V.A.(RE:SPULED BY JAY-J) ジェイ・J

ダンス・ミュージック・プロダクションの世界において、ジェイ・Jは彼のシグニチャーでもある「セクシーで、ソウルフルで、ダンスフロアを主体とした」スタイルの”利殖の才”のあるプロデューサーとして名声を確立した。

そのスタイルとは、ファンク、ソウル、そしてディスコのエレメントが、官能的なヴォーカルとブレンドされたスタイルである。

 ジェイ・Jはミゲル・ミグス、カスケード、マルケス・ワイアット、ヘイロー、ジュリアス・パップ、マーク・グラント、そしてダンス・ミュージックで最もリスペクトされるプロダクションの一つであるモウルトン・スタジオのクリス・ラムをはじめとする、多数のダンス業界のトップ・アイコンたちとコラボレートしてきた。彼らとのセッションからは、音楽のプロフェッショナルたちの注目を惹く、コンテポラリー・ダンスミュージックとしては世界規模の成功を収めたリリースが生まれた。

 2003年、ジェイ・Jはジル・スコット”He Loves Me”のリミックスでグラミー賞にノミネートされる。彼はまた、アリシア・キーズ、デイヴィッド・グレイ、リル・キム、コフィ・ブラウン、そしてドニー・マクラーキンなど著名なアーティストのリミックスも手掛け、2006年には、MTVオーストラリアがジェイ・Jに対し、アシュリー・シンプソがホストを務めたMTVオーストラリア・ビデオ・ミュージック・アワードへのパフォーマンス出演を依頼、レッド・カーペットや受賞式をあわせ、番組は(全世界で)13億人の視聴者を数えた。出演者はそのほかにスヌープ・ドッグ、ジェイムス・ブラント、ラッセル・クロウなどである。

 音楽業界のプロフェッショナルやメーカーたちは、最もホットで新しいテクノロジーの発達を明示するために、1度聴いたら耳から離れないジェイ・Jの音楽を採用した。ラトリス・バーネットをフェーチャーしたジェイ・J ”Make My Heart”は、デジデザインのICON統合コンソール・システム(2004)のサウンドトラックに使用された。アップル(コンピュータ)とデジデザインのコラボレーション企画である”Motivated By Music”は、ワールドワイドのキャンペーンとブラジル、メキシコ、イタリア、アメリカを周ったツアーのテーマにジェイ・Jの音楽をフューチャー。またSony Oxfordは音響の多様性とソフトウェア・プラグインの性能をデモンストレイトするために、ジェイ・Jの音楽をマスター・テンプレートとして採用。そしてアップルはジェイ・Jに、GarageBand(※macのレコーディング・ソフト)対応のリミックス・ツール、Jampack用に2曲のオリジナル曲制作を依頼した。

 現在、XM Radio、Music Choice、Di.Fm、Energy 92.7 FM(サンフランシスコ)、そしてKBIG 104 FM / Thump Radio(ロサンジェルス)などのシンジケーテッド・ラジオ番組※、それと世界50局以上のインターネット・ラジオでジェイ・Jの音楽を聴くことができる。

※同一プログラムを地域によって別々の放送局でオンエア

 ジェイ・Jの同業者たちは、この業界で最も影響力を持ち、リスペクトされ、多産な人物であると彼を捉えている。DJ、またプロデューサーとして、ほとんどの人が成し得ない、あくまで高いクオリティの作品をジェイ・Jは生み出してきた。

彼の新しいレーベル”Shifted Music”と共に、更にイノヴェイティヴでユニークなプロダクションを今後も期待できるだろう。