リリース情報

Piano Blue
SUMITO "ARIYO" ARIYOSHI
Piano Blue
有吉須美人
『ピアノ・ブルー』
2017/03/15
CD
PCD-93999
定価:¥2,300+税
解説付 歌詞付 ※2017年リマスター盤

これがアリヨ。まるでアリヨ。この音に手足がついて、時々メシを食う。それがアリヨ。ホントだよ。
――甲本ヒロト

アリヨの愛称でシカゴのブルースマンたちが認めた初めての日本人ブルース・ピアニストであり、ブルース・ハープの筆頭ビリー・ブランチのグループ、ザ・サンズ・オブ・ブルースでの活動でも知られる有吉須美人。シカゴ・ブルース・ピアノの第一人者として、いまやアメリカだけでなくヨーロッパでも名を馳せるまでになった彼が1998年に発表したリーダー・アルバムが待望の再リリース!

シカゴ・ブルース・ピアノを現地シーンで追求しているアリヨこと有吉須美人。その初リーダー・アルバムとなる本作は、長らく品切れ状態になっていため、新たなファンの間で幻の名作とさえ言われていたものだ。シカゴ・バンド・ブルースからバラード、さらにジャイヴ、ファンキーまでと、ヴァラエティに富んだ構成となっているが、まずは何といっても、左手の強靭さと右手の華麗さがあってこそ成り立つブギ・ピアノへのこだわり、を良しとしたい。有吉はソロ、ギターとのデュエット、バンド・サウンドで独自のスウィング感をもってそれが何たるかを追求する。

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ピアノの鍵盤越しに名刺を手渡すジャケットの写真は、初めてのリーダー・アルバムには絶対これでと、1988年にビザの問題で帰国を余儀なくされた頃からの有吉の構想だった。

シカゴで実際に使っていた名刺にこだわったのは、1983年夏に初めて渡米した有吉が、英語も分からず何のコネもない中、少しずつクラブやミュージシャンらに認知されはじめ、有名バンドに雇われ、信頼できる仲間ができ、ピアニストとして自立していく期待と決意を象徴するものだったからなのだ。

また、“For Booking”の“Tony”とは、有吉が1984年初頭にジミー・ロジャースのドラマーとして知り合い、すぐにルームメイトとなったトニー・マングイロ(Tony Manguillo/現Rosa’s Loungeオーナー)のこと。彼は英語初心者の有吉の代理人となるからと申し出てくれて、この名刺は二人の共用になったのだ。

このジャケットの写真には、有吉の失意の帰国後、夢物語になりゆくシカゴ時代、そのはじまりと終わりまでが凝縮されているのだ。

幸いにも、有吉は2001年に再渡米でき、現在はあの頃にはなかった自らへの揺るぎない確信と、ある程度の達成感を獲得するまでになった。だからこそ、あの頃の瑞々しい初心が懐かしくも切なくなるのだという。

 

  • DISC 1
  • 1. Ariyo's Stomp Part 1
  • 2. Lady Blue
  • 3. North Sheridan
  • 4. Hal's Boogie
  • 5. I'll Feel So Fine
  • 6. Baby Still I Love You
  • 7. Mix Down
  • 8. A-Rain
  • 9. Steal Away
  • 10. Ariyo's Boogie
  • 11. Windy City
  • 12. Jungle
  • 13. The Woman
  • 14. When Will You Release Me
  • 15. Kow
  • 16. Ariyo's Stomp Part 2

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