ジャンル: ROCKリリース情報
PCD-4500 あべのぼる LAST LIVE~何も考えない
2012.03.30
Tweet

2010 年突如この世を去った、元山下洋輔や大西ユカリと新世界の名物マネージャー兼アーティストであったあべのぼる氏。この世を去る直前の、生生しくも、まるで自分の死を知っていたかのような2010 年ベアーズでの歌声~叫び。ナンと言っても山本精一の心臓の鼓動のようなドラムにギターのAZUMI との3 ピース、お互いの呼吸も鬼気迫るものがある。
あべちゃん
あべちゃんはいつも笑ってた それはそれはキュートな笑顔で でもこの日のあべちゃんは笑ってなかった あべちゃんの魂(ソウル)はそこらに浮遊して いつもの笑顔に隠された あべちゃんの苦悩や哀しみ、怒りが宙に舞って 音楽ではなかったそれは 楽屋に戻ったあべちゃんの抜け殻は全てを放棄してて なげやりで もうなぁーにもかーんがえない あべのぼるAzumi 山本精一 この日はなにをしたんだろう? わからない わかってほしくない おれはお前がすきなーんだ。
PCD-93509 Crown And Treaty
2012.03.30
Tweet

前作のマーキュリー賞ノミネートによって、一躍、UK で最も注目される存在となったスウィート・ビリー・ピルグリム待望の、最高のニュー・アルバム!
デイヴィッド・シルヴィアンとスティーヴ・ジャンセンが主宰するレーベル、サマディサンドからリリースされた前作『トゥワイス・ボーン・メン』(2009 年)がマーキュリー賞にノミネートされ、一躍、大きな注目を集める存在となった英国のバンド、スウィート・ビリー・ピルグリム(SBP)。その本国ではEMI からリリースされる、約2 年半ぶりとなるニュー・アルバム(通算第3 作)。
『クラウン・アンド・トリーティ』は、繊細かつ壮大な最高傑作である。シンガー、ソングライターのティム・エルセンバーグを中心に、アンソニー・ビショップ、アリステア・ハマー、そして新加入の女性シンガー、ジャナ・カーペンターを含めた4 人は、ニック・ドレイクやスコット・ウォーカー、エルボウ、スティーリー・ダン、プリファブ・スプラウト、ウィルコといったアーティストからの影響を消化し、昇華させ、まったく新しいSBP のサウンドを生み出している。ますます進化を遂げた、アーシー&フォーキーな感覚と、斬新かつ現代的な音作りの融合がなんとも感動的だ。ボン・イヴェールあたりのファンにもお薦めしたい。
PCD-93540 Rocket Juice & The Moon
2012.03.30
Tweet

噂のバンドが遂にベールを脱ぐ!!
ブラーのフロントマンにしてゴリラズの仕掛け人デーモン・アルバーンがレッチリのベーシスト、フリーとアフロ・ビートの代名詞でもあるドラマー、トニー・アレンとタッグを組んだその名もロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーン。エリカ・バドゥにヒプノティック・ブラス・アンサンブルなど豪華アーティストも参加、オールスター級のミュージシャンによる夢の企画が遂に登場!
■かねてから世界中で話題となっていた噂バンドのアルバムが遂に完成!!
もはや説明不要のメンツだが、ブリット・ポップの代名詞バンド、ブラーのフロントマンにして、近年では覆面バンド、ゴリラズの仕掛け人のデーモン・アルバーン。押しも押されもせぬ超人気ロック・バンド、ザ・レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリー。フェラ・クティと共にアフロビート・スタイルを確立し、すべてのジャンルのドラマーに影響を与え続けているトニー・アレン。この音楽史に名を残す3 人が組んだバンドがロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーン。事の発端は2008 年のラゴス行きの飛行機の中だった。アフリカ・ミュージック・エキスプレスというイベントに参加するために、たまたま同じ飛行機に搭乗した3 人が意気投合しこのバンドの構想を思いついたという。次第にバンドのコンセプトが固まると、それぞれのミュージシャン仲間も次々に参加。最終的にはエリカ・バドゥ、ヒプノティック・ブラス・アンサンブル、マリのシンガー、ファトウマタ・ディアワラ、サリフ・ケイタやユッスー・ンドゥール、サンタナなどと共演をしてきたマリの大御所キーボーディスト、シェイック・ティディアン・セック、ガーナのラッパー、エム・アニフェスとが参加した夢の様なアルバムが遂に完成!!
■これこそ音楽のジャンルの壁を乗り越えるアルバムだ!
トニー・アレンのアフロ・ビートにフリーのベースが絡むだけで音楽ファンはよだれを垂らして喜びそうなものだ。二人の匠が作り上げる最高にグルーヴィーなビートの上、超豪華ゲストの歌声や、ホーンが響き渡る。制作は西ロンドンのデーモンのスタジオや、ダラス、シカゴ、パリなど世界中で行われたという。さらにミックスをベーシック・チャンネル、リズム・アンド・サウンドのマーク・アーネスタスが担当し磨きをかけた。ビートだけ聞くとアフロ・ビートに聞こえるが、ソウルフルであって、ファンキーであって、ダビーであって、ジャジーでもあって、ロックでもある。つまりは素晴らしい音楽にはジャンルなんて全く関係のないということ。これはまさにフェラ・クティとサン・ラとキング・タビーが現代に蘇って、ジョージ・クリントンと一緒に作品を作ったかのような傑作だ!!