B.B. KING B.B.キング

B.B.キング(B.B. KING)

1925年9月16日Indianola, Mississippi出身

本名ライリー・B・キング。1925年、ミシシッピ州インディアノーラ近くのイッタ・ベナに生まれる。(1943年にインディアノーラに移った。)幼少の頃より農場で働くかたわら教会でゴスペルを歌っていたが、成長するにつれレコードやラジオから流れるTボーン・ウォーカーやロニー・ジョンスンなどを聴いてブルースに親しむようになる。46年大都会メンフィスへ赴き、従兄弟のブルース・ギタリスト、ブッカ・ホワイトのもとで10ヶ月を過ごす。この時ホワイトの手ほどきによりブルース・ギターに開眼、チャンスを求めて48年には本格的にメンフィスに移り住んだ。キングはすぐに黒人ラジオ局WDIAでDJの職を得る。その時の愛称“Beal Street Blues Boy”(ビール・ストリートはメンフィスの目抜き通り)が後に“Blues Boy”に省略され、さらに短くなり“B.B.”となった。

1949年ナッシュヴィルのブレットに初録音を行った後、ロス・アンジェルスに拠点を置くビハリ兄弟のRPM(後のモダン/ケント)と契約を果たす。その頃のメンフィス録音では後にサン・レコードを興すサム・フィリップスがプロデュースをしていた。そして51年「3オクロック・ブルース」が最初のR&Bチャート1位を獲得。モダン/ケントに在籍したこの黄金の10年間でキングは30曲近くチャート・インさせ“ブルースの王様”としての地位を不動のものとする。

1962年ABCパラマウントに移籍。64年発表の『Live At The Regal』など数々の傑作ライヴ・アルバムを発表するなか、70年に「ザ・スリル・イズ・ゴーン」がポップ・チャート15位という最大のヒット、初のグラミー賞も受賞しキングの名はブルース・ファン以外にも広く知られるようになる。ロック、ジャズ、フュージョンなど様々なジャンルのアーティストと共演し、常に新しいことにチャレンジし続けたキングは、70~80年代にかけてもコンスタントにヒットを飛ばしていった。87年には<ロックンロールの殿堂>入りも果たす。90年代に入ってもキングは精力的にツアー活動を続け、93年にジョン・リー・フッカーやバディ・ガイらと共演した『Blues Summit』という傑作アルバムも発表。2000年にはエリック・クラプトンとの双頭アルバム『Riding With The King』を、そして80歳を迎えた05年にはエルトン・ジョン、ロジャー・ダルトリーなど多彩なゲストを擁した『80』を発表している。

糖尿病を患いステージでも椅子に座って弾くことが多くなり、残念ながら06年をもって海外ツアーから引退することを表明したキングだが、愛器「ルシール」とともに未だ現役として活躍し続けている。チョーキングを主体とする独特のスクィーズ・ギターを生み出し、後に続く多くのギタリストに多大な影響を与えたB.B.キング。まさに“ブルースの王様”と呼ぶに相応しい偉大なるブルースマンである。

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