VALKYRIEN ALLSTARS ヴァルキリエン・オールスターズ

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トゥーヴァ・リーヴスダッテル・シーヴァッセン(Tuva Livsdatter Syvertsen):ヴォーカル、ハルダンゲル・フィドル

オーラ・ヒルメン(Ola Hilmen):ハルダンゲル・フィドル、ヴォーカル

エーリック・ソーリッド(Erik Sollid):ハルダンゲル・フィドル、ベース・フィドル(アップライト・ベース)、ヴォーカル

ヴァルキリエン・オールスターズは、まだ20代半ばの3人の若者――トゥーヴァ・リーヴスダッテル・シーヴァッセン、エーリック・ソーリッド、オーラ・ヒルメン――から成るノルウェーのフォーク・ミュージック・グループである。彼らは国民的な楽器であるハルダンゲル・フィドルを演奏し、歌う(リード・ヴォーカルは、唯一の女性メンバーであるトゥーヴァが担当している)。ヴァルキリエン・オールスターズとしての活動が始まったのは2002年からだが、音楽家としては子供の頃から練習を積んでいる。マグヌス・ラーシェン(ベース)とマッティン・ラングリー(ドラムス)が、ヴァルキリエン・オールスターズ・バンドの編成を完全なものにしている。

彼らの音楽の基礎は、ノルウェーの伝承曲(トラッド)にあるが、彼らはそのサウンドに新しい次元を与え、より現代的で視野の広い楽曲を生み出した。彼らは、他のジャンルや文化に根ざした音楽を取り入れて実験することを楽しんでいる。このやり方によって、彼らはフォーク・ミュージックを新しい段階へと進めることに成功しており、その分野においてはアヴァンギャルドとみなすこともできる存在である。トゥーヴァのヴォーカルは音楽にさらなる広がりを与えているが、彼らの歌い方はノルウェー本来の歌の伝統に基づいたものでもある。

ヴァルキリエン・オールスターズの最初のCD録音は、2007年のノルウェー版グラミー「スペルマン賞」にノミネートされた。また、ノルウェー国営放送局(NRK)の音楽コンペティション「シェンペヤンセン」でも投票によってファイナルまで進んだ。さらに、2008年9月には、「フォークアラーム」からノルウェーの「年間最優秀フォーク音楽アーティスト賞」を授与されている。

過去数年間の間に、彼らはノルウェー中のみならず、アイルランド、スウェーデン、オランダ、デンマーク、ロシア、ウクライナといった国々もツアーしており、2009年12月には日本ツアーも決まっている。

音楽は生きた活動であり、ただ聴かれるだけでなく、演奏しているところを観られるべきものだ、とはよく言われることである。この主張の真実は、ヴァルキリエン・オールスターズのコンサートに行くことで自ずと証明される。音楽には囲いも年齢もない、ただ偏見にとらわれない誠実さがあるだけだ。

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