ジャンル: New Ageアーティスト情報
PCD-94040 The Tunnel and the Clearing
2021.05.19
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フランスの女性マルチ・インストゥルメンタリスト/ヴォーカリスト、コリーン、約 3年半ぶりとなるニュー・アルバム(通算第 7 作)。空中に浮かぶ不思議な星座のような、美しく心地よい傑作エクスペリメンタル・ポップ・アルバム。
■現在はスペインのバルセロナを拠点にしているフランスの女性マルチ・インストゥルメンタリスト/ヴォーカリスト、セシル・ショットのソロ・プロジェクト、コリーン。20 年にわたり、心地よく、魅惑的で、不可解な音楽を生み出してきた彼女の、約3年半ぶりとなる7thアルバム『ザ・タネル・アンド・ザ・クリアリング』。アナログ・エレクトロニクスで処理された、瞑想的で渦巻くオルガン、ステディなドラム・マシンのシンコペーション、独特の歌声で構成された、彼女の最ももろく、かつ確信に満ちたアルバム。
■オルゴールを主体にしたアルバムやトレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバをメインにしたものから、エレクトロニクスを中心にしたものまで、彼女の音楽は、夢のように現代的なクオリティを驚くほど共有している。『ザ・タネル・アンド・ザ・クリアリング』の制作の初期段階において、ショットはエルカ(Elka)の Drummer One、ローランドのスペース・エコー、モーグのシンセ、Grandmother といったアナログ電子楽器と、ヤマハのオルガン、厳選されたモーグのエフェクトの使用に限定した。この限られた楽器の選択は、ミュージシャンが最小限のツールで最大限の創造性を発揮することを求められたジャマイカやアフリカの音楽を長年にわたり聴いてきたことからインスピレーションを得たものだ。そして、驚くべきことに、『ザ・タネル・アンド・ザ・クリアリング』における深い感情の複雑さとテクスチャーの密度を、コリーンはほぼすべて生の演奏と加工によって獲得している。
■トンネルを抜けると、最後にはクリアになるという音楽の旅。『ザ・タネル・アンド・ザ・クリアリング』は明快な畏敬の念に満ちた作品である。
PCD-25300 プレ・コレオグラフド
2020.07.03
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パリを拠点とする若き奇才ピアニスト/作曲家:中野公揮。
音楽とダンスが密接だった時代へのサウダーヂを込めた4年ぶりのセカンド・アルバムは、
ソロ・ピアノを基調とした美しくイマジナティヴな大傑作!
リリースは今回もゴンザレスの名作『ソロ・ピアノ』等で知られるフランスの超優良レーベル
<NO FORMAT!>から。知性、感性、技巧が三位一体となった美しくも先鋭的な音世界は、現代音楽
ファンからアンビエント~エレクトロニカ・ファン、さらにはコンテンポラリー・ダンス・ファンまで必聴!
世界的チェロ奏者:ヴァンサン・セガールとのデュオによる1stアルバム『Lift』で鮮烈なデビューを飾ったパリの若き日本人ピアニスト/作曲家:中野公揮が、4年ぶりとなる2ndアルバムを完成。前作同様、ゴンザレス『Solo Piano』(’05) やアラ・ニ『ユー&アイ ~四季の歌』(’16) など、一貫した美意識で絶大な支持を得るフランスのレーベル<NO FORMAT!>からのリリースとなる。
『Pre-Choreographed(振り付けされる前の)』と題された本作は、音楽とダンスが社会的にとても近い状態にあった時代へのサウダーヂを込め、2020年の中野公揮のスタイルで、より自由にこれら2つのアートの融合を試みたという作品。人の肉体のしなやかさや優美さ、躍動感などを見事に感じさせるコンポジション、そして、ソロ・ピアノを基調としながらもエレクトロニカのような “”ノイズ””が不意に空間を揺さぶるなど、端正なだけに留まらない刺激を孕んだ音世界は、聴く者のイマジネーションを掻き立ててやまない。ダミアン・ジャレなど、中野が影響を受けたダンサー・振付家とのコラボレーションによる素晴らしいビデオクリップの数々も必見だ。














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