ジャンル: ROCKリリース情報

PCD-17338 Mod Classics 1964-1966
2010.03.05

「モッズが天下を取っていた60年代半ばのロンドンで最もヒップな音楽を作っていたジョージィ・フェイム。『イェ・イェ』の大ヒット曲で知られる彼はジャズ寄りのR&B を得意として、あの時代のミュージシャンでは珍しく両方のジャンルを絶妙に跨いでいたのです。2006年に日本だけで再発された一連の紙ジャケCD が入手できない今、ベスト盤とは敢えて異なった渋い選曲のこのコンピレイションは全盛期の彼を知る絶好の作品です。」

―ピーター・バラカン/ブロードキャスター

ザ・フーやスモール・フェイセズの登場より数年前にロンドンのモッズ達を魅了していた時代を代表するミュージシャン、ジョージー・フェイムの往年の名曲とカバーを一同に集めた、黄金期の決定的ベスト盤が遂に登場!!

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GEORGIE FAME
2010.03.03

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PCD-18617/9 Have One On Me
2010.02.18

未曾有の体験、未曾有の感動! ハープを抱いた歌姫ジョアンナ・ニューサム、待望のニュー・アルバム『ハヴ・ワン・オン・ミー』!!

●ヴァン・ダイク・パークスのプロデュース、およびオーケストラ・アレンジ、ハープとヴォーカルの録音はスティーヴ・アルビニ、ジム・オルークのミックスという超豪華布陣の制作による比類なき傑作、『Ys』から約3年半、ハープを抱いた歌姫(彼女をこう呼ぶことになんの異論もないだろう)ジョアンナ・ニューサムのニュー・アルバム(通算第3作)。

●前作に続き、フル・オーケストラを配した10分を超えるドラマティックな楽曲から、ハープのみの弾き語りによる2分弱の小品まで、ヴァラエティに富んだ楽曲の完成度にまずは驚かされる。時にジョニ・ミッチェルを彷彿させる、よりいっそう表情豊かになったヴォーカルもじつにすばらしい。これはもはや、“ジョアンナ・ニューサム”という音楽である! なんとCD3枚組、全18曲!

●核となる楽曲のミックスは、前作に続き我らがジム・オルーク。本人立会の下、都内で作業は行われた。残る楽曲のミックスは、1stアルバム『ミルク・アイド・メンダー』のプロデューサーであり、デヴェンドラ・バンハートとの仕事でも知られるノア・ジョージソンが担当。

●我々は今、将来、ジョニ・ミッチェルやローラ・ニーロといったアーティストのような存在になるであろう天才の成長を目の当たりにしているのだ。ジョアンナ・ニューサムと同時代を生きる幸せをかみしめつつ、じっくりと味わいたい。

FROM THE DRAG CITY PRESS RELEASE
2006年末の『Ys』以来となる、ジョアンナ・ニューサムのニュー・アルバム。彼女はこの3枚組で、2008年、2009年、そして今日という3年間の空白を一気に取り戻す。ジョアンナのYsストリート・バンドのライアン・フランチェスコーニとニール・モーガンをフィーチャーした『ハヴ・ワン・オン・ミー』は、途方もなくすばらしいジョアンナ・ニューサムの新曲をけた外れに(そしてとんでもなく手ごろな値段で)パッケージしたコレクションである。これは、彼女の今まででもっともカラフルな作品だ。

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PCD-93324 April Uprising
2010.02.17

世界最高峰のグルーヴ・ロック・バンド、ジョン・バトラー・トリオがいよいよ再始動!新ラインアップ、新レーベル、そしてリズムとパワーに重点を置いた新境地にと突き進む圧倒的なサウンド!生きた演奏の力を心底感じられる三年ぶりの超待望作が遂にリリース!!!

オーガニックやジャム・バンドといったキーワードに食いつく音楽ファンのアイコン的に存在となったジョン・バトラー・トリオが遂に全てのロック・ファンを虜にする作品を完成!ルーツ・ミュージック、ファンク、ソウル、レゲエ、ヒップホップ、フォークと、様々な影響源を見事に独自のカラーで表現してきたが、今回は今まで一番キャッチーで入り込みやすいアルバムに!心を揺さぶる壮大なメロディーと超絶なギター・プレー、そして彼ら独特のファンキーなノリが今までで最高の形で合体!

○革命と変化、そして前へ!!
ジョン本人の先祖が活動したという革命をインスピレーションとして名付けられた本作。世の中を常に前へ、常に良い方向へと自らの音楽で誘導をしてきたJBTが激動の時代を
再び希望で満たす!

○もう単なるジャム・バンドではない!
もはやジャム・バンドと括るのは時代遅れ!世界中のロック・フェスに引っ張りだこになっている事からも分かるとおり、もはや全ロック・ファンが耳を傾けるべき存在になったJBT。レッチリやベン・ハーパーといった時代を代表するアーティストのような存在感を放つ本作は日本のリスナーを虜にすること間違いなし!

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PCDT-9 Tonight is the ghost
2010.02.17

全世界で大ヒットを飛ばしている映画「ニュー・ムーン」のサウンドトラックにトム・ヨーク、グリズリー・ベアやデス・キャブ・フォー・キューティーなどと並んで収録され、大きな話題を呼んでいるハリケーン・ベルズが期待のデビュー作を遂にリリース!!

フジロック09に出演し、レッド・マーキーを大いに沸かせたロングウェーヴのフロントマン、スティーヴ・シュリッツの新プロジェクト、ハリケーン・ベルズ。たった一人で作りあげたとは思えない密度の濃い音が幾多にも重なり、メランコリックで切ないメロディーが洪水のように流れ出る美しき傑作。

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Hurricane Bells
2010.02.16

フジロック09に出演し、レッド・マーキーを大いに沸かせたロングウェーヴのフロントマン、スティーヴ・シュリッツの新プロジェクト、ハリケーン・ベルズ。

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PVCP-8263 Saturday
2010.02.04

UKが生んだ正統派ロック・バンドの雄、オーシャン・カラー・シーンが結成20年を迎え、圧倒的なエネルギーと抜群のグルーヴを披露する通算9作目のフル・アルバムをリリース!!

モッズ精神を継承しつつ、王道ロックのパワーとブリットポップのメロディー感覚、そして何と言ってもこの最高にクールでスタイリッシュなセンス!オアシス無き今、耳を傾けるべきは彼らだ!!

元オアシスのノエル・ギャラガーやポール・ウェラーなどに溺愛され、UKロックの正当な継承者として今や前述のアーティストに並ぶ人気と実力を誇るオーシャン・カラー・シーンの通算9作目のフル・アルバム。結成20年を迎えた今もなお、若さ溢れるサウンドとエネルギッシュなパフォーマンスで世界中を飛び回っている彼らだが、常に進化してきた音楽性が本作でも見事発揮!大合唱必至のM2「Mrs Maylie」から、激かっこいいグルーヴが炸裂するブギーなM5「Old Pair Of Jeans」、そして先行シングル予定のM8「Magic Carpet Days」のこの素晴らしいメロディー!!名スタジオのRockfield(オアシス、コールドプレイも使用)でレコーディングされた渾身の一枚!!

2007年の前作『オン・ザ・レイライン』から本作までの間、バンドの活動は益々活発になっていった。日本ではフジロック、韓国でもフェス出演、Vフェスでは多くのメディアからベスト・バンドと賞され、ドバイでもライブを慣行。メンバーのスティーヴ・クラドックはソロ・デビューも果たし、ポール・ウェラーの新作でも重要な役割を果たす。ヴォーカルのサイモン・ファウラーは名フォーク・ミュージシャンのバート・ヤンシュやジョン・マカスカーとの共同アルバムを予定していたが、ジョンにマーク・ノップラーとのツアーが入ってしまい、現在その進行は中断。しかし、その音楽に対する止まない情熱と好奇心が彼らの中では未だ健在ということを証明し続けている。

思えばバンド結成からもう20年。しかし皆でアイディアを出し合い、一緒にアルバムを作っていくという姿勢は変わらないとサイモンは言う。今回スタジオに入るとき、プロデューサーのギャヴィン・モナハンは王道のオーシャン・カラー・シーンのアルバムを作りたいと意気込んでいたらしく、それによってバンドも本作の具体的な方向性を見出せたとスティーヴは語っている。そして王道ロックの継承者として右に出る者がいない彼らは予想通り、いやむしろ予想以上に素晴らしい作品を生み出したのである。

サイモン&ガーファンケルからモット・ザ・フープル、ヴィヴァルディからサイケ・ポップ、ブギー・ロックから生粋のモッズ魂までが見え隠れする幅の広さを見せ付ける本作。名スタジオで知られるロックフィールドで夏の6週間をかけてレコーディングを行い、そこでのリラックスした雰囲気も随所感じられる。まだまだ人生は楽しんでいたいし、まだまだヤンチャなままでいたい。そんなロック魂が響く、バンド史上最高の傑作がここに誕生。

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PCD-93323 Dear God, I Hate Myself
2010.02.04

2008年6月の来日公演でも圧倒的なライヴ・パフォーマンスでオーディエンスの度肝を抜いた鬼才ジェイミー・スチュワート率いるシュシュによる待望の新作フル・アルバム! 前作『ウィメン・アズ・ラヴァーズ』同様、ディアフーフのグレッグ・ソーニアとの共同プロデュース。

新メンバーにアンジェラ・ソ(ピアノ、シンセ、ドラム・プログラミング)を迎えている他、来日時の素晴らしい演奏も記憶に新しいドラマーのチェズ・スミスも全面参加、ティンパニやコンガといった打楽器ばかりでなく、ムーグシンセまで持ち込んでいる。アルバム・タイトル曲をはじめとした4曲にはニンテンドーDSが効果的に使用されるなど、緻密に構築された独創的なゴシック・ポップ・サウンドが素晴らしく、スチュワートの歯に衣着せぬ強烈な歌詞とヴォーカルも相俟って引き込まれずにはいられない。

シュシュについて書かれた文章のほとんど全てで目にするのは「容赦ない」とか「冷酷な」といった言葉だ。揺るがない視線が私たちの生の詳細にわたって注がれるときに「真実」の前に立ち現れるのと同じ言葉。音楽の中心的な主題を公正に記述するなら、それはシュシュのニュー・アルバム『ディア・ゴッド、アイ・ヘイト・マイセルフ』の12曲を作るのに取り入れられた、緻密で複雑で美しいアプローチと矛盾するようにも見える。

シュシュの過去作を通じて一貫している最大の要素は、率直さと発展性である。それは『ディア・ゴッド、アイ・ヘイト・マイセルフ』においてもあてはまるもので、このアルバムは、責任や恐れや癒しや社会的な役割に目を向け、濃厚なゴシック・ポップにくるんでいる。そのサウンドはやはりシュシュ独特のものだが、ジェイミー・スチュワートのヴォーカルは、繊細さに満ちたメロディとシュシュの新作ならではの期待に応える明瞭な音楽言語と組み合わさって、ついに無理がないものに聴こえる。その結果生まれたのは、アートがポップになりうること、ポップが自分の内面を見つめることを促し得ることを証明するレコードである。

フルタイムのバンドメンバーとなったアンジェラ・ソ(ピアノ、シンセ、ドラム・プログラミング)がスチュワートに加わり、プロダクションはジェイミー自身とディアフーフのグレッグ・ソーニアが担っている。彼らは『ディア・ゴッド、アイ・ヘイト・マイセルフ』の成熟したサウンドを一緒に作り上げ、そのゴスとポップの要素は、多くの素晴らしいミュージシャンたちによって見事に演奏されている。ソーニアと同様、チェズ・スミス(ジョン・ゾーン、テリー・ライリー、マーク・リボー)もレコードの多くの部分で演奏しており、ティンパニやコンガやムーグの他にも幅広い楽器を持ち込んでいる。ディアフーフのジョン・ディートリックは、伝承歌「Cumberland Gap」のカヴァーで全面参加しているし、スチュワートによる悲嘆と治癒への頌歌「This Too Shall Pass Away (for Freddy)」では、インマクラータ・カソリック・スクール・オーケストラまでもが参加している。任天堂DSを主として作られた4曲のうちの1曲であるタイトル曲「Dear God, I Hate Myself」は、信仰と絶望の関係を探り、音楽自体の奇妙なサウンドが多層的な注釈をもたらしている。

シュシュの新作は常に、ジェイミー・スチュワートとその周辺の人々の生に寄り添うように発展してきた。このレコードには、これまで以上の緊張感と内省が見出せるが、音と歌詞の両面においては前進を続け、微妙に新しい視点も伴っている――一点集中でありながら、外側で大きな絵が広がっていることにも気付いているような。レコードのペースは聴く者を捉えて離さない。音楽は幾層にもわたるディテールを示し、テーマは単に過去と現在に留まらず、未来の黄昏をも暗示している。『ディア・ゴッド、アイ・ヘイト・マイセルフ』は、自分の内面を見つめることを促し、強いることすらするが、それは音楽に没入した後の話だ。この音楽は激しく、エネルギーに溢れ、心を揺さぶる。

『ディア・ゴッド、アイ・ヘイト・マイセルフ』は、人文主義的なアートの美しい作品であり、発展し続けるシュシュの一連の聡明な音楽へ重要な一章を付け加えている。そして、本作は何の隣に並べても見劣りしない素晴らしいゴシック・ポップのレコードでもある。

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PCD-25108 Five American Portraits
2010.02.04

ザ・レッド・クレイオラWITHアート&ランゲージ2年ぶりのニュー・アルバム!
さすがメイヨ・トンプソンとしか言いようがない諧謔精神あふれる痛快作!

ザ・レッド・クレイオラWITHアート&ランゲージのニュー・アルバムは、タイトル通り5人(うち一人はアニメのキャラクター)のアメリカ人のポートレイトを言葉と音楽で表現したものだ。取り上げられている(やり玉に上げられている?)人物は……、ジョージ・ブッシュにジミー・カーターにジョン・ウェイン! さらに、それぞれの収録曲はボー・ディドリーの「ロードランナー」や「我が心のジョージア」、ローリング・ストーンズの「黒くぬれ」といった楽曲を下敷きにしているというじつに愉快な作品なのだ。レッド・クレイオラならではのねじれたポップ感覚がじつに痛快だ。「老いてますます盛ん」とはまさにこの人、メイヨ・トンプソンのためにあるような言葉だ。

参加ミュージシャン:ジーナ・バーチ、ジム・オルーク、トム・ワトソン他

◆ザ・レッド・クレイオラwithアート&ランゲージは、アートと音楽を結びつけ、『Kangaroo?』や『Corrected Slogans, Black Snakes』、そして『サイズ・トラップト・バイ・ライアーズ』といったすばらしいコラボレーションを遺している。

◆『ファイヴ・アメリカン・ポートレイツ』にはヘヴィ・メタル・バンド、ヴィクティムのアレックス・ダワーのドラミング、スリー・トラップド・タイガーズのトム・ロジャーソンのピアノ・ワーク、フランスの即興音楽の魔術師Qのサックスとトランペット・ワーク、スローヴンリーのトム・ワトソンのギター・ワーク、ジム・オルーク──彼のクレジットは列記するには長すぎる──によるベース・パート、メイヨ・トンプソンによるピアノ、ギター、ヴォーカル・ワーク、レインコーツのジーナ・バーチによるベースとヴォーカル・ワーク──『Kangaroo?』以来となるレッド・クレイオラ作品参加──をフィーチャーしている。

◆レッド・クレイオラはオーストリアのグラーツからイギリスのロンドンまで、インターナショナルな観客の前で『ファイヴ・アメリカン・ポートレイツ』を演奏し、絶賛されてきた。

「ザ・レッド・クレイオラwithアート&ランゲージは、ドラッグ・シティ・レコードと共同で『ファイヴ・アメリカン・ポートレイツ』をアナログ・レコード、コンパクト・ディスク、そしてデジタル・ダウンロードのフォーマットで提示する。

対象となっている5人は登場順に、ワーナー・ブラザーズのアニメのキャラクター、ワイル・E・コヨーテ、アメリカ合衆国のかつての大統領のジョージ・W・ブッシュとジミー・カーター、俳優ジョン・ウェイン、アーティストのアド・ラインハートである。

言葉と音楽で表現される彼らのポートレイトがみんなの心のホールに展示される。彼らの容貌が、おなじみで特徴のある音楽(クレジットをご参照ください)を背景に描写されるという形で。」

the Drag City Press Release

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PCD-24243 Best Off
2010.02.04

2004 年に惜しくも他界してしまった奇才フランス人女性アーティスト、リジー・メルシエ・デクルーのベスト・アルバム!

アヴァン・ロックとワールドビート両方のパイオニア的存在だったリジー・メルシエ・デクルー。そのユニークな音楽的変遷を捉えた2006 年編集のベスト・アルバム。
ファースト・アルバム『プレス・カラー』(1979 年)から5th アルバム『サスペンス』までのなかからバランスよくセレクトされ、さらに、1995 年に録音しつつもお蔵入りとなっていたアルバムからの3 曲を含む全21 曲を収録。どこまでも自由な歌声に胸をときめかせつつ、早すぎたその死を悼みたい。

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