼らが行く先々で絶賛を浴びる。現在、ヨーロッパでもっともユニークなバンドと言っても過言ではないだろう。

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SVOY
2009.07.24

ロシアに生まれ、幼少時にクラシックとジャズ・ピアノのレッスンを受ける。ティーンエイジャーの時にモスクワへと引っ越し、同国のトップ・ジャズ・ミュージシャンの手ほどきを受ける。2000 年にアメリカに渡り、ボストンのバークリー音楽院に入学し、さらに音楽の探究を続ける。バークリーで音楽を学びつつ、デモ作成を始める。そうして作り上げた楽曲を、友人や音楽業界の人たちに聴かせたところ、単なるデモ以上の反応を受ける。それを受けてレコーディングに入ったスヴォイは、2005 年末にセルフ・プロデュースによるアルバム、『Eclectric』を完成させる。当初、自主リリースだったそのアルバムはビバリーヒルズに拠点を置くレーベル、ランデヴー・エンタテインメントの目に留まり、2007 年 5 月に同レーベルより正式にリリースされる。2008 年夏には、『Eclectric』の4 曲の再録と、ビョークの「Unison」のカヴァーの5 曲から成るEP、「Consequence EP 1.0」をデジタル・リリース。そして、2009 年の前半に2nd アルバム『オートマトン』を完成させる。

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BATTANT
2009.07.24

アンディ・ウェザーウォールやキース・テニスウッドもこぞってプッシュ、キツネ、エド・バンガー以前から仏エレクトロの中核を形成してきた老舗<KILL THE DJ>を主宰する奇才DJイヴァン・スマッグが全面プロデュースするUKエレクト・ロック・バンド。

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THE DISCO BISCUITS
2009.07.24

 数多くいる人気ジャムバンドの中でもひときわDIY精神と斬新な仕掛けも多く、テクノからヒップホップのDJからレゲエ、ブルース、ジャズ、ルーツ系までとかなり幅広い交流を持つディスコ・ビスケッツ。

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PCD-24225 Make A Move
2009.07.03

豪放ブルース・ロックの最高峰! ノース・ミシシッピ・オールスターズのコディ・ディッキンソン率いるヒル・カントリー・レヴュー、怒涛のデビュー!!

●現在活動休止中のノース・ミシシッピ・オールスターズ(NMA)のコディ・ディッキンソンを中心に結成されたバンド、ヒル・カントリー・レヴューのデビュー・アルバム! 同じくNMAのクリス・チュー(b)に加え、メンフィス在住のスライド・ギタリスト、カーク・スミスハートら3人を従え、ロック感覚横溢する血の滾るような熱いブルースをぶちかます!

●NMAの中心人物ルーサー・ディッキンソンがブラック・クロウズで多忙なために結成されたバンドとはいえ、コディの気合の入りようはハンパではない。コディは本作を「ブルースのルーツへの真の回帰」と語る。故R.L.バーンサイドの末っ子ギャリー(ex.バーンサイド・エクスプロレイション)とともに書き上げたという楽曲も、ヒル・カントリーの伝統に根差しつつも現代性を兼ね備えたスリリングこの上ないもの!
とにかく、コディの「ファンキーで、マジにナスティっていうのが一番しっくりくる」という言葉に偽りナシ! 炸裂するエナジー、うねりまくるグルーヴ─これぞまさしく生々しいブルースとサザン・ロックの真の融合だ!

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