NAGISA NI TE 渚にて

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渚にて(NAGISA NI TE)

1981年、柴山はソロEP「ピクニック・イン・ザ・ナイト」を100枚限定で自主制作。当時のインディーズ・レコードのブームのせいで無名ながらも数カ月で完売。

1981~86年頃にかけて、柴山は京都のロック・バンド「イディオット・オクロック」にドラマー/サックス奏者として在籍。「イディオット・オクロック」は、当時の京都のパンク・ロック・シーンを牽引していた企画団体「ビート・クレイジー」のメイン・バンドの一つとして、「コンチネンタル・キッズ」などと共に京大西部講堂を中心として積極的なライブ活動を行なう。

1986年、柴山は自主レーベル「オルグ・レコード」を立ち上げ、「ハレルヤズ」名義でソロLP『肉を喰らひて誓ひをたてよ』をリリース(その後PSFよりCDリイシュー)。この約10年後、このアルバムを偶然耳にしたイギリスの「パステルズ」のリーダー、スティーヴン・パステルが「渚にて」に注目、99年にはパステルズがハレルヤズの『肉を喰らひて~』収録の「星」をとりあげカヴァー、BBCジョン・ピール・ショーでも演奏する。2001年には彼のレーベル「ジオグラフィック」よりハレルヤズ/渚にての未発表テイクを含む編集盤『Songs for a simple moment』がイギリスでリリースされることになる(この日本盤はPヴァインより『ほんの少しのあいだ』PCD-3232として発売された)。

1989~91年にかけて「ラブ・ビーチ」として関西と東京でライブを数回行なう。

1992年「渚にて」と改め、1stアルバムのレコーディングを開始する。

『渚にて』(Pヴァイン PCD-5810)

オリジナル・リリース1995年。柴山1人の24トラック多重録音による制作方法のため、完成まで3年を要する。「渚にて」の原点とも言えるアルバム。GS、歌謡曲、現代音楽、プログレッシヴ・ロック、サイケデリック等々、雑多な音楽エッセンスを柴山の個人史的に抽出し構成してあるのが特徴。このアルバムの制作過程で柴山とパートナー竹田雅子との出会いがあった。頭士奈生樹、工藤冬里(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)その他がゲスト参加。

『太陽の世界』(Pヴァイン PCD-5605)

オリジナル・リリース1998年。竹田雅子がメンバーとして加入。前作とはうってかわってアコースティック・ギター、パーカッション、オカリナという最小限の生楽器編成でどこまでニュアンスの豊かさを出せるか、という可能性を追求した完全一発録りのライヴ・アルバム。緑魔子の「やさしいにっぽん人」の竹田によるカヴァーも収録。

『本当の世界』(Pヴァイン PCD-5603/4)

オリジナル・リリース1999年。竹田雅子のソング・ライター、ヴォーカリストとしての魅力と才能が一気に開花した、記念すべき2枚組。ラウドな3ピース・ロック・バンドとしての生々しさをとらえるため、スタジオ・ライブの形でストレートにレコーディング。はたまた竹田のシンプルな弾き語りなども加えて、さまざまなアプローチを展開。

『こんな感じ』(PヴァインPCD-5812)

2001年リリース。コア・メンバーの柴山伸二と竹田雅子の2人による演奏をメインとする制作方法のために、完成まで1年3ヶ月を費やした4枚目。召集されたゲスト・ミュージシャンは、頭士奈生樹(exイディオット・オクロック、非常階段)、ティム・バーンズ(ジム・オルーク・バンド)、山本精一(羅針盤、ボアダムス)、吉田正幸(羅針盤)、中崎博生(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)、中村宗一郎(exホワイト・ヘヴン)。それまでの3枚のアルバムの特徴を凝縮した上で、それまでにない新たな感覚を打ち出した内容となる。

2004年5月、5枚目『花とおなじ』(PCD-5859)リリース

2004年10月、ミニベスト『夢のサウンズ』(PCD-4098) リリース

その後も大阪を中心に精力的にライヴ活動を行なう。

そして2008年6月、『よすが』 リリース。

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