ジャンル: ROCKアーティスト情報
Street Sweeper Social Club
2010.08.11
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NO AGE
2010.08.11
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ロサンゼルスのインディー・ロックの聖地として現代版CBGBとも言えるユース・アート・スペース、ザ・スメル(The Smell)。その運営に関わるオピニオン・リーダー的バンドが、ディーン・スパント(ドラムス&ヴォーカル)とランディー・ランドール(ギター)によるノー・エイジである。英ファット・キャット・レコーズからリリースされ好評を博したシングル・コンピレーション『Weirdo Rippers』に続くデビュー・アルバムである『Nouns』をサブ・ポップから2008年春に発表。米ピッチフォークでは9.2と破格の評価を獲得、同サイトの年間アルバム・チャート3位にも選出された。更にSPIN、ROLLING STONE、NMEなど有名主要メディアでも軒並み高評価を得て、2008年の “ロックの新しい音” を代表する1枚となった。レディオヘッドのメンバーやコーネリアスがノー・エイジのTシャツを着用するなど、話題に事欠かない。
2009年末から2010年初めにかけてロサンゼルスで録音された『エヴリシング・イン・ビトウィーン』は、ディーン・スパントとランディ・ランドールのデュオ、ノー・エイジのニュー・アルバムである。彼らは、2005年に前身バンドのワイヴズで登場し、やがてノー・エイジとしての活動を始めると、LAのDIYなアート・パンク・シーンを守る存在として世界的に知られるようになった。その中心地点が、ザ・スメル(TheSmell)であることはいまや有名な話だが、それは、アートと生活もしくは音楽と生活がひとつになって、クリエイティヴな運動やアティチュードを喚起し、世界中の同じような考えを持ったパンク・ミュージシャンやアーティストの豊かな表現の場となったクラブハウスである。
彼らの2007年のデビュー・アルバム『ウィアード・リッパーズ』(FatCat Records)のリリースに始まり、2008年のサブ・ポップからの『ナウンズ』を経て今に至るまで、ノー・エイジは、ピッチフォークからザ・ニューヨーカー誌(2007年11月19日の記事「Let It Up」)まで、驚くほど幅広い筋から熱狂的な評価を得てきたし、思いがけずグラミーにノミネートされさえした(2008年の「Best Recording Packaging」部門)。
ノー・エイジは汗まみれの地下室でのライヴやアート・ギャラリーでのパフォーマンスから、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の壁を爆音で揺らしたり、地元や海外の別を問わず、型にはまらない様々な場所で演奏したりするようにまでなった。
そして、『エヴリシング・イン・ビトウィーン』は、彼らのクリエイティヴな成長において、大胆な一歩を踏み出すものになっている。それは、人生の決壊や成功、ぶつかって傷ついたりしながらそうした時期を通り抜ける過程について考えをめぐらした総決算である。彼らは、挑戦的で異なる方向性へと自らを駆り立て、彼ら一流のぶっ飛んだポップ・ソングを解体しつつも、本来の美学や意図は今なお保っている。『エヴリシング・イン・ビトウィーン』で、ノー・エイジは、音色と構造とノイズとサンプルを通じたキャッチーなソングライティングの核にあるエモーショナルな力を増している。そして、それは彼らの最高傑作になったと言っていいだろう。
PCD-24259 Does It Look Like I’m Here?
2010.08.03
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オハイオのトリオ、エメラルズがエディションズ・ミゴ(旧ミゴ)からリリースするニュー・アルバム! アナログ・シンセとギターが織り成すめくるめく音世界に陶然……。
ジョン・エリオット、スティーヴ・ハウスチャイルド、マーク・マグワイアのオハイオのトリオ、エメラルズ。
2006 年の結成以来、なんと40 以上もの作品(CDR も含む)を世に送り出してきた彼ら(しかも、なんとまだ20代前半!)が、フェネスの『エンドレス・サマー』等の傑作を世に送り出してきたオーストリアの電子音響レーベル、エディションズ・ミゴからリリースする正式には通算第3作となるニュー・アルバム。ほとんどの楽曲が4分前後にまとめられた、エメラルズ史上もっともポップな作品で、オシレイターとギターの緻密な絡みによって構築された、バンド名通りのキラキラと眩しくミニマルなサウンドがなんとも心地好い。ミゴのオーナー、ピタことピーター・レーバーグ曰く「クラスター等の70 年代クラウトロックの現代的解釈」とのこと(まさにそんな感も)で、クラスター来日記念ということで! 影響力絶大なアメリカの音楽サイト、Pitchfork でBest New Music を獲得!
PCD-93352 Past Time
2010.08.03
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キル・ロック・スターズが送り出す今年最強の新人バンド!
デビューEP がヴィヴィアン・ガールズに絶賛されるなど、昨今のUS インディーを席巻するローファイ/ガレージ・ポップ勢と共振しながらも、その範疇には収まり切らず、むしろヤング・マーブル・ジャイアンツやショップ・アシスタンツの伝統にも連なるユニークで清々しいポスト・パンク・サウンドを聴かせるサンフランシスコの女性トリオ、グラス・ウィドウによる傑作フル・アルバム!!
ギター、ベース、ドラムの切り詰めた音使いと、一度聴いたら耳を離れない奇妙な美しさに溢れたヴォーカル・ハーモニー、そこに時折入ってくるストリングス。いい意味ですき間を感じさせるスカスカなようでいて絶妙な音使いが、他のガレージ・ポップ・バンドにはない彼女たちならではの魅力!
アルバムとはひと味違った、よりアグレッシヴで厚みのあるサウンドを聴かせるライヴにも定評がある彼女たち。7 月にはソニック・ユースのサポート・アクトとして、ブルックリンのプロスペクト・パークでの大規模な野外イヴェントにも出演決定!
GRASS WIDOW
2010.08.02
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EMERALDS
2010.08.02
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ジョン・エリオット、スティーヴ・ハウスチャイルド、マーク・マグワイアのオハイオのトリオ、エメラルズ。
2006 年の結成以来、なんと40 以上もの作品(CDR も含む)を世に送り出してきた彼ら(しかも、なんとまだ20代前半!)が、フェネスの『エンドレス・サマー』等の傑作を世に送り出してきたオーストリアの電子音響レーベル、エディションズ・ミゴからリリースする正式には通算第3作となるニュー・アルバム。ほとんどの楽曲が4分前後にまとめられた、エメラルズ史上もっともポップな作品で、オシレイターとギターの緻密な絡みによって構築された、バンド名通りのキラキラと眩しくミニマルなサウンドがなんとも心地好い。ミゴのオーナー、ピタことピーター・レーバーグ曰く「クラスター等の70 年代クラウトロックの現代的解釈」とのこと(まさにそんな感も)で、クラスター来日記念ということで! 影響力絶大なアメリカの音楽サイト、Pitchfork でBest New Music を獲得!
THE VASELINES
2010.07.30
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1987 年にエジンバラでユージン・ケリーとフランシス・マッキーによって結成。パステルズのスティーヴン・パステルが主宰するレーベル53rd & 3rd より、2 枚のシングルと1 枚のフル・アルバムをリリースして1989 年に解散。その後、ニルヴァーナのカート・コバーンが心酔し、「世界で一番好きなソングライター」と公言したり、ライヴで頻繁にカヴァーを演奏するようになり、再発見された稀有なガレージ・ポップ・レジェンドとしてようやく世界的な認知を得ることになる。1992 年には、サブ・ポップから全スタジオ録音を収録した編集盤『The Way of the Vaselines: A Complete History』がリリースされ、再評価の機運を決定づけた。ユージン(キャプテン・アメリカ~ユージニアス~ソロ)とフランシス(サックル~ソロ)それぞれの活動を経て、2006 年に16 年ぶりの共演となるジョイント・ツアーが実現、ヴァセリンズの曲も披露されたが、2008 年4 月にようやくヴァセリンズ名義での再結成が実現。翌2009 年には日本も含む世界中のフェスに出演、全米ツアーも行い、完全復活を果たす。同年、サブ・ポップから、デモやライヴ音源も含む新たな2 枚組編集盤『Enter the Vaselines』がリリースされた。
PECF-1022 ポケットにブルース
2010.07.21
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「時代は変わり過ぎる」。
ブルースにこんがらがっても転がり続けろ!ザ・バイト待望のファーストアルバム。
2006年、元BREAKfASTの酒井を中心に、パンク/ハードコアを通じて知り合った四人が、普通のロックバンドをやってみようと結成。バックを務めるメンバーもNIAGARA33、EXCLAIM、U.G MANなどのハードコアバンドで長くプレイしてきた面々だけに、そのBOB DYLAN、THE BAND、NEIL YOUNGなどからモロに影響を受けたサウンドは周囲を驚かせた。YOUR SONG IS GOODのJxJxが、THE BITEのライブを初めて見た時に「脅威的に古くさい音楽だ・・・」と呟いた(笑)、という逸話が物語るように、酒井の音楽への愛が詰まりに詰まった楽曲は60‘S~70’Sの古き良き音楽を新鮮に感じさせます。
2008年、ROSE RECORDSのコンピ「PERFECT!」に思いっきりレイドバックしたフォークロックで参加。2009年、カクバリズムから満を持しての1st7インチをリリース、こちらではそのJxJxがオルガンプレイヤーとしてビリー・プレストンばりに両面サポート。タワーレコード新宿店10周年コンピ(カクバリワタル監修)にもモノラル録音のロッキンブルースで参加。また、司会にラッパーのイルリメ氏を迎えて製作したラジオ風擬似ライブ盤「RADIO WALTZ」をリリース。全くのノンプロモーションながらその特殊なフォーマットも手伝って話題を呼びました。
2010年、1stアルバム制作にあたり、サウンド・プロデューサーに、コレクターズやくるりなども手掛ける吉田仁(サロンミュージック)を起用。
近年、バンドを支配していたレイドバックしたサウンドへの志向性をひとまず封印して、ブルース、フォークを奥歯で噛み砕き到達したソリッドなサウンドへ。原点回帰、快心の一撃です。フックの効いたキャッチーなメインリフに先導される、疾走感全開、堰を切ったようにロック・サウンドが炸裂する好盤となりました。ハードコア・シーンの顔役達がパンキッシュなフィーリングを取り戻したかのような、ラウドでタイトなバンド・アンサンブル。ワイルドでありながらもポップな作風、パンク~ハードコアの雰囲気が充満したロックンロールは、パンクロックの新提案とも言えるでしょう。また、一部で「池袋のボブ・ディラン」と囁かれる、酒井の詩情溢れる文学的な歌詞にも要注目。カウンターカルチャーからの影響や、メッセージ性が強いビート風の歌詞、ブルージーで苦みばしったニヒルな物言いが胸に突き刺さります。BLACK FLAGをバックに歌うBOB DYLANといった風情のスリリングに突き進む演奏を背景に繰り広げられる感情表現にはダイレクトな手応えが。こうした音やイメージ、時代を一回転させたような温故知新的、彼らの独自性は閉塞感ある現在のシーンに風穴を開けるでしょう。音楽的な好奇心や探求心に満ちたティーンエイジャーにも新鮮に映るはずです。
PCD-17386/7 Croweology
2010.07.21
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常にアメリカのロック界を牽引し続けた孤高のバンド、ザ・ブラック・クロウズがファンに送るデビュー20 周年記念ダブル・アルバム!!!
今年いっぱいで無期限活動休止を宣言した彼らが心を込めて届ける、キャリアを網羅した人気曲たちをバンド史上初の全編アコースティック・リメイク!!こんなにソウルフルでグルーヴのあるロッケンロールはもはやこれで最後!!
前々作の『ウォーペイント』で見事復活し、巨匠レヴォン・ヘルム(ザ・バンド)のスタジオでレコーディングをした前作の『べフォア・ザ・フロスト』では、類稀な円熟味とタマラナイ渋さを見せ付けた彼ら。フィーリン・グッドなヴァイブスをとことん出した最後にして最高の作品!!
※歌詞・対訳無し
THE BITE
2010.07.20
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L→R
長友清吾(Dr: ex. EXCLAIM)、岡林大輔(Ba: ex. U.G MAN)、酒井大明(Vo,Gu: ex. BREAKfAST/EXCLAIM)、伊藤敬(Gu: ex. NIAGARA33)。
2006年、元BREAKfASTの酒井を中心に、パンク/ハードコアを通じて知り合った四人が、普通のロックバンドをやってみようと結成。バックを務めるメンバーもNIAGARA33、EXCLAIM、U.G MANなどのハードコアバンドで長くプレイしてきた面々だけに、そのBOB DYLAN、THE BAND、NEIL YOUNGなどからモロに影響を受けたサウンドは周囲を驚かせた。YOUR SONG IS GOODのJxJxが、THE BITEのライブを初めて見た時に「脅威的に古くさい音楽だ・・・」と呟いた(笑)、という逸話が物語るように、酒井の音楽への愛が詰まりに詰まった楽曲は60‘S~70’Sの古き良き音楽を新鮮に感じさせます。
2008年、ROSE RECORDSのコンピ「PERFECT!」に思いっきりレイドバックしたフォークロックで参加。2009年、カクバリズムから満を持しての1st7インチをリリース、こちらではそのJxJxがオルガンプレイヤーとしてビリー・プレストンばりに両面サポート。タワーレコード新宿店10周年コンピ(カクバリワタル監修)にもモノラル録音のロッキンブルースで参加。また、司会にラッパーのイルリメ氏を迎えて製作したラジオ風擬似ライブ盤「RADIO WALTZ」をリリース。全くのノンプロモーションながらその特殊なフォーマットも手伝って話題を呼びました。
2010年、1stアルバム制作にあたり、サウンド・プロデューサーに、コレクターズやくるりなども手掛ける吉田仁(サロンミュージック)を起用。
近年、バンドを支配していたレイドバックしたサウンドへの志向性をひとまず封印して、ブルース、フォークを奥歯で噛み砕き到達したソリッドなサウンドへ。原点回帰、快心の一撃です。フックの効いたキャッチーなメインリフに先導される、疾走感全開、堰を切ったようにロック・サウンドが炸裂する好盤となりました。ハードコア・シーンの顔役達がパンキッシュなフィーリングを取り戻したかのような、ラウドでタイトなバンド・アンサンブル。ワイルドでありながらもポップな作風、パンク~ハードコアの雰囲気が充満したロックンロールは、パンクロックの新提案とも言えるでしょう。また、一部で「池袋のボブ・ディラン」と囁かれる、酒井の詩情溢れる文学的な歌詞にも要注目。カウンターカルチャーからの影響や、メッセージ性が強いビート風の歌詞、ブルージーで苦みばしったニヒルな物言いが胸に突き刺さります。BLACK FLAGをバックに歌うBOB DYLANといった風情のスリリングに突き進む演奏を背景に繰り広げられる感情表現にはダイレクトな手応えが。こうした音やイメージ、時代を一回転させたような温故知新的、彼らの独自性は閉塞感ある現在のシーンに風穴を開けるでしょう。音楽的な好奇心や探求心に満ちたティーンエイジャーにも新鮮に映るはずです。