リリース情報

Red Barked Tree
WIRE
Red Barked Tree
ワイアー
『レッド・バークト・トゥリー』
2011/02/02
CD
PCD-93382
定価:¥2,300+税
レーベル: Pink Flag
解説付 歌詞付 対訳付 ※解説:大鷹俊一 ※歌詞対訳:清成晋太郎

結成から30年を超えて今なお、その歩みを止めない不滅のポスト・パンク・レジェンド、ワイアーによる最新最強のニュー・アルバム!

コリン・ニューマンの冷たいヴォーカルとノイズギター、グレアム・ルイスのずしりと重いベース、淡々と精確にリズムを刻むロバート・グレイのドラム、さらにはエレクトロニクス音が緻密に重ね合わされ、メロディアスかつアンビエント、ポップかつ曖昧模糊としたワイアーならではの魅力的なサウンドを生み出している。

その時々の類型的なパンクやロックからすり抜け、分かりやすいカテゴライズを拒絶しながら自在に変化していく、いい意味で掴みどころのないワイアーらしさが全開になっているアルバム。「ロックでなければ何でもいい!」という名言の原点がここに再び見て取れる。

バックカタログが新しい創作物よりも売れてしまい、新人たちが自分たちの親のレコード・コレクションにちょっと塗り足したような音で名声を得たりする時代にあって、何十年も活動してきたのにも関わらず、自らの輝かしい過去の録音と何ら遜色のなく重要で今日的な新作を作ろうとすることを厭わず、しかもそれが実際に可能なバンドには滅多にお目にかかれない。ワイアーはそういうバンドであり、『レッド・バークト・トゥリー』で彼らは、自分たちの歴史的な作品群がいまそうであるように、30年後になっても説得力を持って聴こえるようなステートメントを示すことに成功したのかもしれない。

『レッド・バークト・トゥリー』は、ワイアーのこれまでの作品ではややもすると欠けていた叙情性を再び呼びさまし、過去数年の広範囲にわたるツアーから活性化されたライヴ・パフォーマンスのエネルギーをも取り戻している。

『レッド・バークト・トゥリー』は、コリン・ニューマンとグレアム・ルイスとロバート・グレイの切り詰めた編成で、ゲストを迎えることなく、ほぼ2010年の間に構想され、曲が書かれ、録音された。聖歌のような「Adapt」からハンマーを振り下ろすようなアートパンクの「Two Minutes」まで、アルバムはパレットいっぱいの幅広いスタイルとニュアンスを内包しており、それこそはワイアーが常に、パステルカラーのポップ・マニアにも切っ先鋭いアヴァン・ロッカーにも愛されてきた理由なのだ。

ワイアーが作るものは何であれワイアーの音楽であり、これがバンドの ワイアーは自分たちの美学的な本質について不可知論的な立場を取り続けてきたが、それはいつでも聴いてすぐにそれと分かるものであり、彼らの雑多な作品群の全てにおいてはっきりと現れていた。恐らくこの謎は『レッド・バークト・トゥリー』を前にして暴かれるであろう。

  • DISC 1
  • 1. Please Take
  • 2. Now Was
  • 3. Adapt
  • 4. Two Minutes
  • 5. Clay
  • 6. Bad Worn Thing
  • 7. Moreover
  • 8. A Flat Tent
  • 9. Smash
  • 10. Down To This
  • 11. Red Barked Trees

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