ジャンル: BOOKSリリース情報
ISBN-978-4-910511-30-6 別冊ele-king VINYL GOES AROUND presents RARE GROOVE──進化するヴァイナル・ディガー文化
2022.10.21
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ディガー待望の一冊、2022年だからこそレアグルーヴを特集する!
2020年代になり世界各地でじわじわと盛り上がっている「レアグルーヴ」。ヴァイナル・ブームとあいまって、まさにいまや「レアグルーヴ」の時代。ディガー待望の「レアグルーヴ」特集です!
DJや著名ディガーのインタヴューにディスクガイド、様々な切り口の記事を通し、「レアグルーヴ」の背景や歴史、その現在に光を当てます。
インタヴュー:MURO/Jazzman Gerald/橋本徹
レアグルーヴ・クラシック・ディスクガイド130選/ランダム・ラップやモダン・ソウルの代表盤紹介/〈Tribe〉レーベルやウェルドン・アーヴィンの基礎知識/ヒップホップとサンプリング文化/70年代音楽が90年代以降のクラブ・ミュージックに与えた影響/コンピレーションの果たした役割/レコード・カッティング・レポートなど、盛りだくさん!
目次
[インタヴュー]
MURO (原田和典)
ジャズマン・ジェラルド (原田和典)
橋本徹 (原田和典)
イハラカンタロウ (VINYL GOES AROUND+編集部)
[ディスクガイド]
レアグルーヴ必聴盤130選
(橋本真志、B.V.J.、DJ Pigeon、TOMITA、CHINTAM、秋葉裕介、DJ Yama、長澤吉洋、マサキオンザマイク、水谷聡男、山崎真央)
[ビッグ・レガシー]
ウェルドン・アーヴィン (若杉 実)
トライブ (若杉 実)
[レア盤探勝]
ランダム・ラップの10枚 (DJ BUNTA)
モダン・ソウルの20枚 (Mr. Disco Kid)
[コラム]
ヒップホップとレアグルーヴ (小渕 晃)
クラブ・ミュージックとレアグルーヴ (小川 充)
レアグルーヴとシティ・ソウル (小渕 晃)
レアグルーヴ・コンピレーション10選 (小川 充)
最近のサンプリング事情 (金澤寿和)
書籍『ヴァイナルの時代』を紹介する
Tax Scamレコードとは (葛原大二郎)
日本コロムビアの技師に聞くカッティングの神髄
[エッセイ]
力をくれた2枚のレコード (大塚広子)
米国の若きDJが綴る、レコード・ディギングの思い出 (グレッグ・ナイス)
[アフタートーク]
そもそもVINYL GOES AROUNDって何?
執筆者紹介
ISBN-978-4-910511-28-3 看護師に「生活」は許されますか 東京のコロナ病床からの手記
2022.10.19
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現役看護師がコロナ禍で見つめた葛藤の日々
「新興感染症はいつも、医療従事者への差別とセットだ」
平穏だった日常はやがて逼迫する状況に押し流される──ささくれ立つ心、SNSや報道へのとまどいと動揺、恋人や家族への不安、医療現場の崩壊、そして自身も感染
Covid-19、通称新型コロナウイルス感染症、その最前線を経験した現役の医療従事者が思いを綴った手記!
目次
はじめに
第1章 差別
第2章 恋愛
第3章 組織
第4章 感染
第5章 医療崩壊
第6章 記憶
終章
あとがき
ISBN-978-4-910511-25-2 インディ・ゲーム新世紀ディープ・ガイド──ゲームの沼
2022.09.28
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この楽しみを知らないのはもったいない!
最前線を切り拓くユニークな名作たちをテーマ別に紹介
独創的な想像力を発揮し、多くの魅力的なタイトルを生み出してきたインディ・ゲーム。
そのなかからぜひともプレイしておきたい名作を9つのテーマのもとに厳選、気鋭の執筆者たちによる深いレヴューとともに紹介する。
インディ・ゲームがどのように現実社会を映し出してきたかもわかる、画期的ガイドブック。
執筆陣:
田中 “hally” 治久/今井晋
徳岡正肇/洋ナシ/櫛引茉莉子/木津毅/松永伸司/葛西祝/藤田祥平
近藤銀河/野村光/古嶋誉幸/山田集佳
田中 “hally” 治久 (たなか・はりー・はるひさ)
ゲーム史/ゲーム音楽史研究家。作編曲家。主著/監修に『チップチューンのすべて』『ゲーム音楽ディスクガイド』『インディ・ゲーム名作選』。ゲーム音楽では『ブラスターマスターゼロ』等に参加。レトロ好きなのにノスタルジー嫌いという面倒くさいインディ者。
今井晋 (いまい・しん)
IGN JAPAN 副編集長。2010年頃からゲームジャーナリスト、パブリッシャー、リサーチャーとして活動。世界各国のインディーゲームの取材・インタビュー・イベントの審査員を務める。
目次
序文(田中 “hally” 治久)
第1章 戦争 (キュレイター:徳岡正肇)
第2章 インターネットと現代社会 (キュレイター:洋ナシ)
[コラム]現実の社会や政治を “想像” させるインディーゲームたち(葛西祝)
第3章 歴史 (キュレイター:徳岡正肇)
第4章 フェミニズム (キュレイター:櫛引茉莉子)
第5章 LGBTQ+ (キュレイター:木津毅)
[コラム]インディーゲームにおけるDIY精神とトキシックなコンテンツの関係(今井晋)
第6章 音楽 (キュレイター:田中 “hally” 治久)
[コラム]インターネットの音楽から影響を受けたインディーゲームの世界観(葛西祝)
第7章 アート (キュレイター:松永伸司)
第8章 アニメ (キュレイター:葛西祝)
第9章 文学 (キュレイター:藤田祥平)
[コラム]近年のゲームが持つローカル・アイデンティティ──地域性に根ざした多様な表現(徳岡正肇)
索引
執筆者プロフィール
ISBN-978-4-910511-27-6 90年代ディスクガイド──USオルタナティヴ/インディ・ロック編
2022.09.28
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オルタナティヴはあのとき、ここではじまった
グランジ、オルタナ、ポストロックから音響派へ
USインディ・シーン激動の10年をたどる550枚のアルバムガイド
特別インタヴュー:EY∃(ボアダムス)、出戸学(オウガ・ユー・アスホール)
執筆:アート倉持、天井潤之介、天野龍太郎、岩渕亜衣、木津毅、澤田裕介、寺町知秀、村尾泰郎、畠中実、松村正人
前書き
Early 90s 1990-1993 90年代初期
Interview EY∃(ボアダムス) 90年代とオルタナティヴの極私的背景
Mid 90s 1994-1996 90年代中期
Late 90s 1997-1999 90年代後期
Interview 出戸学 2000年代以後の観点から考察する90年代USオルタナティヴの諸相
Index 索引
ISBN-978-4-910511-24-5 ヴァイナルの時代──21世紀のレコード収集術とその哲学
2022.09.14
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レコード・コレクティングの教科書!
21世紀のいま、レコードは特別な価値を持つに至った──
レアグルーヴ、モダン・ソウル、スピリチュアル・ジャズ、ランダム・ラップ、ブギー、ニューエイジ、アート・パンク、サイケデリック……
本書は、インターネット時代におけるレコード収集のテクニックからコレクターに人気のジャンル/サブジャンルの解説、およびレコード収集の哲学や社会学まで網羅する。
世界最大規模のオンライン・レコード店〈カロライナ・ソウル〉のマーケティング・ディレクターによる、21世紀のレコード・コレクティングの教科書。
(本書より)
ヴァイナル・レコードは魔法の商品だ。銅やコーヒーのように日々売り買いされるにも関わらず、レコードの真価は常に現金価格を上回る。現在のヴァイナルの収集家はこれまで以上に、自らの所有するレコードに対し深くスピリチュアルな、知的な、エモーショナルな意味合いを付与している。ヴァイナルを愛する者の心と精神の中において、一枚のレコードは決して単なる「引っ掴み、引っくり返す」ための「ちょっとした名も無きオブジェ」ではない。むしろ、レコードはアルバート・アイラーが「宇宙を癒すフォース」と呼んだものを内に宿す存在だ。
Max Brzezinski / マックス・ブレジンスキー
カロライナ・ソウル社のマーケティング・ディレクター。デューク大学で英語モダニズムの博士号を取得、以前はウェイクフォレスト大学の英語教授を務めていた。文学エッセイと批評は「Novel」と「The Minnesota Review」に、音楽批評は「Dusted」誌に掲載。長年DJとして活躍し、カロライナ・ソウルのラジオ放送の司会を毎月務めている。ノースカロライナ州ダーラム在住。
Carolina Soul / カロライナ・ソウル
ノースカロライナ州ダーラムに本拠を置く〈カロライナ・ソウル〉は、世界最大の高級レコード販売店の一つであり、ダーラムのダウンタウンにある実店舗とオンラインの活発なレコード・コミュニティで広範囲に存在感を示し、週に1000枚以上を動かしている。Instagramではカルト的な人気を誇り、月間150万人のユニークリスナーを持つオンラインラジオ局、NTSでは長時間のラジオ番組が放送されている。
坂本麻里子 / さかもと・まりこ
1970年東京生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。ライター/通訳/翻訳として活動。訳書にイアン・F・マーティン『バンドやめようぜ!』、コージー・ファニ・トゥッティ『アート セックス ミュージック』、ジョン・サヴェージ『この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも』、マシュー・コリン『レイヴ・カルチャー』、ジェン・ペリー『ザ・レインコーツ』など。ロンドン在住。
目次
前書き
始めに──今、なぜヴァイナルなのか?
CHAPTER 1 レコード・ゲームの遊び方
CHAPTER 2 収集のメソッドをはぐくむ
CHAPTER 3 コレクター向けジャンルおよびサブジャンル解説
CHAPTER 4 レコード収集の政治学
CHAPTER 5 レコードを経験しよう
結び──我々の時代の雲行きにマッチしたレコード
謝辞
索引
註
付表1:カロライナ・ソウル店のジャンル別売り上げトップ作品
付表2:州別人気ジャンル
付表3:国別人気ジャンル
ISBN-978-4-910511-26-9 新世代ホラー2022
2022.09.07
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いま注目のホラー監督を一挙紹介!!
この夏、続々と公開される新時代のホラー映画!
鬼才ジョーダン・ピールをはじめ、いま注目のホラー作家たちをまとめて紹介!!
■2022話題の新作紹介
『女神の継承』(『哭声/コクソン』のナ・ホンジン原案・プロデュース)
『ザ・ミソジニー』(『リング』『霊的ボルシェビキ』の高橋洋監督)
『哭悲』(世界が戦慄した容赦なきエクストリーム・ホラー)
『X エックス』『ブラックフォン』(現在最重要プロダクション「A24」新作)
『戦慄のリンク』(「Jホラーの父」鶴田法男監督による中国ホラー)ほか
■インタヴュー
高橋洋(『ザ・ミソジー』『恐怖』『霊的ボリシェビキ』(監督)『リング』(脚本))
佐々木勝己(『真・事故物件/本当に怖い住民たち』)
■最新ホラー監督名鑑
ジョーダン・ピール、ジェームズ・ワン、アリ・アスターをはじめ現在注目のホラー作家を一挙紹介!
■執筆陣
伊東美和/氏家譲寿(ナマニク)/片刃/児玉美月/後藤護/高橋ヨシキ/てらさわホーク/中原昌也/はるひさ/ヒロシニコフ/真魚八重子/丸屋九兵衛/三田格/森本在臣/柳下毅一郎/山崎圭司
目次
巻頭特集 新世代ホラーの旗手 ジョーダン・ピール
・FILM REVIEW 『ゲット・アウト』(高橋ヨシキ)/『アス』(後藤護)
・作家論 ジョーダン・ピールと陰謀論の導入(三田格)
コラム
ブラック・ホラーの系譜(丸屋九兵衛)
特集 2022年夏の新作
『哭悲/SADNESS』(ヒロシニコフ)
『女神の継承』(真魚八重子)
監督名鑑 ナ・ホンジン(真魚八重子)
『ザ・ミソジニー』(柳下毅一郎)
高橋洋インタヴュー(取材:柳下毅一郎)
『戦慄のリンク』(森本在臣)
『ブラック・フォン』(山崎圭司)
監督名鑑 スコット・デリクソン(山崎圭司)
『X エックス』(伊東美和)
監督名鑑 タイ・ウェスト(伊東美和)
コラム
「アートハウス・ホラー」──A24の快進撃(伊東美和)
重要ホラー映画プロダクション(ヒロシニコフ)
新世代ホラー監督名鑑
ジェームズ・ワン(高橋ヨシキ)
ロブ・ゾンビ(高橋ヨシキ)
イーライ・ロス(てらさわホーク)
ブランドン・クローネンバーグ(森本在臣)
アリ・アスター(後藤護)
ジュリア・デュクルノー(真魚八重子)
マイク・フラナガン(氏家譲寿(ナマニク))
アダム・ウィンガード(氏家譲寿(ナマニク))
ジョコ・アンワル(氏家譲寿(ナマニク))
リー・ワネル(氏家譲寿(ナマニク)
サイモン・バレット(氏家譲寿(ナマニク))
ケヴィン・コルシュ& デニス・ウィドマイヤー(氏家譲寿(ナマニク))
S・クレイグ・ザラー(中原昌也)
アナ・リリ・アミリプール(氏家譲寿(ナマニク))
ジェニファー・ケント(はるひさ)
ロバート・エガース(氏家譲寿(ナマニク))
ソニー・ラグーナ(氏家譲寿(ナマニク))
ジェイソン・レイ・ハウデン(片刃)
テッド・ゲーガン(ヒロシニコフ)
ブライアン・ポーリン(ヒロシニコフ)
ジョー・ベゴス(ヒロシニコフ)
ソスカ姉妹(ヒロシニコフ)
RKSS(Road Kill Super Star)(ヒロシニコフ)
アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ(はるひさ)
ジョー・リンチ(はるひさ)
オネッティ兄弟(森本在臣)
パノス・コスマトス(片刃)
ロバート・ホール(ヒロシニコフ)
トミー・ウィルコラ(はるひさ)
ドリュー・ボルディック(ヒロシニコフ)
デヴィッド・ブルックナー(片刃)
アダム・グリーン(はるひさ)
ライアン・ニコルソン(ヒロシニコフ)
マーカス・コッチ(ヒロシニコフ)
ジェシー・T・クック(ヒロシニコフ)
フレッド・ヴォーゲル(ヒロシニコフ)
ジャフ・リロイ(ヒロシニコフ)
INTERVIEW 佐々木勝己(取材:ヒロシニコフ)
FILM REVIEWS
『キャビン』(後藤護)
『クワイエット・プレイス』(森本在臣)
『スクリーム(2022)』(山崎圭司)
『テルマ』(児玉美月)
『ラストナイト・イン・ソーホー』(森本在臣)
『ドント・ブリーズ』(森本在臣)
『ジェニファーズ・ボディ』(氏家譲寿(ナマニク))
『バクラム 地図から消された村』(片刃)
『パージ(シリーズ)』(森本在臣)
『ファブリック』(片刃)
『THRESHOLD』(森本在臣)
『マニアック・ドライバー』(森本在臣)
コラム お薦め配信作品10選(はるひさ)
ISBN-978-4-910511-23-8 生きるために死ね──死とロックをめぐるアメリカ紀行
2022.08.29
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シド・ヴィシャス、ジェフ・バックリィ、カート・コバーン……ロック・スターの死が私たちにもたらすものとは何か
ロック・スターの死に場所をめぐる旅──現代アメリカを代表するロック・ライターの代表作がついに翻訳!
ロック・スターたちの死に場所を訪ね、愛と死の意味を探求するアメリカ横断の物語。
墓地でコカインを吸引し、豆畑の中を半マイル歩く。KISSのソロ・アルバムとロッド・スチュワートのボックス・セットを聴く。フランツ・カフカを愛するウェイトレスと会話し、4人の女性たちとKISSのメンバーについて考えを巡らせる。
レディオヘッドの『キッドA』が911の同時多発テロ事件を予言しているとして、物議をかもした一節も含む問題作!!
目次
初日の前日 ニューヨーク→死んだ馬→何も求めちゃいない人たち
初日前夜 困惑→構築→公表初日前夜
一日目 ダイアン→ヒッピー→イサカ→ハンド・オブ・ドゥーム
二日目 会話→自己回帰的精神障害→オネスティ・ルーム→ヤッツィー・ゲームで勝つ方法
三日目 火事→メタル→ドラッグ→絶望→Q
四日目 クレイジー→イン→ラヴ
五日目 ブレーキ・ダウン→ダウンタウン→ディア・カタストロフ・ウェイトレス
六日目 ロサンゼルス→氷河期が来る、氷河期が来る→何が興味深いのかということの意味
七日目 氷→蛇→神→アーカンソー
八日目 コービー→ニコ→リジー→ナッシュヴィル
九日目 ベルボトム・ブルーズ→起きるはずがないのに起きたこと→川、道、南部→棒高跳びの夏→悪魔は生きている
十日目 アイオワへ→偶然の結果→僕の忘れていた生活
十一日目 あっという間に思いがけない着陸をする飛行機→嘘のなかの真実→不安だ、僕はいつでも恋をしている
十二日目 「スロー・ライド」vs「フリー・ライド」
十三日目 レノーア→眼鏡をめぐる状況→なぜかライアン・アダムス
十四日目 鹿を安楽死させる方法→「アップ・ノース」→可哀想な、あまりに可哀想なヘレン→幸運を独り占めする奴がいる
十五日目 マストドン
十六日目 「これから谷ではみんな盛り上がり、ソルト・レイク・シティではみんなボロボロになる。そこの警察は自分たちの知っていることを認める気がないからだ。でも彼らは知っているはずだ。ああいうことをやったのは僕ではないと知っているはずなのだ」
最終日前日 だから俺たち若死にだ→アルビノ、混血→「チェーンソーで優しくファックして」
最終日 〇・〇八
謝辞
ISBN-978-4-910511-22-1 反=恋愛映画論──『花束みたいな恋をした』からホン・サンスまで
2022.08.25
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恋愛映画が苦手だった──
社会の中で変化し、多様化してきた恋愛という営み、それをつねに反映してきた数々の恋愛映画
無声映画時代の名作から最新の話題作まで縦横無尽に語り合う、一風変わった恋愛/映画論!
目次
反=恋愛映画宣言(佐々木敦)
「映画の恋」と「映画への恋」(児玉美月)
第一章 リアリティと作為性――二〇一〇年代の日本映画
花束みたいな恋をした/寝ても覚めても/愛がなんだ/本気のしるし/宮本から君へ/きみの鳥はうたえる/そこのみにて光輝く/彼女がその名を知らない鳥たち/溺れるナイフ/永い言い訳
第二章 多様化する恋愛像――二〇一〇年代の外国映画
キャロル/ハーフ・オブ・イット/はちどり/マリッジ・ストーリー/テイク・ディス・ワルツ/ロブスター/ラブストーリーズ/君の名前で僕を呼んで/ブルーバレンタイン/お嬢さん/ムーンライト
第三章 恋愛映画の巨匠?――ホン・サンス
逃げた女/それから/あなた自身とあなたのこと/川沿いのホテル/カンウォンドのチカラ/次の朝は他人
第四章 クリシェとそれを超えるもの――キラキラ青春映画
君の膵臓をたべたい/四月は君の嘘/恋と嘘/好きっていいなよ。/今日、恋をはじめます/オオカミ少女と黒王子/orange-オレンジ-/殺さない彼と死なない彼女/私がモテてどうすんだ/かぐや様は告らせたい
第五章 肉体と精神/リアルとフィクション――ドロドロ性愛映画
(秘)色情めす市場/愛のコリーダ/火口のふたり/愛の渦/性の劇薬/ニンフォマニアック/トーク・トゥ・ハー/倦怠/ラブバトル/アイズ ワイド シャット
第六章 「恋愛/映画」に惹かれるもの――オールタイム・ベスト恋愛映画・日本編
乱れ雲/悶絶!!どんでん返し/ドレミファ娘の血は騒ぐ/トカレフ/あなたがすきです、だいすきです/2/デュオ/unloved/ともしび/ある優しき殺人者の記録/れいこいるか/カルメン純情す/美しさと哀しみと/風たちの午後/戦場のメリークリスマス/undo/渚のシンドバット/贅沢な骨/blue/Dolls/NANA
第七章 「恋愛/映画」に惹かれるもの――オールタイム・ベスト恋愛映画・海外編
天国は待ってくれる/忘れじの面影/心のともしび/突然炎のごとく/白夜/ママと娼婦/カルメンという名の女/牯嶺街少年殺人事件/トロピカル・マラディ/アンナと過ごした4日間/都会の女/13回の新月のある年に/ポンヌフの恋人/ブエノスアイレス/ピアニスト/ドリーマーズ/恍惚/スプリング・フィーバー/詩人の恋/燃ゆる女の肖像
第八章 恋愛映画の現在――二〇二二年の新作
アネット/イントロダクション/あなたの顔の前に/チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい/愛なのに/猫は逃げた/TITANE チタン/リコリス・ピザ
恋愛映画崩壊前夜(児玉美月)
恋愛映画から遠く離れて(佐々木敦)
ISBN-978-4-910511-21-4 ele-king vol.29
2022.06.28
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特集:フォークの逆襲──更新される古き良きモノたち
巻頭インタヴュー:ビッグ・シーフ
インタヴュー:マリサ・アンダーソン、キャロライン、スティック・イン・ザ・ホイール、ローラ・キャネル、ランカム
特別インタヴュー:ベル&セバスチャン
もっとも古い民衆の音楽、いま広がるフォークの時代、
ネットでは読めない貴重なインタヴュー、歴史やシーンの概説~コラム、そしてディスクガイド
※増ページ特別価格
contents
revenge of folk
フォークの逆襲──更新される古き良きモノたち
●それは “金のかからない音楽” である by 松山晋也
[interview] Big Thief
ビッグ・シーフ──世界は変わっても、変わってはならないもの by 木津毅
[interview] Marisa Anderson
マリサ・アンダーソン──旅路の彼方に by 野田努
●概説アメリカーナ by 松村正人
●フリー・フォーク──ゼロ年代のニュー・ウィアード・アメリカとは何だったのか by 野田努
●それはいまも進化している by 岡村詩野
●歌い継がれる生 by 木津毅
●女性アーティストたち by 岡村詩野
[interview] caroline
キャロライン──美しくスローな黄昏 by 野田努
●英国フォークの復興と新世紀 by 松山晋也
[interview] Stick In The Wheel
スティック・イン・ザ・ホイール──労働者階級の声としてのフォーク by 松山晋也
●UKウィアード・フォーク by ジェイムズ・ハッドフィールド(James Hadfield)
[interview] Laura Cannell
ローラ・キャネル──縦笛とヴァイオリン、その時空超えのあらすじ by 野田努
●インディっぽいブリティッシュ・トラッド10枚 by ジョン・ウィルクス(Jon Wilks)
[interview] Lankum
ランカム──アイルランドの伝統と実験 by 松山晋也
■ディスクガイド by 松山晋也、木津毅、松村正人、小林拓音、小川充、岡村詩野、野田努
[interview] Belle and Sebastian
ベル&セバスチャン──いまも温かなグラスゴー・インディの魂 by 妹沢奈美
■ジャック・ケルアック生誕100年記念座談会 by マシュー・チョジック(Matthew Chozick)、水越真紀、野田努
アート・ディレクション&デザイン:鈴木聖
ISBN-978-4-910511-20-7 分断された天 スラヴォイ・ジジェク社会評論集
2022.06.22
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無秩序と混迷の時代、その出口とは?
この腐った世界で、真にラディカルであるために。
──斎藤幸平(『人新世の「資本論」』ほか)
ドナルド・トランプ、ジョー・バイデン、バーニー・サンダース、ウラジーミル・プーチン
ジュリアン・アサンジ(ウィキリークス)、グレタ・トゥーンベリ
ブレグジット、黄色いベスト運動、雨傘運動、中東紛争とパレスチナ闘争、そしてコロナ禍──
『パンデミック』シリーズで大きな注目を集めた
スロヴェニアの知の巨人が、激動する現代を斬る!
目次
序章 それでもこの状況は「大好」なのか
第一章 サウジアラビアへのドローン攻撃は、本当にゲームチャンジャーか
第二章 クルディスタンを荒廃させたのは誰か
第三章 我々の楽園にある種々の厄介
第四章 アサンジとコーヒーを飲むことの危険性
第五章 クーデターの解剖──民主主義と聖書とリチウムと
第六章 チリ―新しいシニフィアンに向けて ニコル・バリア‐アセンジョとスラヴォイ・ジジェク
第七章 左派労働党の敗北──検死の試み
第八章 そうだ、ユダヤ人差別は健在だ──だが、どこで?
第九章 完全に理にかなった行為。狂った世界の
第十章 イラン危機の勝者と敗者
第十一章 本当にアメリカの道徳的リーダーシップは失われたのだろうか? 合衆国が四大勢力制になりつつある現状
第十二章 ほどほどに保守的な左派を求める嘆願
第十三章 アマゾンが燃えている──だから何?
第十四章 同情ではなく、ラディカルな変化を
第十五章 トランプ対ラムシュタイン
第十六章 恥の日だ。まったく!
第十七章 民主主義の限界
第十八章 COVIDの絶望という勇気
第十九章 トランプの床屋のパラドクス
第二十章 トランプをその概念において亡き者にする方法
第二十一章 民主主義の再生? ジョー・バイデンじゃ無理!
第二十二章 情勢と選択
第二十三章 「グレート・リセット」? ええ、お願いします──でも、本当のやつを!
第二十四章 コロナ禍のキリスト
第二十五章 最初は茶番、それから悲劇?
第二十六章 トランプの最大の背信は何か
第二十七章 ジュリアン・アサンジ、君に捧げる
第二十八章 バイデン、プーチンの魂について語る
第二十九章 階級差別に抵抗する階級闘争
第三十章 「死ぬまで生きねば」 パンデミック下の〈生〉について、ラムシュタインから知るべきこと
第三十一章 あるヨーロッパのマニフェスト
第三十二章 ストップしたのは、どのゲーム?
第三十三章 トンネルの先に光が見える?
第三十四章 三つの倫理的態度
第三十五章 パリ・コミューンから百五十年
第三十六章 なぜ私はまだ共産主義者なのか
監修者解説 ジジェクの現状分析──「分断された天」と「ラディカルな選択」(岡崎龍)