NEWS
ジム・オルーク(Jim O’Rourke)、昨年10.24の草月ホールにおける『Simple Songs』全曲LIVEの貴重な映像が公開!
2016.03.29
昨年10月、ジム・オルークが2日間にわたって開催したコンサート「two sides to every story」の映像が、スペースシャワーTV DAXのYouTubeチャンネルで公開された。
会場は赤坂・草月ホール。世界初公開のString Quartetや、1997年の『Bad Timing』全曲ライヴなど4つのプログラムで構成されたコンサートとなり、今回ご紹介するのは10月24日(土)の初日・第2部『Simple Songs』(2015年)の全曲ライヴでの模様だ。
ジムにとって13年半ぶりとなるヴォーカル・アルバムであり、最高傑作との呼び声も高いその世界観を、石橋英子(Key,P)や山本達久(Ds)といったお馴染みのメンバーの演奏で堪能できる貴重な一夜とあって、チケットは早々とソールド・アウト。ではさっそく、当日のハイライトとなった3曲のライヴ映像をご覧いただこう。
Jim O’Rourke – Hotel Blue @ Two Sides to Every Story: Sogetsu Hall|
故・若松孝二監督の映画『海燕ホテル・ブルー』(2012年)のために書き下ろした楽曲を、『Simple Songs』収録にあたってアレンジしたナンバー。ストリングスの流麗なメロディと、ジムのエモーショナルな歌声がぶつかる様は圧巻だ。
Jim O’Rourke – Last Year @ Two Sides to Every Story: Sogetsu Hall
ジム・オルークwith芸害など別名義のライヴでも度々インスト・バージョンとして演奏されていた、ファンには馴染み深い1曲。デレク・ベイリーからレッド・ツェッペリンまで愛する彼の「ギタリスト」としての腕前が遺憾なく発揮されている。
Jim O’Rourke – Therefore I Am @ Two Sides to Every Story: Sogetsu Hall
アンコールで披露され、この日最大のサプライズとなったのが、『Insignificance』(2001年)収録のこの名曲。アメリカ時代のジム・オルーク・バンドのリズム隊だったウィルコのグレン・コッチェ(Dr)と、USのアヴァン・ロックを牽引するダーリン・グレイ(B)、2人の豪華ゲストを迎えたパフォーマンスにはオルタナ・ファンならずとも歓喜の声を上げ、終演後のSNSでも話題騒然となった。ちなみに、ダーリンは翌日のJazz Trio and Big Bandセットにも登場。
【Saturday, October 24: “Simple Songs” Live Performance Set List】
01. Friends With Benefits
02. That Weekend
03. Half Life Crisis
04. Hotel Blue
05. These Hands
06. Last Year
07. End Of The Road
08. All Your Love
En. Therefore,I Am (with Darin Gray, Glenn Kotche)